四半期報告書-第65期第1四半期(平成29年10月1日-平成29年12月31日)

【提出】
2018/02/13 9:52
【資料】
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【項目】
23項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)経営成績の分析
当第1四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、企業業績や雇用・所得環境に改善がみられ、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。
当社グループを取り巻く市場環境は、消費者の生活防衛意識の高まりから、節約志向、低価格志向が恒常化している一方、当社の主要原材料である原料海苔が収穫量の不安定なことなどにより仕入価格が高騰するなど、大変厳しい環境で推移いたしました。
このような状況のもと、当社では原料海苔仕入価格高騰によるコスト増を製品価格の値上げによりカバーするべく販売活動を展開するとともに、販売促進費を中心とした経費削減に注力し、経営効率の向上に努めてまいりました。
その結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は4,907百万円(前年同期比6.5%増)となりました。利益面におきましては、営業利益は259百万円(前年同期比19.4%増)、経常利益は259百万円(前年同期比16.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は242百万円(前年同期比65.7%増)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
(食品製造販売事業)
売上高を品目別に分類しますと、家庭用海苔につきましては、一部製品価格の値上げを実施したことおよび販売数量の増加により、売上高は1,961百万円(前年同期比9.2%増)となりました。進物品につきましては、ギフト市場の不振により、売上高は612百万円(前年同期比10.6%減)となりました。ふりかけ等につきましては、新製品の寄与により、売上高は977百万円(前年同期比6.3%増)となりました。業務用海苔につきましては、既存取引先での販売が増加し、売上高は1,343百万円(前年同期比12.3%増)となりました。
以上の結果、食品製造販売事業の売上高は4,904百万円(前年同期比6.5%増)、営業利益は258百万円(前年同期期比19.4%増)となりました。
(不動産賃貸事業)
不動産賃貸事業の売上高は、3百万円(前年同期比1.4%増)となり、営業利益は1百万円(前年同期比19.1%増)となりました。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べて761百万円増加し、13,223百万円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末に比べて525百万円増加し、10,192百万円となりました。これは主に、現金及び預金が815百万円、受取手形及び売掛金が710百万円それぞれ増加したこと、たな卸資産が974百万円減少したことによるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて236百万円増加し、3,031百万円となりました。これは主に、その他有形固定資産が193百万円、機械装置及び運搬具が39百万円それぞれ増加したことによるものであります。
(負債)
流動負債は、前連結会計年度末に比べて419百万円増加し、2,664百万円となりました。これは未払金が202百万円、その他(流動負債)が135百万円、支払手形及び買掛金が95百万円、未払法人税等が27百万円それぞれ増加したこと、賞与引当金が41百万円減少したことによるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて180百万円増加し、685百万円となりました。これは主に、長期借入金が183百万円増加したことによるものであります。
(純資産)
純資産合計は、前連結会計年度末に比べて161百万円増加し、9,873百万円となりました。これは主に、利益剰余金が166百万円増加したことによるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、11百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。