四半期報告書-第62期第3四半期(平成27年4月1日-平成27年6月30日)

【提出】
2015/08/12 9:59
【資料】
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【項目】
23項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)業績の状況
当第3四半期累計期間におけるわが国の経済は、政府の経済政策および日銀の追加金融緩和政策による円安と株価上昇により企業業績や雇用情勢に改善がみられる一方、海外の経済情勢が不安定なことや物価上昇懸念により、景気の先行きは依然として不透明なまま推移いたしました。
当社を取り巻く市場環境も、消費者の生活防衛意識の高まりから、節約志向、低価格志向が恒常化しており、製品販売価格は低迷が続いております。また、当社の主要原材料である原料海苔は、平成25年度の収穫期における不作の影響により仕入価格が高騰いたしましたが、平成26年度も漁期開始当初から品薄感により仕入価格は更に高騰し、大変厳しい環境となりました。
このような状況のもと、当社では引き続きコスト削減に努めてまいりましたが、原料海苔の高騰を自助努力では吸収しきれず、平成27年6月より一部製品の販売価格の引き上げを実施いたしました。
その結果、当第3四半期累計期間の売上高は11,991百万円(前年同期比1.7%増)となりました。利益面におきましては、原料海苔高騰が大きく影響し、営業利益は36百万円(前年同期比86.7%減)、経常利益は45百万円(前年同期比84.0%減)、四半期純利益は0百万円(前年同期比100.0%減)となりました。
以下、品目別売上高の状況は次のとおりであります。
家庭用海苔につきましては、消費者ニーズに合った製品の強化を図り、積極的な販売施策を推し進めた結果、売上高は4,839百万円(前年同期比7.4%増)となりました。進物品につきましては、ギフト市場の低迷が続いており、売上高は1,246百万円(前年同期比12.4%減)となりました。ふりかけ等につきましては、緑黄野菜ふりかけをはじめとするふりかけ製品は好調に推移したものの、しじみわかめスープ等の販売不振により、売上高は2,371百万円(前年同期比0.4%減)となりました。業務用海苔につきましては、既存取引先での販売が好調に推移したことにより、売上高は3,513百万円(前年同期比1.6%増)となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第3四半期累計期間における研究開発活動の金額は、30百万円であります。
なお、当第3四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。