四半期報告書-第63期第1四半期(平成27年10月1日-平成27年12月31日)

【提出】
2016/02/12 10:31
【資料】
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【項目】
24項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社は、前連結会計年度末より連結財務諸表を作成しているため、前年同四半期連結累計期間との比較分析は行っておりません。
(1)業績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、政府の経済政策および日銀の金融政策を背景に企業業績の改善や設備投資の増加、雇用情勢の改善等、景気は緩やかな回復基調が続きました。一方、円安による物価上昇懸念等により個人消費は伸び悩み、また海外の経済情勢が不安定なことにより、依然として先行き不透明なまま推移いたしました。
当社グループを取り巻く市場環境も、消費者の生活防衛意識の高まりから、節約志向、低価格志向が恒常化しており、製品販売価格は低迷が続いております。また、当社グループの主要原材料である原料海苔は、国内の収穫量の減少から仕入価格が高騰し、大変厳しい環境となりました。
このような状況のもと、当社では原料海苔仕入価格高騰によるコスト増を製品価格の値上げによりカバーするべく販売活動を展開するとともに、引き続き製造コストや販売促進費を中心とした経費削減に注力し、経営効率の向上に努めてまいりました。
その結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は4,786百万円となりました。利益面におきましては、営業利益は150百万円、経常利益は157百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は96百万円となりました。
なお、当社グループは食品製造事業の単一セグメントであるため、品目別売上高の状況を示すと次のとおりであります。
家庭用海苔につきましては、一部製品価格の値上げを実施したことなどにより、売上高は1,881百万円となりました。進物品につきましては、新製品の投入効果や既存品が好調に推移したことにより、売上高は717百万円となりました。ふりかけ等につきましては、主力品の「お茶漬亭10袋」が好調に推移したことや新製品の寄与により、売上高は873百万円となりました。業務用海苔につきましては、既存取引先での販売が好調に推移したことにより、売上高は1,261百万円となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、11百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。