有価証券報告書-第135期(平成27年1月1日-平成27年12月31日)

【提出】
2016/03/29 14:29
【資料】
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【項目】
136項目

企業結合等関係

(企業結合等関係)
(取得による企業結合)
当社は、バイオマス由来のバリアフィルム事業を展開するPlantic Technologies Limitedおよびその子会社6社の買収を決定し、Plantic Technologies Limitedの全株式を保有するGordon Merchant No.2 Pty Ltdと株式売買契約を締結しました。同契約に基づき2015年4月2日に同社の全株式を取得しました。
1.企業結合の概要
(1) 被取得企業の名称及び事業の内容
名称Plantic Technologies Limitedおよびその100%子会社6社
事業の内容バイオマス由来のバリア素材の製造・販売に関する事業

(2) 企業結合を行った主な理由
本買収は、世界的に顕在化している食品包装材料のバイオマス化というニーズに合致するバリア材の提供を可能にするものです。
また、独創性の高い技術で産業の新領域を開拓し、自然環境と生活環境の向上に寄与するという当社の企業ミッションに沿ったもので、<エバール>に代表されるバリア素材のリーディングカンパニーとして事業の更なる拡大を図るものです。
(3) 企業結合日
2015年4月2日
(4) 企業結合の法的形式
現金を対価とする株式の取得
(5) 結合後企業の名称
名称に変更はありません。
(6) 取得した議決権比率
100%
(7) 取得企業を決定するに至った主な根拠
現金を対価とする株式の取得であるため。
2.連結財務諸表に含まれている被取得企業の事業の業績の期間
2015年4月2日から2015年12月31日まで
3.被取得企業の取得原価及びその内訳
取得の対価5,521百万円
取得に直接要した費用83百万円
取得原価5,604百万円

4.企業結合契約に定められた条件付取得対価の内容及びそれらの今後の会計処理方針
Gordon Merchant No.2 Pty Ltdとの株式売買契約でアーンアウト条項(特定の業績指標達成水準等に応じて対価を追加で支払う条項)が付されており、将来において最大95百万米ドルの追加支払が生じる可能性があります。
追加支払が発生した場合には、取得時に支払ったものとみなして取得原価を修正し、のれんの金額およびのれんの償却額を修正することとしています。
5.発生したのれんの金額、発生原因、償却方法及び償却期間
(1) 発生したのれんの金額
2,457百万円
(2) 発生原因
期待される将来の超過収益力によるものです。
(3) 償却方法及び償却期間
20年間にわたる均等償却
6.企業結合日に受け入れた資産及び引き受けた負債の額並びにその主な内訳
流動資産1,362百万円
固定資産(注)1,638百万円
資産合計3,000百万円
流動負債543百万円
固定負債(注)83百万円
負債合計626百万円

(注)技術関連資産に配分した金額及びそれに係る繰延税金負債は含まれていません。
7.のれん以外の無形資産に配分された金額及びその主要な種類別の内訳並びに加重平均償却期間
技術関連資産1,105百万円償却期間14年

8.企業結合が連結会計年度開始の日に完了したと仮定した場合の当連結会計年度の連結損益計算書に及ぼす影
響の概算額及びその算定方法
(1) 連結損益計算書に及ぼす影響の概算額
売上高423百万円
営業利益△260百万円

(2) 概算額の算定方法
概算額の算定については2015年1月1日から3月31日までの期間のPlantic社の連結損益計算書の数値を基礎として算出しています。
なお、当該注記は監査証明を受けていません。