四半期報告書-第124期第2四半期(平成27年4月1日-平成27年6月30日)

【提出】
2015/08/04 9:15
【資料】
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【項目】
26項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 経営成績
当第2四半期累計期間の経営成績につきましては、以下のとおりであります。
なお、前事業年度(平成26年12月期)は決算期変更により、平成26年4月1日から平成26年12月31日までの9ヶ月間となっておりますので、参考として、前年同一期間(平成26年1月1日から平成26年6月30日までの6ヶ月間)との比較を記載しております。
区分(参考) 前年同一期間
(自 平成26年1月1日
至 平成26年6月30日)
当第2四半期累計期間
(自 平成27年1月1日
至 平成27年6月30日)
増減額増減率
売上高(百万円)26,94029,4342,4939.3%
営業利益(百万円)1,6872,46177445.9%
経常利益(百万円)1,7462,54179545.6%
四半期純利益(百万円)1,4101,63222215.8%

※平成26年1月1日から平成26年6月30日までの6ヶ月間の数値は、次のとおり算出しております。
平成26年1月~3月(平成26年3月期事業年度(12ヶ月間)-平成26年3月期第3四半期累計期間(9ヶ月間))
+平成26年4月~6月(平成26年12月期第1四半期累計期間(3ヶ月間))
売上高は、29,434百万円と前年同一期間に比べ2,493百万円(9.3%)増加しました。
主要な製品・商品の販売状況につきましては、平成26年5月から販売しております「リオナ錠(高リン血症治療剤)」が2,221百万円と前年同一期間に比べ1,950百万円(719.6%)増加したほか、「スタリビルド配合錠(抗HIV薬)」は1,411百万円と前年同一期間に比べ389百万円(38.1%)、「レミッチカプセル(血液透析患者における経口そう痒症改善剤)」は7,419百万円と前年同一期間に比べ378百万円(5.4%)とそれぞれ増加しました。なお、平成26年10月から販売しております「シダトレン スギ花粉舌下液(減感作療法(アレルゲン免疫療法)薬)」については152百万円となりました。
費用面におきましては、売上原価は売上高が増加したこと等により14,159百万円と前年同一期間に比べ1,647百万円(13.2%)増加し、販売費及び一般管理費は12,812百万円と前年同一期間に比べ71百万円(0.6%)増加しました。
以上の結果、営業利益は2,461百万円と前年同一期間に比べ774百万円(45.9%)増加し、経常利益は2,541百万円と前年同一期間に比べ795百万円(45.6%)増加しました。四半期純利益につきましては、1,632百万円と前年同一期間に比べ222百万円(15.8%)増加しました。
なお、東レ株式会社が製造販売承認を取得し、当社が日本国内において販売中の「レミッチカプセル」について、東レ株式会社は、本年5月に「慢性肝疾患患者におけるそう痒症の改善(既存治療で効果不十分な場合に限る)」(以下「新適応症」)を新たな効能又は効果として製造販売承認事項一部変更承認を取得しました。新適応症を対象とした医療機関への医薬情報提供活動については、当社と大日本住友製薬株式会社の間で締結したプロモーション契約に基づき、大日本住友製薬株式会社が本年5月から開始しております。
(2) 財政状態
当第2四半期会計期間末の総資産は、94,465百万円と前事業年度末に比べ1,915百万円(2.1%)増加しました。これは、キャッシュ・マネージメント・システム預託金が9,320百万円、受取手形及び売掛金が622百万円減少しましたが、現金及び預金が6,739百万円、有価証券が4,594百万円、商品及び製品が648百万円増加したこと等によるものです。
負債につきましては、12,961百万円と前事業年度末に比べ636百万円(5.2%)増加しました。これは、未払法人税等が644百万円増加したこと等によるものです。
純資産につきましては、81,504百万円と前事業年度末に比べ1,279百万円(1.6%)増加しました。これは、主に利益剰余金が1,066百万円増加したことによるものです。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期会計期間末の現金及び現金同等物の残高は、34,213百万円と前事業年度末に比べ2,319百万円(7.3%)増加しました。
なお、前第2四半期累計期間との比較については、前事業年度の決算期変更により比較対象となる期間が異なるため記載しておりません。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前四半期純利益が2,500百万円、減価償却費が700百万円、売上債権の減少額が622百万円となり、たな卸資産の増加額が885百万円、法人税等の支払額が239百万円となったこと等により2,809百万円の収入となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出が457百万円となりましたが、有価証券の売却及び償還による収入が900百万円となったこと等により233百万円の収入となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、主に配当金の支払額が565百万円となったことにより723百万円の支出となりました。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期累計期間において、当社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期累計期間の研究開発費の総額は2,350百万円であります。
なお、国内製造販売承認申請中である室内塵ダニアレルギー疾患(アレルギー性鼻炎)を対象とした減感作療法(アレルゲン免疫療法)薬「TO-203」(舌下錠)について、治療ニーズの高い小児適応に係る国内第Ⅲ相臨床試験を準備しております。