有価証券報告書-第92期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)

【提出】
2018/06/27 13:44
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【項目】
116項目
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりです。
① 財政状態及び経営成績の状況
当社グループは、「地球環境に配慮し、地域社会を大切にした、世界の人々から共感を得られる企業を目指す」、「信頼される商品を供給し続けることにより、グローバル市場でのトップクラスの香料会社を目指す」の経営基本方針の下、中期経営計画『TAKASAGO GLOBAL PLAN(GP-3)』(2015-2017年度)に取組み、「技術革新に基づく価値創造」、「挑戦する人材の育成」を通じて、創業100周年を迎える2020年に向けて飛躍的な成長を目指し、堅固なグローバル連結経営により事業を推進いたしました。
(経営成績の状況)
当連結会計年度の売上高は、前期比3.5%増の141,592百万円となりました。部門別売上高では、フレーバー部門は、ドイツ子会社等が好調に推移し、前期比1.5%増の83,312百万円、フレグランス部門は、フランス子会社等が好調に推移し、前期比6.3%増の38,183百万円、アロマイングリディエンツ部門は、主力品メントールが堅調に推移し、前期比8.4%増の11,409百万円、ファインケミカル部門は、医薬品中間体が伸長したことにより、前期比6.7%増の7,246百万円となりました。その他不動産部門は、前期比1.1%増の1,441百万円となりました。
利益面では、営業利益は前期比11.2%減の6,358百万円、経常利益は前期比13.2%減の6,720百万円となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比10.7%増の7,000百万円となりました。
セグメントにつきましては、日本は、当社のアロマイングリディエンツ部門が好調に推移し、売上高は65,340百万円(前期比0.3%減)、営業利益は2,631百万円(前期比5.1%増)となりました。米州は、米国子会社の基盤強化に伴うコスト増等により、売上高は32,359百万円(前期比2.9%増)、営業利益は610百万円(前期比45.7%減)となりました。欧州は、ドイツ子会社等が好調に推移し、売上高は22,083百万円(前期比21.2%増)、営業利益は1,224百万円(前期比92.8%増)となりました。アジアは、シンガポール子会社等が前期を下回り、売上高は21,809百万円(前期比1.2%増)、営業利益は1,771百万円(前期比32.9%減)となりました。
(財政状態の状況)
総資産は、前連結会計年度末と比較して13,625百万円増加し、190,760百万円となりました。主なものは、投資有価証券の増加5,944百万円、受取手形及び売掛金の増加3,944百万円であります。
負債は、前連結会計年度末と比較して2,434百万円増加し、92,357百万円となりました。主なものは、長期借入金の減少3,772百万円、支払手形及び買掛金の増加2,610百万円、繰延税金負債の増加1,608百万円、短期借入金の増加1,162百万円であります。
純資産は、前連結会計年度末と比較して11,191百万円増加し、98,402百万円となりました。主なものは、利益剰余金の増加6,013百万円、その他有価証券評価差額金の増加4,015百万円、為替換算調整勘定の増加1,045百万円であります。
以上により、自己資本比率は48.4%から50.8%に増加いたしました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前期より2,637百万円減少し(前期は1,749百万円の増加)、16,149百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金の増加は、8,478百万円(前期は14,747百万円の増加)となりました。主なものは、税金等調整前当期純利益7,062百万円、減価償却費5,792百万円、売上債権の増加3,474百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金の流出は、7,187百万円(前期は7,010百万円の流出)となりました。主なものは、有形固定資産の取得による支出5,695百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の流出は、3,973百万円(前期は5,471百万円の流出)となりました。主なものは、短期借入金の増加1,259百万円、長期借入れによる収入2,686百万円、長期借入金の返済による支出6,431百万円であります。
③ 生産、受注及び販売の実績
a. 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称金額(百万円)前期比(%)
日本49,7873.3
米州24,5751.0
欧州22,71422.0
アジア19,858△0.6
合計116,9355.2

(注)1. 金額は、販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。
2. 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b. 受注実績
受注生産を行わず、すべて見込生産によっております。
c. 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称金額(百万円)前期比(%)
日本65,340△0.3
米州32,3592.9
欧州22,08321.2
アジア21,8091.2
合計141,5923.5

(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載を省略しております。
3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積もり
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、見積りが必要となる事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。詳細は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.当社グループの当連結会計年度の経営成績等
当連結会計年度の売上高は、前期比3.5%増(為替の影響を除くと前期比1.6%増)の141,592百万円となりました。主な増収要因は、日本において、アロマイングリディエンツ部門が好調に推移した他、欧州において、ドイツ子会社等が好調に推移いたしました。また、国内売上高は65,340百万円、海外売上高は76,252百万円で、海外売上比率が54%と国内を上回っております。当連結会計年度の期中平均為替レートは、1ドル112円と前年比で3円の円安で推移し、1ユーロは127円と前期比で7円の円安で推移いたしました。
利益面では、営業利益は前期比11.2%減(為替の影響を除くと前期比12.5%減)の6,358百万円となりました。主な減益要因は、天然原料の価格の上昇、減価償却費及び販管費及び一般管理費の増加等によるものであります。親会社株主に帰属する当期純利益は前期比10.7%増の7,000百万円となりました。主な増益要因は、米国子会社において、当期の業績及び今後の業績見通しを踏まえ、繰延税金資産の回収可能性を慎重に検討した結果、回収可能性が見込まれる部分について繰延税金資産を計上いたしました。これに伴い、法人税等調整額△1,455 百万円(△は利益)を計上し、親会社株主に帰属する当期純利益が同額増加しております。
中期経営計画『TAKASAGO GLOBAL PLAN(GP-3)』(2015-2017年度)の最終年度である当連結会計年度は売上高160,000百万円、営業利益7,000百万円を目標としましたが、ともに未達となりました。売上が目標に達しなかった要因としては、まず目標設定時の想定為替レート(1ドル118円)より円高が進んだことによる下押し額が約8,100百万円あります。さらにシンガポール子会社や中国子会社の不調に加え、意欲的な目標を設定していたインド、メキシコ、ブラジルといった新興国での売上が想定ほど伸びなかったことも要因となります。営業利益については、過去2年間は目標を大きく上回ってきましたが、最終年度は、アジア地域での不調などが響き、目標未達となりました。
b.当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
c.当社グループの資本の財源及び資金の流動性
(キャッシュ・フローの状況)
キャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。
(資金需要)
当社グループにおける主な資金需要は、設備投資資金、運転資金、借入の返済及び利息の支払、配当金の支払並びに法人税の支払であります。
(資金の源泉)
当社グループは、主として営業活動によるキャッシュ・フロー、金融機関からの借入等を資金の源泉としております。なお、当連結会計年度末における長期借入金等の年度別返済予定額は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 ⑤連結附属明細表 借入金等明細表」に記載のとおりであります。

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