有価証券報告書-第93期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)

【提出】
2019/06/26 13:39
【資料】
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【項目】
157項目
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当社グループは、「地球環境に配慮し、地域社会を大切にした、世界の人々から共感を得られる企業を目指す」、「信頼される商品を供給し続けることにより、グローバル市場でのトップクラスの香料会社を目指す」の経営基本方針の下、創業100周年を迎える2020年に向けて飛躍的な成長を目指し、当社グループの有する全ての力を結集し、グループ一丸となって中期経営計画『TAKASAGO GLOBAL PLAN(One-T)』(2018-2020年度)に取り組んでおります。
(経営成績の状況)
当連結会計年度の売上高は、前期比6.3%増の150,516百万円となりました。部門別売上高では、フレーバー部門は、ドイツ子会社においてバニラ関連製品等が伸長し、前期比8.8%増の90,656百万円、フレグランス部門は、シンガポール子会社等において柔軟剤向けが堅調に推移し、前期比2.5%増の39,149百万円、アロマイングリディエンツ部門は、全般的な需給逼迫の影響に加え、市場価格の高騰により、主力品メントール等が好調に推移し、前期比12.2%増の12,802百万円、ファインケミカル部門は、医薬品中間体が前期を下回ったこと等により、前期比10.8%減の6,466百万円となりました。その他不動産部門は、前期比0.1%増の1,442百万円となりました。
利益面では、営業利益は前期比8.2%減の5,837百万円、経常利益は前期比0.7%増の6,764百万円となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比31.8%減の4,772百万円となりました。
セグメントにつきましては、日本は、当社のフレーバー部門及び国内子会社が堅調に推移し、売上高は67,694百万円(前期比3.6%増)となったものの、当社における原料高騰の影響等により、営業利益は2,549百万円(前期比3.1%減)となりました。米州は、米国子会社のフレーバー部門が好調に推移し、売上高は32,895百万円(前期比1.7%増)となったものの、フレグランス部門における原料高騰の影響等により、営業損失は94百万円(前期は営業利益610百万円)となりました。欧州は、ドイツ子会社に加え、アロマイングリディエンツ事業のスペイン子会社が好調に推移し、売上高は25,453百万円(前期比15.3%増)、営業利益は1,679百万円(前期比37.2%増)となりました。アジアは、シンガポール子会社の伸長に加え、中国子会社も堅調に推移したことにより、売上高は24,473百万円(前期比12.2%増)となったものの、当該各子会社のフレグランス部門における原料高騰が響いて、営業利益は1,405百万円(前期比20.7%減)となりました。
(財政状態の状況)
総資産は、前連結会計年度末と比較して3,558百万円減少し、186,214百万円となりました。主なものは、有形固定資産の減少2,278百万円、投資有価証券の減少2,495百万円であります。
負債は、前連結会計年度末と比較して2,552百万円減少し、88,817百万円となりました。主なものは、長期借入金の減少2,271百万円であります。
純資産は、前連結会計年度末と比較して1,006百万円減少し、97,396百万円となりました。主なものは、利益剰余金の増加3,686百万円、為替換算調整勘定の減少2,043百万円、その他有価証券評価差額金の減少1,449百万円、退職給付に係る調整累計額の減少1,117百万円であります。
以上により、自己資本比率は51.0%から51.5%に増加いたしました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より1,836百万円減少し(前期は2,637百万円の減少)、14,312百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金の増加は、6,113百万円(前期は8,478百万円の増加)となりました。主なものは、税金等調整前当期純利益6,842百万円、減価償却費6,196百万円、たな卸資産の増加4,428百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金の流出は、5,816百万円(前期は7,187百万円の流出)となりました。主なものは、有形固定資産の取得による支出4,653百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の流出は、2,180百万円(前期は3,973百万円の流出)となりました。主なものは、長期借入れによる収入5,350百万円、長期借入金の返済による支出7,151百万円であります。
③ 生産、受注及び販売の実績
a. 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称金額(百万円)前期比(%)
日本50,9082.3
米州25,8565.2
欧州26,61017.2
アジア22,76814.7
合計126,1437.9

(注)1. 金額は、販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。
2. 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b. 受注実績
受注生産を行わず、すべて見込生産によっております。
c. 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称金額(百万円)前期比(%)
日本67,6943.6
米州32,8951.7
欧州25,45315.3
アジア24,47312.2
合計150,5166.3

(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載を省略しております。
3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積もり
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、見積りが必要となる事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。詳細は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.当社グループの当連結会計年度の経営成績等
当社グループは、当連結会計年度から中期経営計画『TAKASAGO GLOBAL PLAN(One-T)』(2018-2020年度)(以下『One-T』という。)に取り組んでおります。『One-T』では、事業成長戦略の推進並びに利益体質の改善に注力し、連結売上高及び連結営業利益率の数値目標を掲げております。
『One-T』の初年度である当連結会計年度の売上高は、前期比6.3%増(為替の影響を除くと前期比6.5%増)の150,516百万円となり、過去最高を更新いたしました。主な増収要因は、日本において、飲料向けが好調だったフレーバー部門とメントールの販売が伸びたアロマイングリディエンツ部門が好調に推移したことに加えて、欧州において、ドイツ子会社がバニラを使用した菓子、乳製品用フレーバーの販売が好調に推移いたしました。また、国内売上高は67,694百万円、海外売上高は82,822百万円で、海外売上比率が55%と国内を上回っております。なお、当連結会計年度の期中平均為替レートは、1ドル110円と前期比で2円の円高で推移し、1ユーロは130円と前期比で3円の円安で推移いたしました。
利益面では、営業利益は前期比8.2%減(為替の影響を除くと前期比8.9%減)の5,837百万円となりました。主な減益要因は、原料価格の上昇及び販売費及び一般管理費の増加等によるものであります。原料価格の上昇は、広く当社グループの業績に影響を与えており、特にフレグランス部門とアロマイングリディエンツ部門における主力のメントールが影響を受けております。親会社株主に帰属する当期純利益は、米国子会社において、減損損失を特別損失に計上したこと等もあり、前期比31.8%減の4,772百万円となりました。
b.当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
c.当社グループの資本の財源及び資金の流動性
(キャッシュ・フローの状況)
キャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。
(資金需要)
当社グループにおける主な資金需要は、設備投資資金、運転資金、借入の返済及び利息の支払、配当金の支払並びに法人税の支払であります。
(資金の源泉)
当社グループは、主として営業活動によるキャッシュ・フロー、金融機関からの借入等を資金の源泉としております。なお、当連結会計年度末における長期借入金等の年度別返済予定額は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 ⑤連結附属明細表 借入金等明細表」に記載のとおりであります。

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