有価証券報告書-第63期(平成25年10月1日-平成26年9月30日)

【提出】
2014/12/22 10:30
【資料】
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【項目】
112項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 財政状態の分析
① 資産
当連結会計年度末における連結ベースの総資産は、前連結会計年度末に比べ4億91百万円増加し450億74百万円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末に比べ5億3百万円増加し220億72百万円になりました。これは主に、有価証券が15億80百万円、商品及び製品が1億86百万円、原材料及び貯蔵品が1億40百万円増加した一方で、現金及び預金が6億77百万円、受取手形及び売掛金が7億91百万円それぞれ減少したことによるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べ11百万円減少し230億2百万円となりました。これは主に、建物及び構築物が8億60百万円、投資有価証券が2億4百万円増加し、土地が99百万円、建設仮勘定が6億75百万円、投資その他の資産に含まれます保険積立金が2億円それぞれ減少したことによるものであります。
② 負債
当連結会計年度末の負債合計は51億70百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億18百万円の減少となりました。
流動負債は、前連結会計年度末に比べ3億79百万円減少の33億59百万円となりました。これは主に、未払金が64百万円増加した一方、支払手形及び買掛金が2億43百万円、未払法人税等が1億81百万円減少したことなどによるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べ61百万円増加し18億10百万円となりました。これは主に、繰延税金負債が93百万円、その他固定負債が1億28百万円増加し、長期前受収益が1億78百万円減少したことによるものであります。
③ 純資産
当連結会計年度末の純資産合計は399億4百万円となり、前連結会計年度末に比べ8億9百万円の増加となりました。
株主資本は、前連結会計年度末に比べ6億73百万円増加し393億33百万円となりました。当期純利益の計上による18億12百万円の増加、6億25百万円の自己株式の買付及び5億12百万円の配当の実施による減少が主な要因であります。
(2) 経営成績の分析
① 売上高、営業利益及び経常利益
当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度を8億86百万円下回る175億50百万円(前期比4.8%減)となりました。肥料事業は夏季の天候不順や、6月以降の肥料価格の値下げによる買い控え・先送りの影響で、4億円の減収となりました。商社事業は消費税増税後の反動もあり、7億14百万円の減収となりました。不動産賃貸事業は、建替えを行っておりましたNFC名駅ビルが賃貸を開始し、1億99百万円の増収となりました。その他事業ではホテル・運送・倉庫の各事業ともに稼働率の改善に努めましたが、その他事業全体で6百万円の減収となりました。
売上原価は前連結会計年度を10億45百万円下回り、販売費及び一般管理費についても16百万円減少しましたので、営業利益は前連結会計年度を1億76百万円上回る、23億39百万円となりました。
デリバティブ評価益が計上されておりました前連結会計年度と比較しますと、営業外収益は4億16百万円減少したため、経常利益は前連結会計年度を2億20百万円下回る28億54百万円となりました。
② 当期純利益
当連結会計年度は、特別利益として固定資産売却益を1億4百万円計上しております。特別損失の52百万円は売却予定資産の減損損失を計上したことによるものであり、特別損失は27百万円増加しております。
これらにより、当連結会計年度の当期純利益は前連結会計年度を93百万円下回る、18億12百万円となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
キャッシュ・フローの状況の分析につきましては、「第2[事業の状況]1[業績等の概要](2)キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。