四半期報告書-第96期第3四半期(令和2年7月1日-令和2年9月30日)
(1) 経営成績
当第3四半期連結累計期間(2020年1月1日から2020年9月30日まで)における当社グループを取り巻く世界経済は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受けました。中国では、2月頃から景気が減速したものの、4月頃より持ち直しています。また、欧州、米国、日本などでは、3月から景気が急速に悪化したものの、5月頃より経済活動の再開が段階的に進められ、7月より持ち直しつつあります。但し、依然として感染拡大による影響の長期化が見込まれており、先行きは不透明な状況です。
このような環境の下、当社グループでは、新型コロナウイルス感染拡大による自動車用ガラスや建築用ガラス、輸送機器向けフッ素関連製品などの需要減少や東南アジアにおけるクロールアルカリ製品の販売価格下落などの影響を受けました。加えて、建築用ガラスおよび液晶用ガラス基板の販売価格が下落しました。しかしながら、電子部材および液晶用ガラス基板、ライフサイエンス製品は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けず、出荷が増加しました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は前第3四半期連結累計期間比1,110億円(9.9%)減の10,128億円となりました。営業利益は、同330億円(44.9%)減の406億円となりました。税引前四半期利益は、同245億円(48.5%)減の260億円となり、親会社の所有者に帰属する四半期純利益は、同154億円(53.2%)減の135億円となりました。
<当第3四半期連結累計期間の業績>(億円:千万単位四捨五入)
なお、営業利益(前第3四半期連結累計期間比△330億円)の主な増減要因は以下のとおりです。
<報告セグメント別の概況>(億円:千万単位四捨五入)
当第3四半期連結累計期間における各報告セグメントの業績は、以下のとおりです。
① ガラス
建築用ガラスは、新型コロナウイルス感染拡大の影響により南米などを除く地域で、需要が減少しました。また、日本を除く地域における販売価格下落の影響も加わり、前年同期に比べ減収となりました。自動車用ガラスは、新型コロナウイルスの感染拡大および景況感悪化による世界的な自動車生産台数減少の影響を受け、当社グループの出荷は減少し、前年同期に比べ減収となりました。
以上の結果から、当第3四半期連結累計期間のガラスの売上高は、前第3四半期連結累計期間比934億円(16.7%)減の4,659億円となりました。営業利益は、前述の減収要因および製造設備の大幅な稼働調整による製造原価悪化により、同316億円減の219億円の損失となりました。
② 電子
ディスプレイは、液晶用ガラス基板は販売価格が下落したものの、出荷が増加しました。ディスプレイ用特殊ガラスは、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、スマートフォンの販売台数が減少したことから出荷は減少しました。ディスプレイの売上高としては、液晶用ガラス基板の出荷増の効果が大きく、前年同期に比べ増収となりました。電子部材は、オプトエレクトロニクス用部材およびEUV露光用フォトマスクブランクス等の半導体関連製品の出荷がともに増加しました。また、2019年6月に買収したTaconic社のプリント基板材料事業等の売上高が寄与したこともあり、前年同期に比べ増収となりました。
以上の結果から、当第3四半期連結累計期間の電子の売上高は、前第3四半期連結累計期間比94億円(4.7%)増の2,101億円となり、営業利益は同103億円(60.9%)増の272億円となりました。
③ 化学品
クロールアルカリ・ウレタンは、新型コロナウイルス感染拡大の影響による、東南アジアでの苛性ソーダ、塩化ビニル樹脂の販売価格の下落などにより、前年同期に比べ減収となりました。フッ素・スペシャリティは、新型コロナウイルス感染拡大の影響により自動車・航空機などの輸送機器向けフッ素関連製品の販売が減少したため、前年同期に比べ減収となりました。ライフサイエンスは、合成医農薬、バイオ医薬品ともに受託件数が増加したことにより、前年同期に比べ増収となりました。
以上の結果から、当第3四半期連結累計期間の化学品の売上高は、前第3四半期連結累計期間比267億円(7.7%)減の3,216億円となり、営業利益は同114億円(26.0%)減の325億円となりました。
各報告セグメントに属する主要な製品の種類は以下のとおりです。
上記製品の他、当社グループは、セラミックス製品、物流・金融サービス等も扱っています。
(2) 財政状態
○資産
当第3四半期連結会計期間末の資産は、前連結会計年度末比1,825億円増の25,179億円となりました。これは主に、現金及び現金同等物が増加したことによるものであります。
○負債
当第3四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末比2,719億円増の13,246億円となりました。これは主に、有利子負債が増加したことによるものであります。
○資本
当第3四半期連結会計期間末の資本は、前連結会計年度末比894億円減の11,933億円となりました。これは主に、前期末比で円高になったことにより在外営業活動体の換算差額が減少したことによるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末より1,977億円(173.7%)増加し、3,114億円となりました。
① 営業活動によるキャッシュ・フロー
当第3四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、1,552億円の収入(前年同期は1,541億円の収入)となりました。
② 投資活動によるキャッシュ・フロー
当第3四半期連結累計期間の投資活動によるキャッシュ・フローは、1,736億円の支出(前年同期は1,512億円の支出)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出等があったことによるものであります。
③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
当第3四半期連結累計期間の財務活動によるキャッシュ・フローは、2,214億円の収入(前年同期は17億円の収入)となりました。これは、配当金の支払等があった一方で、短期及び長期有利子負債の借入による収入があったことによるものであります。
(4) 対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。また、当第3四半期連結累計期間において新たな課題も発生しておりません。
(5) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発費は33,586百万円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第3四半期連結累計期間(2020年1月1日から2020年9月30日まで)における当社グループを取り巻く世界経済は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受けました。中国では、2月頃から景気が減速したものの、4月頃より持ち直しています。また、欧州、米国、日本などでは、3月から景気が急速に悪化したものの、5月頃より経済活動の再開が段階的に進められ、7月より持ち直しつつあります。但し、依然として感染拡大による影響の長期化が見込まれており、先行きは不透明な状況です。
このような環境の下、当社グループでは、新型コロナウイルス感染拡大による自動車用ガラスや建築用ガラス、輸送機器向けフッ素関連製品などの需要減少や東南アジアにおけるクロールアルカリ製品の販売価格下落などの影響を受けました。加えて、建築用ガラスおよび液晶用ガラス基板の販売価格が下落しました。しかしながら、電子部材および液晶用ガラス基板、ライフサイエンス製品は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けず、出荷が増加しました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は前第3四半期連結累計期間比1,110億円(9.9%)減の10,128億円となりました。営業利益は、同330億円(44.9%)減の406億円となりました。税引前四半期利益は、同245億円(48.5%)減の260億円となり、親会社の所有者に帰属する四半期純利益は、同154億円(53.2%)減の135億円となりました。
<当第3四半期連結累計期間の業績>(億円:千万単位四捨五入)
| 売上高 | 10,128億円 | (前第3四半期連結累計期間比 9.9%減) | |
| 営業利益 | 406億円 | (前第3四半期連結累計期間比 44.9%減) | |
| 税引前四半期利益 | 260億円 | (前第3四半期連結累計期間比 48.5%減) | |
| 親会社の所有者に帰属する四半期純利益 | 135億円 | (前第3四半期連結累計期間比 53.2%減) | |
なお、営業利益(前第3四半期連結累計期間比△330億円)の主な増減要因は以下のとおりです。
| 販売数量・品種構成 | △141億円 |
| 販売価格 | △244億円 |
| 原燃材料価格 | +18億円 |
| コストその他 | +36億円 |
<報告セグメント別の概況>(億円:千万単位四捨五入)
| 売上高 | 営業利益 | |||
| 当第3四半期 連結累計期間 | 前第3四半期 連結累計期間 | 当第3四半期 連結累計期間 | 前第3四半期 連結累計期間 | |
| ガラス | 4,659 | 5,592 | △219 | 97 |
| 電子 | 2,101 | 2,007 | 272 | 169 |
| 化学品 | 3,216 | 3,483 | 325 | 439 |
| セラミックス・その他 | 577 | 610 | 29 | 31 |
| 消去又は全社 | △424 | △455 | △1 | 0 |
| 合計 | 10,128 | 11,238 | 406 | 736 |
当第3四半期連結累計期間における各報告セグメントの業績は、以下のとおりです。
① ガラス
建築用ガラスは、新型コロナウイルス感染拡大の影響により南米などを除く地域で、需要が減少しました。また、日本を除く地域における販売価格下落の影響も加わり、前年同期に比べ減収となりました。自動車用ガラスは、新型コロナウイルスの感染拡大および景況感悪化による世界的な自動車生産台数減少の影響を受け、当社グループの出荷は減少し、前年同期に比べ減収となりました。
以上の結果から、当第3四半期連結累計期間のガラスの売上高は、前第3四半期連結累計期間比934億円(16.7%)減の4,659億円となりました。営業利益は、前述の減収要因および製造設備の大幅な稼働調整による製造原価悪化により、同316億円減の219億円の損失となりました。
② 電子
ディスプレイは、液晶用ガラス基板は販売価格が下落したものの、出荷が増加しました。ディスプレイ用特殊ガラスは、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、スマートフォンの販売台数が減少したことから出荷は減少しました。ディスプレイの売上高としては、液晶用ガラス基板の出荷増の効果が大きく、前年同期に比べ増収となりました。電子部材は、オプトエレクトロニクス用部材およびEUV露光用フォトマスクブランクス等の半導体関連製品の出荷がともに増加しました。また、2019年6月に買収したTaconic社のプリント基板材料事業等の売上高が寄与したこともあり、前年同期に比べ増収となりました。
以上の結果から、当第3四半期連結累計期間の電子の売上高は、前第3四半期連結累計期間比94億円(4.7%)増の2,101億円となり、営業利益は同103億円(60.9%)増の272億円となりました。
③ 化学品
クロールアルカリ・ウレタンは、新型コロナウイルス感染拡大の影響による、東南アジアでの苛性ソーダ、塩化ビニル樹脂の販売価格の下落などにより、前年同期に比べ減収となりました。フッ素・スペシャリティは、新型コロナウイルス感染拡大の影響により自動車・航空機などの輸送機器向けフッ素関連製品の販売が減少したため、前年同期に比べ減収となりました。ライフサイエンスは、合成医農薬、バイオ医薬品ともに受託件数が増加したことにより、前年同期に比べ増収となりました。
以上の結果から、当第3四半期連結累計期間の化学品の売上高は、前第3四半期連結累計期間比267億円(7.7%)減の3,216億円となり、営業利益は同114億円(26.0%)減の325億円となりました。
各報告セグメントに属する主要な製品の種類は以下のとおりです。
| 報告セグメント | 主要製品 |
| ガラス | フロート板ガラス、型板ガラス、網入り磨板ガラス、Low-E(低放射)ガラス、装飾ガラス、 建築用加工ガラス(断熱・遮熱複層ガラス、防災・防犯ガラス、防・耐火ガラス等)、自動車用ガラス、車載ディスプレイ用カバーガラス等 |
| 電子 | 液晶用ガラス基板、有機EL用ガラス基板、ディスプレイ用特殊ガラス、ディスプレイ用周辺部材、ソーラー用ガラス、産業用加工ガラス、半導体プロセス用部材、オプトエレクトロニクス用部材、プリント基板材料、照明用製品、理化学用製品等 |
| 化学品 | 塩化ビニル、塩化ビニル原料、苛性ソーダ、ウレタン原料、フッ素樹脂、撥水撥油剤、ガス、溶剤、医農薬中間体・原体、ヨウ素製品等 |
上記製品の他、当社グループは、セラミックス製品、物流・金融サービス等も扱っています。
(2) 財政状態
○資産
当第3四半期連結会計期間末の資産は、前連結会計年度末比1,825億円増の25,179億円となりました。これは主に、現金及び現金同等物が増加したことによるものであります。
○負債
当第3四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末比2,719億円増の13,246億円となりました。これは主に、有利子負債が増加したことによるものであります。
○資本
当第3四半期連結会計期間末の資本は、前連結会計年度末比894億円減の11,933億円となりました。これは主に、前期末比で円高になったことにより在外営業活動体の換算差額が減少したことによるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末より1,977億円(173.7%)増加し、3,114億円となりました。
① 営業活動によるキャッシュ・フロー
当第3四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、1,552億円の収入(前年同期は1,541億円の収入)となりました。
② 投資活動によるキャッシュ・フロー
当第3四半期連結累計期間の投資活動によるキャッシュ・フローは、1,736億円の支出(前年同期は1,512億円の支出)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出等があったことによるものであります。
③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
当第3四半期連結累計期間の財務活動によるキャッシュ・フローは、2,214億円の収入(前年同期は17億円の収入)となりました。これは、配当金の支払等があった一方で、短期及び長期有利子負債の借入による収入があったことによるものであります。
(4) 対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。また、当第3四半期連結累計期間において新たな課題も発生しておりません。
(5) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発費は33,586百万円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、研究開発活動の状況に重要な変更はありません。