四半期報告書-第153期第2四半期(平成30年7月1日-平成30年9月30日)
「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態の状況については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前連結会計年度との比較・分析を行っております。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間における日本経済は、雇用や所得環境の改善から緩やかな回復基調が続きました。海外では、米国や欧州など先進国で回復基調が続いた一方で、中国では経済成長率の伸びが鈍化するなど景気に減速傾向がみられました。
当社グループにおきましては、電力関連事業では、がいしの国内需要の減少に加え、海外向けの出荷が低調に推移いたしました。セラミックス事業では、欧州乗用車のディーゼル比率低下に伴いSiC製DPF(ディーゼル・パティキュレート・フィルター)の出荷が減少した一方で、欧州の排ガス規制の強化によりガソリン乗用車用GPF(ガソリン・パティキュレート・フィルター)やセンサーの物量が増加しました。エレクトロニクス事業では、中国の携帯基地局投資の停滞を背景にパッケージの需要が低調に推移した一方、SAWフィルター用複合ウエハーやHDD用圧電素子の需要が増加しました。プロセステクノロジー事業では、半導体の高積層化・微細化を背景に半導体製造装置用製品の物量が増加しました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は、前年同期比3.8%増の2,281億63百万円となりました。利益面では、売上高が増加したものの研究開発費や減価償却費等が増加した影響等により営業利益は前年同期比0.4%減の357億33百万円、経常利益は前年同期並みの342億34百万円となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、2014年3月期に決議した海外子会社の清算結了に伴い税負担が軽減し、同24.8%増の247億5百万円となりました。
セグメント別には、電力関連事業では売上高は前年同期比11.1%減の242億円、営業損益は31億19百万円の営業損失(前年同期は21億9百万円の営業損失)、セラミックス事業では売上高は同3.5%増の1,226億30百万円、営業利益は同0.3%減の288億60百万円、エレクトロニクス事業では売上高は同1.3%増の302億57百万円、営業利益は同2億81百万円増の3億11百万円、プロセステクノロジー事業では売上高は同15.2%増の524億92百万円、営業利益は同7.6%増の96億76百万円となりました。
なお、第1四半期連結会計期間より、組織変更に伴い「電力関連事業」、「セラミックス事業」、「エレクトロニクス事業」としていた報告セグメントを「電力関連事業」、「セラミックス事業」、「エレクトロニクス事業」及び「プロセステクノロジー事業」に変更しており、各セグメントの前年同期比につきましては、前年同期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた上で算出しております。
(2)財政状態及びキャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べて412億24百万円増加の8,674億67百万円となりました。これは主として、有形固定資産やたな卸資産が増加したことによるものであります。
負債合計は、前連結会計年度末に比べて159億12百万円増加の3,692億92百万円となりました。これは主として、社債が増加したことによるものであります。
また、純資産合計は、利益剰余金や為替換算調整勘定の増加により、前連結会計年度末に比べ253億12百万円増加の4,981億75百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローの状況は、営業活動による326億55百万円の収入、投資活動による517億65百万円の支出、財務活動による89億5百万円の収入となりました。
[営業活動によるキャッシュ・フロー]
当第2四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、たな卸資産の増加による支出や法人税等の支払いがあったものの、税金等調整前四半期純利益324億33百万円に減価償却費を加え、合計では326億55百万円の収入となりました。前年同期との比較では、112億74百万円の収入増となりました。
[投資活動によるキャッシュ・フロー]
当第2四半期連結累計期間の投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の売却及び償還による収入の一方、有形固定資産や有価証券の取得などから合計では517億65百万円の支出となりました。前年同期との比較では、245億21百万円の支出増となりました。
[財務活動によるキャッシュ・フロー]
当第2四半期連結累計期間の財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払いや長期借入金の返済による支出の一方、社債の発行や長期借入れによる収入などから合計で89億5百万円の収入となりました。前年同期との比較では、170億90百万円の収入減となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の当社グループ全体の研究開発費は105億89百万円であり、この中には当社グループ外部からの受託研究にかかわる費用4億81百万円が含まれております。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間における日本経済は、雇用や所得環境の改善から緩やかな回復基調が続きました。海外では、米国や欧州など先進国で回復基調が続いた一方で、中国では経済成長率の伸びが鈍化するなど景気に減速傾向がみられました。
当社グループにおきましては、電力関連事業では、がいしの国内需要の減少に加え、海外向けの出荷が低調に推移いたしました。セラミックス事業では、欧州乗用車のディーゼル比率低下に伴いSiC製DPF(ディーゼル・パティキュレート・フィルター)の出荷が減少した一方で、欧州の排ガス規制の強化によりガソリン乗用車用GPF(ガソリン・パティキュレート・フィルター)やセンサーの物量が増加しました。エレクトロニクス事業では、中国の携帯基地局投資の停滞を背景にパッケージの需要が低調に推移した一方、SAWフィルター用複合ウエハーやHDD用圧電素子の需要が増加しました。プロセステクノロジー事業では、半導体の高積層化・微細化を背景に半導体製造装置用製品の物量が増加しました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は、前年同期比3.8%増の2,281億63百万円となりました。利益面では、売上高が増加したものの研究開発費や減価償却費等が増加した影響等により営業利益は前年同期比0.4%減の357億33百万円、経常利益は前年同期並みの342億34百万円となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、2014年3月期に決議した海外子会社の清算結了に伴い税負担が軽減し、同24.8%増の247億5百万円となりました。
セグメント別には、電力関連事業では売上高は前年同期比11.1%減の242億円、営業損益は31億19百万円の営業損失(前年同期は21億9百万円の営業損失)、セラミックス事業では売上高は同3.5%増の1,226億30百万円、営業利益は同0.3%減の288億60百万円、エレクトロニクス事業では売上高は同1.3%増の302億57百万円、営業利益は同2億81百万円増の3億11百万円、プロセステクノロジー事業では売上高は同15.2%増の524億92百万円、営業利益は同7.6%増の96億76百万円となりました。
なお、第1四半期連結会計期間より、組織変更に伴い「電力関連事業」、「セラミックス事業」、「エレクトロニクス事業」としていた報告セグメントを「電力関連事業」、「セラミックス事業」、「エレクトロニクス事業」及び「プロセステクノロジー事業」に変更しており、各セグメントの前年同期比につきましては、前年同期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた上で算出しております。
(2)財政状態及びキャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べて412億24百万円増加の8,674億67百万円となりました。これは主として、有形固定資産やたな卸資産が増加したことによるものであります。
負債合計は、前連結会計年度末に比べて159億12百万円増加の3,692億92百万円となりました。これは主として、社債が増加したことによるものであります。
また、純資産合計は、利益剰余金や為替換算調整勘定の増加により、前連結会計年度末に比べ253億12百万円増加の4,981億75百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローの状況は、営業活動による326億55百万円の収入、投資活動による517億65百万円の支出、財務活動による89億5百万円の収入となりました。
[営業活動によるキャッシュ・フロー]
当第2四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、たな卸資産の増加による支出や法人税等の支払いがあったものの、税金等調整前四半期純利益324億33百万円に減価償却費を加え、合計では326億55百万円の収入となりました。前年同期との比較では、112億74百万円の収入増となりました。
[投資活動によるキャッシュ・フロー]
当第2四半期連結累計期間の投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の売却及び償還による収入の一方、有形固定資産や有価証券の取得などから合計では517億65百万円の支出となりました。前年同期との比較では、245億21百万円の支出増となりました。
[財務活動によるキャッシュ・フロー]
当第2四半期連結累計期間の財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払いや長期借入金の返済による支出の一方、社債の発行や長期借入れによる収入などから合計で89億5百万円の収入となりました。前年同期との比較では、170億90百万円の収入減となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の当社グループ全体の研究開発費は105億89百万円であり、この中には当社グループ外部からの受託研究にかかわる費用4億81百万円が含まれております。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。