有価証券報告書-第106期(2024/04/01-2025/03/31)
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次の通りであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国の経済情勢は、緩やかに持ち直したものの、依然として不透明な状況で推移しました。世界経済においても堅調に推移したものの、米国での新政権発足に伴う関税政策の影響や、ウクライナ情勢や中東情勢の緊迫化などによる地政学リスクの継続、中国経済の停滞に起因する経済及び鉄鋼需要の下振れリスクが懸念され、先行きの見通せない状況が続きました。
このような環境のもと、当社グループは品質第一の考えをもとに売上増加と生産性向上に全力で取り組んで参りました。主力製品である製鋼用耐火物をはじめ、ファインセラミックス等の先端素材技術や環境創造技術へ挑戦し、コスト削減など経営合理化も進めて参りました。
その結果、当連結会計年度末においては次の通りの財政状態となりました。
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産は、前連結会計年度末に比べ23億76百万円増加(前期比7.0%増)し、363億9百万円となりました。その主な要因は現金及び預金の増加(10億31百万円)、受取手形及び売掛金の増加(3億42百万円)によるものであります。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産は、前連結会計年度末に比べ1億7百万円減少(前期比0.5%減)し、228億60百万円となりました。建設仮勘定の増加(4億42百万円)、投資有価証券の売却・時価評価等の減少(4億1百万円)によるものであります。
(負債)
当連結会計年度末における負債は、前連結会計年度末に比べ62百万円増加(前期比0.5%増)し、117億98百万円となりました。その主な要因は未払法人税等の増加(2億86百万円)、退職給付に係る負債の減少(1億59百万円)によるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末に比べ22億6百万円増加(前期比4.9%増)し、473億71百万円となりました。その主な要因は利益剰余金の増加(23億88百万円)、その他有価証券評価差額金の減少(6億37百万円)によるものであります。
この結果、当連結会計年度末の自己資本比率は69.1%となり、前連結会計年度末(68.9%)と比べ0.2ポイント上昇し、1株当たり純資産額は920円65銭と前連結会計年度末に比べ35円92銭増加しております。
当連結会計年度においては次の通りの経営成績となりました。
連結売上高は319億33百万円(前期比6.4%増)、また利益面では、営業利益は45億3百万円(前期比41.5%増)、経常利益は50億32百万円(前期比24.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は31億30百万円(前期比31.6%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は次の通りであります。
[日本]
国内の売上高は堅調な耐火物需要が維持されたことにより、215億57百万円(前期比3.9%増)となりました。販売構成の変化により、セグメント利益は39億66百万円(前期比33.7%増)となりました。
[北米]
北米の売上高も堅調な耐火物需要が維持されたことにより、46億50百万円(前期比27.3%増)となりました。販売構成の変化により、セグメント利益は4億38百万円(前期比151.9%増)となりました。
[ヨーロッパ]
ヨーロッパの売上高も堅調な耐火物需要が維持されたことにより、44億18百万円(前期比1.1%増)となりました。為替の影響により、セグメント利益は3億53百万円(前期比9.9%増)となりました。
[アジア]
アジアの売上高も堅調な耐火物需要が維持されたことにより、8億96百万円(前期比0.5%増)となりました。セグメント利益は1億31百万円(前期比17.9%減)となりました。
[その他]
その他の売上高は、4億10百万円(前期比15.9%増)となりました。また、セグメント利益は1億28百万円(前期比118.5%増)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ6億16百万円増加し135億53百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は32億97百万円(前期比17.9%減)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益の計上、減価償却費の計上及び棚卸資産の増加によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は17億91百万円(前期比32.6%増)となりました。これは主に有形固定資産の取得、投資有価証券の取得によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は8億56百万円(前期比19.5%増)となりました。これは主に配当金の支払いによるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
a. 生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次の通りであります。
(注)1.金額は、製造原価、仕入原価によっております。
2.「その他」の金額には、運輸は含まれておりません。
b. 受注実績
当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次の通りであります。
(注)「その他」の金額には、運輸は含まれておりません。
c. 販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次の通りであります。
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.主要な販売先については、相手先別の販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10未満のため、記載を省略しております。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。
当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針については、「第5 経理の状況 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」をご参照ください。連結財務諸表の作成に当たっては、引当金の見積りなど一部に将来の見積りに基づくものがあります。当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断できる前提に基づいて、見積り、予測を行っております。しかし、見積りには不確実性が含まれることから、実際の結果とは異なる場合があります。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当連結会計年度の経営成績等の状況に関する分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」をご参照ください。
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因として、お客様における生産販売状況や、アルミナやジルコニア等の原料や重油・ブタンガス等の燃料の調達コストの変動、そして当社の技術力維持・向上のために不可欠な人材の慢性的な不足が挙げられます。今後海外関連では、インド・ブラジルといった成長発展が見込まれる国々への更なる展開を、そして国内では既存生産設備の更新を図ることで、利益の伴った成長の実現を目指し、また新素材分野や環境創造分野といった成長分野へ注力することによりグループ全体の体力強化を図って参ります。
当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、財務の健全性や資本効率など当社にとって最適な資本構成を追求しながら、会社の将来の成長のための内部留保の充実と、経営成果を株主の皆様へ適切に還元することとの最適なバランスを考え、実施していくことを基本としております。当連結会計年度末における有利子負債残高は33億88百万円となっております。また当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は135億53百万円となっております。設備投資につきましては、有形固定資産の取得による支出は13億54百万円と前連結会計年度比で4億71百万円の増加となっております。これらの投資のための所要資金は、自己資金にて賄っております。
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次の通りであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国の経済情勢は、緩やかに持ち直したものの、依然として不透明な状況で推移しました。世界経済においても堅調に推移したものの、米国での新政権発足に伴う関税政策の影響や、ウクライナ情勢や中東情勢の緊迫化などによる地政学リスクの継続、中国経済の停滞に起因する経済及び鉄鋼需要の下振れリスクが懸念され、先行きの見通せない状況が続きました。
このような環境のもと、当社グループは品質第一の考えをもとに売上増加と生産性向上に全力で取り組んで参りました。主力製品である製鋼用耐火物をはじめ、ファインセラミックス等の先端素材技術や環境創造技術へ挑戦し、コスト削減など経営合理化も進めて参りました。
その結果、当連結会計年度末においては次の通りの財政状態となりました。
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産は、前連結会計年度末に比べ23億76百万円増加(前期比7.0%増)し、363億9百万円となりました。その主な要因は現金及び預金の増加(10億31百万円)、受取手形及び売掛金の増加(3億42百万円)によるものであります。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産は、前連結会計年度末に比べ1億7百万円減少(前期比0.5%減)し、228億60百万円となりました。建設仮勘定の増加(4億42百万円)、投資有価証券の売却・時価評価等の減少(4億1百万円)によるものであります。
(負債)
当連結会計年度末における負債は、前連結会計年度末に比べ62百万円増加(前期比0.5%増)し、117億98百万円となりました。その主な要因は未払法人税等の増加(2億86百万円)、退職給付に係る負債の減少(1億59百万円)によるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末に比べ22億6百万円増加(前期比4.9%増)し、473億71百万円となりました。その主な要因は利益剰余金の増加(23億88百万円)、その他有価証券評価差額金の減少(6億37百万円)によるものであります。
この結果、当連結会計年度末の自己資本比率は69.1%となり、前連結会計年度末(68.9%)と比べ0.2ポイント上昇し、1株当たり純資産額は920円65銭と前連結会計年度末に比べ35円92銭増加しております。
当連結会計年度においては次の通りの経営成績となりました。
連結売上高は319億33百万円(前期比6.4%増)、また利益面では、営業利益は45億3百万円(前期比41.5%増)、経常利益は50億32百万円(前期比24.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は31億30百万円(前期比31.6%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は次の通りであります。
[日本]
国内の売上高は堅調な耐火物需要が維持されたことにより、215億57百万円(前期比3.9%増)となりました。販売構成の変化により、セグメント利益は39億66百万円(前期比33.7%増)となりました。
[北米]
北米の売上高も堅調な耐火物需要が維持されたことにより、46億50百万円(前期比27.3%増)となりました。販売構成の変化により、セグメント利益は4億38百万円(前期比151.9%増)となりました。
[ヨーロッパ]
ヨーロッパの売上高も堅調な耐火物需要が維持されたことにより、44億18百万円(前期比1.1%増)となりました。為替の影響により、セグメント利益は3億53百万円(前期比9.9%増)となりました。
[アジア]
アジアの売上高も堅調な耐火物需要が維持されたことにより、8億96百万円(前期比0.5%増)となりました。セグメント利益は1億31百万円(前期比17.9%減)となりました。
[その他]
その他の売上高は、4億10百万円(前期比15.9%増)となりました。また、セグメント利益は1億28百万円(前期比118.5%増)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ6億16百万円増加し135億53百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は32億97百万円(前期比17.9%減)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益の計上、減価償却費の計上及び棚卸資産の増加によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は17億91百万円(前期比32.6%増)となりました。これは主に有形固定資産の取得、投資有価証券の取得によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は8億56百万円(前期比19.5%増)となりました。これは主に配当金の支払いによるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
a. 生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次の通りであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) | 前年同期比(%) |
| 日本(千円) | 17,402,552 | 6.0 |
| 北米(千円) | 1,124,359 | 30.4 |
| ヨーロッパ(千円) | 1,157,608 | △7.2 |
| アジア(千円) | 557,240 | △2.4 |
| 報告セグメント(耐火物関連事業)計(千円) | 20,241,760 | 6.0 |
| その他(千円) | 196,975 | 5.4 |
| 合計(千円) | 20,438,736 | 6.0 |
(注)1.金額は、製造原価、仕入原価によっております。
2.「その他」の金額には、運輸は含まれておりません。
b. 受注実績
当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次の通りであります。
| セグメントの名称 | 受注高(千円) | 前年同期比(%) | 受注残高(千円) | 前年同期比(%) |
| 日本 | 21,630,150 | 1.9 | 5,626,313 | 1.0 |
| 北米 | 4,690,884 | 26.9 | 345,180 | 13.4 |
| ヨーロッパ | 4,440,627 | 0.9 | 413,971 | 5.6 |
| アジア | 934,074 | △6.2 | 338,392 | 12.5 |
| 報告セグメント (耐火物関連事業)計 | 31,695,736 | 4.5 | 6,723,857 | 2.4 |
| その他 | 277,530 | 16.4 | 46,227 | 37.5 |
| 合計 | 31,973,266 | 4.6 | 6,770,085 | 2.6 |
(注)「その他」の金額には、運輸は含まれておりません。
c. 販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次の通りであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) | 前年同期比(%) |
| 日本(千円) | 21,557,993 | 3.9 |
| 北米(千円) | 4,650,065 | 27.3 |
| ヨーロッパ(千円) | 4,418,531 | 1.1 |
| アジア(千円) | 896,451 | 0.5 |
| 報告セグメント(耐火物関連事業)計(千円) | 31,523,042 | 6.3 |
| その他(千円) | 410,388 | 15.9 |
| 合計(千円) | 31,933,430 | 6.4 |
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.主要な販売先については、相手先別の販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10未満のため、記載を省略しております。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。
当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針については、「第5 経理の状況 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」をご参照ください。連結財務諸表の作成に当たっては、引当金の見積りなど一部に将来の見積りに基づくものがあります。当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断できる前提に基づいて、見積り、予測を行っております。しかし、見積りには不確実性が含まれることから、実際の結果とは異なる場合があります。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当連結会計年度の経営成績等の状況に関する分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」をご参照ください。
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因として、お客様における生産販売状況や、アルミナやジルコニア等の原料や重油・ブタンガス等の燃料の調達コストの変動、そして当社の技術力維持・向上のために不可欠な人材の慢性的な不足が挙げられます。今後海外関連では、インド・ブラジルといった成長発展が見込まれる国々への更なる展開を、そして国内では既存生産設備の更新を図ることで、利益の伴った成長の実現を目指し、また新素材分野や環境創造分野といった成長分野へ注力することによりグループ全体の体力強化を図って参ります。
当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、財務の健全性や資本効率など当社にとって最適な資本構成を追求しながら、会社の将来の成長のための内部留保の充実と、経営成果を株主の皆様へ適切に還元することとの最適なバランスを考え、実施していくことを基本としております。当連結会計年度末における有利子負債残高は33億88百万円となっております。また当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は135億53百万円となっております。設備投資につきましては、有形固定資産の取得による支出は13億54百万円と前連結会計年度比で4億71百万円の増加となっております。これらの投資のための所要資金は、自己資金にて賄っております。