四半期報告書-第96期第1四半期(令和3年4月1日-令和3年6月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、一時期と比べ経済活動は持ち直しの動きはみられるものの、新型コロナウイルス感染症(以下、感染症)の影響が継続し、一部地域に3回目の緊急事態宣言が発出され、各種行動制限等の影響で個人消費・雇用環境等は弱い動きとなり、景気回復ペースは鈍く、厳しい状況で推移しました。
海外経済については、一部の国において経済正常化へ向けた景気刺激策及びワクチン接種の進展等もあって雇用・所得環境等に回復は見られるものの、感染症の影響により景気回復は各国でばらつきがあり、また、米新政権の経済政策運営、米中間の通商政策を巡る動向、金融資本市場変動の影響及び中東の地政学的リスク等に伴う先行き不透明感が継続する中で、総じて不確実性の高い状況で推移しました。
このような状況のもと、当社グループの売上高並びに損益の大半を占めるニッケル事業の主需要先であるステンレス鋼業界は、感染症及び海外大手生産者の生産動向等に伴う影響には不透明感を残すものの、経済活動の正常化へ向けた動きに伴い需要は持ち直しが見られ、生産設備等の稼働状況は回復傾向で、堅調に推移しました。
このため、フェロニッケル需要は、一定の回復が見られた推移となりました。
フェロニッケル製品の主原料であるニッケル鉱石の調達は、鉱山会社の操業・出荷状況は概ね安定しており、当社生産・販売数量に見合う調達は維持しました。ニッケル鉱石の価格に関しては、インドネシア未加工鉱石禁輸政策の継続等を背景に高水準で推移しており、生産コストの上昇要因となっております。
ロンドン金属取引所(LME)におけるニッケル価格は、金融資本市場の変動、各国経済指標の動向及び不安定な原油等商品市況等もあって一時調整局面は見せたものの、感染症の影響で制限された経済活動は再開の動きが一部で拡大しており、生産活動の回復及びワクチン接種加速等の期待感を背景に上昇基調となり、比較的高水準で推移致しました。
その中で、当社のフェロニッケル販売数量は、海外ステンレス生産者の原料調達が比較的価格優位性の見られるニッケル銑鉄等へ一部シフトしておりますが、前述したステンレス鋼業界の環境を背景に、前年同四半期と比べ国内外向けともに増加し、全体では前年同四半期比41.4%の増加となりました。
また、フェロニッケル生産数量は、販売数量と概ね同様の傾向で、増加しました。
フェロニッケル製品の販売価格は、不透明感の増す事業環境への対応等は継続している中で、当社適用LMEニッケル価格は前年同四半期比44.1%上昇及び当社適用平均為替レートは前年同四半期比1.7%の円安となり、価格高となりました。
このように、不透明感の継続する経営環境のもと、当社グループは、感染症に対して、「感染拡大防止に関する行動指針」を策定し、感染予防等に努めており、販売先及び調達先の各国と適時適切なコミュニケーションを取りながら、事業活動等に与える感染症の影響について低減を図っております。また、感染症の影響は、当連結会計年度においても継続するものと考えられますが、このような事業環境等への対応施策は継続的に進めており、収益基盤をより一層強化させるため、省エネ・低コスト生産等によるトータルコスト削減の推進、最適生産体制構築のための設備強化及び鉱石の長期安定調達へ向けた取り組み並びに採算性重視の受注を徹底し、臨機応変な生産販売体制の構築等に努めております。さらには、海外事業展開・新規鉱山開発等の早期実現及びコストミニマムを追求するための業務効率改善策の強化等、業績の底上げ及び収益安定化に向けた取り組みを継続しております。
その結果、当第1四半期連結累計期間の連結経営成績は、連結売上高が11,280百万円、前年同四半期比では97.6%の増収となりました。損益面では、営業利益は145百万円(前年同四半期営業損失1,034百万円)、営業外収益において持分法による投資利益949百万円の計上等を含めた経常利益は1,327百万円(前年同四半期経常損失437百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,132百万円(前年同四半期親会社株主に帰属する四半期純損失448百万円)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
なお、前連結会計年度より、報告セグメントとして記載する事業セグメントを変更しており、当第1四半期連結累計期間の比較・分析は、変更後の区分に基づいております。詳細については、「第4経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご覧ください。
①ニッケル事業
ニッケル事業についての経営成績は、「(1) 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
その結果、当部門の売上高は11,071百万円、前年同四半期比98.3%の増収、営業利益は142百万円(前年同四半期営業損失970百万円)となりました。
②ガス事業
ガス事業についての経営成績は、安定した操業で一定水準の利益を維持しました。
その結果、当部門の売上高は149百万円、前年同四半期比18.9%の増収、営業利益は25百万円(前年同四半期営業損失31百万円)となりました。
③その他
その他の事業部門につきましては、不動産事業において前連結会計年度の土地販売に関連した販売が当第1四半期にあり利益計上となりましたが、廃棄物リサイクル事業は受注低迷等で、当部門は損失計上となりました。
その結果、当部門の売上高は86百万円、前年同四半期比214.6%の増収、営業損失は25百万円(前年同四半期営業損失35百万円)となりました。
当第1四半期連結会計期間末における当社グループの資産、負債及び純資産については、次のとおりであります。
資産合計は、前連結会計年度末に比べ488百万円増加し、75,973百万円となりました。
流動資産では、受取手形及び売掛金の増加等はありましたが、商品及び製品の減少に加え、投資有価証券の取得による支出等に伴った現金及び預金の減少等もあり、その他の要因も含め前連結会計年度末に比べ2,330百万円の減少となりました。
固定資産では、減損損失の計上による有形固定資産の減少等はありましたが、一部保有株式の市場価格上昇及び株式取得による投資有価証券の増加等により、その他の要因も含め前連結会計年度末に比べ2,818百万円の増加となりました。
負債合計は、前連結会計年度末に比べ991百万円減少し、7,479百万円となりました。
流動負債では、決済時期の影響による支払手形及び買掛金の減少等もあり、その他の要因も含め前連結会計年度末に比べ1,146百万円の減少となりました。
固定負債では、一部保有株式の市場価格上昇に伴う繰延税金負債の増加等もあり、その他の要因も含め前連結会計年度末に比べ155百万円の増加となりました。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,480百万円増加し、68,494百万円となりました。
株主資本は、利益計上及び配当金の支払い等を加減算し741百万円の増加、その他の包括利益累計額はその他有価証券評価差額金及び為替換算調整勘定の増加等により726百万円の増加及び非支配株主持分は12百万円の増加となりました。
(2) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症(以下、感染症)は国内外の景気へ引き続き影響を及ぼしており、経済の先行きは、依然不確実性が高い状態で推移しております。
販売数量面では、ニッケル事業の主需要先であるステンレス鋼業界は、国内外の稼働は一時期に比べ回復基調となっており、年初計画より一定の販売増を見込んでおります。
販売価格面では、当社フェロニッケル製品の販売価格形成の指標となる当社適用LMEニッケル価格は、各国の経済回復へ向けた景気対策等への期待から、堅調に推移するものと見込んでおります。
調達面においては、生産に見合う数量は確保する見通しの一方で、原材料価格等が高水準で推移しており、生産コストへの影響が見込まれます。
今後、感染症の影響は、当連結会計年度においても継続するものと考えられますが、そうした事業環境等への対応は、当社グループの中期経営計画において掲げる基本方針等で取り組む活動に合致しており、引き続き、強く推し進めて参ります。
(3) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は32百万円であります。
(4) 生産、受注及び販売の実績
当第1四半期連結累計期間において、販売及び生産の実績に著しい変動がありました。その内容については、「(1)財務状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、一時期と比べ経済活動は持ち直しの動きはみられるものの、新型コロナウイルス感染症(以下、感染症)の影響が継続し、一部地域に3回目の緊急事態宣言が発出され、各種行動制限等の影響で個人消費・雇用環境等は弱い動きとなり、景気回復ペースは鈍く、厳しい状況で推移しました。
海外経済については、一部の国において経済正常化へ向けた景気刺激策及びワクチン接種の進展等もあって雇用・所得環境等に回復は見られるものの、感染症の影響により景気回復は各国でばらつきがあり、また、米新政権の経済政策運営、米中間の通商政策を巡る動向、金融資本市場変動の影響及び中東の地政学的リスク等に伴う先行き不透明感が継続する中で、総じて不確実性の高い状況で推移しました。
このような状況のもと、当社グループの売上高並びに損益の大半を占めるニッケル事業の主需要先であるステンレス鋼業界は、感染症及び海外大手生産者の生産動向等に伴う影響には不透明感を残すものの、経済活動の正常化へ向けた動きに伴い需要は持ち直しが見られ、生産設備等の稼働状況は回復傾向で、堅調に推移しました。
このため、フェロニッケル需要は、一定の回復が見られた推移となりました。
フェロニッケル製品の主原料であるニッケル鉱石の調達は、鉱山会社の操業・出荷状況は概ね安定しており、当社生産・販売数量に見合う調達は維持しました。ニッケル鉱石の価格に関しては、インドネシア未加工鉱石禁輸政策の継続等を背景に高水準で推移しており、生産コストの上昇要因となっております。
ロンドン金属取引所(LME)におけるニッケル価格は、金融資本市場の変動、各国経済指標の動向及び不安定な原油等商品市況等もあって一時調整局面は見せたものの、感染症の影響で制限された経済活動は再開の動きが一部で拡大しており、生産活動の回復及びワクチン接種加速等の期待感を背景に上昇基調となり、比較的高水準で推移致しました。
その中で、当社のフェロニッケル販売数量は、海外ステンレス生産者の原料調達が比較的価格優位性の見られるニッケル銑鉄等へ一部シフトしておりますが、前述したステンレス鋼業界の環境を背景に、前年同四半期と比べ国内外向けともに増加し、全体では前年同四半期比41.4%の増加となりました。
また、フェロニッケル生産数量は、販売数量と概ね同様の傾向で、増加しました。
フェロニッケル製品の販売価格は、不透明感の増す事業環境への対応等は継続している中で、当社適用LMEニッケル価格は前年同四半期比44.1%上昇及び当社適用平均為替レートは前年同四半期比1.7%の円安となり、価格高となりました。
このように、不透明感の継続する経営環境のもと、当社グループは、感染症に対して、「感染拡大防止に関する行動指針」を策定し、感染予防等に努めており、販売先及び調達先の各国と適時適切なコミュニケーションを取りながら、事業活動等に与える感染症の影響について低減を図っております。また、感染症の影響は、当連結会計年度においても継続するものと考えられますが、このような事業環境等への対応施策は継続的に進めており、収益基盤をより一層強化させるため、省エネ・低コスト生産等によるトータルコスト削減の推進、最適生産体制構築のための設備強化及び鉱石の長期安定調達へ向けた取り組み並びに採算性重視の受注を徹底し、臨機応変な生産販売体制の構築等に努めております。さらには、海外事業展開・新規鉱山開発等の早期実現及びコストミニマムを追求するための業務効率改善策の強化等、業績の底上げ及び収益安定化に向けた取り組みを継続しております。
その結果、当第1四半期連結累計期間の連結経営成績は、連結売上高が11,280百万円、前年同四半期比では97.6%の増収となりました。損益面では、営業利益は145百万円(前年同四半期営業損失1,034百万円)、営業外収益において持分法による投資利益949百万円の計上等を含めた経常利益は1,327百万円(前年同四半期経常損失437百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,132百万円(前年同四半期親会社株主に帰属する四半期純損失448百万円)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
なお、前連結会計年度より、報告セグメントとして記載する事業セグメントを変更しており、当第1四半期連結累計期間の比較・分析は、変更後の区分に基づいております。詳細については、「第4経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご覧ください。
①ニッケル事業
ニッケル事業についての経営成績は、「(1) 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
その結果、当部門の売上高は11,071百万円、前年同四半期比98.3%の増収、営業利益は142百万円(前年同四半期営業損失970百万円)となりました。
②ガス事業
ガス事業についての経営成績は、安定した操業で一定水準の利益を維持しました。
その結果、当部門の売上高は149百万円、前年同四半期比18.9%の増収、営業利益は25百万円(前年同四半期営業損失31百万円)となりました。
③その他
その他の事業部門につきましては、不動産事業において前連結会計年度の土地販売に関連した販売が当第1四半期にあり利益計上となりましたが、廃棄物リサイクル事業は受注低迷等で、当部門は損失計上となりました。
その結果、当部門の売上高は86百万円、前年同四半期比214.6%の増収、営業損失は25百万円(前年同四半期営業損失35百万円)となりました。
当第1四半期連結会計期間末における当社グループの資産、負債及び純資産については、次のとおりであります。
資産合計は、前連結会計年度末に比べ488百万円増加し、75,973百万円となりました。
流動資産では、受取手形及び売掛金の増加等はありましたが、商品及び製品の減少に加え、投資有価証券の取得による支出等に伴った現金及び預金の減少等もあり、その他の要因も含め前連結会計年度末に比べ2,330百万円の減少となりました。
固定資産では、減損損失の計上による有形固定資産の減少等はありましたが、一部保有株式の市場価格上昇及び株式取得による投資有価証券の増加等により、その他の要因も含め前連結会計年度末に比べ2,818百万円の増加となりました。
負債合計は、前連結会計年度末に比べ991百万円減少し、7,479百万円となりました。
流動負債では、決済時期の影響による支払手形及び買掛金の減少等もあり、その他の要因も含め前連結会計年度末に比べ1,146百万円の減少となりました。
固定負債では、一部保有株式の市場価格上昇に伴う繰延税金負債の増加等もあり、その他の要因も含め前連結会計年度末に比べ155百万円の増加となりました。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,480百万円増加し、68,494百万円となりました。
株主資本は、利益計上及び配当金の支払い等を加減算し741百万円の増加、その他の包括利益累計額はその他有価証券評価差額金及び為替換算調整勘定の増加等により726百万円の増加及び非支配株主持分は12百万円の増加となりました。
(2) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症(以下、感染症)は国内外の景気へ引き続き影響を及ぼしており、経済の先行きは、依然不確実性が高い状態で推移しております。
販売数量面では、ニッケル事業の主需要先であるステンレス鋼業界は、国内外の稼働は一時期に比べ回復基調となっており、年初計画より一定の販売増を見込んでおります。
販売価格面では、当社フェロニッケル製品の販売価格形成の指標となる当社適用LMEニッケル価格は、各国の経済回復へ向けた景気対策等への期待から、堅調に推移するものと見込んでおります。
調達面においては、生産に見合う数量は確保する見通しの一方で、原材料価格等が高水準で推移しており、生産コストへの影響が見込まれます。
今後、感染症の影響は、当連結会計年度においても継続するものと考えられますが、そうした事業環境等への対応は、当社グループの中期経営計画において掲げる基本方針等で取り組む活動に合致しており、引き続き、強く推し進めて参ります。
(3) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は32百万円であります。
(4) 生産、受注及び販売の実績
当第1四半期連結累計期間において、販売及び生産の実績に著しい変動がありました。その内容については、「(1)財務状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。