四半期報告書-第96期第3四半期(令和3年10月1日-令和3年12月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症(以下、感染症)の影響が継続し、期中には多くの地域に緊急事態宣言等が発出された影響で個人消費・雇用環境等は弱い動きとなりましたが、感染症の影響が徐々に緩和される中で、経済活動に持ち直しの動きが見られました。
海外経済については、感染症再拡大懸念、米新政権の経済政策運営、米中間の通商政策を巡る動向及び金融資本市場の変動の影響等による先行きへの不透明感は継続する一方で、経済正常化へ向けた景気刺激策及びワクチン接種の進展等もあって雇用・所得環境等は回復しており、各国の景気回復にばらつきはありますが持ち直しの動きが見られました。
このような状況のもと、当社グループの売上高並びに損益の大半を占めるニッケル事業の主需要先であるステンレス鋼業界は、感染症の動向及び中国の電力規制問題等による影響には不透明感を残すものの、経済活動の正常化へ向けた動きに伴い需要は持ち直しが見られており、生産設備等の稼働は概ね堅調に推移しました。
このため、フェロニッケル需要は、一定の回復が見られた推移となりました。
フェロニッケル製品の主原料であるニッケル鉱石の調達は、鉱山会社の操業・出荷状況は概ね安定しており、当社生産・販売数量に見合う調達は維持しました。また、ニッケル鉱石の価格に関しては、インドネシア未加工鉱石禁輸政策による影響及び堅調なステンレス需要等を背景に高水準で推移しており、生産コスト高へ影響しました。
ロンドン金属取引所(LME)におけるニッケル価格は、金融資本市場の変動の影響、各国の景気動向及び不透明な原油商品市況等は継続しており、また、中国の不動産大手債務問題及び電力不足懸念等も影響して一時調整局面は見せたものの、感染症の影響で制限された経済活動は再開の動きが拡大しており、生産活動回復及びワクチン接種加速等の期待感を背景に上昇基調となり、期を通しては高水準で推移致しました。
その中で、当社のフェロニッケル販売数量は、海外ステンレス生産者の原料調達が比較的価格優位性の見られるニッケル銑鉄等へ一部シフトしておりますが、前述したステンレス鋼業界の環境を背景に、前年同四半期と比べ国内外向けともに増加し、全体では前年同四半期比31.9%の増加となりました。
また、フェロニッケル生産数量は、販売数量と概ね同様の傾向で、増加しました。
フェロニッケル製品の販売価格は、不透明感の増す事業環境への対応等は継続している中で、当社適用LMEニッケル価格は前年同四半期比32.9%上昇及び当社適用平均為替レートは前年同四半期比5.2%の円安となり、価格高となりました。
このように、不透明感の継続する経営環境のもと、当社グループは、感染症に対して、「感染拡大防止に関する行動指針」を策定し、感染予防等に努めており、販売先及び調達先の各国と適時適切なコミュニケーションを取りながら、事業活動等に与える感染症の影響について低減を図っております。また、感染症の影響は、当連結会計年度においても継続するものと考えられますが、このような事業環境等への対応施策は継続的に進めており、収益基盤をより一層強化させるため、省エネ・低コスト生産等によるトータルコスト削減の推進、最適生産体制構築のための設備強化及び鉱石の長期安定調達へ向けた取り組み並びに採算性重視の受注を徹底し、臨機応変な生産販売体制の構築等に努めております。さらには、海外事業展開・新規鉱山開発等の早期実現及びコストミニマムを追求するための業務効率改善策の強化等、業績の底上げ及び収益安定化に向けた取り組みを継続しております。
その結果、当第3四半期連結累計期間の連結経営成績は、連結売上高が41,554百万円、前年同四半期比では80.6%の増収となりました。損益面では、営業利益は2,506百万円(前年同四半期営業損失365百万円)、営業外収益において持分法による投資利益4,934百万円の計上等を含めた経常利益は8,296百万円、前年同四半期では288.2%の増益、親会社株主に帰属する四半期純利益は7,131百万円、前年同四半期比では270.5%の増益となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
①ニッケル事業
ニッケル事業についての経営成績は、「(1) 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
その結果、当部門の売上高は40,891百万円、前年同四半期比81.4%の増収、営業利益は2,614百万円(前年同四半期営業損失204百万円)となりました。
②ガス事業
ガス事業についての経営成績は、安定した操業ではありましたが、設備修繕に伴う費用増等もあり、当部門は損失計上となりました。
その結果、当部門の売上高は446百万円、前年同四半期比1.6%の減収、営業損失は5百万円(前年同四半期営業損失27百万円)となりました。
③その他
その他の事業部門につきましては、不動産事業において土地の販売があり利益計上となりましたが、廃棄物リサイクル事業は受注低迷等で、当部門は損失計上となりました。
その結果、当部門の売上高は301百万円、前年同四半期比250.2%の増収、営業損失は109百万円(前年同四半期営業損失140百万円)となりました。
当第3四半期連結会計期間末における当社グループの資産、負債及び純資産については、次のとおりであります。
資産合計は、前連結会計年度末に比べ6,663百万円増加し、82,148百万円となりました。
流動資産では、商品及び製品の減少に加え、その他に含まれる前渡金の減少等はありましたが、受取手形及び売掛金において、販売価格の上昇及び決済時期の影響に伴う増加等があり、その他の要因も含め前連結会計年度末に比べ2,321百万円の増加となりました。
固定資産では、減損損失の計上による有形固定資産の減少等はありましたが、持分法による投資利益の増加に伴う投資有価証券の増加等により、その他の要因も含め前連結会計年度末に比べ4,341百万円の増加となりました。
負債合計は、前連結会計年度末に比べ106百万円減少し、8,363百万円となりました。
流動負債では、決済時期の影響による支払手形及び買掛金の減少に加えて、その他に含まれる未払金の減少等もあり、その他の要因も含め前連結会計年度末に比べ302百万円の減少となりました。
固定負債では、退職給付に係る負債の減少等はありましたが、一部保有株式の市場価格上昇に伴う繰延税金負債の増加等があり、その他の要因も含め前連結会計年度末に比べ195百万円の増加となりました。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べ6,770百万円増加し、73,784百万円となりました。
株主資本は、利益計上及び配当金の支払い等を加減算し6,402百万円の増加、その他の包括利益累計額はその他有価証券評価差額金及び為替換算調整勘定の増加等により357百万円の増加及び非支配株主持分は10百万円の増加となりました。
(2) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の優先的に対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
今後の見通しにつきましては、新型コロナウイルス感染症(以下、感染症)は国内外の景気へ引き続き影響を及ぼしており、経済の先行きは、依然不確実性が高い状態で推移しております。
販売数量面では、ニッケル事業の主需要先であるステンレス鋼業界は、国内外の稼働にばらつきは見られるものの概ね堅調で、前回発表予想通りを見込んでおります。
販売価格面では、当社フェロニッケル製品の販売価格形成の指標となる当社適用LMEニッケル価格は、各国の経済回復へ向けた景気対策等への期待に加えて、需給のタイト感も見られ、堅調に推移するものと見込んでおります。
調達面においては、ニッケル鉱石は生産に見合う数量は確保する見通しの一方で、ニッケル鉱石価格及び燃料、諸原料価格等が高水準で推移しており、生産コストへの影響が見込まれます。
感染症の影響につきましては、当連結会計年度においても継続するものと考えられますが、そうした事業環境等への対応は、当社グループの中期経営計画において掲げる基本方針等で取り組む活動に合致しており、引き続き、強く推し進めて参ります。
(3) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発活動の総額は142百万円であります。
(4) 生産、受注及び販売の実績
当第3四半期累計期間において、販売及び生産の実績に著しい変動がありました。その内容については、「(1)財政状態及び経営成績の状況」に記載の通りであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症(以下、感染症)の影響が継続し、期中には多くの地域に緊急事態宣言等が発出された影響で個人消費・雇用環境等は弱い動きとなりましたが、感染症の影響が徐々に緩和される中で、経済活動に持ち直しの動きが見られました。
海外経済については、感染症再拡大懸念、米新政権の経済政策運営、米中間の通商政策を巡る動向及び金融資本市場の変動の影響等による先行きへの不透明感は継続する一方で、経済正常化へ向けた景気刺激策及びワクチン接種の進展等もあって雇用・所得環境等は回復しており、各国の景気回復にばらつきはありますが持ち直しの動きが見られました。
このような状況のもと、当社グループの売上高並びに損益の大半を占めるニッケル事業の主需要先であるステンレス鋼業界は、感染症の動向及び中国の電力規制問題等による影響には不透明感を残すものの、経済活動の正常化へ向けた動きに伴い需要は持ち直しが見られており、生産設備等の稼働は概ね堅調に推移しました。
このため、フェロニッケル需要は、一定の回復が見られた推移となりました。
フェロニッケル製品の主原料であるニッケル鉱石の調達は、鉱山会社の操業・出荷状況は概ね安定しており、当社生産・販売数量に見合う調達は維持しました。また、ニッケル鉱石の価格に関しては、インドネシア未加工鉱石禁輸政策による影響及び堅調なステンレス需要等を背景に高水準で推移しており、生産コスト高へ影響しました。
ロンドン金属取引所(LME)におけるニッケル価格は、金融資本市場の変動の影響、各国の景気動向及び不透明な原油商品市況等は継続しており、また、中国の不動産大手債務問題及び電力不足懸念等も影響して一時調整局面は見せたものの、感染症の影響で制限された経済活動は再開の動きが拡大しており、生産活動回復及びワクチン接種加速等の期待感を背景に上昇基調となり、期を通しては高水準で推移致しました。
その中で、当社のフェロニッケル販売数量は、海外ステンレス生産者の原料調達が比較的価格優位性の見られるニッケル銑鉄等へ一部シフトしておりますが、前述したステンレス鋼業界の環境を背景に、前年同四半期と比べ国内外向けともに増加し、全体では前年同四半期比31.9%の増加となりました。
また、フェロニッケル生産数量は、販売数量と概ね同様の傾向で、増加しました。
フェロニッケル製品の販売価格は、不透明感の増す事業環境への対応等は継続している中で、当社適用LMEニッケル価格は前年同四半期比32.9%上昇及び当社適用平均為替レートは前年同四半期比5.2%の円安となり、価格高となりました。
このように、不透明感の継続する経営環境のもと、当社グループは、感染症に対して、「感染拡大防止に関する行動指針」を策定し、感染予防等に努めており、販売先及び調達先の各国と適時適切なコミュニケーションを取りながら、事業活動等に与える感染症の影響について低減を図っております。また、感染症の影響は、当連結会計年度においても継続するものと考えられますが、このような事業環境等への対応施策は継続的に進めており、収益基盤をより一層強化させるため、省エネ・低コスト生産等によるトータルコスト削減の推進、最適生産体制構築のための設備強化及び鉱石の長期安定調達へ向けた取り組み並びに採算性重視の受注を徹底し、臨機応変な生産販売体制の構築等に努めております。さらには、海外事業展開・新規鉱山開発等の早期実現及びコストミニマムを追求するための業務効率改善策の強化等、業績の底上げ及び収益安定化に向けた取り組みを継続しております。
その結果、当第3四半期連結累計期間の連結経営成績は、連結売上高が41,554百万円、前年同四半期比では80.6%の増収となりました。損益面では、営業利益は2,506百万円(前年同四半期営業損失365百万円)、営業外収益において持分法による投資利益4,934百万円の計上等を含めた経常利益は8,296百万円、前年同四半期では288.2%の増益、親会社株主に帰属する四半期純利益は7,131百万円、前年同四半期比では270.5%の増益となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
①ニッケル事業
ニッケル事業についての経営成績は、「(1) 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
その結果、当部門の売上高は40,891百万円、前年同四半期比81.4%の増収、営業利益は2,614百万円(前年同四半期営業損失204百万円)となりました。
②ガス事業
ガス事業についての経営成績は、安定した操業ではありましたが、設備修繕に伴う費用増等もあり、当部門は損失計上となりました。
その結果、当部門の売上高は446百万円、前年同四半期比1.6%の減収、営業損失は5百万円(前年同四半期営業損失27百万円)となりました。
③その他
その他の事業部門につきましては、不動産事業において土地の販売があり利益計上となりましたが、廃棄物リサイクル事業は受注低迷等で、当部門は損失計上となりました。
その結果、当部門の売上高は301百万円、前年同四半期比250.2%の増収、営業損失は109百万円(前年同四半期営業損失140百万円)となりました。
当第3四半期連結会計期間末における当社グループの資産、負債及び純資産については、次のとおりであります。
資産合計は、前連結会計年度末に比べ6,663百万円増加し、82,148百万円となりました。
流動資産では、商品及び製品の減少に加え、その他に含まれる前渡金の減少等はありましたが、受取手形及び売掛金において、販売価格の上昇及び決済時期の影響に伴う増加等があり、その他の要因も含め前連結会計年度末に比べ2,321百万円の増加となりました。
固定資産では、減損損失の計上による有形固定資産の減少等はありましたが、持分法による投資利益の増加に伴う投資有価証券の増加等により、その他の要因も含め前連結会計年度末に比べ4,341百万円の増加となりました。
負債合計は、前連結会計年度末に比べ106百万円減少し、8,363百万円となりました。
流動負債では、決済時期の影響による支払手形及び買掛金の減少に加えて、その他に含まれる未払金の減少等もあり、その他の要因も含め前連結会計年度末に比べ302百万円の減少となりました。
固定負債では、退職給付に係る負債の減少等はありましたが、一部保有株式の市場価格上昇に伴う繰延税金負債の増加等があり、その他の要因も含め前連結会計年度末に比べ195百万円の増加となりました。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べ6,770百万円増加し、73,784百万円となりました。
株主資本は、利益計上及び配当金の支払い等を加減算し6,402百万円の増加、その他の包括利益累計額はその他有価証券評価差額金及び為替換算調整勘定の増加等により357百万円の増加及び非支配株主持分は10百万円の増加となりました。
(2) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の優先的に対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
今後の見通しにつきましては、新型コロナウイルス感染症(以下、感染症)は国内外の景気へ引き続き影響を及ぼしており、経済の先行きは、依然不確実性が高い状態で推移しております。
販売数量面では、ニッケル事業の主需要先であるステンレス鋼業界は、国内外の稼働にばらつきは見られるものの概ね堅調で、前回発表予想通りを見込んでおります。
販売価格面では、当社フェロニッケル製品の販売価格形成の指標となる当社適用LMEニッケル価格は、各国の経済回復へ向けた景気対策等への期待に加えて、需給のタイト感も見られ、堅調に推移するものと見込んでおります。
調達面においては、ニッケル鉱石は生産に見合う数量は確保する見通しの一方で、ニッケル鉱石価格及び燃料、諸原料価格等が高水準で推移しており、生産コストへの影響が見込まれます。
感染症の影響につきましては、当連結会計年度においても継続するものと考えられますが、そうした事業環境等への対応は、当社グループの中期経営計画において掲げる基本方針等で取り組む活動に合致しており、引き続き、強く推し進めて参ります。
(3) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発活動の総額は142百万円であります。
(4) 生産、受注及び販売の実績
当第3四半期累計期間において、販売及び生産の実績に著しい変動がありました。その内容については、「(1)財政状態及び経営成績の状況」に記載の通りであります。