四半期報告書-第20期第1四半期(令和3年4月1日-令和3年6月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間の世界経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、一部の国では経済的停滞が続いたものの、全体としては持ち直し基調となりました。日本においても、アジア向けを中心とした輸出の増加や設備投資の回復等により、持ち直しの動きが続きました。このような状況のもと、セグメント別の業績は以下のとおりとなりました。
鉄鋼事業においては、新型コロナウイルス感染症の影響で落ち込んでいた販売数量の大幅な回復や、販売価格の上昇により、売上収益は前年同四半期連結累計期間に比べ1,298億円(25.5%)の増収となる6,385億円となりました。セグメント利益については、販売数量の増加に加え、継続的な収益改善への取り組みや、棚卸資産評価差等の一過性の増益要因、および国内外のグループ会社での業績回復により、前年同四半期連結累計期間に比べ1,275億円好転し、697億円となりました。
エンジニアリング事業においては、受注は堅調に推移し、企業買収による増収効果もあったものの、売上計上時期の差異等により、売上収益は前年同四半期連結累計期間に比べ20億円(1.9%)の減収となる1,030億円となりました。セグメント利益については、コスト削減の進捗や工事構成差により、前年同四半期連結累計期間に比べ27億円の増益となる42億円となりました。
商社事業においては、前年同四半期連結累計期間において大幅に落ち込んだ国内外の鋼材需要の回復に加え、世界的な鋼材市況の急上昇により、売上収益は236億円(9.9%)の増収となる2,616億円、セグメント利益は71億円の増益となる115億円となりました。
以上の結果、当社単体業績等と合わせ、当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の売上収益は前年同四半期連結累計期間に比べ1,450億円の増収となる8,889億円となりました。事業利益は883億円となり、前年同四半期連結累計期間に比べ1,355億円好転しました。また、税引前四半期利益は854億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は619億円となりました。
(注) セグメント利益:事業利益に金融損益を含めた、各セグメントの業績の評価指標です。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結累計期間のキャッシュ・フローについては、営業活動によるキャッシュ・フローが487億円の収入であったのに対し、投資活動によるキャッシュ・フローは有形固定資産、無形資産及び投資不動産の取得による支出を中心として881億円の支出であったことから、これらを合計したフリー・キャッシュ・フローは394億円の支出となりました。
また、財務活動によるキャッシュ・フローは、コマーシャル・ペーパーの増加があったものの、長期借入金の返済による支出や親会社の所有者への配当金の支払等により、3億円の支出となりました。
この結果、当第1四半期連結会計期間末の有利子負債残高は前連結会計年度末に比べ183億円増加し、1兆8,244億円となり、現金及び現金同等物の残高は前連結会計年度末に比べ396億円減少し、1,028億円となりました。
(注) 有利子負債は、社債、借入金及びリース負債であります。
(3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
会計上の見積りおよび仮定については、「第4 経理の状況 1 要約四半期連結財務諸表 要約四半期連結財務諸表注記 4.重要な会計上の判断、見積りおよび仮定」に記載しております。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
なお、当社は財務および事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針を定めており、その内容について重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、8,424百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(7) 生産、受注及び販売の実績
① 生産実績
当第1四半期連結累計期間における生産実績は、以下のとおりであります。
② 受注実績
当第1四半期連結累計期間における受注実績は、以下のとおりであります。
③ 販売実績
当第1四半期連結累計期間における販売実績は、以下のとおりであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間の世界経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、一部の国では経済的停滞が続いたものの、全体としては持ち直し基調となりました。日本においても、アジア向けを中心とした輸出の増加や設備投資の回復等により、持ち直しの動きが続きました。このような状況のもと、セグメント別の業績は以下のとおりとなりました。
鉄鋼事業においては、新型コロナウイルス感染症の影響で落ち込んでいた販売数量の大幅な回復や、販売価格の上昇により、売上収益は前年同四半期連結累計期間に比べ1,298億円(25.5%)の増収となる6,385億円となりました。セグメント利益については、販売数量の増加に加え、継続的な収益改善への取り組みや、棚卸資産評価差等の一過性の増益要因、および国内外のグループ会社での業績回復により、前年同四半期連結累計期間に比べ1,275億円好転し、697億円となりました。
エンジニアリング事業においては、受注は堅調に推移し、企業買収による増収効果もあったものの、売上計上時期の差異等により、売上収益は前年同四半期連結累計期間に比べ20億円(1.9%)の減収となる1,030億円となりました。セグメント利益については、コスト削減の進捗や工事構成差により、前年同四半期連結累計期間に比べ27億円の増益となる42億円となりました。
商社事業においては、前年同四半期連結累計期間において大幅に落ち込んだ国内外の鋼材需要の回復に加え、世界的な鋼材市況の急上昇により、売上収益は236億円(9.9%)の増収となる2,616億円、セグメント利益は71億円の増益となる115億円となりました。
以上の結果、当社単体業績等と合わせ、当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の売上収益は前年同四半期連結累計期間に比べ1,450億円の増収となる8,889億円となりました。事業利益は883億円となり、前年同四半期連結累計期間に比べ1,355億円好転しました。また、税引前四半期利益は854億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は619億円となりました。
(注) セグメント利益:事業利益に金融損益を含めた、各セグメントの業績の評価指標です。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結累計期間のキャッシュ・フローについては、営業活動によるキャッシュ・フローが487億円の収入であったのに対し、投資活動によるキャッシュ・フローは有形固定資産、無形資産及び投資不動産の取得による支出を中心として881億円の支出であったことから、これらを合計したフリー・キャッシュ・フローは394億円の支出となりました。
また、財務活動によるキャッシュ・フローは、コマーシャル・ペーパーの増加があったものの、長期借入金の返済による支出や親会社の所有者への配当金の支払等により、3億円の支出となりました。
この結果、当第1四半期連結会計期間末の有利子負債残高は前連結会計年度末に比べ183億円増加し、1兆8,244億円となり、現金及び現金同等物の残高は前連結会計年度末に比べ396億円減少し、1,028億円となりました。
(注) 有利子負債は、社債、借入金及びリース負債であります。
(3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
会計上の見積りおよび仮定については、「第4 経理の状況 1 要約四半期連結財務諸表 要約四半期連結財務諸表注記 4.重要な会計上の判断、見積りおよび仮定」に記載しております。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
なお、当社は財務および事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針を定めており、その内容について重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、8,424百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(7) 生産、受注及び販売の実績
① 生産実績
当第1四半期連結累計期間における生産実績は、以下のとおりであります。
セグメントの名称 | 粗鋼生産量(千トン) | 前年同四半期累計 期間比増減(%) |
鉄鋼事業 | 6,586 | +29.5 |
(うちJFEスチール㈱) | (6,255) | (+30.7) |
② 受注実績
当第1四半期連結累計期間における受注実績は、以下のとおりであります。
セグメントの名称 | 受注実績(百万円) | 前年同四半期累計 期間比増減(%) |
エンジニアリング事業 | 146,039 | +13.2 |
③ 販売実績
当第1四半期連結累計期間における販売実績は、以下のとおりであります。
セグメントの名称 | 売上収益(百万円) | 前年同四半期累計 期間比増減(%) |
鉄鋼事業 | 638,536 | +25.5 |
エンジニアリング事業 | 103,021 | △1.9 |
商社事業 | 261,617 | +9.9 |
計 | 1,003,174 | |
調整額 | △114,233 | - |
合計 | 888,940 | +19.5 |