四半期報告書-第115期第2四半期(令和1年7月1日-令和1年9月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
イ. 財政状態
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は、147億7千6百万円となり、前連結会計年度末に比べ17億2千6百万円減少いたしました。これは、主として現金及び預金が1億4千9百万円増加した一方、環境関連事業大型案件の回収が進んだことなどにより受取手形及び売掛金が14億8千8百万円、電子記録債権が4億7千6百万円減少したことなどによります。
固定資産は、117億8千3百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億7千7百万円減少いたしました。これは、主として株価下落に伴い投資有価証券が2億1百万円減少したことなどによります。
この結果、総資産は、265億5千9百万円となり、前連結会計年度末に比べ20億3百万円減少いたしました。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は、106億9千2百万円となり、前連結会計年度末に比べ6億3千3百万円減少いたしました。これは、主として支払手形及び買掛金が3億5千4百万円減少したことなどによります。
固定負債は、32億1百万円となり、前連結会計年度末に比べ10億8千1百万円減少いたしました。これは、主として長期借入金が10億7千3百万円減少したことなどによります。
この結果、負債合計は、138億9千3百万円となり、前連結会計年度末に比べ17億1千4百万円減少いたしました。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は、126億6千5百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億8千9百万円減少いたしました。これは、主としてその他有価証券評価差額金が減少したことなどによります。
この結果、総資産が減少したことにより、自己資本比率は、前連結会計年度末の36.4%から38.3%となりました。
ロ. 経営成績
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用環境の改善が継続し、緩やかな回復基調で推移しましたが、米中貿易摩擦の長期化や混乱する欧州、中東情勢など、先行き不透明な状況で推移いたしました。
このような状況のもとで当社グループは、2019年度を初年度とする第6次3カ年計画をスタートさせ、国内事業及び海外事業の基盤強化に努めてまいりました。
その結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高は、110億5千7百万円(前年同期比 4.3%減)となりました。また、損益面でも、米中貿易摩擦の影響による中国景気の減速を背景に、海外子会社の天津虹岡鋳鋼有限公司及び南通虹岡鋳鋼有限公司の業績が低調に推移したため、営業利益 4億1千7百万円(前年同期比 23.8%減)、経常利益 2億8千3百万円(前年同期比 53.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益 1億9千8百万円(前年同期比 37.4%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
① 鋳物関連事業
鋳型は、厚板用鋳型の需要が好調でしたが、鍛鋼、特殊鋼用鋳型の需要が伸び悩み、売上高は、前年同期並みで推移しました。ロールは、主要顧客先の国内高炉メーカー及び国内電炉メーカーの需要が好調で、売上高は、前年同期を上回りました。自動車用プレス金型鋳物は、各主要顧客先の需要が伸び悩み、売上高は、前年同期を下回りました。大型産業機械用鋳物は、大型門型機や旋盤などの工作機械向けが好調で、売上高は、前年同期を上回りました。小型鋳物は、機械鋳物が好調で、売上高は、前年同期を上回りました。デンスバーは、主要ユーザーの需要が回復せず、売上高は、前年同期を下回りました。天津虹岡鋳鋼有限公司、南通虹岡鋳鋼有限公司は、売上高は、前年同期を下回りました。
この結果、当事業の売上高は、93億1千4百万円(前年同期比 7.2%減)、セグメント利益 3億3百万円(前年同期比 47.6%減)となりました。
② 環境関連事業
環境装置事業は、大型案件の工事が進捗したことにより、売上高は、前年同期を上回りました。
この結果、当事業の売上高は、6億2千9百万円(前年同期比 41.6%増)、セグメント利益 7千9百万円(前年同四半期はセグメント利益 2百万円)となりました。
③ その他
送風機は、民間設備投資が好調で、売上高は、前年同期を上回りました。環境・省エネ商品のトランスベクターは、暑熱対策製品のACベストVCやマンクーリングシステムの受注に努めましたが、半導体向けの需要減により、売上高は、前年同期並みで推移しました。KCカーボンセラミックスは、アルミ関連、ベアリング関連が好調でしたが、銅関連の需要が低迷し、売上高は、前年同期並みで推移しました。KCメタルファイバーは、自動車摩擦材の需要減により、売上高は、前年同期を下回りました。
この結果、当事業の売上高は、11億1千3百万円(前年同期比 3.5%増)、セグメント利益 1億1百万円(前年同期比 2.0%増)となりました。
なお、上記金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度に比べ1億4千9百万円増加し、20億3千2百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、18億7千7百万円の増加(前年同四半期連結累計期間 12億5千7百万円 増加)となりました。主な内訳は、税金等調整前四半期純利益3億1千7百万円、減価償却費6億6千2百万円、売上債権の減少18億4千1百万円による資金の増加と仕入債務の減少4億4千2百万円による資金の減少によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、4億7百万円の減少(前年同四半期連結累計期間 7億5千7百万円 減少)となりました。主な内訳は、有形固定資産の取得による支出4億5千3百万円による資金の減少によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、13億1千2百万円の減少(前年同四半期連結累計期間 5億5千2百万円 減少)となりました。主な内訳は、短期借入金の純増加額12億8千5百万円、長期借入れによる収入28億1千6百万円による資金の増加と長期借入金の返済による支出51億円、配当金の支払1億6千5百万円による資金の減少によるものであります。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は1億5千2百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6) 経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループの経営に重要な影響を与える可能性のある要因につきましては、2019年6月26日に提出の前事業年度有価証券報告書「第2 事業の状況 2.事業等のリスク」に記載の事項から重要な変更はありません。
(7) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの資本の財源及び資金の流動性について重要な変更はありません。
なお、当第2四半期連結会計期間末における有利子負債の残高は68億8千2百万円、現金及び預金の残高は20億4千2百万円となっております。
当社は、将来の資金需要に対して安定的、機動的かつ効率的な資金調達を可能にするため金融機関11社と総額65億円の特定融資枠契約を締結しております(借入実行残高23億2千4百万円、借入未実行残高41億7千6百万円)。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
イ. 財政状態
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は、147億7千6百万円となり、前連結会計年度末に比べ17億2千6百万円減少いたしました。これは、主として現金及び預金が1億4千9百万円増加した一方、環境関連事業大型案件の回収が進んだことなどにより受取手形及び売掛金が14億8千8百万円、電子記録債権が4億7千6百万円減少したことなどによります。
固定資産は、117億8千3百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億7千7百万円減少いたしました。これは、主として株価下落に伴い投資有価証券が2億1百万円減少したことなどによります。
この結果、総資産は、265億5千9百万円となり、前連結会計年度末に比べ20億3百万円減少いたしました。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は、106億9千2百万円となり、前連結会計年度末に比べ6億3千3百万円減少いたしました。これは、主として支払手形及び買掛金が3億5千4百万円減少したことなどによります。
固定負債は、32億1百万円となり、前連結会計年度末に比べ10億8千1百万円減少いたしました。これは、主として長期借入金が10億7千3百万円減少したことなどによります。
この結果、負債合計は、138億9千3百万円となり、前連結会計年度末に比べ17億1千4百万円減少いたしました。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は、126億6千5百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億8千9百万円減少いたしました。これは、主としてその他有価証券評価差額金が減少したことなどによります。
この結果、総資産が減少したことにより、自己資本比率は、前連結会計年度末の36.4%から38.3%となりました。
ロ. 経営成績
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用環境の改善が継続し、緩やかな回復基調で推移しましたが、米中貿易摩擦の長期化や混乱する欧州、中東情勢など、先行き不透明な状況で推移いたしました。
このような状況のもとで当社グループは、2019年度を初年度とする第6次3カ年計画をスタートさせ、国内事業及び海外事業の基盤強化に努めてまいりました。
その結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高は、110億5千7百万円(前年同期比 4.3%減)となりました。また、損益面でも、米中貿易摩擦の影響による中国景気の減速を背景に、海外子会社の天津虹岡鋳鋼有限公司及び南通虹岡鋳鋼有限公司の業績が低調に推移したため、営業利益 4億1千7百万円(前年同期比 23.8%減)、経常利益 2億8千3百万円(前年同期比 53.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益 1億9千8百万円(前年同期比 37.4%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
① 鋳物関連事業
鋳型は、厚板用鋳型の需要が好調でしたが、鍛鋼、特殊鋼用鋳型の需要が伸び悩み、売上高は、前年同期並みで推移しました。ロールは、主要顧客先の国内高炉メーカー及び国内電炉メーカーの需要が好調で、売上高は、前年同期を上回りました。自動車用プレス金型鋳物は、各主要顧客先の需要が伸び悩み、売上高は、前年同期を下回りました。大型産業機械用鋳物は、大型門型機や旋盤などの工作機械向けが好調で、売上高は、前年同期を上回りました。小型鋳物は、機械鋳物が好調で、売上高は、前年同期を上回りました。デンスバーは、主要ユーザーの需要が回復せず、売上高は、前年同期を下回りました。天津虹岡鋳鋼有限公司、南通虹岡鋳鋼有限公司は、売上高は、前年同期を下回りました。
この結果、当事業の売上高は、93億1千4百万円(前年同期比 7.2%減)、セグメント利益 3億3百万円(前年同期比 47.6%減)となりました。
② 環境関連事業
環境装置事業は、大型案件の工事が進捗したことにより、売上高は、前年同期を上回りました。
この結果、当事業の売上高は、6億2千9百万円(前年同期比 41.6%増)、セグメント利益 7千9百万円(前年同四半期はセグメント利益 2百万円)となりました。
③ その他
送風機は、民間設備投資が好調で、売上高は、前年同期を上回りました。環境・省エネ商品のトランスベクターは、暑熱対策製品のACベストVCやマンクーリングシステムの受注に努めましたが、半導体向けの需要減により、売上高は、前年同期並みで推移しました。KCカーボンセラミックスは、アルミ関連、ベアリング関連が好調でしたが、銅関連の需要が低迷し、売上高は、前年同期並みで推移しました。KCメタルファイバーは、自動車摩擦材の需要減により、売上高は、前年同期を下回りました。
この結果、当事業の売上高は、11億1千3百万円(前年同期比 3.5%増)、セグメント利益 1億1百万円(前年同期比 2.0%増)となりました。
なお、上記金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度に比べ1億4千9百万円増加し、20億3千2百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、18億7千7百万円の増加(前年同四半期連結累計期間 12億5千7百万円 増加)となりました。主な内訳は、税金等調整前四半期純利益3億1千7百万円、減価償却費6億6千2百万円、売上債権の減少18億4千1百万円による資金の増加と仕入債務の減少4億4千2百万円による資金の減少によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、4億7百万円の減少(前年同四半期連結累計期間 7億5千7百万円 減少)となりました。主な内訳は、有形固定資産の取得による支出4億5千3百万円による資金の減少によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、13億1千2百万円の減少(前年同四半期連結累計期間 5億5千2百万円 減少)となりました。主な内訳は、短期借入金の純増加額12億8千5百万円、長期借入れによる収入28億1千6百万円による資金の増加と長期借入金の返済による支出51億円、配当金の支払1億6千5百万円による資金の減少によるものであります。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は1億5千2百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6) 経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループの経営に重要な影響を与える可能性のある要因につきましては、2019年6月26日に提出の前事業年度有価証券報告書「第2 事業の状況 2.事業等のリスク」に記載の事項から重要な変更はありません。
(7) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの資本の財源及び資金の流動性について重要な変更はありません。
なお、当第2四半期連結会計期間末における有利子負債の残高は68億8千2百万円、現金及び預金の残高は20億4千2百万円となっております。
当社は、将来の資金需要に対して安定的、機動的かつ効率的な資金調達を可能にするため金融機関11社と総額65億円の特定融資枠契約を締結しております(借入実行残高23億2千4百万円、借入未実行残高41億7千6百万円)。