四半期報告書-第116期第2四半期(令和2年7月1日-令和2年9月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
イ. 財政状態
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は、130億1千5百万円となり、前連結会計年度末に比べ23億2千2百万円減少いたしました。これは、主として環境関連事業大型案件の回収が進んだことなどにより受取手形及び売掛金が11億3千2百万円、電子記録債権が3億3千1百万円減少したことなどによります。
固定資産は、121億9千万円となり、前連結会計年度末に比べ8億8百万円増加いたしました。これは、主として有形固定資産が5億5千6百万円、投資有価証券が3億2百万円増加したことなどによります。
この結果、総資産は、252億6百万円となり、前連結会計年度末に比べ15億1千3百万円減少いたしました。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は、93億7千8百万円となり、前連結会計年度末に比べ13億9千1百万円減少いたしました。これは、主として短期借入金が6億8千3百万円、支払手形及び買掛金が10億1千2百万円減少したことなどによります。
固定負債は、33億9千8百万円となり、前連結会計年度末に比べ8千5百万円減少いたしました。これは、主として長期借入金が3億2千3百万円減少した一方、繰延税金負債が1億6千万円増加したことなどによります。
この結果、負債合計は、127億7千6百万円となり、前連結会計年度末に比べ14億7千7百万円減少いたしました。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は、124億2千9百万円となり、前連結会計年度末に比べ3千6百万円減少いたしました。
この結果、総資産が減少したことにより、自己資本比率は、前連結会計年度末の37.8%から40.0%となりました。
ロ. 経営成績
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大により、経済活動が大きく抑制され、極めて厳しい状況となりました。
このような状況のもとで当社グループは、全社をあげてコスト削減に努め、中国子会社である天津虹岡鋳鋼有限公司及び南通虹岡鋳鋼有限公司においては、長期滞留債権の回収に注力し、貸倒引当金の圧縮による貸倒引当金戻入益を計上いたしました。また、2019年度を初年度とする『誇り』をキーワードとした第6次3カ年計画を推進し、既存事業の収益構造の改革や新たな分野の開拓、新しい製品の開発、財務体質の更なる強化などの取組みを進めてまいりました。
しかしながら、コロナ禍の影響が鉄鋼や自動車、産業機械分野などに大きく波及したことにより、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高 85億円(前年同期比 23.1%減)、営業利益 9千6百万円(前年同期比 76.8%減)、経常利益 1億4百万円(前年同期比 63.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純損失 9百万円(前年同四半期は 1億9千8百万円の親会社株主に帰属する四半期純利益)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
① 鋳物関連事業
鋳型は、エネルギー及び造船関連が低調で鍛造鋼塊用鋳型は低迷し、自動車及び航空機関連の悪化により特殊鋼用鋳型の需要も減少し、売上高は、前年同期を下回りました。ロールは、主要顧客先の国内高炉メーカーの需要が減少しましたが、国内電炉メーカー向けの受注残が売上に寄与し、売上高は、前年同期並みで推移しました。自動車用プレス金型鋳物及び大型産業機械用鋳物は、各主要顧客先の需要が伸び悩み、売上高は、前年同期を下回りました。小型鋳物は、電線共同溝用鉄蓋における工事着工のずれ込みや機械鋳物の減少により、売上高は、前年同期を下回りました。デンスバーは、油圧機器や建設機械など各主要業界向けの需要減速を受け、売上高は、前年同期を下回りました。海外事業の天津虹岡鋳鋼有限公司、南通虹岡鋳鋼有限公司は、中国経済の減速や競合の激化により、売上高は、前年同期を下回りました。
この結果、当事業の売上高は、73億7千6百万円(前年同期比 20.8%減)、セグメント利益 1億5千5百万円(前年同期比 48.6%減)となりました。
② 環境関連事業
環境装置事業は、大口案件やメンテナンス工事の受注件数が減少し、売上高は、前年同期を下回りました。
この結果、当事業の売上高は、1億7千1百万円(前年同期比 72.8%減)、セグメント損失 6百万円(前年同四半期はセグメント利益 7千9百万円)となりました。
③ その他
送風機は、民間設備投資が依然低調なものの、鉄鋼関連の大口案件があり、売上高は、前年同期を上回りました。環境・省エネ商品のトランスベクターは、鉄鋼業界の落ち込みによる鉄鋼関連向けの需要減少により、売上高は、前年同期を下回りました。KCメタルファイバー及びKCカーボンセラミックスは、自動車産業の低迷により需要が減少し、売上高は、前年同期を下回りました。
この結果、当事業の売上高は、9億5千3百万円(前年同期比 14.4%減)、セグメント利益 7千3百万円(前年同期比 27.7%減)となりました。
なお、上記金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度に比べ5億9千6百万円減少し、15億1千1百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、10億3千6百万円の増加(前年同四半期連結累計期間 18億7千7百万円 増加)となりました。主な内訳は、税金等調整前四半期純利益1億4百万円、減価償却費6億3千3百万円、売上債権の減少13億9千6百万円による資金の増加と仕入債務の減少10億7千4百万円による資金の減少によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、5億5百万円の減少(前年同四半期連結累計期間 4億7百万円 減少)となりました。主な内訳は、有形固定資産の取得による支出5億1百万円による資金の減少によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、11億2千万円の減少(前年同四半期連結累計期間 13億1千2百万円 減少)となりました。主な内訳は、短期借入金の純減少額6億3千6百万円、長期借入金の返済による支出3億1千万円、配当金の支払1億6千5百万円による資金の減少によるものであります。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は1億6千4百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(7) 経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループの経営に重要な影響を与える可能性のある要因につきましては、前事業年度の有価証券報告書「第2 事業の状況 2.事業等のリスク」に記載の事項から重要な変更はありません。
(8) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが資本の財源及び資金の流動性について重要な変更はありません。
なお、当第2四半期連結会計期間末における有利子負債の残高は66億4千5百万円、現金及び預金の残高は15億2千1百万円となっております。
当社は、将来の資金需要に対して安定的、機動的かつ効率的な資金調達を可能にするため金融機関11社と総額65億円の特定融資枠契約を締結しております(借入実行残高23億4千万円、借入未実行残高41億6千万円)。
新型コロナウイルスの感染拡大により急激な景気変動が起これば、資金面でも影響を懸念されますが、この特定融資枠契約によりリスクヘッジをしております。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
イ. 財政状態
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は、130億1千5百万円となり、前連結会計年度末に比べ23億2千2百万円減少いたしました。これは、主として環境関連事業大型案件の回収が進んだことなどにより受取手形及び売掛金が11億3千2百万円、電子記録債権が3億3千1百万円減少したことなどによります。
固定資産は、121億9千万円となり、前連結会計年度末に比べ8億8百万円増加いたしました。これは、主として有形固定資産が5億5千6百万円、投資有価証券が3億2百万円増加したことなどによります。
この結果、総資産は、252億6百万円となり、前連結会計年度末に比べ15億1千3百万円減少いたしました。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は、93億7千8百万円となり、前連結会計年度末に比べ13億9千1百万円減少いたしました。これは、主として短期借入金が6億8千3百万円、支払手形及び買掛金が10億1千2百万円減少したことなどによります。
固定負債は、33億9千8百万円となり、前連結会計年度末に比べ8千5百万円減少いたしました。これは、主として長期借入金が3億2千3百万円減少した一方、繰延税金負債が1億6千万円増加したことなどによります。
この結果、負債合計は、127億7千6百万円となり、前連結会計年度末に比べ14億7千7百万円減少いたしました。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は、124億2千9百万円となり、前連結会計年度末に比べ3千6百万円減少いたしました。
この結果、総資産が減少したことにより、自己資本比率は、前連結会計年度末の37.8%から40.0%となりました。
ロ. 経営成績
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大により、経済活動が大きく抑制され、極めて厳しい状況となりました。
このような状況のもとで当社グループは、全社をあげてコスト削減に努め、中国子会社である天津虹岡鋳鋼有限公司及び南通虹岡鋳鋼有限公司においては、長期滞留債権の回収に注力し、貸倒引当金の圧縮による貸倒引当金戻入益を計上いたしました。また、2019年度を初年度とする『誇り』をキーワードとした第6次3カ年計画を推進し、既存事業の収益構造の改革や新たな分野の開拓、新しい製品の開発、財務体質の更なる強化などの取組みを進めてまいりました。
しかしながら、コロナ禍の影響が鉄鋼や自動車、産業機械分野などに大きく波及したことにより、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高 85億円(前年同期比 23.1%減)、営業利益 9千6百万円(前年同期比 76.8%減)、経常利益 1億4百万円(前年同期比 63.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純損失 9百万円(前年同四半期は 1億9千8百万円の親会社株主に帰属する四半期純利益)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
① 鋳物関連事業
鋳型は、エネルギー及び造船関連が低調で鍛造鋼塊用鋳型は低迷し、自動車及び航空機関連の悪化により特殊鋼用鋳型の需要も減少し、売上高は、前年同期を下回りました。ロールは、主要顧客先の国内高炉メーカーの需要が減少しましたが、国内電炉メーカー向けの受注残が売上に寄与し、売上高は、前年同期並みで推移しました。自動車用プレス金型鋳物及び大型産業機械用鋳物は、各主要顧客先の需要が伸び悩み、売上高は、前年同期を下回りました。小型鋳物は、電線共同溝用鉄蓋における工事着工のずれ込みや機械鋳物の減少により、売上高は、前年同期を下回りました。デンスバーは、油圧機器や建設機械など各主要業界向けの需要減速を受け、売上高は、前年同期を下回りました。海外事業の天津虹岡鋳鋼有限公司、南通虹岡鋳鋼有限公司は、中国経済の減速や競合の激化により、売上高は、前年同期を下回りました。
この結果、当事業の売上高は、73億7千6百万円(前年同期比 20.8%減)、セグメント利益 1億5千5百万円(前年同期比 48.6%減)となりました。
② 環境関連事業
環境装置事業は、大口案件やメンテナンス工事の受注件数が減少し、売上高は、前年同期を下回りました。
この結果、当事業の売上高は、1億7千1百万円(前年同期比 72.8%減)、セグメント損失 6百万円(前年同四半期はセグメント利益 7千9百万円)となりました。
③ その他
送風機は、民間設備投資が依然低調なものの、鉄鋼関連の大口案件があり、売上高は、前年同期を上回りました。環境・省エネ商品のトランスベクターは、鉄鋼業界の落ち込みによる鉄鋼関連向けの需要減少により、売上高は、前年同期を下回りました。KCメタルファイバー及びKCカーボンセラミックスは、自動車産業の低迷により需要が減少し、売上高は、前年同期を下回りました。
この結果、当事業の売上高は、9億5千3百万円(前年同期比 14.4%減)、セグメント利益 7千3百万円(前年同期比 27.7%減)となりました。
なお、上記金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度に比べ5億9千6百万円減少し、15億1千1百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、10億3千6百万円の増加(前年同四半期連結累計期間 18億7千7百万円 増加)となりました。主な内訳は、税金等調整前四半期純利益1億4百万円、減価償却費6億3千3百万円、売上債権の減少13億9千6百万円による資金の増加と仕入債務の減少10億7千4百万円による資金の減少によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、5億5百万円の減少(前年同四半期連結累計期間 4億7百万円 減少)となりました。主な内訳は、有形固定資産の取得による支出5億1百万円による資金の減少によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、11億2千万円の減少(前年同四半期連結累計期間 13億1千2百万円 減少)となりました。主な内訳は、短期借入金の純減少額6億3千6百万円、長期借入金の返済による支出3億1千万円、配当金の支払1億6千5百万円による資金の減少によるものであります。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は1億6千4百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(7) 経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループの経営に重要な影響を与える可能性のある要因につきましては、前事業年度の有価証券報告書「第2 事業の状況 2.事業等のリスク」に記載の事項から重要な変更はありません。
(8) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが資本の財源及び資金の流動性について重要な変更はありません。
なお、当第2四半期連結会計期間末における有利子負債の残高は66億4千5百万円、現金及び預金の残高は15億2千1百万円となっております。
当社は、将来の資金需要に対して安定的、機動的かつ効率的な資金調達を可能にするため金融機関11社と総額65億円の特定融資枠契約を締結しております(借入実行残高23億4千万円、借入未実行残高41億6千万円)。
新型コロナウイルスの感染拡大により急激な景気変動が起これば、資金面でも影響を懸念されますが、この特定融資枠契約によりリスクヘッジをしております。