四半期報告書-第118期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
イ.財政状態
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は、199億1千4百万円となり、前連結会計年度末に比べ8億2千8百万円増加いたしました。これは、主として受取手形、売掛金及び契約資産が8億2千6百万円増加したことなどによります。
固定資産は、124億9千万円となり、前連結会計年度末に比べ3億2千9百万円増加いたしました。これは、主として有形固定資産が2億4千8百万円増加したことなどによります。
この結果、総資産は、324億4百万円となり、前連結会計年度末に比べ11億5千7百万円増加いたしました。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は、145億4千8百万円となり、前連結会計年度末に比べ6億5千5百万円増加いたしました。これは、主として短期借入金が10億1千3百万円増加したことなどによります。
固定負債は、30億8百万円となり、前連結会計年度末に比べ5億6千2百万円減少いたしました。これは、主として長期借入金が5億8百万円減少したことなどによります。
この結果、負債合計は、175億5千6百万円となり、前連結会計年度末に比べ9千3百万円増加いたしました。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は、148億4千8百万円となり、前連結会計年度末に比べ10億6千4百万円増加いたしました。
この結果、自己資本比率は35.3%(前連結会計年度末は35.3%)となりました。
ロ.経営成績
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による行動制限が緩和されるなど、経済活動の正常化に向けた動きが見られたものの、ウクライナ情勢の長期化による原材料や原油価格の高騰、外国為替市場での急速な円安進行などにより、先行き不透明な状況で推移いたしました。
このようなもとで当社グループは、『C&Eへのこだわり』をキーワードに、①脱炭素社会に向けて、②DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進、③人材育成、の3点を重点課題に設定した第7次3カ年計画(2022~2024年度)を新たにスタートさせ、より強固な経営基盤の構築と成長戦略の具現化に努めてまいりました。
このような事業環境において当社グループは、原材料高騰への対応として製品の販売価格是正による収益の確保並びにコスト改善諸施策の一層の推進に努めた結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高 126億5千2百万円(前年同期比 19.1%増)、営業利益 2億円(前年同期比 795.8%増)、経常利益 1億5千5百万円(前年同期 経常損失4千7百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益 9千万円(前年同期 親会社株主に帰属する四半期純損失6千5百万円)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
①Casting Field
鋳型は、鍛鋼、特殊鋼用鋳型の需要が好調で、売上高は、前年同期を上回りました。ロールは、主要顧客先の国内高炉メーカー及び国内電炉メーカーの需要が好調で、売上高は、前年同期を上回りました。自動車用プレス金型鋳物は、主力カーメーカーの新規開発車種の受注が活況で、売上高は、前年同期を上回りました。大型産業機械用鋳物は、工作機械及び鍛圧機向けが好調で、売上高は、前年同期を上回りました。小型鋳物は、下水道鉄蓋や機械鋳物で価格是正もあり収益を確保しましたが、土木用鋳物が低迷し、売上高は、前年同期を下回りました。デンスバーは、主要顧客先の需要が堅調で、売上高は、前年同期を上回りました。海外事業の天津虹岡鋳鋼有限公司、南通虹岡鋳鋼有限公司は、現地自動車産業が堅調に推移し、売上高は、前年同期を上回りました。
この結果、当事業の売上高は、109億9千3百万円(前年同期比 20.7%増)、セグメント利益 1億6千3百万円(前年同期比 142.8%増)となりました。
②Environment Field・環境エンジニアリング
環境装置事業は、大型案件の受注が前年並みで、売上高は、前年同期並みで推移しました。送風機は、民間設備投資が堅調で、売上高は、前年同期を上回りました。環境・省エネ商品のトランスベクターは、半導体向けが好調で、売上高は、前年同期を上回りました。
この結果、当事業の売上高は、11億6千3百万円(前年同期比 13.6%増)、セグメント利益 2千2百万円(前年同期 セグメント損失1千5百万円)となりました。
③Environment Field・機能材料
KCカーボンセラミックスは、主要顧客先の需要が堅調で、売上高は、前年同期を上回りました。KCメタルファイバーは、鉄道用及び産業用摩擦材が好調でしたが、自動車向け摩擦材の需要が低迷し、売上高は、前年同期並みで推移しました。
この結果、当事業の売上高は、4億8千2百万円(前年同期比 0.8%増)、セグメント利益 4千万円(前年同期比 422.9%増)となりました。
なお、2022年1月28日に公表した通り、KCカーボンセラミックス事業は、2022年10月3日付をもちまして、株式会社TYKグループの明智セラミックス株式会社に譲渡しましたので、あらためてお知らせいたします。
④その他の事業
当事業の売上高は、1千1百万円(前年同期比 2.0%減)、セグメント損失 1百万円(前年同期 セグメント損失1百万円)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度に比べ7億6千4百万円減少し、23億4千8百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、3億9千4百万円の減少(前年同四半期連結累計期間 5億1千5百万円 増加)となりました。主な内訳は、税金等調整前四半期純利益1億5千5百万円、減価償却費7億4千6百万円による資金の増加と売上債権の増加2億6千6百万円、棚卸資産の増加7億2千4百万円による資金の減少によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、6億6千3百万円の減少(前年同四半期連結累計期間 8億4千2百万円 減少)となりました。主な内訳は、有形固定資産の取得による支出6億5千8百万円による資金の減少によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、2億7千4百万円の増加(前年同四半期連結累計期間 1億5千7百万円 増加)となりました。主な内訳は、短期借入金の純増加額8億2千1百万円、非支配株主からの払込みによる収入2億9千9百万円による資金の増加と長期借入金の返済による支出6億5千万円、支払手数料の支出1億2百万円、自己株式の取得による支出4千3百万円、配当金の支払額3千3百万円による資金の減少によるものであります。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は2億4千7百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(7) 経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループの経営に重要な影響を与える可能性のある要因につきましては、前事業年度の有価証券報告書「第2 事業の状況 2.事業等のリスク」に記載の事項から重要な変更はありません。
(8) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが資本の財源及び資金の流動性について重要な変更はありません。
なお、当第2四半期連結会計期間末における有利子負債の残高は96億7千9百万円、現金及び預金の残高は23億5千8百万円となっております。
当社は、将来の資金需要に対して安定的、機動的かつ効率的な資金調達を可能にするため金融機関11社と総額65億円の特定融資枠契約を締結しております(借入実行残高45億円、借入未実行残高20億円)。
新型コロナウイルスの感染拡大により急激な景気変動が起これば、資金面でも影響を懸念されますが、この特定融資枠契約によりリスクヘッジをしております。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
イ.財政状態
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は、199億1千4百万円となり、前連結会計年度末に比べ8億2千8百万円増加いたしました。これは、主として受取手形、売掛金及び契約資産が8億2千6百万円増加したことなどによります。
固定資産は、124億9千万円となり、前連結会計年度末に比べ3億2千9百万円増加いたしました。これは、主として有形固定資産が2億4千8百万円増加したことなどによります。
この結果、総資産は、324億4百万円となり、前連結会計年度末に比べ11億5千7百万円増加いたしました。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は、145億4千8百万円となり、前連結会計年度末に比べ6億5千5百万円増加いたしました。これは、主として短期借入金が10億1千3百万円増加したことなどによります。
固定負債は、30億8百万円となり、前連結会計年度末に比べ5億6千2百万円減少いたしました。これは、主として長期借入金が5億8百万円減少したことなどによります。
この結果、負債合計は、175億5千6百万円となり、前連結会計年度末に比べ9千3百万円増加いたしました。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は、148億4千8百万円となり、前連結会計年度末に比べ10億6千4百万円増加いたしました。
この結果、自己資本比率は35.3%(前連結会計年度末は35.3%)となりました。
ロ.経営成績
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による行動制限が緩和されるなど、経済活動の正常化に向けた動きが見られたものの、ウクライナ情勢の長期化による原材料や原油価格の高騰、外国為替市場での急速な円安進行などにより、先行き不透明な状況で推移いたしました。
このようなもとで当社グループは、『C&Eへのこだわり』をキーワードに、①脱炭素社会に向けて、②DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進、③人材育成、の3点を重点課題に設定した第7次3カ年計画(2022~2024年度)を新たにスタートさせ、より強固な経営基盤の構築と成長戦略の具現化に努めてまいりました。
このような事業環境において当社グループは、原材料高騰への対応として製品の販売価格是正による収益の確保並びにコスト改善諸施策の一層の推進に努めた結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高 126億5千2百万円(前年同期比 19.1%増)、営業利益 2億円(前年同期比 795.8%増)、経常利益 1億5千5百万円(前年同期 経常損失4千7百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益 9千万円(前年同期 親会社株主に帰属する四半期純損失6千5百万円)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
①Casting Field
鋳型は、鍛鋼、特殊鋼用鋳型の需要が好調で、売上高は、前年同期を上回りました。ロールは、主要顧客先の国内高炉メーカー及び国内電炉メーカーの需要が好調で、売上高は、前年同期を上回りました。自動車用プレス金型鋳物は、主力カーメーカーの新規開発車種の受注が活況で、売上高は、前年同期を上回りました。大型産業機械用鋳物は、工作機械及び鍛圧機向けが好調で、売上高は、前年同期を上回りました。小型鋳物は、下水道鉄蓋や機械鋳物で価格是正もあり収益を確保しましたが、土木用鋳物が低迷し、売上高は、前年同期を下回りました。デンスバーは、主要顧客先の需要が堅調で、売上高は、前年同期を上回りました。海外事業の天津虹岡鋳鋼有限公司、南通虹岡鋳鋼有限公司は、現地自動車産業が堅調に推移し、売上高は、前年同期を上回りました。
この結果、当事業の売上高は、109億9千3百万円(前年同期比 20.7%増)、セグメント利益 1億6千3百万円(前年同期比 142.8%増)となりました。
②Environment Field・環境エンジニアリング
環境装置事業は、大型案件の受注が前年並みで、売上高は、前年同期並みで推移しました。送風機は、民間設備投資が堅調で、売上高は、前年同期を上回りました。環境・省エネ商品のトランスベクターは、半導体向けが好調で、売上高は、前年同期を上回りました。
この結果、当事業の売上高は、11億6千3百万円(前年同期比 13.6%増)、セグメント利益 2千2百万円(前年同期 セグメント損失1千5百万円)となりました。
③Environment Field・機能材料
KCカーボンセラミックスは、主要顧客先の需要が堅調で、売上高は、前年同期を上回りました。KCメタルファイバーは、鉄道用及び産業用摩擦材が好調でしたが、自動車向け摩擦材の需要が低迷し、売上高は、前年同期並みで推移しました。
この結果、当事業の売上高は、4億8千2百万円(前年同期比 0.8%増)、セグメント利益 4千万円(前年同期比 422.9%増)となりました。
なお、2022年1月28日に公表した通り、KCカーボンセラミックス事業は、2022年10月3日付をもちまして、株式会社TYKグループの明智セラミックス株式会社に譲渡しましたので、あらためてお知らせいたします。
④その他の事業
当事業の売上高は、1千1百万円(前年同期比 2.0%減)、セグメント損失 1百万円(前年同期 セグメント損失1百万円)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度に比べ7億6千4百万円減少し、23億4千8百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、3億9千4百万円の減少(前年同四半期連結累計期間 5億1千5百万円 増加)となりました。主な内訳は、税金等調整前四半期純利益1億5千5百万円、減価償却費7億4千6百万円による資金の増加と売上債権の増加2億6千6百万円、棚卸資産の増加7億2千4百万円による資金の減少によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、6億6千3百万円の減少(前年同四半期連結累計期間 8億4千2百万円 減少)となりました。主な内訳は、有形固定資産の取得による支出6億5千8百万円による資金の減少によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、2億7千4百万円の増加(前年同四半期連結累計期間 1億5千7百万円 増加)となりました。主な内訳は、短期借入金の純増加額8億2千1百万円、非支配株主からの払込みによる収入2億9千9百万円による資金の増加と長期借入金の返済による支出6億5千万円、支払手数料の支出1億2百万円、自己株式の取得による支出4千3百万円、配当金の支払額3千3百万円による資金の減少によるものであります。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は2億4千7百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(7) 経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループの経営に重要な影響を与える可能性のある要因につきましては、前事業年度の有価証券報告書「第2 事業の状況 2.事業等のリスク」に記載の事項から重要な変更はありません。
(8) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが資本の財源及び資金の流動性について重要な変更はありません。
なお、当第2四半期連結会計期間末における有利子負債の残高は96億7千9百万円、現金及び預金の残高は23億5千8百万円となっております。
当社は、将来の資金需要に対して安定的、機動的かつ効率的な資金調達を可能にするため金融機関11社と総額65億円の特定融資枠契約を締結しております(借入実行残高45億円、借入未実行残高20億円)。
新型コロナウイルスの感染拡大により急激な景気変動が起これば、資金面でも影響を懸念されますが、この特定融資枠契約によりリスクヘッジをしております。