四半期報告書-第141期第1四半期(平成30年4月1日-平成30年6月30日)

【提出】
2018/08/10 13:21
【資料】
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【項目】
13項目
文中の将来に関する事項は、当第1四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間の売上高は、前年同期を768億円(17%)上回る5,221億円となりました。利益につきましては、営業面の努力、グループあげての原価改善活動の推進がありましたものの、前年同期の退職給付制度変更の影響などにより、営業利益は前年同期を103億円(23%)下回る339億円、税引前四半期利益は前年同期を63億円(8%)下回る711億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は前年同期を65億円(11%)下回る534億円となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
(自動車)
自動車におきましては、売上高は前年同期を73億円(5%)上回る1,500億円となりました。営業利益は前年同期を101億円(65%)下回る55億円となりました。
このうち車両につきましては、ヴィッツは減少したものの、RAV4が増加したことにより、売上高は前年同期並みの177億円となりました。
エンジンにつきましては、主にGD型ディーゼルエンジンが増加したことにより、売上高は前年同期を32億円(14%)上回る261億円となりました。
カーエアコン用コンプレッサーにつきましては、北米・欧州を中心に各地域で増加したことにより、売上高は前年同期を35億円(4%)上回る889億円となりました。
電子機器・鋳造品ほかにつきましては、電子機器、鋳造品ともに増加したことにより、売上高は前年同期を6億円(3%)上回る172億円となりました。
(産業車両)
産業車両におきましては、主力のフォークリフトトラックが北米を中心に各地域で増加したことにより、売上高は前年同期を672億円(24%)上回る3,417億円となりました。営業利益は前年同期を9億円(3%)上回る260億円となりました。
(繊維機械)
繊維機械におきましては、中国で織機が増加したことにより、売上高は前年同期を9億円(6%)上回る154億円となりました。営業利益は前年同期を13億円(60%)下回る9億円となりました。
資産につきましては、主に投資有価証券の評価額が増加したことにより、前連結会計年度末に比べ699億円増加し、5兆3,284億円となりました。負債につきましては、前連結会計年度末並みの2兆6,332億円となりました。資本につきましては、前連結会計年度末に比べ613億円増加し、2兆6,951億円となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
キャッシュ・フローの状況につきましては、営業活動によるキャッシュ・フローは、主に税引前四半期利益を711億円計上したことにより、820億円の資金の増加となりました。その結果、前年同期の768億円の増加に比べ、52億円の増加となりました。また、投資活動によるキャッシュ・フローは、主に預金預入により835億円を支出したことで、1,042億円の資金が減少し、前年同期の1,199億円の減少に比べ、157億円の支出の減少となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入れによる収入が628億円あったものの、長期借入金の返済による支出が1,070億円あったことなどにより、271億円の資金の減少(前年同期は976億円の資金の増加)となりました。これらの増減に加え、換算差額、期首残高を合わせますと、当第1四半期連結累計期間における現金及び現金同等物の四半期末残高は2,725億円となり、前連結会計年度末に比べ513億円(16%)の減少となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における当社グループの研究開発費は、208億円(資産計上分含む)であります。なお、この中には受託研究等の費用29億円が含まれております。