四半期報告書-第141期第3四半期(平成30年10月1日-平成30年12月31日)

【提出】
2019/02/12 13:30
【資料】
PDFをみる
【項目】
14項目
文中の将来に関する事項は、当第3四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間の売上高は、前年同期を1,652億円(11%)上回る1兆6,298億円となりました。利益につきましては、営業面の努力、グループあげての原価改善活動の推進がありましたものの、原材料の値上がり、および前年同期の退職給付制度変更の影響などにより、営業利益は前年同期を171億円(15%)下回る979億円、税引前四半期利益は前年同期を125億円(7%)下回る1,660億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は前年同期を198億円(14%)下回る1,263億円となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
(自動車)
自動車におきましては、売上高は前年同期を98億円(2%)上回る4,484億円となりました。営業利益は前年同期を252億円(92%)下回る21億円となりました。
このうち車両につきましては、2018年11月に新型RAV4の生産を開始したことにより、売上高は前年同期を53億円(10%)上回る595億円となりました。
エンジンにつきましては、主にGD型ディーゼルエンジンが増加したことにより、売上高は前年同期を44億円(6%)上回る762億円となりました。
カーエアコン用コンプレッサーにつきましては、欧州では減少したものの、北米や新興国などで増加したことにより、売上高は前年同期並みの2,588億円となりました。
電子機器・鋳造品ほかにつきましては、電子機器、鋳造品ともに増加したことにより、売上高は前年同期を6億円(1%)上回る537億円となりました。
(産業車両)
産業車両におきましては、主力のフォークリフトトラックが北米・日本を中心に各地域で増加したことに加え、物流ソリューション事業でも増収となったことにより、売上高は前年同期を1,456億円(16%)上回る1兆781億円となりました。営業利益は前年同期を80億円(10%)上回る852億円となりました。
(繊維機械)
繊維機械におきましては、中国で織機が増加したことにより、売上高は前年同期を89億円(18%)上回る576億円となりました。営業利益は前年同期を8億円(14%)上回る61億円となりました。
資産につきましては、主に投資有価証券の評価額が減少したことにより、前連結会計年度末に比べ1,640億円減少し、5兆945億円となりました。負債につきましては、主に繰延税金負債が減少したことにより、前連結会計年度末に比べ776億円減少し、2兆5,470億円となりました。資本につきましては、前連結会計年度末に比べ864億円減少し、2兆5,474億円となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フローは、主に税引前四半期利益を1,660億円計上したことにより、1,480億円の資金の増加となりました。その結果、前年同期の2,202億円の増加に比べ、722億円の減少となりました。また、投資活動によるキャッシュ・フローは、主に預金預入により2,504億円を支出したことで、2,218億円の資金が減少し、前年同期の2,787億円の減少に比べ、569億円の支出の減少となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入れによる収入が1,244億円あったものの、長期借入金の返済による支出が1,943億円あったことなどにより、395億円の資金の減少(前年同期は522億円の資金の増加)となりました。
これらの増減に加え、換算差額、期首残高を合わせますと、当第3四半期連結累計期間における現金及び現金同等物の四半期末残高は2,102億円となり、前連結会計年度末に比べ1,136億円(35%)の減少となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における当社グループの研究開発費は、644億円(資産計上分含む)であります。なお、この中には受託研究等の費用90億円が含まれております。