四半期報告書-第143期第2四半期(令和2年7月1日-令和2年9月30日)

【提出】
2020/11/13 13:29
【資料】
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【項目】
18項目
文中の将来に関する事項は、当第2四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間の売上高は、前年同期を1,459億円(13%)下回る9,570億円となりました。利益につきましては、グループあげての原価改善活動の推進、原材料の値下がり、諸経費の減少がありましたものの、主に売上高の減少により、営業利益は前年同期を413億円(58%)下回る302億円、税引前四半期利益は前年同期を428億円(40%)下回る652億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は前年同期を341億円(42%)下回る481億円となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
(自動車)
自動車におきましては、売上高は前年同期を654億円(21%)下回る2,498億円となりました。営業損失は175億円(前年同期は営業利益128億円)となりました。
このうち車両につきましては、RAV4が国内、海外向けともに減少したことにより、売上高は前年同期を51億円(11%)下回る412億円となりました。
エンジンにつきましては、GD型ディーゼルエンジンやM20A型およびA25A型ガソリンエンジンなどが減少したことにより、売上高は前年同期を107億円(17%)下回る510億円となりました。
カーエアコン用コンプレッサーにつきましては、北米や欧州などで減少したことにより、売上高は前年同期を439億円(26%)下回る1,254億円となりました。
電子機器・鋳造品ほかにつきましては、電子機器、鋳造品ともに減少したことにより、売上高は前年同期を57億円(15%)下回る321億円となりました。
(産業車両)
産業車両におきましては、主力のフォークリフトトラックが欧州や北米などで減少したことにより、売上高は前年同期を643億円(9%)下回る6,629億円となりました。営業利益は前年同期を72億円(13%)下回る470億円となりました。
(繊維機械)
繊維機械におきましては、織機や繊維品質検査機器などが減少したことにより、売上高は前年同期を124億円(41%)下回る178億円となりました。営業損失は11億円(前年同期は営業利益10億円)となりました。
資産につきましては、主に投資有価証券の評価額が増加したことにより、前連結会計年度末に比べ2,675億円増加し、5兆5,471億円となりました。負債につきましては、主に繰延税金負債が増加したことにより、前連結会計年度末に比べ808億円増加し、2兆8,399億円となりました。資本につきましては、前連結会計年度末に比べ1,866億円増加し、2兆7,071億円となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前四半期利益を652億円計上したことや、減価償却費及び償却費を1,034億円計上したことなどにより、1,570億円の資金の増加となりました。前年同期の1,348億円の増加に比べ、222億円の増加となりました。また、投資活動によるキャッシュ・フローは、預金引出による収入が2,954億円あったものの、預金預入により4,544億円を支出したことや、有形固定資産の取得により1,057億円を支出したことで、2,657億円の資金の減少となりました。前年同期の802億円の減少に比べ、1,855億円の支出の増加となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入れによる収入が918億円あったものの、社債の償還による支出が625億円あったことなどにより、330億円の資金の減少となりました。前年同期の108億円の減少に比べ、222億円の支出の増加となりました。
これらの増減に加え、換算差額、期首残高を合わせますと、当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物の四半期末残高は2,182億円となり、前連結会計年度末に比べ1,399億円(39%)の減少となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における当社グループの研究開発費は、429億円(資産計上分含む)であります。なお、この中には受託研究等の費用58億円が含まれております。
(5) 主要な設備
前連結会計年度末時点で未定としておりました設備の新設、除却等の計画について、第1四半期連結会計期間において決定し、第1四半期の四半期報告書に記載しております。
当第2四半期連結累計期間において、上記以外に、当社グループの主要な設備について重要な変更はありません。