四半期報告書-第142期第2四半期(令和1年7月1日-令和1年9月30日)

【提出】
2019/11/13 13:41
【資料】
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【項目】
18項目
文中の将来に関する事項は、当第2四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間の売上高は、前年同期を459億円(4%)上回る1兆1,029億円となりました。利益につきましては、減価償却費の増加や為替変動による影響などがありましたものの、営業面の努力やグループあげての原価改善活動の推進などにより、営業利益は前年同期を102億円(17%)上回る715億円、税引前四半期利益は前年同期を97億円(10%)上回る1,080億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は前年同期を78億円(11%)上回る822億円となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
(自動車)
自動車におきましては、売上高は前年同期を217億円(7%)上回る3,152億円となりました。営業利益は前年同期を91億円(246%)上回る128億円となりました。
このうち車両につきましては、2018年11月に生産を開始した新型RAV4が増加したことにより、売上高は前年同期を113億円(32%)上回る463億円となりました。
エンジンにつきましては、新型のA25A型およびM20A型ガソリンエンジンやGD型ディーゼルエンジンが増加したことにより、売上高は前年同期を124億円(25%)上回る617億円となりました。
カーエアコン用コンプレッサーにつきましては、日本では増加したものの、欧州など海外で減少したことにより、売上高は前年同期を44億円(3%)下回る1,693億円となりました。
電子機器・鋳造品ほかにつきましては、鋳造品が減少したものの、電子機器が増加したことにより、売上高は前年同期を24億円(7%)上回る378億円となりました。
(産業車両)
産業車両におきましては、主力のフォークリフトトラックが中国では減少したものの、日本で増加したことや、物流ソリューション事業で増収となったことにより、売上高は前年同期を295億円(4%)上回る7,272億円となりました。営業利益は前年同期を22億円(4%)上回る542億円となりました。
(繊維機械)
繊維機械におきましては、織機や繊維品質検査機器が減少したことにより、売上高は前年同期を58億円(16%)下回る302億円となりました。営業利益は前年同期を20億円(65%)下回る10億円となりました。
資産につきましては、主に投資有価証券の評価額が増加したことにより、前連結会計年度末に比べ2,035億円増加し、5兆4,646億円となりました。負債につきましては、主に繰延税金負債が増加したことにより、前連結会計年度末に比べ519億円増加し、2兆7,511億円となりました。資本につきましては、前連結会計年度末に比べ1,516億円増加し、2兆7,135億円となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フローは、主に税引前四半期利益を1,080億円計上したことにより、1,348億円の資金の増加となりました。前年同期の1,098億円の増加に比べ、250億円の増加となりました。また、投資活動によるキャッシュ・フローは、預金引出による収入が2,980億円あったものの、預金預入により2,636億円を支出したことや、有形固定資産の取得により1,051億円を支出したことで、802億円の資金が減少しました。前年同期の1,399億円の減少に比べ、597億円の支出の減少となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、主に配当金の支払により248億円を支出したことで、108億円の資金の減少となりました。前年同期の490億円の減少に比べ、382億円の支出の減少となりました。
これらの増減に加え、換算差額、期首残高を合わせますと、当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物の四半期末残高は2,788億円となり、前連結会計年度末に比べ397億円(17%)の増加となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における当社グループの研究開発費は、454億円(資産計上分含む)であります。なお、この中には受託研究等の費用60億円が含まれております。