有価証券報告書-第120期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/29 14:05
【資料】
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【項目】
125項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 当連結会計年度の経営成績の分析
① 売上高
売上高は、前期比337億円増の7,008億円となりました。これは、建設機械部門を除くすべての部門において売上が前期を上回ったことによります。
② 売上原価
売上原価は、売上高の増加に伴い、前期比208億円増の5,375億円となりました。売上原価率は前期比0.8ポイント減少の76.7%となりました。
③ 販売費及び一般管理費
販売費及び一般管理費は、前期比84億円増の1,128億円となりました。
④ 営業外損益
営業外損益は、14億円の損失となり、前期比では6億円の悪化となりました。営業外収益は、為替差益が減少したことなどにより前期比4億円減の64億円となりました。営業外費用は、為替差損が増加したことなどにより前期比1億円増の79億円となりました。
⑤ 特別損益
特別損益は、20億円の損失となり、前期比では44億円の好転となりました。特別利益は、前期、当期ともに発生しませんでした。特別損失は、減損損失が29億円減少したことなどにより、前期比44億円減の20億円となりました。
⑥ 法人税等(法人税、住民税及び事業税と法人税等調整額の合計)
法人税等は、前期比17億円増の161億円となりました。
⑦ 非支配株主に帰属する当期純損失
非支配株主に帰属する当期純損失は、21億円となり、前期比では21億円の悪化となりました。
⑧ 親会社株主に帰属する当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益は、前期比88億円増の331億円となりました。
(2) 当連結会計年度の財政状態の分析
総資産は、前連結会計年度末と比べて、現金及び預金が84億円、受取手形及び売掛金が250億円、たな卸資産が24億円それぞれ増加した一方、有価証券が300億円、投資有価証券が35億円、長期貸付金22億円がそれぞれ減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べて32億円減の7,829億円となりました。
負債合計は、有利子負債が154億円減少(対総資産比率は8.7%と1.9ポイント減少)した一方、前受金が95億円減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べて209億円減の4,000億円となりました。
純資産は、為替換算調整勘定が51億円、退職給付に係る調整累計額が56億円それぞれ減少しした一方、利益剰余金が258億円増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べて177億円増の3,828億円となりました。
以上の結果、自己資本比率は、前連結会計年度比2.3ポイント増加し、48.1%となりました。
(3) 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況の分析
当社グループは現在、運転資金及び設備資金につきましては、借入金及び社債並びに内部資金により調達しております。
営業活動による資金の増加は183億円(前年同期は622億円の資金の増加)となりました。収入の主な内訳は、税金等調整前当期純利益472億円、減価償却費197億円、仕入債務の増加額28億円です。支出の主な内訳は売掛債権の増加額310億円、法人税等の支払額164億円です。
投資活動による資金の減少は154億円(前年同期は141億円の資金の減少)となりました。これは、主として固定資産の取得による支出192億円によるものです。
財務活動による資金の減少は238億円(前年同期は369億円の資金の減少)となりました。これは、主として借入金の返済による支出(借入金による収入との純額)131億円、配当金の支払による支出86億円によるものです。