訂正有価証券報告書-第69期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2016/04/13 14:11
【資料】
PDFをみる
【項目】
120項目

対処すべき課題

当社グループは、近年国内外で大きく変動する経済環境だけでなく、水処理ビジネスへの他業種からの相次ぐ参入、コスト競争の激化など厳しい事業環境に対応するため、平成25年度を初年度とする3ヵ年の中期経営計画を推進してまいりました。
しかしながら、各種産業における国内生産拠点の統廃合や海外移転など、当社グループを取り巻く市場環境は、中期経営計画策定時の想定から大きく変化しつつあります。当社グループは、これらの変化に適切に対応するため、経営資源の集中と効率化、市場での競争力強化による中長期的な事業拡大を目的として、当社の完全子会社7社の吸収合併を中心としたグループ再編を行うことといたしました。
また、これらの変化も踏まえ、現在の中期経営計画で掲げた目標数値を見直すこととし、グループ再編効果を最大限活かし、安定的に収益を確保できる体制整備を行い、平成27年度以降の新たな目標数値を再設定することといたします。
一方で現在の中期経営計画で定めた次の重点課題には引き続き取り組んでまいります。
・電力・電子産業における純水/超純水製造分野でのシェア確保
・環境・排水事業分野における積極的な事業展開
・ソリューション・機能商品事業の更なる収益性の向上及び事業拡大
・海外事業における地域市場特性に応じた技術・商品開発の推進
・コストダウン・工事力の強化
・新商品、新事業の速やかな立上げ
これらの取り組みを通じて、「水処理事業分野における顧客のあらゆるニーズに対して、ワン ストップ ソリューション(One Stop Solutions)が提供できる企業グループの実現」を目指してまいります。