四半期報告書-第84期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものです。
(1)経営成績の分析
当社は、2023年12月期から3年間を対象とする中期経営計画「Nikkiso 2025 フェーズ2」(対象期間:2023年~2025年)(以下、中計フェーズ2)をスタートしています。中計フェーズ2を2026年以降の本格的な成長に向けた足場固めの期間と位置付け、基本方針である「技術力の向上」、「事業ポートフォリオの再構築」、「本格的な成長に向けた海外拠点の体制構築など経営基盤の強化」を掲げ、さらなる企業価値の向上に取り組んでいます。
2024年第1四半期の世界経済は、ウクライナ情勢の長期化等の地政学上の問題等によりエネルギー確保の動きが活発に推移する一方で、中国の不動産市況低迷の長期化による景気回復の遅れ、欧米等の金融引き締めによる需要抑制影響や円安進行などがあり、先行き不透明な状況が続きました。
インダストリアル事業の主要市場であるLNG、次世代エネルギー関連市場では、中長期的なエネルギー確保、低・脱炭素化の動きによって設備投資需要は拡大基調で推移しています。航空機産業は、コロナ禍以降、航空機需要の回復に伴い、寸断したサプライチェーンの再構築、増産に取り組んでいますが、昨今の航空機メーカーの品質問題による機体の増産計画の遅れが懸念される状況です。メディカル事業の主要市場である血液透析市場では、国内需要はほぼ例年並みとなり、海外はタイ等のアジア、欧州市場の引き合いが好調に推移した一方、中国市場は一時的に需要が減少しました。
この結果、当第1四半期連結累計期間の当社グループ業績は、受注高 54,684百万円(前年同期比0.5%増)、売上収益 48,251百万円(同18.1%増)、営業利益 1,298百万円(前年同期は営業損失861百万円)、税引前四半期利益は、主に円安による為替差益を1,876百万円計上したことにより 3,315百万円(同278.2%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は 2,826百万円(前年同期は163百万円)となりました。
セグメント別の状況 (単位:百万円)
※ 工業部門合計欄には、深紫外線LED事業の金額が含まれています。
※ セグメントごとの各金額欄には、内部取引控除前の金額を表示しています。
≪事業セグメント別の事業環境と事業概況≫
(2)財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末の資産合計は311,040百万円となり、前連結会計年度末に比べて14,811百万円増加しました。現金及び現金同等物、棚卸資産及び使用権資産の増加が主な要因です。
当第1四半期連結会計期間末の負債合計は177,478百万円となり、前連結会計年度末に比べて7,538百万円増加しました。未払法人所得税等が減少した一方、借入金、リース負債が増加したことが主な要因です。
当第1四半期連結会計期間末の資本合計は133,561百万円となり、前連結会計年度末に比べ7,272百万円増加しました。在外営業活動体の換算差額の増加が主な要因です。
(3)キャッシュ・フローの分析
当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べて2,876百万円増加し、35,180百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第1四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは△16,998百万円となりました。これは主に法人所得税の支払額があったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第1四半期連結累計期間の投資活動によるキャッシュ・フローは△781百万円となりました。有形固定資産の取得による支出が主な要因です。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第1四半期連結累計期間の財務活動によるキャッシュ・フローは+19,742百万円となりました。借入による収入が借入の返済による支出を上回ったことが主な要因です。
(4)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(6)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は723百万円です。
(1)経営成績の分析
当社は、2023年12月期から3年間を対象とする中期経営計画「Nikkiso 2025 フェーズ2」(対象期間:2023年~2025年)(以下、中計フェーズ2)をスタートしています。中計フェーズ2を2026年以降の本格的な成長に向けた足場固めの期間と位置付け、基本方針である「技術力の向上」、「事業ポートフォリオの再構築」、「本格的な成長に向けた海外拠点の体制構築など経営基盤の強化」を掲げ、さらなる企業価値の向上に取り組んでいます。
2024年第1四半期の世界経済は、ウクライナ情勢の長期化等の地政学上の問題等によりエネルギー確保の動きが活発に推移する一方で、中国の不動産市況低迷の長期化による景気回復の遅れ、欧米等の金融引き締めによる需要抑制影響や円安進行などがあり、先行き不透明な状況が続きました。
インダストリアル事業の主要市場であるLNG、次世代エネルギー関連市場では、中長期的なエネルギー確保、低・脱炭素化の動きによって設備投資需要は拡大基調で推移しています。航空機産業は、コロナ禍以降、航空機需要の回復に伴い、寸断したサプライチェーンの再構築、増産に取り組んでいますが、昨今の航空機メーカーの品質問題による機体の増産計画の遅れが懸念される状況です。メディカル事業の主要市場である血液透析市場では、国内需要はほぼ例年並みとなり、海外はタイ等のアジア、欧州市場の引き合いが好調に推移した一方、中国市場は一時的に需要が減少しました。
この結果、当第1四半期連結累計期間の当社グループ業績は、受注高 54,684百万円(前年同期比0.5%増)、売上収益 48,251百万円(同18.1%増)、営業利益 1,298百万円(前年同期は営業損失861百万円)、税引前四半期利益は、主に円安による為替差益を1,876百万円計上したことにより 3,315百万円(同278.2%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は 2,826百万円(前年同期は163百万円)となりました。
セグメント別の状況 (単位:百万円)
| 2023年12月期 第1四半期実績 | 2024年12月期 第1四半期実績 | 前年同期比 | |||||
| 増減額 | 増減率 | ||||||
| 受注高 | 54,427 | 54,684 | +257 | +0.5% | |||
| 工業部門 | 32,215 | 35,155 | +2,940 | +9.1% | |||
| インダストリアル事業 | 29,413 | 31,094 | +1,681 | +5.7% | |||
| 航空宇宙事業 | 2,601 | 3,794 | +1,192 | +45.9% | |||
| 医療部門 | 22,331 | 19,617 | △2,713 | △12.2% | |||
| 売上収益 | 40,856 | 48,251 | +7,395 | +18.1% | |||
| 工業部門 | 20,296 | 28,901 | +8,604 | +42.4% | |||
| インダストリアル事業 | 17,437 | 24,652 | +7,214 | +41.4% | |||
| 航空宇宙事業 | 2,681 | 4,088 | +1,406 | +52.5% | |||
| 医療部門 | 20,677 | 19,437 | △1,240 | △6.0% | |||
| セグメント利益 | △861 | 1,298 | +2,159 | - | |||
| 工業部門 | △1,134 | 657 | +1,792 | - | |||
| インダストリアル事業 | △220 | 1,568 | +1,788 | - | |||
| 航空宇宙事業 | △569 | △535 | +34 | - | |||
| 医療部門 | 1,956 | 1,502 | △453 | △23.2% | |||
| 調整額(全社費用等) | △1,693 | △883 | +810 | - | |||
| 税引前四半期利益 | 876 | 3,315 | +2,438 | +278.2% | |||
| 親会社の所有者に帰属する四半期利益 | 163 | 2,826 | +2,662 | - | |||
※ 工業部門合計欄には、深紫外線LED事業の金額が含まれています。
※ セグメントごとの各金額欄には、内部取引控除前の金額を表示しています。
≪事業セグメント別の事業環境と事業概況≫
| 事業 | 主要製品 | 2024年12月期 第1四半期の事業・受注環境 | 2024年12月期 第1四半期の業績概況 |
| インダストリアル事業 | 産業用ポンプ・システム | ・中東・アジアを中心とした化学プラント関連の需要が堅調に推移。 | ・製品Mixの見直し、販売価格の適正化が奏功、収益性は回復基調。 |
| 液化ガス・産業ガス関連機器・装置 | ・LNG市場は、エネルギー確保や低・脱炭素化に向けた需要が活況で、北米、欧州、アジア地域の液化・受入基地等の案件で活発な動きが継続。 ・水素、アンモニア等の次世代エネルギー関連市場は、実証実験投資を含めた活発な動きが継続するも、業績への貢献は数年先以降と見込む。 ・受注高は、為替影響を除けば前年同期比減少となるも、概ね計画通りに推移。 | 主要プレイヤーであるClean Energy & Industrial Gas グループ(以下、CE&IGグループ)は、 ・LNGや水素ステーション事業などの既受注案件の工事遂行で、売上収益が大きく増加。 ・収益面では、事業規模拡大に伴い、固定費などの増加があるものの、増収効果で収益性は大きく改善。 | |
| 精密機器 | ・半導体需要低迷の影響で電子部品市場は設備投資の調整局面が続く。受注高は前年同期並みに留まる。 | ・販売価格適正化の取組が奏功し、収益性は回復基調。 | |
| 航空宇宙事業 | 民間航空機向け炭素繊維強化プラスチック(CFRP)成形品 | ・コロナ禍以降、航空機需要の回復に伴い、航空機産業全体が寸断したサプライチェーンの再構築、増産に取組むも、昨今の航空機メーカーの品質問題による機体の増産計画の遅れが懸念され、本格回復へ向けて不透明感は強い。 | ・航空機産業のサプライチェーン再構築が進む中、主力製品のカスケード、ベトナム ハノイ工場の生産部品等の出荷は回復基調。 ・増収効果、円安影響、前期からの段階的な販売価格の適正化等で、採算性の回復は継続。一方、増産対応等により固定費は増加しており、収益性の改善は継続課題。 |
| メディカル事業 | 血液透析関連製品 | ・血液透析装置及び消耗品の国内需要はほぼ前年並み。 ・海外では中国市場は一時的に受注は減少、アジア市場は好調な引き合いが継続。 ・米国市場は、血液透析装置の販売許認可の取得後の拡販に備えた体制整備を継続。 | ・血液透析装置の国内販売は、部品不足解消に伴う受注残の出荷促進があった前年と比較すると僅かに減少するも業況は堅実。 ・海外販売は、欧州、アジア市場が好調も、中国市場が一時的に縮小したことで減収。消耗品は透析用剤・血液回路の販売価格適正化の取組が奏功し、増収。 ・中国市場の減益があるも、欧州等の増収影響、販売価格の適正化や血液回路製品の型式削減など製品の収益性改善、固定費・経費の削減等で、営業利益は前年並みに留まる。 |
| CRRT(急性血液浄化療法)関連製品 | ・主力の中国市場は一時的に受注は減少。 | ・主力の中国市場の減収により減益。 |
(2)財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末の資産合計は311,040百万円となり、前連結会計年度末に比べて14,811百万円増加しました。現金及び現金同等物、棚卸資産及び使用権資産の増加が主な要因です。
当第1四半期連結会計期間末の負債合計は177,478百万円となり、前連結会計年度末に比べて7,538百万円増加しました。未払法人所得税等が減少した一方、借入金、リース負債が増加したことが主な要因です。
当第1四半期連結会計期間末の資本合計は133,561百万円となり、前連結会計年度末に比べ7,272百万円増加しました。在外営業活動体の換算差額の増加が主な要因です。
(3)キャッシュ・フローの分析
当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べて2,876百万円増加し、35,180百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第1四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは△16,998百万円となりました。これは主に法人所得税の支払額があったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第1四半期連結累計期間の投資活動によるキャッシュ・フローは△781百万円となりました。有形固定資産の取得による支出が主な要因です。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第1四半期連結累計期間の財務活動によるキャッシュ・フローは+19,742百万円となりました。借入による収入が借入の返済による支出を上回ったことが主な要因です。
(4)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(6)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は723百万円です。