有価証券報告書-第93期(2025/04/01-2026/03/31)
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度における世界経済は、中東情勢による原油価格高騰をはじめ、不透明感の高まる展開となりました。米国では関税影響による物価上昇が起因し個人消費が伸び悩んだ一方、中国では雇用の不透明感があるものの、対米輸出の他地域への切り替えにより外需好調となり、堅調な推移となりました。また、日本では物価上昇の影響を受けつつも、賃上げや投資拡大により底堅い推移となりました。
当社グループが主として関連する自動車業界においては、米国ではEVを中心に販売が低迷したものの、ハイブリッド車の販売が増加しました。中国では中国系メーカーを中心に、国内販売及び輸出が引き続き堅調に推移しました。一方、アセアンでは高金利や融資基準の厳格化により需要の伸びが鈍化し、販売は伸び悩みました。日本では販売が軟調に推移しました。
このような経営環境のもと、当社グループの当連結会計年度においては、前年同期比で売上高はファルテックグループでの減少が主因となり減収、営業利益は品種構成の影響により減益となりました。経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益は、持分法投資利益及び保有資産売却益により増益となりました。
総資産につきましては、前連結会計年度末と比較して138億4百万円増加し、3,055億83百万円となりました。これは主に投資有価証券が80億86百万円、出資金が32億3百万円、退職給付に係る資産が21億28百万円それぞれ増加したこと等によるものであります。
負債につきましては、前連結会計年度末と比較して5億76百万円減少し、925億67百万円となりました。これは主に繰延税金負債が22億3百万円増加した一方で、短期借入金が23億16百万円、退職給付に係る負債が8億44百万円それぞれ減少したこと等によるものであります。
純資産につきましては、前連結会計年度末と比較して143億80百万円増加し、2,130億16百万円となりました。これは主にその他有価証券評価差額金が49億27百万円、利益剰余金が39億39百万円、非支配株主持分が23億62百万円、退職給付に係る調整累計額が19億72百万円それぞれ増加したこと等によるものであります。
当連結会計年度の業績数値につきましては、次のとおりであります。
売上高 1,905億53百万円 (前年同期比 1.0%減)
営業利益 102億78百万円 ( 〃 8.3%減)
経常利益 161億62百万円 ( 〃 2.4%増)
親会社株主に帰属する当期純利益 93億94百万円 ( 〃 6.0%増)
セグメントの業績概況は、次のとおりであります。
セグメント状況
a.日本
日本は、販売は堅調となった一方、品種構成の影響及び研究開発費の増加により増収減益となりました。売上高は507億55百万円で、前年同期比13億80百万円の増収となり、セグメント利益は4億4百万円で、前年同期比10億12百万円の減益となりました。
b.アジア
アジア地域は、中国現地自動車メーカーの販売好調により増収増益となりました。売上高は484億97百万円で、前年同期比20億81百万円の増収となり、セグメント利益は80億25百万円で、前年同期比2億80百万円の増益となりました。
c.北米
北米地域は、日系自動車メーカーの販売好調により増収増益となりました。売上高は157億77百万円で、前年同期比5億58百万円の増収となり、セグメント損失は3億25百万円で、前年同期比2億50百万円の増益となりました。
d.その他地域
その他地域は、欧州自動車メーカーへの販売が堅調となり、増収増益となりました。売上高は25億97百万円で、前年同期比10百万円の増収となり、セグメント利益は3億32百万円で、前年同期比61百万円の増益となりました。
<ファルテックグループ>自動車メーカーの生産・販売台数減により減収減益となりました。売上高は729億25百万円で、前年同期比59億73百万円の減収となり、セグメント利益は14億3百万円で、前年同期比7億90百万円の減益となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)の残高は、前連結会計年度末と比較して14億28百万円減少し、593億69百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、227億21百万円(前年同期比4.5%増)となりました。主な内訳は、税金等調整前当期純利益160億32百万円、減価償却費118億4百万円、法人税等の支払額39億94百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、135億44百万円(前年同期比195.5%増)となりました。主な内訳は、有形及び無形固定資産の取得による支出121億23百万円、出資金の払込による支出21億51百万円、有形及び無形固定資産の売却による収入25億48百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、115億83百万円(前年同期比16.6%増)となりました。主な内訳は、配当金の支払額33億6百万円、リース債務返済による支出26億17百万円、自己株式の取得による支出25億円、短期借入金の純減少額20億71百万円であります。
③ 生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.金額は、販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。
b.受注実績
確定受注は主に納期直前であり、販売実績と重要な相違は無いため記載は省略しております。
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、当該割合が100分の10未満のため記載を省略しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
(財政状態)
※当社は、2025年10月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して、「1株当たり純資産」を算定しております。
a.流動資産
流動資産は、前期末に比べ2億16百万円増加(0.1%)の1,497億45百万円となりました。
これは主に、受取手形が12億83百万円、現金及び預金が8億44百万円、仕掛品が6億29百万円それぞれ減少した一方、売掛金が17億38百万円、商品及び製品が12億19百万円それぞれ増加したこと等によるものであります。
b.固定資産
固定資産は、前期末に比べ135億88百万円増加(9.6%)の1,558億38百万円となりました。
これは主に、上場株式の株価上昇等により投資有価証券が80億86百万円、中国事業における資本参加等により出資金が32億3百万円、年金資産の期末時価の上昇等により退職給付に係る資産が21億28百万円それぞれ増加したこと等によるものであります。
c.流動負債
流動負債は、前期末に比べ13億60百万円減少(△2.1%)の626億7百万円となりました。
これは主に、支払手形及び買掛金が18億27百万円、未払法人税等が8億58百万円それぞれ増加した一方、支払サイトの短縮等により電子記録債務が39億51百万円減少したこと等によるものであります。
d.固定負債
固定負債は、前期末に比べ7億84百万円増加(2.7%)の299億59百万円となりました。
これは主に、退職給付に係る負債が8億44百万円、約定弁済により長期借入金が6億20百万円それぞれ減少した一方、株価上昇に伴う投資有価証券の評価益の増加等により繰延税金負債が22億3百万円増加したこと等によるものであります。
e.純資産
純資産は、前期末に比べ143億80百万円増加(7.2%)の2,130億16百万円となりました。
これは主に、株価上昇によりその他有価証券評価差額金が49億27百万円、親会社株主に帰属する当期純利益の計上等により利益剰余金が39億39百万円、非支配株主持分が23億62百万円、年金資産の期末時価の上昇等により退職給付に係る調整累計額が19億72百万円それぞれ増加したこと等によるものであります。
(経営成績)

当連結会計年度は、売上高は1,905億円となり、主にファルテックグループの顧客の減産により前年同期比で減収となりました。営業利益は102億円となり、主に品種構成の影響や売上減少による操業度減、研究開発費や賃上げによる労務費の増加により前年同期比で減益となりました。経常利益は161億円となり、主に中国事業好調による持分法投資利益の増加や為替差益の影響により前年同期比で増益となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は93億円となり、前年同期比で増益となりました。

TPRグループ(除くファルテックグループ)については、減益要因として品種構成の影響、国内の研究開発費の増加やグローバルでの賃上げによる労務費の増加等があった一方、増益要因としてグローバルでの原価低減努力や中国事業における資本参加による持分法利益の増加等により、経常利益は16億円増加しました。
ファルテックグループについては、顧客の生産・販売台数減少による操業度の低下や受取補償金の減少等により経常利益は12億円減少しました。
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
② 資本の財源及び資金の流動性に係る情報
運転資金需要及び設備投資・出資資金などの長期資金需要に対しては、手元資金を充当することとし、必要に応じて金融機関からの借入れによって調達しております。また、キャッシュ・マネジメント・システムを導入し、資金活用の効率化と有利子負債の削減を図っております。
現金及び預金の残高は、事業規模に応じた適正額を維持することとしております。また、事業及び金融リスクに対応するため、金融機関と特別当座貸越契約を締結し、手元流動性を確保しております。
また、予期せぬ資金調達リスクに備えるため、当社は取引金融機関との間で総額95億円のコミットメントライン契約を締結しております。なお、本契約による借入れは実行しておりません。
当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は301億93百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の期末残高は593億69百万円となっております。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
当社グループの連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度における資産、負債、収益及び費用の報告金額について見積り及び仮定を使用することが必要となります。当社グループの経営陣は過去の経験や状況に応じ合理的と判断される入手可能な情報により継続的に検証し、意思決定を行っております。しかしながら、これらの見積り及び仮定は不確実性を伴うため、実際の結果と異なる場合があります。
連結財務諸表の作成のための重要な会計方針は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。
また、連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。
④ 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループは、26中計の財務目標として、売上高、経常利益、経常利益率、親会社純利益、ROE、株主還元率を掲げております。それぞれの指標の初年度の実績、最終年度の目標は次のとおりであります。
引き続き、「26中計」目標の達成に向けて邁進してまいります。
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度における世界経済は、中東情勢による原油価格高騰をはじめ、不透明感の高まる展開となりました。米国では関税影響による物価上昇が起因し個人消費が伸び悩んだ一方、中国では雇用の不透明感があるものの、対米輸出の他地域への切り替えにより外需好調となり、堅調な推移となりました。また、日本では物価上昇の影響を受けつつも、賃上げや投資拡大により底堅い推移となりました。
当社グループが主として関連する自動車業界においては、米国ではEVを中心に販売が低迷したものの、ハイブリッド車の販売が増加しました。中国では中国系メーカーを中心に、国内販売及び輸出が引き続き堅調に推移しました。一方、アセアンでは高金利や融資基準の厳格化により需要の伸びが鈍化し、販売は伸び悩みました。日本では販売が軟調に推移しました。
このような経営環境のもと、当社グループの当連結会計年度においては、前年同期比で売上高はファルテックグループでの減少が主因となり減収、営業利益は品種構成の影響により減益となりました。経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益は、持分法投資利益及び保有資産売却益により増益となりました。
総資産につきましては、前連結会計年度末と比較して138億4百万円増加し、3,055億83百万円となりました。これは主に投資有価証券が80億86百万円、出資金が32億3百万円、退職給付に係る資産が21億28百万円それぞれ増加したこと等によるものであります。
負債につきましては、前連結会計年度末と比較して5億76百万円減少し、925億67百万円となりました。これは主に繰延税金負債が22億3百万円増加した一方で、短期借入金が23億16百万円、退職給付に係る負債が8億44百万円それぞれ減少したこと等によるものであります。
純資産につきましては、前連結会計年度末と比較して143億80百万円増加し、2,130億16百万円となりました。これは主にその他有価証券評価差額金が49億27百万円、利益剰余金が39億39百万円、非支配株主持分が23億62百万円、退職給付に係る調整累計額が19億72百万円それぞれ増加したこと等によるものであります。
当連結会計年度の業績数値につきましては、次のとおりであります。
売上高 1,905億53百万円 (前年同期比 1.0%減)
営業利益 102億78百万円 ( 〃 8.3%減)
経常利益 161億62百万円 ( 〃 2.4%増)
親会社株主に帰属する当期純利益 93億94百万円 ( 〃 6.0%増)
セグメントの業績概況は、次のとおりであります。
セグメント状況
| 日本 | アジア | 北米 | ||||||
![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | |||
| その他地域 | ファルテックグループ | |||||||
![]() | ![]() | ![]() | ![]() | |||||
日本は、販売は堅調となった一方、品種構成の影響及び研究開発費の増加により増収減益となりました。売上高は507億55百万円で、前年同期比13億80百万円の増収となり、セグメント利益は4億4百万円で、前年同期比10億12百万円の減益となりました。
b.アジア
アジア地域は、中国現地自動車メーカーの販売好調により増収増益となりました。売上高は484億97百万円で、前年同期比20億81百万円の増収となり、セグメント利益は80億25百万円で、前年同期比2億80百万円の増益となりました。
c.北米
北米地域は、日系自動車メーカーの販売好調により増収増益となりました。売上高は157億77百万円で、前年同期比5億58百万円の増収となり、セグメント損失は3億25百万円で、前年同期比2億50百万円の増益となりました。
d.その他地域
その他地域は、欧州自動車メーカーへの販売が堅調となり、増収増益となりました。売上高は25億97百万円で、前年同期比10百万円の増収となり、セグメント利益は3億32百万円で、前年同期比61百万円の増益となりました。
<ファルテックグループ>自動車メーカーの生産・販売台数減により減収減益となりました。売上高は729億25百万円で、前年同期比59億73百万円の減収となり、セグメント利益は14億3百万円で、前年同期比7億90百万円の減益となりました。
② キャッシュ・フローの状況
| 前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) | 増減 | 増減率 | |
| 営業活動による キャッシュ・フロー(百万円) | 21,743 | 22,721 | 977 | 4.5% |
| 投資活動による キャッシュ・フロー(百万円) | △4,582 | △13,544 | △8,961 | 195.5% |
| 財務活動による キャッシュ・フロー(百万円) | △9,932 | △11,583 | △1,650 | 16.6% |
| 現金及び現金同等物の 期末残高(百万円) | 60,797 | 59,369 | △1,428 | △2.3% |
| キャッシュ・フロー 対有利子負債比率 | 1.5年 | 1.3年 | △0.2年 | - |
| インタレスト・カバレッジ・レシオ | 64.8倍 | 53.9倍 | △10.9倍 | - |
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)の残高は、前連結会計年度末と比較して14億28百万円減少し、593億69百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、227億21百万円(前年同期比4.5%増)となりました。主な内訳は、税金等調整前当期純利益160億32百万円、減価償却費118億4百万円、法人税等の支払額39億94百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、135億44百万円(前年同期比195.5%増)となりました。主な内訳は、有形及び無形固定資産の取得による支出121億23百万円、出資金の払込による支出21億51百万円、有形及び無形固定資産の売却による収入25億48百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、115億83百万円(前年同期比16.6%増)となりました。主な内訳は、配当金の支払額33億6百万円、リース債務返済による支出26億17百万円、自己株式の取得による支出25億円、短期借入金の純減少額20億71百万円であります。
③ 生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) | 前年同期比(%) | |
| TPRグループ(除くファルテックグループ) | 日本(百万円) | 52,341 | 105.3 |
| アジア(百万円) | 43,634 | 106.9 | |
| 北米(百万円) | 14,662 | 105.7 | |
| その他地域(百万円) | 1,602 | 103.0 | |
| 計 | 112,241 | 105.9 | |
| ファルテックグループ(百万円) | 61,509 | 92.7 | |
| 合計(百万円) | 173,750 | 100.8 | |
(注)1.金額は、販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。
b.受注実績
確定受注は主に納期直前であり、販売実績と重要な相違は無いため記載は省略しております。
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) | 前年同期比(%) | |
| TPRグループ(除くファルテックグループ) | 日本(百万円) | 50,755 | 102.8 |
| アジア(百万円) | 48,497 | 104.5 | |
| 北米(百万円) | 15,777 | 103.7 | |
| その他地域(百万円) | 2,597 | 100.4 | |
| 計 | 117,627 | 103.6 | |
| ファルテックグループ(百万円) | 72,925 | 92.4 | |
| 合計(百万円) | 190,553 | 99.0 | |
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、当該割合が100分の10未満のため記載を省略しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
(財政状態)
| 前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) | 増減 | 増減率 | |
| 資産合計(百万円) | 291,779 | 305,583 | 13,804 | 4.7% |
| 負債合計(百万円) | 93,143 | 92,567 | △576 | △0.6% |
| 純資産合計(百万円) | 198,635 | 213,016 | 14,380 | 7.2% |
| 1株当たり純資産(円) | 2,453.65 | 2,714.91 | 261.26 | - |
| 自己資本比率 | 55.8% | 57.3% | 1.4 ポイント | - |
※当社は、2025年10月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して、「1株当たり純資産」を算定しております。
a.流動資産
流動資産は、前期末に比べ2億16百万円増加(0.1%)の1,497億45百万円となりました。
これは主に、受取手形が12億83百万円、現金及び預金が8億44百万円、仕掛品が6億29百万円それぞれ減少した一方、売掛金が17億38百万円、商品及び製品が12億19百万円それぞれ増加したこと等によるものであります。
b.固定資産
固定資産は、前期末に比べ135億88百万円増加(9.6%)の1,558億38百万円となりました。
これは主に、上場株式の株価上昇等により投資有価証券が80億86百万円、中国事業における資本参加等により出資金が32億3百万円、年金資産の期末時価の上昇等により退職給付に係る資産が21億28百万円それぞれ増加したこと等によるものであります。
c.流動負債
流動負債は、前期末に比べ13億60百万円減少(△2.1%)の626億7百万円となりました。
これは主に、支払手形及び買掛金が18億27百万円、未払法人税等が8億58百万円それぞれ増加した一方、支払サイトの短縮等により電子記録債務が39億51百万円減少したこと等によるものであります。
d.固定負債
固定負債は、前期末に比べ7億84百万円増加(2.7%)の299億59百万円となりました。
これは主に、退職給付に係る負債が8億44百万円、約定弁済により長期借入金が6億20百万円それぞれ減少した一方、株価上昇に伴う投資有価証券の評価益の増加等により繰延税金負債が22億3百万円増加したこと等によるものであります。
e.純資産
純資産は、前期末に比べ143億80百万円増加(7.2%)の2,130億16百万円となりました。
これは主に、株価上昇によりその他有価証券評価差額金が49億27百万円、親会社株主に帰属する当期純利益の計上等により利益剰余金が39億39百万円、非支配株主持分が23億62百万円、年金資産の期末時価の上昇等により退職給付に係る調整累計額が19億72百万円それぞれ増加したこと等によるものであります。
(経営成績)

当連結会計年度は、売上高は1,905億円となり、主にファルテックグループの顧客の減産により前年同期比で減収となりました。営業利益は102億円となり、主に品種構成の影響や売上減少による操業度減、研究開発費や賃上げによる労務費の増加により前年同期比で減益となりました。経常利益は161億円となり、主に中国事業好調による持分法投資利益の増加や為替差益の影響により前年同期比で増益となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は93億円となり、前年同期比で増益となりました。

TPRグループ(除くファルテックグループ)については、減益要因として品種構成の影響、国内の研究開発費の増加やグローバルでの賃上げによる労務費の増加等があった一方、増益要因としてグローバルでの原価低減努力や中国事業における資本参加による持分法利益の増加等により、経常利益は16億円増加しました。
ファルテックグループについては、顧客の生産・販売台数減少による操業度の低下や受取補償金の減少等により経常利益は12億円減少しました。
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
② 資本の財源及び資金の流動性に係る情報
運転資金需要及び設備投資・出資資金などの長期資金需要に対しては、手元資金を充当することとし、必要に応じて金融機関からの借入れによって調達しております。また、キャッシュ・マネジメント・システムを導入し、資金活用の効率化と有利子負債の削減を図っております。
現金及び預金の残高は、事業規模に応じた適正額を維持することとしております。また、事業及び金融リスクに対応するため、金融機関と特別当座貸越契約を締結し、手元流動性を確保しております。
また、予期せぬ資金調達リスクに備えるため、当社は取引金融機関との間で総額95億円のコミットメントライン契約を締結しております。なお、本契約による借入れは実行しておりません。
当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は301億93百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の期末残高は593億69百万円となっております。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
当社グループの連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度における資産、負債、収益及び費用の報告金額について見積り及び仮定を使用することが必要となります。当社グループの経営陣は過去の経験や状況に応じ合理的と判断される入手可能な情報により継続的に検証し、意思決定を行っております。しかしながら、これらの見積り及び仮定は不確実性を伴うため、実際の結果と異なる場合があります。
連結財務諸表の作成のための重要な会計方針は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。
また、連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。
④ 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループは、26中計の財務目標として、売上高、経常利益、経常利益率、親会社純利益、ROE、株主還元率を掲げております。それぞれの指標の初年度の実績、最終年度の目標は次のとおりであります。
引き続き、「26中計」目標の達成に向けて邁進してまいります。
| 2025年3月期 (26中計1年目の実績) | 2026年3月期 (26中計2年目の実績) | 2027年3月期 (26中計目標) | |
| 売上高 | 1,924億円 | 1,905億円 | 2,100億円 |
| 経常利益 | 157億円 | 161億円 | 220億円 |
| 経常利益率 | 8.2% | 8.5% | 10.5% |
| 親会社純利益 | 88億円 | 93億円 | 125億円 |
| ROE | 5.5% | 5.6% | 8.0% |
| 配当性向 | 37.9% | 39.1% | 40%以上 |









