四半期報告書-第42期第2四半期(令和2年1月1日-令和2年3月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間(2019年10月1日~2020年3月31日)の世界経済は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、景気の停滞感が急速に強まっております。人やモノの移動制限に伴い不要不急の消費が控えられるとともに、経済活動の停止により雇用や設備投資に大きな影響が出始めております。我が国経済においても、大企業製造業の業況判断指数がマイナスに転じるなど、景況感は急速に悪化しております。
当社グループの属するストレッチブロー成形機業界におきましては、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、医薬品や衛生品などのウイルス対策用品や、食料・飲料及び日用品などの生活必需品といった、エッセンシャル・ビジネスとしての需要は底堅いものの、世界的な生産活動縮小に伴うサプライチェーンの停滞や、生産活動の停止に伴う投資抑制など、一時的なマイナス影響も予見されます。
こうした環境下、当社グループは「人と社会に豊かさを提供する」「高い技術、サービスで恒久的な存続を追求する」との経営理念に基づき、中長期的な成長発展方針を継続し、事業規模の拡大を見据えた各種戦略的施策の展開に注力しました。
技術面では、各種技術開発に積極的に注力しております。当社の得意領域である、高品質・高付加価値生産が特徴のワンステップ成形機の優位性を高める「ゼロ・クーリングシステム」の更なる進化を図り、既存製品の機能向上に努めました。また、ツーステップ市場でのシェア拡大を企図するため、高品質・高付加価値の強みを活かしながら、量産性も追求する新型機の開発を強化しております。さらに、容器用途の多様化を可能とする画期的な二層成形法を確立し、新型機を開発しました。これは、2種類の材料の組み合わせや使用比率等を容器用途に応じて変更できる技術であり、内外層に別々の材料を使用することで、容器の物性強度やデザイン性を向上させることができます。
販売面では、ドイツで開催された世界最大のプラスチック展示会(K2019)に出展し、ゼロ・クーリングシステム搭載機や環境対応技術を披露することで、顧客から高い評価を得ました。また、高品質な中小型容器の大量生産を得意とする1.5ステップの大型機が順調に受注を獲得するなど、顧客と市場の幅を着実に広げつつあります。
生産面では、旺盛な金型需要に対応するため、インド工場への金型生産設備の追加導入を進めております。また、当社の高収益構造の源泉であるインド工場を活用したコストダウンをさらに推進すべく、既に全面移管済みの中小型機に加え、大型機についても生産移管の範囲を拡大しております。
環境対応技術では、「3R+Renewable」への取り組みを継続し、「材料使用量の削減」、「PETボトルリユースの提案」、「リサイクル材料の使用促進」、「バイオプラスチックのボトル成形」などのソリューションを提供することで、環境配慮型の技術提案を強化しております。特に、リサイクル材料の使用においては、上述の二層成形法により、バージン材と組み合わせることで、環境配慮型の容器成形をこれまで以上に促進することができます。今後、プロセスの改良や量産機の開発を行い、市場ニーズに即した販売活動を展開してまいります。
販売成績につきましては、上述したドイツの展示会(K2019)での高い評価に加え、東アジアでも引き合いが好調に推移した結果、当期の受注高は15,916百万円(前年同期比125.7%)、また、当期末の受注残高は12,603百万円(前年同期末比120.2%)と、それぞれ過去最高水準を確保しました。一方、売上高については、現地通貨ベースでは前年同期を上回ったものの、ドル及びユーロで円高が進んだ影響により、12,218百万円(前年同期比99.7%)と前年同期並みとなりました。
利益面につきましては、前年同期に計上した工場集約の一過性費用などの減少により、売上総利益は5,821百万円(同112.7%)、営業利益は1,887百万円(同134.9%)、経常利益は1,625百万円(同102.6%)とそれぞれ増益となりました。その結果、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,836百万円(同144.5%)と増益となりました。
当第2四半期連結累計期間における損益の状況は次のとおりであります。
(単位:百万円)
製品別売上高状況
(単位:百万円)
製品別の売上高状況につきましては、ストレッチブロー成形機が6,226百万円(前年同期比100.0%)と前年同期並み、付属機器が820百万円(同106.2%)、部品その他が1,532百万円(同102.9%)とそれぞれ増収となりました。一方、金型は3,639百万円(同96.5%)と減収になりましたが、消費者ニーズの多様化等による旺盛な容器需要を背景に、引き続き高水準を維持しております。
セグメントの業績は次のとおりであります。
なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同四半期比較については、前年同四半期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。
セグメント(地域)別売上高状況
(単位:百万円)
セグメント(地域)別利益
(単位:百万円)
① 米州
前年同期に反動減で低迷した中南米市場が回復したため、地域全体の売上高は3,654百万円(前年同期比131.6%)と増収となりました。セグメント利益は、売上高の増加及び前年同期に売上債権に対して計上した貸倒引当金が当期において戻入となったことにより、577百万円(同359.3%)と増益となりました。
② 欧州
景況感の悪化を受け、依然として顧客需要は弱含んでいるものの、一部の地域において引き合いが戻ってきたこともあり、地域全体の売上高は2,618百万円(前年同期比112.5%)と増収となりました。セグメント利益も、332百万円(同104.2%)と増益となりました。
③ 南・西アジア
地域ごとの濃淡はあるものの、前年同期に売上を伸ばした中東市場での反動減などにより、地域全体の売上高は3,982百万円(前年同期比85.0%)と減収となりました。セグメント利益も、284百万円(同43.5%)と減益となりました。
④ 東アジア
主要市場の中国と日本で減収となり、地域全体の売上高は1,963百万円(前年同期比79.6%)と減収となりました。一方、セグメント利益は前年度に計上した工場集約の一過性費用の減少、グループ会社向けの採算性の向上等の影響により、2,061百万円(同119.7%)と増益となりました。
財政状態の分析
(単位:百万円)
当第2四半期連結会計期間末(以下、当期間末)の流動資産は、前連結会計年度末(以下、前期末)と比べ574百万円増加し、31,580百万円となりました。また、固定資産は、前期末と比べ1,305百万円増加し、16,151百万円となりました。この結果、当期間末の資産合計は、前期末と比べ1,880百万円増加し、47,732百万円となりました。
流動負債は、前期末と比べ1,990百万円増加し、9,837百万円となりました。また、固定負債は、前期末と比べ438百万円減少し、8,737百万円となりました。
純資産は、前期末と比べ327百万円増加し、29,157百万円となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、資金)は、前連結会計年度末に比べ1,623百万円増加し、10,058百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間(以下、当期間)における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(単位:百万円)
① 営業活動によるキャッシュ・フロー
運転資本の減少や前受金の増加、税金等調整前四半期純利益の計上による資金の増加により、営業活動の結果増加した資金は4,623百万円(前年同期:61百万円の収入)となりました。
② 投資活動によるキャッシュ・フロー
インド工場の金型生産設備や千曲川工場への設備投資に係る支出があり、投資活動の結果支出した資金は919百万円(前年同期:282百万円の支出)となりました。
③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
借入金の返済や期末配当金の支払いにより、財務活動の結果支出した資金は1,912百万円(前年同期:1,794百万円の支出)となりました。
(3)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における研究開発費用は431百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間(2019年10月1日~2020年3月31日)の世界経済は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、景気の停滞感が急速に強まっております。人やモノの移動制限に伴い不要不急の消費が控えられるとともに、経済活動の停止により雇用や設備投資に大きな影響が出始めております。我が国経済においても、大企業製造業の業況判断指数がマイナスに転じるなど、景況感は急速に悪化しております。
当社グループの属するストレッチブロー成形機業界におきましては、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、医薬品や衛生品などのウイルス対策用品や、食料・飲料及び日用品などの生活必需品といった、エッセンシャル・ビジネスとしての需要は底堅いものの、世界的な生産活動縮小に伴うサプライチェーンの停滞や、生産活動の停止に伴う投資抑制など、一時的なマイナス影響も予見されます。
こうした環境下、当社グループは「人と社会に豊かさを提供する」「高い技術、サービスで恒久的な存続を追求する」との経営理念に基づき、中長期的な成長発展方針を継続し、事業規模の拡大を見据えた各種戦略的施策の展開に注力しました。
技術面では、各種技術開発に積極的に注力しております。当社の得意領域である、高品質・高付加価値生産が特徴のワンステップ成形機の優位性を高める「ゼロ・クーリングシステム」の更なる進化を図り、既存製品の機能向上に努めました。また、ツーステップ市場でのシェア拡大を企図するため、高品質・高付加価値の強みを活かしながら、量産性も追求する新型機の開発を強化しております。さらに、容器用途の多様化を可能とする画期的な二層成形法を確立し、新型機を開発しました。これは、2種類の材料の組み合わせや使用比率等を容器用途に応じて変更できる技術であり、内外層に別々の材料を使用することで、容器の物性強度やデザイン性を向上させることができます。
販売面では、ドイツで開催された世界最大のプラスチック展示会(K2019)に出展し、ゼロ・クーリングシステム搭載機や環境対応技術を披露することで、顧客から高い評価を得ました。また、高品質な中小型容器の大量生産を得意とする1.5ステップの大型機が順調に受注を獲得するなど、顧客と市場の幅を着実に広げつつあります。
生産面では、旺盛な金型需要に対応するため、インド工場への金型生産設備の追加導入を進めております。また、当社の高収益構造の源泉であるインド工場を活用したコストダウンをさらに推進すべく、既に全面移管済みの中小型機に加え、大型機についても生産移管の範囲を拡大しております。
環境対応技術では、「3R+Renewable」への取り組みを継続し、「材料使用量の削減」、「PETボトルリユースの提案」、「リサイクル材料の使用促進」、「バイオプラスチックのボトル成形」などのソリューションを提供することで、環境配慮型の技術提案を強化しております。特に、リサイクル材料の使用においては、上述の二層成形法により、バージン材と組み合わせることで、環境配慮型の容器成形をこれまで以上に促進することができます。今後、プロセスの改良や量産機の開発を行い、市場ニーズに即した販売活動を展開してまいります。
販売成績につきましては、上述したドイツの展示会(K2019)での高い評価に加え、東アジアでも引き合いが好調に推移した結果、当期の受注高は15,916百万円(前年同期比125.7%)、また、当期末の受注残高は12,603百万円(前年同期末比120.2%)と、それぞれ過去最高水準を確保しました。一方、売上高については、現地通貨ベースでは前年同期を上回ったものの、ドル及びユーロで円高が進んだ影響により、12,218百万円(前年同期比99.7%)と前年同期並みとなりました。
利益面につきましては、前年同期に計上した工場集約の一過性費用などの減少により、売上総利益は5,821百万円(同112.7%)、営業利益は1,887百万円(同134.9%)、経常利益は1,625百万円(同102.6%)とそれぞれ増益となりました。その結果、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,836百万円(同144.5%)と増益となりました。
当第2四半期連結累計期間における損益の状況は次のとおりであります。
(単位:百万円)
| 売上高 | 売上総利益 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に帰属 する四半期純利益 | |
| 前第2四半期 | 12,258 | 5,165 | 1,399 | 1,585 | 1,271 |
| 当第2四半期 | 12,218 | 5,821 | 1,887 | 1,625 | 1,836 |
| 前年同期比 | 99.7% | 112.7% | 134.9% | 102.6% | 144.5% |
製品別売上高状況
(単位:百万円)
| ストレッチブロー 成形機 | 金型 | 付属機器 | 部品その他 | 合計 | |
| 前第2四半期 | 6,224 | 3,772 | 772 | 1,488 | 12,258 |
| 当第2四半期 | 6,226 | 3,639 | 820 | 1,532 | 12,218 |
| 前年同期比 | 100.0% | 96.5% | 106.2% | 102.9% | 99.7% |
製品別の売上高状況につきましては、ストレッチブロー成形機が6,226百万円(前年同期比100.0%)と前年同期並み、付属機器が820百万円(同106.2%)、部品その他が1,532百万円(同102.9%)とそれぞれ増収となりました。一方、金型は3,639百万円(同96.5%)と減収になりましたが、消費者ニーズの多様化等による旺盛な容器需要を背景に、引き続き高水準を維持しております。
セグメントの業績は次のとおりであります。
なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同四半期比較については、前年同四半期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。
セグメント(地域)別売上高状況
(単位:百万円)
| 米州 | 欧州 | 南・西アジア | 東アジア | 合計 | |
| 前第2四半期 | 2,777 | 2,328 | 4,687 | 2,466 | 12,258 |
| 当第2四半期 | 3,654 | 2,618 | 3,982 | 1,963 | 12,218 |
| 前年同期比 | 131.6% | 112.5% | 85.0% | 79.6% | 99.7% |
セグメント(地域)別利益
(単位:百万円)
| 米州 | 欧州 | 南・西アジア | 東アジア | 合計 | |
| 前第2四半期 | 160 | 319 | 653 | 1,722 | 2,856 |
| 当第2四半期 | 577 | 332 | 284 | 2,061 | 3,256 |
| 前年同期比 | 359.3% | 104.2% | 43.5% | 119.7% | 114.0% |
① 米州
前年同期に反動減で低迷した中南米市場が回復したため、地域全体の売上高は3,654百万円(前年同期比131.6%)と増収となりました。セグメント利益は、売上高の増加及び前年同期に売上債権に対して計上した貸倒引当金が当期において戻入となったことにより、577百万円(同359.3%)と増益となりました。
② 欧州
景況感の悪化を受け、依然として顧客需要は弱含んでいるものの、一部の地域において引き合いが戻ってきたこともあり、地域全体の売上高は2,618百万円(前年同期比112.5%)と増収となりました。セグメント利益も、332百万円(同104.2%)と増益となりました。
③ 南・西アジア
地域ごとの濃淡はあるものの、前年同期に売上を伸ばした中東市場での反動減などにより、地域全体の売上高は3,982百万円(前年同期比85.0%)と減収となりました。セグメント利益も、284百万円(同43.5%)と減益となりました。
④ 東アジア
主要市場の中国と日本で減収となり、地域全体の売上高は1,963百万円(前年同期比79.6%)と減収となりました。一方、セグメント利益は前年度に計上した工場集約の一過性費用の減少、グループ会社向けの採算性の向上等の影響により、2,061百万円(同119.7%)と増益となりました。
財政状態の分析
(単位:百万円)
| 流動資産 | 固定資産 | 流動負債 | 固定負債 | 純資産 | |
| 前連結会計年度 | 31,006 | 14,845 | 7,846 | 9,175 | 28,829 |
| 当第2四半期 | 31,580 | 16,151 | 9,837 | 8,737 | 29,157 |
当第2四半期連結会計期間末(以下、当期間末)の流動資産は、前連結会計年度末(以下、前期末)と比べ574百万円増加し、31,580百万円となりました。また、固定資産は、前期末と比べ1,305百万円増加し、16,151百万円となりました。この結果、当期間末の資産合計は、前期末と比べ1,880百万円増加し、47,732百万円となりました。
流動負債は、前期末と比べ1,990百万円増加し、9,837百万円となりました。また、固定負債は、前期末と比べ438百万円減少し、8,737百万円となりました。
純資産は、前期末と比べ327百万円増加し、29,157百万円となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、資金)は、前連結会計年度末に比べ1,623百万円増加し、10,058百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間(以下、当期間)における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(単位:百万円)
| 営業活動による キャッシュ・フロー | 投資活動による キャッシュ・フロー | 財務活動による キャッシュ・フロー | 現金及び現金同等物 の期末残高 | |
| 前第2四半期 | 61 | △282 | △1,794 | 6,103 |
| 当第2四半期 | 4,623 | △919 | △1,912 | 10,058 |
① 営業活動によるキャッシュ・フロー
運転資本の減少や前受金の増加、税金等調整前四半期純利益の計上による資金の増加により、営業活動の結果増加した資金は4,623百万円(前年同期:61百万円の収入)となりました。
② 投資活動によるキャッシュ・フロー
インド工場の金型生産設備や千曲川工場への設備投資に係る支出があり、投資活動の結果支出した資金は919百万円(前年同期:282百万円の支出)となりました。
③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
借入金の返済や期末配当金の支払いにより、財務活動の結果支出した資金は1,912百万円(前年同期:1,794百万円の支出)となりました。
(3)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における研究開発費用は431百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。