有価証券報告書-第53期(2025/04/01-2026/03/31)

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2026/06/25 15:52
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153項目
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度の世界経済は、米国の関税政策やエネルギー及び原材料価格の高騰など、依然として先行き不透
明な状況が続きました。
このような環境下において、当社グループは引き続き世界規模での新規顧客の開拓に取り組んでまいりました。当連結会計年度の経営成績につきましては、前連結会計年度に比べて、受注高は特注機を中心に増加しており、アジアの一部地域においてはロボット販売の増加がみられるものの、売上高は全体として低調に推移しました。その結果、連結売上高は前期比11.6%減の23,101,373千円となりました。利益面では、連結売上高の減少に加え、いずれも中長期的な成長を見据えた、積極的な人財投資による人件費の増加や、開発投資に伴う研究開発費の増加などの影響を受け、営業利益は前期比68.0%減の826,626千円、経常利益は前期比64.2%減の908,263千円となりました。また、政策保有株式の縮減を目的とした投資有価証券の一部売却による投資有価証券売却益を特別利益に計上し、連結子会社WEMO Automation ABに係る事業環境の変化等を踏まえて将来の回収可能性を再評価した結果として減損損失を特別損失に計上いたしました。この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比83.1%減の286,762千円となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
(日本)
売上高は前期比12.5%減の14,882,941千円となり、営業利益は前期比54.1%減の994,523千円となりました。
(米国)
売上高は前期比2.0%増の4,087,963千円となり、営業損失は128,525千円(前年同期は営業損失117,380千円)となりました。
(アジア)
売上高は前期比2.9%増の5,559,235千円となり、営業利益は前期比19.0%増の460,649千円となりました。
(欧州)
売上高は前期比49.7%減の2,801,859千円となり、営業損失は354,006千円(前年同期は営業利益73,402千円)となりました。
総資産は前連結会計年度末より1,212,934千円減少し39,832,970千円となりました。このうち流動資産は、現金及び預金が176,172千円及び棚卸資産が351,135千円増加しましたが、受取手形及び売掛金が746,634千円減少したことなどにより、前連結会計年度末より151,122千円減少の26,269,212千円となりました。固定資産は、のれんが440,384千円及び顧客関連資産が426,028千円減少したことなどにより、前連結会計年度末より1,061,811千円減少し13,563,757千円となりました。
負債合計は前連結会計年度末より501,913千円減少し5,045,081千円となりました。このうち流動負債は、支払手形及び買掛金が211,567千円及び未払法人税等が295,094千円減少したことなどにより、前連結会計年度末より465,960千円減少し4,415,119千円となりました。固定負債は、前連結会計年度末より35,952千円減少し629,961千円となりました。
純資産は、自己株式が1,000,029千円増加したことなどにより、前連結会計年度末より711,021千円減少し34,787,888千円となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動によるキャッシュ・フローが1,350,193千円の収入超過、投資活動によるキャッシュ・フローが189,604千円の収入超過、財務活動によるキャッシュ・フローが1,739,649千円の支出超過となり、現金及び現金同等物に係る換算差額が299,897千円となったことにより、前連結会計年度末に比べ100,046千円増加して当連結会計年度末には6,928,938千円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
税金等調整前当期純利益が568,366千円、減損損失867,073千円などにより、営業活動によるキャッシュ・フローは、1,350,193千円の収入超過(前期は377,686千円の支出超過)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資有価証券の売却による収入591,499千円、有形固定資産の取得による支出319,749千円などにより、投資活動によるキャッシュ・フローは189,604千円の収入超過(前期は129,642千円の支出超過)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
自己株式の取得による支出1,000,029千円、配当金の支払額680,891千円などにより、財務活動によるキャッシュ・フローは1,739,649千円の支出超過(前期は720,505千円の支出超過)となりました。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
前年同期比(%)
日本(千円)11,198,09398.8
米国(千円)4,015,811105.5
アジア(千円)5,333,504103.8
欧州(千円)2,653,49351.5
合計(千円)23,200,90291.2

(注)金額は販売価格によっておりセグメント間の取引については相殺消去しております。
b.受注実績
当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称受注高(千円)前年同期比(%)受注残高(千円)前年同期比(%)
日本11,935,016102.73,771,697130.5
米国4,697,742119.21,099,813228.4
アジア5,504,507104.21,073,173127.0
欧州3,114,087150.71,746,923131.8
合計25,251,354110.27,691,607138.8

(注)金額は販売価格によっております。
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
前年同期比(%)
日本(千円)11,052,59495.1
米国(千円)4,079,418102.6
アジア(千円)5,276,645104.6
欧州(千円)2,692,71549.1
合計(千円)23,101,37388.4

(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。なお、当連結会計年度については、当該割合が10%未満のため、記載を省略しております。
相手先前連結会計年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
当連結会計年度
(自 2025年4月1日
至 2026年3月31日)
金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)
JOHNSON & JOHNSON3,698,06614.2--

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの当連結会計年度における経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの連結会計年度の経営成績等は、以下のとおりであります。
経営成績の分析
(売上高)
売上高は前連結会計年度の26,126,713千円より3,025,339千円減少の23,101,373千円(前期比11.6%減)となりました。
ロボットは中国を中心としたアジアにおいて売上が堅調に推移したため、前期比3.0%増の14,947,321千円となりました。
特注機は、欧州でのメディカル関連大口案件の売上が大幅に減少したため、前期比54.0%減の3,161,936千円となりました。
部品・保守サービスはグローバルでの稼働台数増加に伴い、前期比5.2%増の4,992,115千円となりました。
(売上原価、販売費及び一般管理費)
売上原価は、前連結会計年度から1,309,980千円減少し、14,049,753千円(前期比8.5%減)となりました。売上原価率は、前連結会計年度の58.8%から2.0ポイント増加し、60.8%となりました。
販売費及び一般管理費は、前連結会計年度から44,670千円増加し、8,224,993千円(前期比0.5%増)となりました。販売費及び一般管理費の売上高に対する比率は前連結会計年度の31.3%から4.3ポイント増加し、35.6%となりました。
(営業利益)
当連結会計年度の営業利益は前連結会計年度より1,760,029千円減少して826,626千円(前期比68.0%減)となりました。
(営業外収益及び営業外費用)
営業外収益は、前連結会計年度より29,358千円増加して98,271千円(前期比42.6%増)となり、営業外費用は、為替差損の減少113,840千円などにより、前連結会計年度より103,842千円減少して16,633千円(前期比86.2%減)となりました。
(経常利益)
経常利益は前連結会計年度より1,626,829千円減少の908,263千円(前期比64.2%減)となりました。
(特別利益及び特別損失)
特別利益は、投資有価証券売却益501,299千円などにより、前連結会計年度から512,987千円増加し、527,232千円となりました。また、特別損失については、のれん及び顧客関連資産等の減損損失867,073千円などにより、前連結会計年度の19,920千円から847,209千円増加し、867,130千円となりました。
(法人税等)
法人税、住民税及び事業税が、前連結会計年度の838,405千円から383,776千円減少し454,629千円となり、法人税等調整額は前連結会計年度の△63,106千円から、当連結会計年度は△221,393千円となりました。なお、税金等調整前当期純利益に対する法人税等の負担率は、前連結会計年度の30.6%から41.0%へ10.4ポイント増加しました。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度の1,692,927千円から1,406,164千円減少し、286,762千円(前期比83.1%減)となりました。また、1株当たり当期純利益は前連結会計年度の49円74銭から8円51銭へ減少しました。
財政状態の分析
財政状態の分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの連結会計年度のキャッシュ・フローの状況は、以下のとおりであります。
キャッシュ・フローの分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、以下のとおりであります。
当社グループの資金需要のうち主なものは、製品製造のための材料及び部品の購入のほか、組立加工費、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用に係る運転資金需要と、生産能力の増強や業務の生産性の向上に係る設備資金需要があります。営業費用の主なものは、人件費や荷造運搬費及び研究開発費であります。なお、当社グループの研究開発費は販売費及び一般管理費の一部として計上されておりますが、研究開発に携わる従業員の人件費及び外部委託した作業費がその大部分を占めております。
当社グループは、資金需要につきましては、主として営業活動から得られるキャッシュ・フローを源泉とする内部留保を原資としておりますが、一時に多額の資金需要がある場合は、必要に応じて新株の発行及び銀行借入等によって資金を調達することとしております。当社グループは、有利子負債を有しておらず、高い自己資本比率を維持することで健全な財務体質を確保しており、将来の資金需要にも対応できるものと考えております。
③会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループは、連結財務諸表の作成に際して、連結決算日における資産及び負債の数値並びに当連結会計年度における収入及び費用の数値に影響を与える見積り及び仮定の設定を行っております。当社グループは、売上債権、棚卸資産、法人税等、財務活動及び偶発事象等に関する見積り及び判断に対して、継続して評価を行っております。当社グループは、過去の実績や状況に応じ、合理的と考えられる様々な要因に基づいて見積り及び判断を行い、その結果は他の方法では判定が難しい資産及び負債並びに収益及び費用の数値についての判断の基礎となります。ただし、見積りには不確実性があるため、実際の結果がこれらの見積りとは異なる場合もあります。
当社グループは、以下に記載する重要な会計方針が、当社の連結財務諸表の作成において使用される当社の重要な判断と見積りに影響を及ぼすと考えております。
a.貸倒引当金
当社グループは、債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を貸倒引当金として計上しております。販売先の財政状態が悪化し、その支払能力が低下した場合は、貸倒引当金の追加計上が必要となる可能性があります。
b.製品保証引当金
当社グループは、製品売上に対する無償補修費用の発生に備えるため、過去の実績等を基礎にして製品保証引当金を計上しております。当社製品に対する無償補修費用が増加した場合、製品保証引当金の追加計上が必要となる可能性があります。
c.退職給付会計
当社従業員の退職給付費用及び退職給付債務は、数理計算上で設定される前提条件に基づいて算出されております。これらの前提条件には、割引率、退職率、死亡率及び年金資産の長期期待運用収益率などが含まれています。当社の年金制度において、割引率は日本の国債の市場利回りを基礎に算出しております。また、長期期待運用収益率は年金資産が投資されている資産の種類ごとの収益率に基づいて算出しております。実際の結果が前提条件と異なる場合又は前提条件が変更された場合、その影響は蓄積され、将来にわたって規則的に認識されるため、将来期間において認識される費用及び計上される債務に影響を及ぼします。
d.無形固定資産及びのれん
第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。

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