有価証券報告書-第102期(平成29年3月21日-平成30年2月28日)

【提出】
2018/05/30 10:12
【資料】
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【項目】
124項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 当連結会計年度の財政状態の分析
① 資産 4,412億49百万円(前連結会計年度末比 537億37百万円増加)
受取手形及び売掛金、たな卸資産等の増加により、流動資産が前連結会計年度末に比べ447億円増加したことに加え、有形固定資産や投資有価証券等の増加により、固定資産が前連結会計年度末に比べ90億37百万円増加しました。
② 負債 2,026億23百万円(前連結会計年度末比 158億9百万円増加)
長期借入金、退職給付に係る負債等の減少により、固定負債が前連結会計年度末に比べ42億24百万円減少した一方、支払手形及び買掛金等の増加により、流動負債が前連結会計年度末に比べ200億34百万円増加しました。
③ 純資産 2,386億26百万円(前連結会計年度末比 379億27百万円増加)
主な要因として、利益剰余金が317億52百万円増加したことに加え、為替換算調整勘定が28億34百万円増加し、その他有価証券評価差額金が23億34百万円増加しました。
(2) 当連結会計年度の経営成績の分析
当社は、2017年6月15日の第101回定時株主総会の決議により、事業年度を従来の3月20日から2月末日に変更いたしました。これにより、当事業年度が変則決算となっており、当連結会計年度の経営成績の概況における業績に関する前期比増減については記載しておりません。
① 売上高
当連結会計年度の売上高は、グローバルでの生産設備の高度化・自動化を背景とした旺盛な需要を受け、4,485億23百万円となりました。海外売上高比率は、前連結会計年度の66%から70%に上昇しました。
なお、セグメント別の内容は、「1 業績等の概要」に記載のとおりです。
② 営業利益
当連結会計年度の営業利益は、グローバルでの生産設備の高度化・自動化を背景とした旺盛な需要を受け、541億26百万円となりました。売上高営業利益率は、前連結会計年度の7.7%から12.1%に上昇しました。
なお、セグメント別の内容は、「1 業績等の概要」に記載のとおりです。
③ 経常利益
当連結会計年度の経常利益は、営業利益の増加により、553億円となりました。
④ 親会社株主に帰属する当期純利益
当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、397億49百万円となりました。また、1株当たり当期純利益は、149円35銭となり、前年同期比で72円75銭増加いたしました。
(3) キャッシュ・フローの分析
「1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フロー」を参照ください。
なお、当社グループのキャッシュ・フロー関連指標の推移は下記のとおりです。
2016年3月期2017年3月期2018年2月期
自己資本比率(%)48.551.253.5
時価ベースの自己資本比率(%)89.0157.2302.0
キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)1.51.10.7
インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)40.158.678.0

自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い
(注)1.いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
2.株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。なお、控除する自己株式数については、「株式給付信託(BBT)」および「株式給付信託(J-ESOP)」が所有する当社株式を含めております。
3.有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち、利子を支払っている全ての負債を対象としております。
4.営業キャッシュ・フローおよび利払いは、連結キャッシュ・フロー計算書に計上されている「営業活動によるキャッシュ・フロー」および「利息の支払額」を用いております。