四半期報告書-第102期第3四半期(平成30年10月1日-平成30年12月31日)

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四半期連結財務諸表注記事項(US GAAP)

四半期連結財務諸表注記
1 会計処理の原則及び手続ならびに四半期連結財務諸表の表示方法
当社は、1961年6月、米国証券取引委員会(Securities and Exchange Commission、以下「SEC」)に米国預託証券(American Depositary Receipt)の発行登録を行い、1970年9月、ニューヨーク証券取引所に上場しています。前述の経緯により、当社は米国1934年証券取引所法第13条(Section 13 of the Securities Exchange Act of 1934)にもとづく継続開示会社となり、年次報告書(Annual report on Form 20-F)をSECに対し提出しています。
当社の四半期連結財務諸表は、米国において一般に公正妥当と認められた会計基準による用語、様式及び作成方法(以下「米国会計原則」)によって作成されています。なお、米国会計原則により要求される記載及び注記の一部を省略しています。
当社及び連結子会社(以下「ソニー」)が採用している会計処理の原則及び手続ならびに四半期連結財務諸表の表示方法のうち、日本における会計処理の原則及び手続ならびに表示方法(以下「日本会計原則」)と異なるもので重要性のあるものは以下のとおりです。ほとんどの違いは国内会社の会計処理によるもので、そのうち金額的に重要な修正及び組替項目については、米国会計原則による税引前利益に含まれる影響額を括弧内に表示しています。
(1) 保険事業の会計
新規保険契約の獲得に直接関連し、かつそれに応じて変動する費用のうち、回収できると認められるものについては繰り延べています。伝統的保険商品に関する繰延費用は、保険契約債務の計算と共通の基礎数値を用いて関連する保険契約の保険料払込期間にわたり償却されます。上記以外の保険商品に関する繰延費用は、見積期間にわたり関連する保険契約の見積粗利益に比例して償却されます。なお、日本会計原則においてはこれらの費用は、発生年度の期間費用として処理しています。(2017年度第3四半期連結累計期間 25,982百万円の利益、2018年度第3四半期連結累計期間 7,291百万円の利益、2017年度第3四半期連結会計期間 9,645百万円の利益、2018年度第3四半期連結会計期間 10,870百万円の損失)米国会計原則上、保険契約債務等は保険数理上の諸数値にもとづく平準純保険料式等により計算していますが、日本会計原則においては行政監督庁の認める方式により算定しています。(2017年度第3四半期連結累計期間 41,665百万円の利益、2018年度第3四半期連結累計期間 54,091百万円の利益、2017年度第3四半期連結会計期間 14,686百万円の利益、2018年度第3四半期連結会計期間 31,415百万円の利益)
(2) 営業権及びその他の無形固定資産
営業権及び耐用年数が確定できない無形固定資産は償却をせず、年一回第4四半期及び減損の可能性を示す事象又は状況の変化が生じた時点で減損の判定を行っています。(2017年度第3四半期連結累計期間 21,201百万円の利益、2018年度第3四半期連結累計期間 22,559百万円の利益、2017年度第3四半期連結会計期間 7,204百万円の利益、2018年度第3半期連結会計期間 8,587百万円の利益)
(3) 持分法による投資利益(損失)の会計処理区分
持分法による投資利益(損失)は、持分法適用会社の事業の大部分をソニーの事業と密接不可分なものと考えて営業利益(損失)の前に区分して表示しています。なお、日本会計原則において持分法による投資利益(損失)は、営業外収益又は営業外費用の区分に表示されています。
(4) 変動持分事業体の連結
変動持分事業体(以下「VIE」)とされる事業体のうち、ソニーがその第一受益者であると判定されたVIEを連結しています。
(5) 法人税等に関する会計処理
繰延税金資産の帳簿価額は、入手可能な証拠にもとづいて50%超の可能性で回収可能性がないと考えられる場合に、評価性引当金の計上により減額されています。繰延税金資産の回収可能性については、関連するあらゆる肯定的及び否定的証拠を適切に検討することにより、繰延税金資産にかかる評価性引当金計上の要否を定期的に評価しています。また、税務申告時にある税務処理を採用することによって生じる税金費用の減少が、50%以上の可能性で税務当局に認められないと考えられる場合には、税金引当を計上しています。
(6) 持分証券に係る未実現評価損益の会計処理
連結子会社及び持分法適用会社への投資を除く持分証券を、原則として公正価値で測定し、連結会計期間末に保有する持分証券の再評価による価値の変動を損益に計上しています。持分証券の再評価により生じた未実現評価損益の詳細については、注記3をご参照ください。
2 主要な会計方針の要約
(1)新会計基準の適用
顧客との契約から生じる収益
2014年5月、米国財務会計基準審議会(Financial Accounting Standards Board、以下「FASB」)は顧客との契約から生じる収益に関する会計基準アップデート(Accounting Standards Update、以下「ASU」)2014-09を公表しました。このASUにより、収益認識に関する規定は、多くの特定の産業に関する基準を含め、全て置き換えられました。このASUの適用により、約束した財又はサービスの顧客への移転を、当該財又はサービスと交換に企業が権利を得ると見込んでいる対価を反映する金額で描写するように収益を認識することが要求されます。
ソニーはこのASUを、2018年4月1日に開始する第1四半期より、適用日時点で完了していない契約への累積的影響額を適用開始期間の期首の利益剰余金で調整する方法(「修正遡及法」)によって適用しました。
このASUの適用がソニーの業績及び財政状態に与える影響は重要ではないものの、いくつかの分野においてこれまでの米国会計原則と比較して収益認識に影響を与えます。これらのうち相対的に影響が大きい分野は、次のとおりです。
映画分野において、(1)映画製作及びテレビ番組制作における現行契約の特定の更新又は延長に関連して、そのライセンス収益は、契約が更新又は延長された時点ではなく、顧客がライセンスを使用してコンテンツから便益を受けることができるようになる時点で認識されることとなり、収益認識時点は遅くなりました。また、(2)象徴的な知的財産(例えば、ブランド、商標、ロゴ)に対するミニマムギャランティにかかるライセンス収益は、ライセンス期間が開始した時点ではなく、ライセンス期間にわたり認識されます。
モバイル・コミュニケーション(以下「MC」)分野において、インターネット関連サービス事業における契約獲得の増分コストが資産として認識され、契約期間にわたり償却されることとなりました。
上記に加え、例えば返品権付きの販売のように、このASUのいくつかの変更によって、収益及び費用の認識時点に影響は無いものの連結財務諸表における表示の変更が行われました。
このASUの適用による、四半期連結損益計算書に対する影響額は、以下のとおりです。
区分2018年度
第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日
至 2018年12月31日)
金額(百万円)
四半期連結損益計算書このASUの適用
による影響額
このASUを適用しな
かった場合の金額
売上高及び営業収入6,538,1897316,537,458
売上原価3,916,607△11,5963,928,203
販売費及び一般管理費1,176,9151,5681,175,347
その他633,162-633,162
営業利益811,50510,759800,746

金融資産及び金融負債の認識及び測定に関する改訂
2016年1月、FASBは金融資産及び金融負債の認識及び測定に関する既存の要求を変更するASU 2016-01を公表しました。この改訂は主に、連結子会社及び持分法適用会社への投資を除く持分証券を、損益を通じて公正価値で測定することを要求しています。しかしながらこのASUは、容易に決定できる公正価値を持たない持分証券については、取得原価から減損を控除し、同じ発行体の同一又は類似投資の観察可能な価格変動(秩序ある取引における)を加減した金額で測定することを認めています。ソニーは、2018年4月1日からこのASUを適用しています。このASUの適用により、ソニーは従来売却可能証券として区分していた持分証券に係る未実現評価損益(税効果考慮後)を累積その他の包括利益から利益剰余金に15,526百万円振替えました。また連結損益計算書上、金融分野において連結会計期間末に保有する持分証券の再評価による価値の変動は金融ビジネス収入に計上し、金融分野を除くその他の分野における保有に係るものは持分証券に関する利益(純額)に計上しています。
棚卸資産以外の資産のグループ内の移転
2016年10月、FASBは法人税等の会計処理に関するASU 2016-16を公表しました。このASUでは、棚卸資産以外の資産のグループ内の移転が起きた場合に、法人税等を認識することを要求しています。従来の米国会計原則では、棚卸資産以外の資産の移転に関する法人税等は、第三者に資産が売却されるまで認識しませんでした。このASUは、その累積的影響を適用開始期間の期首の利益剰余金で調整する修正遡及の方法により適用することが求められます。ソニーは、2018年4月1日からこのASUを適用しています。このASUの適用がソニーの業績及び財政状態に与える重要な影響はありませんでした。
上記の新会計基準の適用による、2018年4月1日時点の連結貸借対照表に対する累積的影響額は、以下のとおりです。
区分金額(百万円)
2017年度末新会計基準の適用による累積的影響額2018年度期首
(2018年3月31日)ASU2014-09ASU2016-01ASU2016-16(2018年4月1日)
(資産の部)
流動資産
受取手形及び売掛金1,061,442△2,993--1,058,449
貸倒及び返品引当金 *△48,66325,114--△23,549
棚卸資産692,937△12,404--680,533
未収入金190,7069,628--200,334
前払費用及びその他の流動資産516,744△5,520--511,224
繰延映画製作費327,6457,647--335,292
その他の資産
繰延税金96,772△326--96,446
その他325,1671,068--326,235
資産合計19,065,53822,214--19,087,752
(負債の部)
流動負債
未払金・未払費用1,514,433△3,290--1,511,143
その他 *610,79231,777--642,569
繰延税金449,863--△14,680435,183
その他278,33810,525--288,863
負債合計15,409,17139,012-△14,68015,433,503
(資本の部)
当社株主に帰属する資本
利益剰余金1,440,387△16,79815,5269,2481,448,363
未実現有価証券評価益(純額)126,191-△15,526-110,665
非支配持分679,791--5,432685,223
資本合計3,647,157△16,798-14,6803,645,039
負債及び資本合計19,065,53822,214--19,087,752

* 新会計基準の適用により、返品関連の科目を評価性引当金から負債勘定に振替えています。それに伴い、
連結貸借対照表上の当該科目の名称を、「貸倒及び返品引当金」から「貸倒引当金」に変更しています。
特定の現金受領及び支払の分類
2016年8月、FASBはキャッシュ・フロー計算書における特定の現金受領及び支払の分類に関するASU 2016-15を公表しました。ソニーは、2018年4月1日からこのASUを適用しています。このASUの適用がソニーの業績及び財政状態に与える重要な影響はありませんでした。
制限付き現金・預金
2016年11月、FASBは制限付き現金・預金及び現金同等物をキャッシュ・フロー計算書上の現金・預金及び現金同等物に含めることを要求するASU 2016-18を公表しました。また、このASUは、キャッシュ・フロー計算書の現金・預金及び現金同等物の金額と貸借対照表の現金・預金及び現金同等物の金額との間にある差異の調整について開示することを要求しています。ソニーは、2018年4月1日からこのASUを適用しています。このASUの適用に関して、遡及適用が求められています。このASUの適用がソニーの業績及び財政状態に与える重要な影響はありませんでした。
事業の定義の明確化
2017年1月、FASBは取引を資産と事業のいずれの取得(又は処分)として会計処理するべきかを明確化するASU 2017-01を公表しました。このASUは、まず企業に、取得した一連の資産の公正価値のほとんど全てが、単一の資産又は類似の資産グループに集中しているか否か判定することを要求しています。もしこの要件を満たす場合、取得した一連の資産は事業とみなされません。もしこの要求を満たさない場合、次に企業は、取得した一連の資産が、事業の要件を満たすか否か評価しなければなりません。事業とみなされるためには、アウトプットを創出する能力に寄与するインプットと実質的なプロセスを含まなければなりません。ソニーは、2018年4月1日からこのASUを適用しています。このASUの適用がソニーの業績及び財政状態に与える重要な影響はありませんでした。
純期間退職・年金費用及び退職後給付費用の表示
2017年3月、FASBは純期間退職・年金費用を勤務費用と他の項目に分けて表示するASU 2017-07を公表しました。このASUは、勤務費用を従業員の給与と同様に営業利益に含めて表示又は資産計上することを要求する一方で、純期間退職・年金費用の他の項目を営業外損益として表示し資産化しないことを要求しています。ソニーは、2018年4月1日からこのASUを適用しています。適用に関して、純期間退職・年金費用を勤務費用と他の項目に分けて表示する変更については遡及適用が求められ、勤務費用のみを資産計上する変更は適用年度から将来に向かって適用されます。このASUの適用がソニーの業績及び財政状態に与える重要な影響はありませんでした。
(2)四半期連結財務諸表の作成にあたり適用した特有の会計処理
税金費用の計算
ソニーは年間の税引前利益に対する実効税率を合理的に見積もり、この税率を各四半期までの累計税引前利益に乗じて累計税金費用を算出する方法により、各四半期の税金費用を計算しています。この年間見積実効税率にもとづく税金費用の計算には税務上の繰越欠損金、税額控除等の見込みを反映させていますが、異常要因による又は発生頻度の低い事象に関する損益等は反映させていません。なお、これらの損益に関する税金費用については、年間見積実効税率にもとづく税金費用とは別々に、その発生する四半期に計上しています。
(3)勘定科目の組替再表示
2017年度第3四半期連結累計期間及び第3四半期連結会計期間にかかる四半期連結財務諸表の一部の金額を、2018年度第3四半期連結累計期間及び第3四半期連結会計期間の表示に合わせて組替再表示しています。
3 有価証券及び投資有価証券
有価証券及び投資有価証券に含まれる負債証券及び持分証券は主に金融分野に含まれ、そのうち売却可能証券及び満期保有目的証券に区分されるものの取得原価、未実現評価損益及び公正価値は次のとおりです。なお、ソニーはASU 2016-01を2018年4月1日から適用しており、この結果2018年度第3四半期連結会計期間末において、持分証券に関して売却可能証券の区分は削除されています。
項目2017年度末2018年度
第3四半期連結会計期間末
取得原価(百万円)未実現
評価益
(百万円)
未実現
評価損
(百万円)
公正価値(百万円)取得原価(百万円)未実現
評価益
(百万円)
未実現
評価損
(百万円)
公正価値(百万円)
売却可能証券
負債証券
日本国債1,227,139182,830△3591,409,6101,370,470184,408△1211,554,757
日本地方債67,574107△11267,56981,33978△15481,263
日本社債199,8809,844△1,016208,708211,67111,021△777221,915
外国国債72,204622△3,28769,539144,4933,123△2,109145,507
外国社債365,4571,649△641366,465344,743723△615344,851
その他99,3491△099,350184,8742,156△0187,030
2,031,603195,053△5,4152,221,2412,337,590201,509△3,7762,535,323
持分証券55,67671,723△776126,623----
満期保有目的証券
日本国債 *15,892,8681,635,036△20,8907,507,0146,018,3901,657,228△15,5007,660,118
日本地方債3,850413-4,2633,639384-4,023
日本社債345,81816,912△17,390345,340401,84920,355△14,526407,678
外国国債 *2300,2208,310△18,570289,960360,6206,733△20,913346,440
外国社債19813-21119811-209
6,542,9541,660,684△56,8508,146,7886,784,6961,684,711△50,9398,418,468
合計8,630,2331,927,460△63,04110,494,6529,122,2861,886,220△54,71510,953,791

*1 2018年度第3四半期連結会計期間末における満期保有目的証券には、短期の債券貸借取引により差し入れた日本国債300,316百万円が含まれています。
*2 2018年度第3四半期連結会計期間末における満期保有目的証券には、短期の現先取引により差し入れた外国国債84,040百万円が含まれています。
有価証券及び投資有価証券に含まれる持分証券に関して、ソニーは2018年度第3四半期連結累計期間において、売却による実現利益(純額)を68,340百万円、連結会計期間末に保有する持分証券の再評価による未実現評価損(純額)を31,170百万円計上しました。連結損益計算書上、金融分野において保有する持分証券に関して発生した損益は金融ビジネス収入、金融分野を除くその他の分野における保有に係るものは持分証券に関する利益(純額)に計上しています。上記の損益には、ソニーが保有するSpotify Technology S.A.(以下、「Spotify」)株式に係る損益が含まれています。
2018年4月3日、Spotifyがニューヨーク証券取引所に上場しました。ソニーは、当該上場時点で発行済株式総数の5.707%を保有していました。
2018年度第3四半期連結累計期間において、ソニーは保有していたSpotify株式の一部を合計82,616百万円(768百万米ドル)の現金対価で売却しました。売却した株式については、売却額から売却に直接関連するアーティストとレーベルへの分配見込額及びその他の取引原価を控除した株式売却益(税引前)54,179百万円(504百万米ドル)を連結損益計算書上、持分証券に関する利益(純額)に計上しました。なお、アーティストとレーベルへの分配額は、連結キャッシュ・フロー計算書の投資活動の「その他」に含まれています。
2018年12月31日時点で継続保有する株式については、公正価値64,558百万円(582百万米ドル)から売却に直接関連するアーティストとレーベルへの分配見込額及びその他の原価を控除した株式評価益(税引前)38,363百万円(365百万米ドル)を連結損益計算書上、持分証券に関する利益(純額)に計上しました。
4 公正価値による測定
ソニーにおいて継続的に公正価値で測定されている資産・負債の公正価値は、次のとおりです。なお、ソニーはASU 2016-01を2018年4月1日から適用しており、この結果2018年度第3四半期連結会計期間末において、従来売買目的有価証券の項目に含まれていた持分証券を、持分証券の項目に含めています。
項目2017年度末
金額(百万円)
レベル1レベル2レベル3合計連結貸借対照表計上科目
有価証券投資有価証券その他その他流動資産・負債その他固定資産・負債
資産
売買目的有価証券712,113335,949-1,048,0621,048,062---
売却可能証券
負債証券
日本国債-1,409,610-1,409,61020,4731,389,137--
日本地方債-67,569-67,5698,54859,021--
日本社債-208,708-208,7088,041200,667--
外国国債-69,539-69,539-69,539--
外国社債-338,58727,878366,46588,228278,237--
その他-15,73683,61499,350-99,350--
持分証券126,330293-126,623-126,623--
その他の投資 *16,1925,0999,10420,395-20,395--
デリバティブ資産
*2,*3
2,19437,332-39,526--37,0032,523
資産合計846,8292,488,422120,5963,455,8471,173,3522,242,96937,0032,523
負債
デリバティブ負債
*2,*3
1,40734,317-35,724--20,55015,174
負債合計1,40734,317-35,724--20,55015,174

項目2018年度第3四半期連結会計期間末
金額(百万円)
レベル1レベル2レベル3合計連結貸借対照表計上科目
有価証券投資有価証券その他その他流動資産・負債その他固定資産・負債
資産
負債証券
売買目的有価証券22,800205,453-228,253228,253---
売却可能証券
日本国債-1,554,757-1,554,75717,7111,537,046--
日本地方債-81,263-81,2637,66473,599--
日本社債-221,915-221,91513,639208,276--
外国国債-145,507-145,5073,975141,532--
外国社債-341,8433,008344,85171,688273,163--
その他-30,960156,070187,030-187,030--
持分証券911,439119,489-1,030,928851,329179,599--
その他の投資 *15,2322,00713,47320,712-20,712--
デリバティブ資産
*2,*3
9,73612,712-22,448--20,6781,770
資産合計949,2072,715,906172,5513,837,6641,194,2592,620,95720,6781,770
負債
デリバティブ負債
*2,*3
5,23316,822-22,055--9,21112,844
負債合計5,23316,822-22,055--9,21112,844

*1 その他の投資には、複合金融商品やプライベートエクイティ投資が含まれています。
*2 デリバティブ資産・負債は総額で認識及び開示されています。
*3 主にネッティング契約の対象となっているデリバティブや担保による資産と負債の相殺について潜在的な影響は軽微
です。
ソニーは特定の事象が生じた場合に非継続的に公正価値測定される資産及び負債を保有しています。特定の事象には、長期性資産が売却予定であり帳簿価額もしくは公正価値のいずれか低い価額で測定される場合や、現在価値に割引く前の将来見積キャッシュ・フローが資産又は資産グループの帳簿価額を下回った場合を含みます。2018年度第3四半期連結累計期間において、ソニーはMC分野でスマートフォン事業資産グループの減損損失を17,397百万円計上しました。2018年度第2四半期のスマートフォンの販売実績及び以降予測される引き続き厳しい事業環境を踏まえ、同分野の将来の収益見通しの見直しを検討した結果、長期性資産の計上金額の全額を回収する十分な将来キャッシュ・フローが得られないと判断したため、減損損失を計上しました。公正価値の測定にあたって考慮された、資産の状況、将来見積キャッシュ・フロー(その支払・受取時期を含む)及び将来見積キャッシュ・フローに固有のリスクを考慮した割引率といった重要な基礎データは観察不能であるため、当該公正価値測定はレベル3に分類されています。
5 資本及び包括利益に関する補足情報
(1) 資本
2017年度第3四半期連結累計期間及び2018年度第3四半期連結累計期間における、当社株主に帰属する資本及び非支配持分ならびに資本合計の期首帳簿価額と期末帳簿価額との調整は次のとおりです。
項目金額(百万円)
当社株主に帰属する資本非支配持分資本合計
2016年度末(2017年3月31日)2,497,246638,1763,135,422
新株の発行842-842
新株予約権の行使6,008-6,008
転換社債型新株予約権付社債の株式への転換16-16
株式にもとづく報酬1,320-1,320
四半期包括利益
四半期純利益507,62044,477552,097
その他の包括利益(税効果考慮後)
未実現有価証券評価益4,6982,3327,030
未実現デリバティブ評価益150-150
年金債務調整額6,987227,009
外貨換算調整額31,6142,12833,742
四半期包括利益合計551,06948,959600,028
配当金△15,794△14,473△30,267
非支配持分株主との取引及びその他△8142,3921,578
2017年度第3四半期連結会計期間末(2017年12月31日)3,039,893675,0543,714,947

項目金額(百万円)
当社株主に帰属する資本非支配持分資本合計
2017年度末(2018年3月31日)2,967,366679,7913,647,157
新会計基準適用による累積影響額△7,5505,432△2,118
新株の発行862-862
新株予約権の行使14,334-14,334
転換社債型新株予約権付社債の株式への転換14-14
株式にもとづく報酬451-451
四半期包括利益
四半期純利益828,41036,837865,247
その他の包括利益(税効果考慮後)
未実現有価証券評価損益5,245△1,3253,920
未実現デリバティブ評価益1,241-1,241
年金債務調整額7,009767,085
外貨換算調整額6,028△1,7234,305
四半期包括利益合計847,93333,865881,798
配当金△19,034△28,632△47,666
非支配持分株主との取引及びその他△23,573△24,131△47,704
2018年度第3四半期連結会計期間末(2018年12月31日)3,780,803666,3254,447,128

2017年度第3四半期連結累計期間及び2018年度第3四半期連結累計期間において、当社の連結子会社に対する持分の変動が当社株主に帰属する資本に与える重要な影響はありませんでした。
2018年7月、Sony Corporation of Americaは、マイケル・ジャクソン遺産管理財団であるEstate of Michael Jackson(以下「MJ財団」)から、MJ財団が保有するNile Acquisition LLC(以下「Nile」)の25.1%の持分を取得しました。ソニーは当該取引において、取引に関連して発生した各種費用等の償還を含む合計287.5百万米ドルをMJ財団に支払いました。支払額287.5百万米ドルと非支配持分簿価との差額295.9百万米ドルは、資本剰余金の減少として認識されています。当該取引の結果、Nileはソニーの完全子会社となりました。
(2) その他の包括利益
2017年度第3四半期連結累計期間及び2018年度第3四半期連結累計期間における、累積その他の包括利益(税効果考慮後)の項目別の変動は次のとおりです。
項目金額(百万円)
未実現有価証券評価損益未実現デリバティブ評価損益年金債務
調整額
外貨換算
調整額
合計
2016年度末(2017年3月31日)126,635△58△308,736△436,610△618,769
組替前その他の包括利益7,897△149△11736,50544,136
累積その他の包括利益からの組替額△8672997,126△2,7633,795
その他の包括利益(純額)7,0301507,00933,74247,931
控除:非支配持分に帰属するその他の包括利益2,332-222,1284,482
2017年度第3四半期連結会計期間末(2017年12月31日)131,33392△301,749△404,996△575,320

項目金額(百万円)
未実現有価証券評価損益未実現デリバティブ評価損益年金債務
調整額
外貨換算
調整額
合計
2017年度末(2018年3月31日)126,191△1,242△296,444△445,251△616,746
新会計基準適用による累積的影響額△15,526---△15,526
組替前その他の包括利益4,0072,334△396,84013,142
累積その他の包括利益からの組替額△87△1,0937,124△2,5353,409
その他の包括利益(純額)3,9201,2417,0854,30516,551
控除:非支配持分に帰属するその他の包括利益△1,325-76△1,723△2,972
2018年度第3四半期連結会計期間末(2018年12月31日)115,910△1△289,435△439,223△612,749

6 基本的及び希薄化後1株当たり当社株主に帰属する利益の調整表
基本的及び希薄化後1株当たり当社株主に帰属する利益(以下「EPS」)の調整計算は次のとおりです。
項目2017年度第3四半期連結累計期間2018年度第3四半期連結累計期間
利益
(百万円)
加重平均
株式数
(千株)
EPS
(円)
利益
(百万円)
加重平均
株式数
(千株)
EPS
(円)
基本的EPS
当社株主に帰属する四半期純利益507,6201,263,485401.76828,4101,268,455653.09
希薄化効果
新株予約権-4,051-4,217
転換社債型新株予約権付社債
(ゼロクーポン)
-23,961-23,967
希薄化後EPS
計算に用いる当社株主に帰属する
四半期純利益
507,6201,291,497393.05828,4101,296,639638.89

2017年度第3四半期連結累計期間及び2018年度第3四半期連結累計期間において、希薄化後EPSの計算から除いた潜在株式数はそれぞれ2,946千株及び4,320千株です。2017年度第3四半期連結累計期間及び2018年度第3四半期連結累計期間においては、新株予約権の権利行使価格が当期間における当社の普通株式の市場平均株価を上回っている場合は希薄化効果がないと認め、その潜在株式をこの計算から除外しています。2015年7月に発行された転換社債型新株予約権付社債(ゼロクーポン)は、転換仮定法にもとづいて発行時点から希薄化後EPSの計算に含めています。
項目2017年度第3四半期連結会計期間2018年度第3四半期連結会計期間
利益
(百万円)
加重平均
株式数
(千株)
EPS
(円)
利益
(百万円)
加重平均
株式数
(千株)
EPS
(円)
基本的EPS
当社株主に帰属する四半期純利益295,8971,264,083234.08428,9621,269,243337.97
希薄化効果
新株予約権-4,572-3,631
転換社債型新株予約権付社債
(ゼロクーポン)
-23,960-23,966
希薄化後EPS
計算に用いる当社株主に帰属する
四半期純利益
295,8971,292,615228.91428,9621,296,840330.77

2017年度第3四半期連結会計期間及び2018年度第3四半期連結会計期間において、希薄化後EPSの計算から除いた潜在株式数はそれぞれ2,946千株及び4,320千株です。2017年度第3四半期連結会計期間及び2018年度第3四半期連結会計期間においては、新株予約権の権利行使価格が当期間における当社の普通株式の市場平均株価を上回っている場合は希薄化効果がないと認め、その潜在株式をこの計算から除外しています。2015年7月に発行された転換社債型新株予約権付社債(ゼロクーポン)は、転換仮定法にもとづいて発行時点から希薄化後EPSの計算に含めています。
7 収益
(1) 契約残高
契約資産及び契約負債の残高は次のとおりです。
項目金額(百万円)
2018年度期首
(2018年4月1日)
2018年度
第3四半期連結会計期間末
契約資産15,24118,143
契約負債 *258,327292,261

* 契約負債は、連結貸借対照表のうち流動・非流動の「その他」に含まれています。
契約負債は、主に契約の履行以前に顧客から受領した対価に関する残高です。2018年4月1日時点における契約負債残高のうち187,773百万円を、2018年度第3四半期連結累計期間において収益として認識しています。
(2) 履行義務
残存履行義務(未充足又は部分的に未充足)は、未履行の受注残高であり、将来の履行に伴って収益として認識されます。ソニーは残存履行義務の開示に当たって実務上の便法を適用し、当初の予測期間が1年以内の契約、及び、知的財産のライセンス契約のうち売上高ベース又は使用高ベースで受領するロイヤルティにかかる部分について開示対象より除外しています。ソニーの残存履行義務(実務上の便法適用後)は、主に映画分野における映画及びテレビ番組コンテンツのライセンス契約に関連し、その大部分は3年以内に収益として認識されるものと見込まれています。
(3) 収益の分解
売上高及び営業収入のセグメント別、製品カテゴリー別及び地域別の内訳については注記11に記載しています。
8 米国のSony Americas Holding Inc.及びその連結納税グループにおける評価性引当金の取り崩し
ソニーは、繰越欠損金、一時差異及び繰越税額控除に対する繰延税金資産のすべてもしくは一部について、50%超の可能性で回収可能性がないと考えられる場合、評価性引当金を計上しています。繰延税金資産の最終的な回収可能性は、関連する税務管轄における将来課税所得の発生によって決定されます。2018年12月31日時点で、米国のSony Americas Holding Inc.及びその連結納税グループは、ゲーム&ネットワークサービス(以下「G&NS」)分野及び音楽分野を中心に、一定の利益水準を維持できています。かかる状況を踏まえ、特に直近の利益推移や将来利益予測に関する入手可能な肯定的及び否定的な証拠を評価した結果、ソニーは、2018年度第3四半期連結会計期間において、主として繰越欠損金、一時差異及び一部の繰越税額控除に対する米国における相当部分の繰延税金資産について評価性引当金を取り崩し、連結損益計算書上、法人税等を154,201百万円減額しました。主に外国税額控除に対する残りの繰延税金資産については、その使用制限や比較的短い繰越可能期間による影響を考慮し、評価性引当金を引き続き計上しています。
9 EMI Music Publishingの取得
2018年11月14日、ソニーの完全子会社であるSony Corporation of Americaは、EMI Music Publishingを所有し運営するDH Publishing, L.P.(以下「EMI」)について、ムバダラインベストメントカンパニーが主導するコンソーシアムが保有する約60%の持分全てを取得し、その持分の現金対価として、新株予約権及びマネジメントインセンティブの対価と合わせて合計257,168百万円(2,269百万米ドル)を支払いました。当該取得にともない、EMIはソニーの完全子会社となりました。ソニーは、音楽出版事業を営んでいる完全子会社のSony/ATV Music Publishingがこれまで管理していたEMIの音楽出版カタログの全てを取得することにより、自らの音楽出版ライブラリーの強化の実現を目指します。ソニーの2018年度第3四半期連結会計期間及び累計期間の連結損益計算書は、それぞれ、当該取得日以降EMIが計上した売上高10,451百万円(93百万米ドル)と営業利益1,910百万円(17百万米ドル)を含みます。
この取得前は、ソニーはEMIの持分を持分法で会計処理していました。この取得でEMIの支配持分を獲得したため、ソニーは取得法にもとづきEMIを連結し、識別可能資産、引受負債及びその残余としての営業権を公正価値で計上しました。また、ソニーは既に保有していたEMIの持分約40%を公正価値141,141百万円(1,245百万米ドル)で再評価した結果、116,939百万円(1,032百万米ドル)の評価益を2018年度第3四半期連結会計期間のその他の営業益(純額)に計上しました。この評価益に対する税金費用及び繰延税金負債は計上していません。また、ソニーは、当該取得にともないEMIの有利子負債148,621百万円(1,311百万米ドル)を承継し、そのうち108,942百万円(961百万米ドル)を手許の現金から直ちに返済しました。
音楽分野に計上されたEMIの資産及び負債に割り当てられた公正価値の集計は以下のとおりです。取得日における取得価額の配分は、暫定的な公正価値にもとづき作成されたものであり、最終的な公正価値の評価によって調整される可能性があります。調整の可能性がある主な取得価額の配分の対象には、識別可能無形固定資産、税金費用及び営業権が含まれます。
項目金額(百万円)
現金・預金及び現金同等物12,971
受取手形及び売掛金32,287
前払費用及びその他の流動資産10,746
投資有価証券その他1,478
無形固定資産424,954
営業権226,932
その他10,009
資産合計719,377
支払手形及び買掛金1,731
未払金・未払費用69,140
未払法人税及びその他の未払税金2,723
長期借入債務148,621
未払退職・年金費用1,947
繰延税金91,338
その他5,564
負債合計321,064

無形固定資産は主にミュージック・カタログが含まれており、加重平均償却期間は、34年です。営業権は、新たな収益の流入による将来の成長やソニーの既存の資産や事業とのシナジー、人的資源等の識別不能無形固定資産を表しており、取得した有形資産や無形固定資産の見積公正価値に対する購入価格の超過する部分として計算され、税務上損金に算入されません。この取得により計上された営業権は音楽分野に含まれます。



下記の概算の補足財務資料(未監査)は、この取得が2017年度の期首に発生したと仮定した場合のソニーとEMIの業績合計額です。
項目金額(百万円)
第3四半期連結累計期間
(自 4月1日
至 12月31日)
2017年度2018年度
純売上高6,644,3426,593,588
営業利益825,051712,554
当社株主に帰属する四半期純利益596,768723,520
1株当たり情報
-基本的472.32円570.39円
-希薄化後462.07円558.00円

この概算の補足財務情報(未監査)は、ソニーが合理的と考える見積り及び前提にもとづき作成されたものであり、この取得が2017年度の開始の日に完了したと仮定した場合のソニーの業績を表示又は示唆することを目的としたものではありません。また、この概算の補足財務情報(未監査)を将来のソニーの業績を示す指標として用いるべきではありません。この概算の補足財務情報(未監査)は、EMIの持分法による投資利益(損失)の消去及び連結処理、過年度に所有していた資本持分の再評価による利益の調整、税効果後の無形固定資産償却費用の増分、新株予約権及びマネジメントインセンティブ費用の調整が含まれています。
10 コミットメント、偶発債務及びその他
(1) ローン・コミットメント
金融子会社は、顧客に対する貸付契約にもとづき、貸付の未実行残高を有しています。2018年12月31日現在、これらの貸付未実行残高は30,179百万円です。ローン・コミットメントの翌年度以降における支払予定額について見積りを行うことは現時点においては可能ではありません。
(2) パーチェス・コミットメント等
2018年12月31日現在のパーチェス・コミットメント等の残高は、合計で595,218百万円です。これらのうち、主要なものは次のとおりです。
映画分野の一部の子会社は、製作関係者との間で映画の製作及びテレビ番組の制作を行う契約を締結し、また第三者との間で完成した映画作品もしくはそれに対する一部の権利を購入する契約、スポーツイベントの放映権を購入する契約を締結しています。これらの契約は多様な期間にわたりますが、主として3年以内の期間に関するものです。2018年12月31日現在、これらの契約にもとづく支払予定額は97,010百万円です。
音楽分野の一部の子会社は、音楽アーティストならびに音楽ソフトやビデオの制作・販売会社との間に契約を締結しています。これらの契約は多様な期間にわたりますが、主として6年以内の期間に関するものです。2018年12月31日現在、これらの契約にもとづく支払予定額は106,731百万円です。
G&NS分野の子会社は、番組供給契約を締結しています。これらの契約は多様な期間にわたりますが、主として1年以内の期間に関するものです。2018年12月31日現在、これらの契約にもとづく支払予定額は18,006百万円です。
ソニーは、固定資産の購入契約を締結しています。2018年12月31日現在、これらの契約にもとづく支払予定額は173,751百万円です。
ソニーは、部材の調達契約を締結しています。2018年12月31日現在、これらの契約にもとづく支払予定額は128,982百万円です。
ソニーは、広告宣伝の権利に関するスポンサーシップ契約を締結しています。これらの契約は多様な期間にわたりますが、主に3年以内の期間に関するものです。2018年12月31日現在、当該契約にもとづく支払予定額は12,510百万円です。
(3) 訴訟
2009年以降、米国司法省、欧州委員会及びその他の国の当局が光ディスクドライブ市場の競争状況に関する調査を実施しており、当社及び当社の一部の子会社も当該調査の対象となっています。かかる調査につき、当社は、米国司法省を含むいくつかの国の当局による調査は既に終了しており、残り一ヵ国の当局による調査に関しても和解に至り、当局による最終決定待ちの状態と理解しています。他方で、2015年10月、欧州委員会は同委員会の調査結果を踏まえて、当社及び当社の一部の子会社に対して総額31百万ユーロの制裁金の支払いを命じる決定を下しました。かかる決定を受け、当社はかかる決定を不服として、欧州普通裁判所に提訴しており、これらに関する手続は継続しています。また、当社及び一部の子会社が独占禁止法に違反していたと主張し、損害賠償その他の救済を求める多くの訴訟(集団訴訟を含む)が、複数の地域にて提起されています。なお、それらの訴訟のうち、当該製品の直接・間接の購入者による米国での集団訴訟を含め、これまでにいくつかの訴訟は和解に至ったものの、その他の訴訟は引き続き係属中です。これらの手続の段階に照らして、不利な判決、和解その他の解決により最終的に発生し得るこれら全てに関する損害額やその幅について見積りを行うことは現時点においては可能ではありません。
2011年以降、当社及び一部の子会社が営んでいた二次電池事業に関連して、当社及び一部の子会社が独占禁止法に違反していたと主張し、損害賠償その他の救済を求める多くの訴訟(集団訴訟を含む)が、複数の地域にて提起されています。なお、それらの訴訟のうち、当該製品の直接・間接の購入者による米国での集団訴訟を含め、これまでにいくつかは和解に至ったものの、その他の訴訟は引き続き係属中です。これらの手続の段階に照らして、不利な判決、和解その他の解決により最終的に発生し得るこれら全てに関する損害額やその幅について見積りを行うことは現時点においては可能ではありません。
当社及び一部の子会社は、これらの他にも複数の訴訟の被告又は政府機関による調査の対象となっています。しかし、ソニーが現在知り得るかぎりの情報にもとづき、それらの訴訟その他の法的手続により生じ得る結果は、ソニーの業績及び財政状態に重要な影響を与えることはないと考えています。
(4) 保証債務
ソニーは、ある特定の事象又は状況が発生した場合に、被保証者への支払要求に対して保証を行っています。2018年12月31日現在の保証債務にもとづく将来の潜在的支払債務は、最大で2,576百万円です。
11 セグメント情報
以下の報告セグメントは、そのセグメントの財務情報が入手可能なもので、その営業利益(損失)が最高経営意思決定者によって経営資源の配分の決定及び業績の評価に通常使用されているものです。最高経営意思決定者は、個別の資産情報を使用してセグメント評価を行っていません。ソニーにおける最高経営意思決定者は、社長兼CEOです。
G&NS分野には、主にネットワークサービス事業、家庭用ゲーム機の製造・販売、ソフトウェアの制作・販売が含まれています。音楽分野には、主に音楽制作、音楽出版、映像メディア・プラットフォーム事業が含まれています。映画分野には、主に映画製作、テレビ番組制作、メディアネットワーク事業が含まれています。ホームエンタテインメント&サウンド(以下「HE&S」)分野には、主にテレビ事業、オーディオ・ビデオ事業が含まれています。イメージング・プロダクツ&ソリューション(以下「IP&S」)分野には、主に静止画・動画カメラ事業が含まれています。MC分野には、主に携帯電話の製造・販売、インターネット関連サービス事業が含まれています。半導体分野には、主にイメージセンサー事業が含まれています。金融分野には、主に日本市場における個人向け生命保険及び損害保険を主とする保険事業ならびに日本における銀行業が含まれています。その他分野は、海外のディスク製造事業、記録メディア事業等の様々な事業活動から構成されています。ソニーの製品及びサービスは、一般的にはそれぞれのオペレーティング・セグメントにおいて固有のものです。
【ビジネスセグメント情報】
セグメント別売上高及び営業収入:
項目2017年度
第3四半期連結累計期間
2018年度
第3四半期連結累計期間
金額(百万円)金額(百万円)
売上高及び営業収入:
ゲーム&ネットワークサービス:
外部顧客に対するもの1,418,9551,744,843
セグメント間取引80,27767,936
1,499,2321,812,779
音 楽:
外部顧客に対するもの582,180583,289
セグメント間取引11,38711,388
593,567594,677
映 画:
外部顧客に対するもの709,458691,588
セグメント間取引6731,101
710,131692,689
ホームエンタテインメント&サウンド:
外部顧客に対するもの986,839935,158
セグメント間取引808691
987,647935,849
イメージング・プロダクツ&ソリューション:
外部顧客に対するもの488,399509,742
セグメント間取引5,0586,344
493,457516,086
モバイル・コミュニケーション:
外部顧客に対するもの564,025380,218
セグメント間取引6,7467,331
570,771387,549
半導体:
外部顧客に対するもの584,389601,066
セグメント間取引99,16585,946
683,554687,012
金 融:
外部顧客に対するもの950,292846,363
セグメント間取引5,3635,881
955,655852,244
その他:
外部顧客に対するもの286,307238,139
セグメント間取引44,33535,254
330,642273,393
全社(共通)及びセグメント間取引消去△231,695△214,089
連結合計6,592,9616,538,189


項目2017年度
第3四半期連結会計期間
2018年度
第3四半期連結会計期間
金額(百万円)金額(百万円)
売上高及び営業収入:
ゲーム&ネットワークサービス:
外部顧客に対するもの681,649759,109
セグメント間取引36,31731,504
717,966790,613
音 楽:
外部顧客に対するもの214,267205,287
セグメント間取引4,1624,063
218,429209,350
映 画:
外部顧客に対するもの260,050276,340
セグメント間取引267397
260,317276,737
ホームエンタテインメント&サウンド:
外部顧客に対するもの429,604388,705
セグメント間取引243119
429,847388,824
イメージング・プロダクツ&ソリューション:
外部顧客に対するもの179,112185,636
セグメント間取引1,9902,357
181,102187,993
モバイル・コミュニケーション:
外部顧客に対するもの215,141134,978
セグメント間取引2,4022,243
217,543137,221
半導体:
外部顧客に対するもの218,303201,469
セグメント間取引32,62728,858
250,930230,327
金 融:
外部顧客に対するもの371,498161,630
セグメント間取引1,7731,956
373,271163,586
その他:
外部顧客に対するもの96,61186,466
セグメント間取引11,97114,885
108,582101,351
全社(共通)及びセグメント間取引消去△85,670△84,197
連結合計2,672,3172,401,805

G&NS分野におけるセグメント間取引は、主としてその他分野に対するものです。
半導体分野におけるセグメント間取引は、主としてG&NS分野、IP&S分野、MC分野に対するものです。
その他分野におけるセグメント間取引は、主としてG&NS分野、音楽分野及び映画分野に対するものです。
全社(共通)及びセグメント間取引消去には、ブランド及び特許権使用によるロイヤリティ収入が含まれています。
セグメント別損益:
項目2017年度
第3四半期連結累計期間
2018年度
第3四半期連結累計期間
金額(百万円)金額(百万円)
営業利益(損失):
ゲーム&ネットワークサービス157,847247,154
音 楽96,878210,701
映 画8,68827,522
ホームエンタテインメント&サウンド93,18389,322
イメージング・プロダクツ&ソリューション68,05682,131
モバイル・コミュニケーション16,964△56,074
半導体165,370123,575
金 融139,109117,635
その他△6,00411,440
740,091853,406
全社(共通)及びセグメント間取引消去△27,415△41,901
連結営業利益712,676811,505

項目2017年度
第3四半期連結会計期間
2018年度
第3四半期連結会計期間
金額(百万円)金額(百万円)
営業利益(損失):
ゲーム&ネットワークサービス85,36473,082
音 楽39,342147,096
映 画10,48911,588
ホームエンタテインメント&サウンド46,21347,474
イメージング・プロダクツ&ソリューション25,98234,241
モバイル・コミュニケーション15,801△15,502
半導体60,55846,510
金 融56,28737,894
その他2,2556,104
342,291388,487
全社(共通)及びセグメント間取引消去8,546△11,499
連結営業利益350,837376,988

上記の営業利益(損失)は、売上高及び営業収入から売上原価、販売費・一般管理費及びその他の一般費用を差し引き、持分法による投資利益(損失)を加えたものです。
全社(共通)及びセグメント間取引消去には、各セグメントに配賦されない本社の構造改革費用が含まれています。また、ソニーモバイルの支配権取得時にエリクソンから取得した無形資産である知的財産権のクロスライセンス契約等の知的財産の償却費を含むその他本社費用が含まれています。
なお、2018年度第1四半期より、各分野が各四半期に負担する販売会社の間接費用の算出方法を変更しました。この算出の変更により、主にHE&S分野で2018年度第3四半期連結累計期間に前年同期比31億円の費用減少及び第3四半期連結会計期間に前年同期比61億円の費用減少がそれぞれ含まれていますが、全社(共通)及びセグメント間取引消去で同額の費用増加の影響額が含まれているため、当連結累計期間及び当連結会計期間における連結営業利益への影響はありません。また、この変更に起因した当年度の各分野における四半期別の費用の増減は、年間を通じて他の四半期における費用の増減により相殺されるため、年間での各分野の営業利益(損失)及び全社(共通)及びセグメント間取引消去にも影響はありません。
下記の表は、各セグメントにおける製品カテゴリー別の外部顧客に対する売上高及び営業収入の内訳を含んでいます。ソニーのマネジメントは、各セグメントをそれぞれ単一のオペレーティング・セグメントとして意思決定を行っています。
項目2017年度
第3四半期連結累計期間
2018年度
第3四半期連結累計期間
金額(百万円)金額(百万円)
ゲーム&ネットワークサービス
ネットワーク718,6951,068,354
ハードウェア・その他700,260676,489
1,418,9551,744,843
音 楽
音楽制作337,238322,552
音楽出版54,69371,274
映像メディア・プラットフォーム190,249189,463
582,180583,289
映 画
映画製作302,005318,221
テレビ番組制作201,514178,323
メディアネットワーク205,939195,044
709,458691,588
ホームエンタテインメント&サウンド
テレビ700,403642,513
オーディオ・ビデオ284,664290,271
その他1,7722,374
986,839935,158
イメージング・プロダクツ&ソリューション
静止画・動画カメラ326,362339,057
その他162,037170,685
488,399509,742
モバイル・コミュニケーション564,025380,218
半導体584,389601,066
金 融950,292846,363
その他286,307238,139
全社(共通)22,1177,783
連 結6,592,9616,538,189


項目2017年度
第3四半期連結会計期間
2018年度
第3四半期連結会計期間
金額(百万円)金額(百万円)
ゲーム&ネットワークサービス
ネットワーク300,407433,704
ハードウェア・その他381,242325,405
681,649759,109
音 楽
音楽制作128,239117,350
音楽出版18,33430,374
映像メディア・プラットフォーム67,69457,563
214,267205,287
映 画
映画製作106,931140,319
テレビ番組制作82,22764,426
メディアネットワーク70,89271,595
260,050276,340
ホームエンタテインメント&サウンド
テレビ301,476264,258
オーディオ・ビデオ127,303123,481
その他825966
429,604388,705
イメージング・プロダクツ&ソリューション
静止画・動画カメラ121,156122,767
その他57,95662,869
179,112185,636
モバイル・コミュニケーション215,141134,978
半導体218,303201,469
金 融371,498161,630
その他96,61186,466
全社(共通)6,0822,185
連 結2,672,3172,401,805

G&NS分野のうち、ネットワークカテゴリーにはSony Interactive Entertainmentが提供するゲーム、ビデオ及び音楽コンテンツ関連のネットワークサービス、ハードウェア・その他カテゴリーには据え置き型及び携帯型ゲームコンソール、パッケージソフトウェアと周辺機器などが主要製品として含まれています。音楽分野のうち、音楽制作にはパッケージ及びデジタルの音楽制作物の販売やアーティストのライブパフォーマンスからの収入、音楽出版には、楽曲の詞、曲の管理及びライセンス、映像メディア・プラットフォームには、アニメーション作品及びその派生ゲームアプリケーションの制作・販売、音楽・映像関連商品の様々なサービス提供などが含まれています。映画分野のうち、映画製作には映画作品及びオリジナルビデオ作品の全世界での製作・買付・配給・販売、テレビ番組制作にはテレビ番組の制作・買付・販売、メディアネットワークには、全世界でのテレビ、デジタルのネットワークオペレーションなどが含まれています。HE&S分野のうち、テレビカテゴリーには液晶テレビ、有機ELテレビ、オーディオ・ビデオカテゴリーにはブルーレイディスクプレーヤー/レコーダー、家庭用オーディオ、ヘッドホン、メモリ内蔵型携帯オーディオなどが主要製品として含まれています。IP&S分野のうち、静止画・動画カメラカテゴリーにはレンズ交換式カメラ、コンパクトデジタルカメラ、民生用・放送用ビデオカメラ、その他カテゴリーにはプロジェクターなどを含むディスプレイ製品、医療用機器などが主要製品として含まれています。
項目2017年度
第3四半期連結累計期間
2018年度
第3四半期連結累計期間
金額(百万円)金額(百万円)
減価償却費及び償却費:
ゲーム&ネットワークサービス21,48621,468
音楽12,83314,666
映画18,19018,326
ホームエンタテインメント&サウンド15,61116,442
イメージング・プロダクツ&ソリューション17,71718,345
モバイル・コミュニケーション(契約コストを含む)14,22312,225
半導体73,39481,254
金融(繰延保険契約費を含む)47,88768,611
その他4,3853,542
225,726254,879
全社(共通)32,46123,526
連結合計258,187278,405

項目2017年度第3四半期連結累計期間
金額(百万円)
構造改革費用合計構造改革に関連する資産の減価償却費合計
構造改革費用及び関連する減価償却費:
ゲーム&ネットワークサービス---
音楽1,816-1,816
映画482-482
ホームエンタテインメント&サウンド27-27
イメージング・プロダクツ&ソリューション23-23
モバイル・コミュニケーション1,22901,229
半導体---
金融---
その他及び全社(共通)3,54403,544
連結7,12107,121

項目2018年度第3四半期連結累計期間
金額(百万円)
構造改革費用合計構造改革に関連する資産の減価償却費合計
構造改革費用及び関連する減価償却費:
ゲーム&ネットワークサービス---
音楽1,368-1,368
映画4,139-4,139
ホームエンタテインメント&サウンド---
イメージング・プロダクツ&ソリューション---
モバイル・コミュニケーション2,90792,916
半導体---
金融---
その他及び全社(共通)3,429-3,429
連結11,843911,852

構造改革に関連する資産の減価償却費として開示されているものは、承認された構造改革計画のもとで、償却対象固定資産の耐用年数及び残存価額の見直しを行ったことにより発生した減価償却費の増加分です。資産の減損については、発生期間において直ちに費用認識されます。
項目2017年度
第3四半期連結会計期間
2018年度
第3四半期連結会計期間
金額(百万円)金額(百万円)
減価償却費及び償却費:
ゲーム&ネットワークサービス7,3247,352
音楽4,4445,799
映画6,2436,462
ホームエンタテインメント&サウンド6,0535,390
イメージング・プロダクツ&ソリューション6,1526,097
モバイル・コミュニケーション(契約コストを含む)4,9232,766
半導体24,95528,256
金融(繰延保険契約費を含む)15,50635,173
その他8151,186
76,41598,481
全社(共通)11,8108,098
連結合計88,225106,579

項目2017年度第3四半期連結会計期間
金額(百万円)
構造改革費用合計構造改革に関連する資産の減価償却費合計
構造改革費用及び関連する減価償却費:
ゲーム&ネットワークサービス---
音楽1,594-1,594
映画39-39
ホームエンタテインメント&サウンド8-8
イメージング・プロダクツ&ソリューション2-2
モバイル・コミュニケーション538-538
半導体---
金融---
その他及び全社(共通)911-911
連結3,092-3,092

項目2018年度第3四半期連結会計期間
金額(百万円)
構造改革費用合計構造改革に関連する資産の減価償却費合計
構造改革費用及び関連する減価償却費:
ゲーム&ネットワークサービス---
音楽587-587
映画1,549-1,549
ホームエンタテインメント&サウンド---
イメージング・プロダクツ&ソリューション---
モバイル・コミュニケーション2,07252,077
半導体---
金融---
その他及び全社(共通)2,660-2,660
連結6,86856,873

構造改革に関連する資産の減価償却費として開示されているものは、承認された構造改革計画のもとで、償却対象固定資産の耐用年数及び残存価額の見直しを行ったことにより発生した減価償却費の増加分です。資産の減損については、発生期間において直ちに費用認識されます。
【地域別情報】
2017年度及び2018年度の第3四半期における連結累計期間及び連結会計期間における顧客の所在国又は地域別に分類した売上高及び営業収入は次のとおりです。
項目2017年度
第3四半期連結累計期間
2018年度
第3四半期連結累計期間
金額(百万円)金額(百万円)
売上高及び営業収入:
日本1,991,8481,817,418
米国1,412,5591,505,686
欧州1,421,8471,471,902
中国521,945588,447
アジア・太平洋地域819,837728,443
その他地域424,925426,293
6,592,9616,538,189

項目2017年度
第3四半期連結会計期間
2018年度
第3四半期連結会計期間
金額(百万円)金額(百万円)
売上高及び営業収入:
日本775,569516,579
米国614,438630,919
欧州640,214628,104
中国182,809205,037
アジア・太平洋地域293,992266,425
その他地域165,295154,741
2,672,3172,401,805

日本、米国ならびに中国以外の各区分に属する主な国又は地域は次のとおりです。
(1) 欧州: イギリス、フランス、ドイツ、ロシア、スペイン、スウェーデン
(2) アジア・太平洋地域: インド、韓国、オセアニア
(3) その他地域: 中近東/アフリカ、ブラジル、メキシコ、カナダ
売上高及び営業収入に関して、欧州、アジア・太平洋地域、その他地域において個別には金額的に重要性のある国はありません。
報告セグメント間及び地域間の取引は、市場の実勢価格を参考にして、その都度交渉の上で決定しております。
2017年度及び2018年度の第3四半期連結累計期間及び第3四半期連結会計期間において、単一顧客として重要な顧客に対する売上高及び営業収入はありません。

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