有価証券報告書-第56期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
ICT(情報通信技術)や自動車を含むエレクトロニクス市場におきましては、スマートフォンの成長は鈍化しましたが、自動車ではADAS(先進運転支援システム)の普及や電装化が進展しました。
このような状況下におきまして、当社グループは2016サイズ(2.0ミリメートル×1.6ミリメートル)以下の水晶デバイス群「"Slim×Small×Smart"Crystal(トリプルエスクリスタル)」をはじめとする小型製品の生産設備を増強するとともに、新構造水晶デバイス「Arkh.3G(アークスリージー)シリーズ」の生産設備の導入を開始しました。
新製品では、5G(第5世代移動通信システム)/IoT(モノのインターネット)向けに、世界最小となる1210サイズ(1.2ミリメートル×1.0ミリメートル)の温度センサ内蔵水晶振動子「DSR1210ATH」を発表しました。水晶片の工夫により高ドライブレベルでの対応を可能とし、発振回路の低ノイズ化を実現します。さらに、従来品に対し実装面積を約40%削減したことでさらなる高密度実装を可能とします。また、ドイツで開催された「electronica2018」などの国際見本市に出展し、「Arkh.3Gシリーズ」をはじめとした当社独自の製品を展示し、多方面から注目を集めました。
これらの結果、当連結会計年度におきまして、当社グループでは産業向けの販売が増加したものの、通信機や民生向けなどの販売が減少しました。
この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
a.財政状態
当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ884百万円減少し、58,431百万円となりました。
当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ570百万円減少し、27,864百万円となりました。
当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ313百万円減少し、30,566百万円となりました。
b.経営成績
当連結会計年度の経営成績は、売上高は28,457百万円(前年同期比6.1%減)、営業利益は47百万円(前年同期比84.3%減)、経常利益は381百万円(前年同期比76.0%増)、親会社株主に帰属する当期純損失は475百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失298百万円)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 日本は、売上高は6,657百万円(前年同期比9.8%減)、セグメント損失は591百万円(前年同期はセグメント損失139百万円)となりました。
北米は、売上高は1,811百万円(前年同期比4.7%増)、セグメント利益は28百万円(前年同期比14.9%増)となりました。
欧州は、売上高は2,751百万円(前年同期比6.6%減)、セグメント利益は55百万円(前年同期比25.5%増)となりました。
中国は、売上高は8,395百万円(前年同期比8.3%減)、セグメント損失は75百万円(前年同期はセグメント損失476百万円)となりました。
台湾は、売上高は6,759百万円(前年同期比1.9%減)、セグメント利益は839百万円(前年同期比24.0%増)となりました。
アジアは、売上高は2,082百万円(前年同期比5.1%減)、セグメント損失は207百万円(前年同期はセグメント利益115百万円)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、減価償却費の計上などがあったものの、有形固定資産の取得による支出などにより、前連結会計年度末に比べ1,619百万円減少し、当連結会計年度末には13,940百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の営業活動の結果得られた資金は998百万円(前期比148百万円増加)となりました。これは主に減価償却費2,801百万円などによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の投資活動の結果使用した資金は1,590百万円(前期比1,335百万円減少)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出2,348百万円などによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の財務活動の結果使用した資金は1,054百万円(前期比1,556百万円増加)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出4,604百万円などによるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b.受注実績
当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
この連結財務諸表の作成にあたりまして、決算日における資産・負債の報告数値、報告期間における収入・費用の報告数値に影響を与える見積りは、主に貸倒引当金、賞与引当金及び法人税等であり、継続して評価を行っております。
なお、見積り及び判断・評価につきましては、当連結会計年度末現在において過去の実績や状況に応じて合理的と考えられる要因等に基づき行っておりますが、見積りの場合は特有の不確実性があり、実際の結果が異なる場合もあります。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.経営成績等
1)経営成績
(売上高)
売上高は、産業向けの販売が増加したものの、通信機や民生向けの販売が減少したことなどにより、前連結会計年度に比べ6.1%減少の28,457百万円となりました。そのうち、国内売上高は5,173百万円、海外売上高は23,283百万円となりました。
(売上原価、販売費及び一般管理費)
売上原価は、売上高が減少したことなどの影響により、前連結会計年度に比べ5.5%減少の22,276百万円となりました。
販売費及び一般管理費は、研究開発費の減少などにより前連結会計年度に比べ4.6%減少の6,134百万円となりました。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
親会社株主に帰属する当期純損失は、事業移管損失116百万円を特別損失に計上したことなどにより475百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失298百万円)となりました。
2)財政状態
(資産合計)
当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ884百万円減少の58,431百万円(前連結会計年度末は59,315百万円)となりました。
流動資産は34,431百万円(前連結会計年度末は35,507百万円)となり、1,075百万円減少いたしました。これは主に現金及び預金の減少などによるものであります。
固定資産は23,999百万円(前連結会計年度末は23,807百万円)となり、191百万円増加いたしました。その主なものは、建設仮勘定の増加などによるものであります。
(負債合計)
当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ570百万円減少の27,864百万円(前連結会計年度末は28,434百万円)となりました。
流動負債は、15,680百万円(前連結会計年度末は11,204百万円)となり、4,476百万円増加いたしました。その主なものは、1年内返済予定の長期借入金の増加などによるものであります。
固定負債は、12,183百万円(前連結会計年度末は17,230百万円)となり、5,047百万円減少いたしました。その主なものは、長期借入金の減少などによるものであります。
(純資産合計)
当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ313百万円減少の30,566百万円(前連結会計年度末は30,880百万円)となりました。
これは主に、利益剰余金の減少などによるものであります。
3)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
b.経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループの経営に影響を与える大きな要因としては、水晶製品事業における価格競争は引き続き厳しいものとなっており、当社グループが属する製品市場における市場価格についても顧客製品の価格動向によっては競争の激化に直面すると思われます。また、為替につきましても、為替相場の変動によっては業績に影響を及ぼす可能性があります。
c.資本の財源及び資金の流動性
資金需要
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品仕入のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。
財務政策
当社グループの事業活動の維持拡大に必要な資金を安定的に確保するため、内部資金の活用及び金融機関からの借入により資金調達を行っております。
なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は20,658百万円となっております。
d.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループは、財務の健全性・資本効率・株主還元の観点からバランスのとれた最適な資本構成のもと、継続的に企業価値を向上させることを基本としております。財務の健全性については「負債資本倍率(DEレシオ)」や「自己資本比率」の改善を図り、資本効率を示す「株主資本利益率(ROE)」の向上を目指してましります。
e.セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
(日本)
日本国内におきましては、カーエレクトロニクスや民生向けなどが前年を下回り、売上高は6,657百万円と前年同期と比べ720百万円(9.8%減)の減収となり、国内生産品目の稼働率低下や価格変動の影響などにより、セグメント損失(営業損失)は591百万円と前年同期と比べ451百万円(前年同期はセグメント損失139百万円)の悪化となりました。
(北米)
北米におきましては、産業向けなどの販売が増加し、売上高は1,811百万円と前年同期と比べ81百万円(4.7%増)の増収となり、セグメント利益(営業利益)は28百万円と前年同期と比べ3百万円(14.9%増)の増益となりました。
(欧州)
欧州におきましては、カーエレクトロニクス向けなどが前年を下回った結果、売上高は2,751百万円と前年同期と比べ194百万円(6.6%減)の減収となりましたが、セグメント利益(営業利益)は55百万円と前年同期と比11百万円(25.5%増)の増益となりました。
(中国)
中国におきましては、通信や民生、産業向けなどが前年を下回り、売上高は8,395百万円と前年同期と比べ764百万円(8.3%減)の減収となりましたが、生産工場における歩留り改善などの効果により、セグメント損失(営業損失)は75百万円と前年同期と比べ400百万円(前年同期はセグメント損失476百万円)の改善となりました。
(台湾)
台湾におきましては、民生向けなどの販売が減少し、売上高は6,759百万円と前年同期と比べ131百万円(1.9%減)の減収となりましたが、セグメント利益(営業利益)は839百万円と前年同期と比べ162百万円(24.0%増)の増益となりました。
(アジア)
その他アジアにおきましては、カーエレクトロニクス向けなどの販売が減少し、売上高は2,082百万円と前年同期と比べ111百万円(5.1%減)の減収に加え、生産工場における稼働率低下などの影響により、セグメント損失(営業損失)は207百万円と前年同期と比べ323百万円(前年同期はセグメント利益115百万円)の減益となりました。
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
ICT(情報通信技術)や自動車を含むエレクトロニクス市場におきましては、スマートフォンの成長は鈍化しましたが、自動車ではADAS(先進運転支援システム)の普及や電装化が進展しました。
このような状況下におきまして、当社グループは2016サイズ(2.0ミリメートル×1.6ミリメートル)以下の水晶デバイス群「"Slim×Small×Smart"Crystal(トリプルエスクリスタル)」をはじめとする小型製品の生産設備を増強するとともに、新構造水晶デバイス「Arkh.3G(アークスリージー)シリーズ」の生産設備の導入を開始しました。
新製品では、5G(第5世代移動通信システム)/IoT(モノのインターネット)向けに、世界最小となる1210サイズ(1.2ミリメートル×1.0ミリメートル)の温度センサ内蔵水晶振動子「DSR1210ATH」を発表しました。水晶片の工夫により高ドライブレベルでの対応を可能とし、発振回路の低ノイズ化を実現します。さらに、従来品に対し実装面積を約40%削減したことでさらなる高密度実装を可能とします。また、ドイツで開催された「electronica2018」などの国際見本市に出展し、「Arkh.3Gシリーズ」をはじめとした当社独自の製品を展示し、多方面から注目を集めました。
これらの結果、当連結会計年度におきまして、当社グループでは産業向けの販売が増加したものの、通信機や民生向けなどの販売が減少しました。
この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
a.財政状態
当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ884百万円減少し、58,431百万円となりました。
当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ570百万円減少し、27,864百万円となりました。
当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ313百万円減少し、30,566百万円となりました。
b.経営成績
当連結会計年度の経営成績は、売上高は28,457百万円(前年同期比6.1%減)、営業利益は47百万円(前年同期比84.3%減)、経常利益は381百万円(前年同期比76.0%増)、親会社株主に帰属する当期純損失は475百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失298百万円)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 日本は、売上高は6,657百万円(前年同期比9.8%減)、セグメント損失は591百万円(前年同期はセグメント損失139百万円)となりました。
北米は、売上高は1,811百万円(前年同期比4.7%増)、セグメント利益は28百万円(前年同期比14.9%増)となりました。
欧州は、売上高は2,751百万円(前年同期比6.6%減)、セグメント利益は55百万円(前年同期比25.5%増)となりました。
中国は、売上高は8,395百万円(前年同期比8.3%減)、セグメント損失は75百万円(前年同期はセグメント損失476百万円)となりました。
台湾は、売上高は6,759百万円(前年同期比1.9%減)、セグメント利益は839百万円(前年同期比24.0%増)となりました。
アジアは、売上高は2,082百万円(前年同期比5.1%減)、セグメント損失は207百万円(前年同期はセグメント利益115百万円)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、減価償却費の計上などがあったものの、有形固定資産の取得による支出などにより、前連結会計年度末に比べ1,619百万円減少し、当連結会計年度末には13,940百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の営業活動の結果得られた資金は998百万円(前期比148百万円増加)となりました。これは主に減価償却費2,801百万円などによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の投資活動の結果使用した資金は1,590百万円(前期比1,335百万円減少)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出2,348百万円などによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の財務活動の結果使用した資金は1,054百万円(前期比1,556百万円増加)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出4,604百万円などによるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) | 前年同期比(%) |
| 日本(千円) | 17,322,287 | 11.2 |
| 中国(千円) | 3,020,228 | △1.4 |
| 台湾(千円) | 9,090,586 | 0.1 |
| アジア(千円) | 6,651,782 | △9.1 |
| 合計(千円) | 36,084,884 | 3.0 |
(注)1.金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b.受注実績
当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 受注高 (千円) | 前年同期比 (%) | 受注残高 (千円) | 前年同期比 (%) |
| 日本 | 6,698,326 | △6.3 | 853,770 | 4.9 |
| 北米 | 1,800,115 | 1.4 | 235,407 | △3.5 |
| 欧州 | 2,755,728 | △4.5 | 335,583 | 0.4 |
| 中国 | 8,497,671 | △5.0 | 986,686 | 12.0 |
| 台湾 | 6,893,856 | 0.8 | 871,601 | 22.2 |
| アジア | 2,155,511 | 2.1 | 206,365 | 186.3 |
| 合計 | 28,801,209 | △3.1 | 3,489,415 | 14.1 |
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) | 前年同期比(%) |
| 日本(千円) | 6,657,692 | △9.8 |
| 北米(千円) | 1,811,363 | 4.7 |
| 欧州(千円) | 2,751,161 | △6.6 |
| 中国(千円) | 8,395,653 | △8.3 |
| 台湾(千円) | 6,759,567 | △1.9 |
| アジア(千円) | 2,082,061 | △5.1 |
| 合計(千円) | 28,457,498 | △6.1 |
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
この連結財務諸表の作成にあたりまして、決算日における資産・負債の報告数値、報告期間における収入・費用の報告数値に影響を与える見積りは、主に貸倒引当金、賞与引当金及び法人税等であり、継続して評価を行っております。
なお、見積り及び判断・評価につきましては、当連結会計年度末現在において過去の実績や状況に応じて合理的と考えられる要因等に基づき行っておりますが、見積りの場合は特有の不確実性があり、実際の結果が異なる場合もあります。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.経営成績等
1)経営成績
(売上高)
売上高は、産業向けの販売が増加したものの、通信機や民生向けの販売が減少したことなどにより、前連結会計年度に比べ6.1%減少の28,457百万円となりました。そのうち、国内売上高は5,173百万円、海外売上高は23,283百万円となりました。
(売上原価、販売費及び一般管理費)
売上原価は、売上高が減少したことなどの影響により、前連結会計年度に比べ5.5%減少の22,276百万円となりました。
販売費及び一般管理費は、研究開発費の減少などにより前連結会計年度に比べ4.6%減少の6,134百万円となりました。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
親会社株主に帰属する当期純損失は、事業移管損失116百万円を特別損失に計上したことなどにより475百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失298百万円)となりました。
2)財政状態
(資産合計)
当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ884百万円減少の58,431百万円(前連結会計年度末は59,315百万円)となりました。
流動資産は34,431百万円(前連結会計年度末は35,507百万円)となり、1,075百万円減少いたしました。これは主に現金及び預金の減少などによるものであります。
固定資産は23,999百万円(前連結会計年度末は23,807百万円)となり、191百万円増加いたしました。その主なものは、建設仮勘定の増加などによるものであります。
(負債合計)
当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ570百万円減少の27,864百万円(前連結会計年度末は28,434百万円)となりました。
流動負債は、15,680百万円(前連結会計年度末は11,204百万円)となり、4,476百万円増加いたしました。その主なものは、1年内返済予定の長期借入金の増加などによるものであります。
固定負債は、12,183百万円(前連結会計年度末は17,230百万円)となり、5,047百万円減少いたしました。その主なものは、長期借入金の減少などによるものであります。
(純資産合計)
当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ313百万円減少の30,566百万円(前連結会計年度末は30,880百万円)となりました。
これは主に、利益剰余金の減少などによるものであります。
3)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
b.経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループの経営に影響を与える大きな要因としては、水晶製品事業における価格競争は引き続き厳しいものとなっており、当社グループが属する製品市場における市場価格についても顧客製品の価格動向によっては競争の激化に直面すると思われます。また、為替につきましても、為替相場の変動によっては業績に影響を及ぼす可能性があります。
c.資本の財源及び資金の流動性
資金需要
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品仕入のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。
財務政策
当社グループの事業活動の維持拡大に必要な資金を安定的に確保するため、内部資金の活用及び金融機関からの借入により資金調達を行っております。
なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は20,658百万円となっております。
d.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループは、財務の健全性・資本効率・株主還元の観点からバランスのとれた最適な資本構成のもと、継続的に企業価値を向上させることを基本としております。財務の健全性については「負債資本倍率(DEレシオ)」や「自己資本比率」の改善を図り、資本効率を示す「株主資本利益率(ROE)」の向上を目指してましります。
e.セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
(日本)
日本国内におきましては、カーエレクトロニクスや民生向けなどが前年を下回り、売上高は6,657百万円と前年同期と比べ720百万円(9.8%減)の減収となり、国内生産品目の稼働率低下や価格変動の影響などにより、セグメント損失(営業損失)は591百万円と前年同期と比べ451百万円(前年同期はセグメント損失139百万円)の悪化となりました。
(北米)
北米におきましては、産業向けなどの販売が増加し、売上高は1,811百万円と前年同期と比べ81百万円(4.7%増)の増収となり、セグメント利益(営業利益)は28百万円と前年同期と比べ3百万円(14.9%増)の増益となりました。
(欧州)
欧州におきましては、カーエレクトロニクス向けなどが前年を下回った結果、売上高は2,751百万円と前年同期と比べ194百万円(6.6%減)の減収となりましたが、セグメント利益(営業利益)は55百万円と前年同期と比11百万円(25.5%増)の増益となりました。
(中国)
中国におきましては、通信や民生、産業向けなどが前年を下回り、売上高は8,395百万円と前年同期と比べ764百万円(8.3%減)の減収となりましたが、生産工場における歩留り改善などの効果により、セグメント損失(営業損失)は75百万円と前年同期と比べ400百万円(前年同期はセグメント損失476百万円)の改善となりました。
(台湾)
台湾におきましては、民生向けなどの販売が減少し、売上高は6,759百万円と前年同期と比べ131百万円(1.9%減)の減収となりましたが、セグメント利益(営業利益)は839百万円と前年同期と比べ162百万円(24.0%増)の増益となりました。
(アジア)
その他アジアにおきましては、カーエレクトロニクス向けなどの販売が減少し、売上高は2,082百万円と前年同期と比べ111百万円(5.1%減)の減収に加え、生産工場における稼働率低下などの影響により、セグメント損失(営業損失)は207百万円と前年同期と比べ323百万円(前年同期はセグメント利益115百万円)の減益となりました。