有価証券報告書-第55期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益は底堅く、個人消費に持ち直しの動きが見られるなど緩やかな回復傾向で推移しました。世界経済におきましては、米国は雇用環境の改善や個人消費が底堅く推移するなど拡大基調が続き、欧州におきましても雇用環境の改善など緩やかな回復となりました。また、中国では輸出や個人消費に拡大の動きが見られ、緩やかな回復基調で推移しました。
ICT(情報通信技術)や自動車を含むエレクトロニクス市場におきましては、スマートフォンの成長は鈍化しましたが、産業用ロボットなど産業機器市場が堅調に推移し、自動車ではADAS(先進運転支援システム)の普及や電装化が進展しました。
このような状況下におきまして、当社グループは2016サイズ(2.0ミリメートル×1.6ミリメートル)以下の水晶デバイス群「"Slim×Small×Smart" Crystal(トリプルエスクリスタル)」をはじめとする小型製品の生産設備を増強するとともに、販売体制を強化いたしました。
新製品では、従来品比約2分の1の製品厚みを実現した1008サイズ(1.0ミリメートル×0.8ミリメートル)で世界最薄となる「Arkh.3G(アークスリージー)シリーズ」を発表しました。水晶加工技術と水晶デバイスに最適化されたウェハレベル工法を融合し、従来製品とは異なる新しい構造とすることで、MHz帯水晶振動子で0.15ミリメートル、一般水晶発振器/温度補償水晶発振器で0.26ミリメートルの製品厚みを実現しました。これらの製品は、東京で開催された「CEATEC JAPAN 2017」や「第19回電子部品・材料EXPO」などの国際見本市でも展示し、多方面から注目を集めました。
これらの結果、当連結会計年度におきまして、当社グループではカーエレクトロニクス向けや産業機器向けの販売は堅調に推移しました。しかしながら、スマートフォン市場における水晶デバイスの小型化進展の遅れや、中国スマートフォンにおける生産調整の影響などにより通信機器向けが低調に推移しました。
この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
a.財政状態
当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,410百万円減少し、59,408百万円となりました。
当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ1,053百万円減少し、28,528百万円となりました。
当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ357百万円減少し、30,880百万円となりました。
b.経営成績
当連結会計年度の経営成績は、売上高は30,298百万円(前年同期比2.1%減)、営業利益は300百万円(前年同期比78.4%減)、経常利益は216百万円(前年同期比86.0%減)、親会社株主に帰属する当期純損失は298百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益691百万円)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
日本は、売上高は7,378百万円(前年同期比3.8%増)、セグメント損失は139百万円(前年同期はセグメント利益1,106百万円)となりました。
北米は、売上高は1,729百万円(前年同期比4.6%増)、セグメント利益は24百万円(前年同期比61.7%増)となりました。
欧州は、売上高は2,946百万円(前年同期比14.5%増)、セグメント利益は44百万円(前年同期比41.4%減)となりました。
中国は、売上高は9,159百万円(前年同期比10.4%減)、セグメント損失は476百万円(前年同期はセグメント損失378百万円)となりました。
台湾は、売上高は6,890百万円(前年同期比5.5%減)、セグメント利益は677百万円(前年同期比0.7%増)となりました。
アジアは、売上高は2,193百万円(前年同期比4.1%増)、セグメント利益は115百万円(前年同期比8.3%増)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、減価償却費の計上などがあったものの、有形固定資産の取得による支出などにより、前連結会計年度末に比べ1,743百万円減少し、当連結会計年度末には15,559百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の営業活動の結果得られた資金は849百万円(前期比1,735百万円減少)となりました。これは主に減価償却費2,860百万円などによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の投資活動の結果使用した資金は2,925百万円(前期比2,145百万円減少)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出3,390百万円などによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の財務活動の結果得られた資金は501百万円(前期比819百万円増加)となりました。これは主に長期借入れによる収入6,310百万円などによるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b.受注実績
当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
この連結財務諸表の作成にあたりまして、決算日における資産・負債の報告数値、報告期間における収入・費用の報告数値に影響を与える見積りは、主に貸倒引当金、賞与引当金及び法人税等であり、継続して評価を行っております。
なお、見積り及び判断・評価につきましては、当連結会計年度末現在において過去の実績や状況に応じて合理的と考えられる要因等に基づき行っておりますが、見積りの場合は特有の不確実性があり、実際の結果が異なる場合もあります。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.経営成績等
1)経営成績
(売上高)
売上高は、スマートフォン市場における水晶デバイスの小型化進展の遅れや、中国スマートフォンにおける生産調整の影響などにより通信機器向けが低調に推移したことなどにより、前連結会計年度に比べ2.1%減少の30,298百万円となりました。そのうち、国内売上高は5,782百万円、海外売上高は24,516百万円となりました。
(売上原価、販売費及び一般管理費)
売上原価は、売上高が減少したことや設備稼働率の低下などの影響により、前連結会計年度に比べ0.5%増加の23,570百万円となりました。
販売費及び一般管理費は、研究開発費の増加などにより前連結会計年度に比べ5.1%増加の6,427百万円となりました。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
親会社株主に帰属する当期純損失は、当社グループが販売した製品不具合を起因とした製品補償費用234百万円を特別損失に計上したことなどにより298百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益691百万円)となりました。
2)財政状態
(資産合計)
当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,410百万円減少の59,408百万円(前連結会計年度末は60,819百万円)となりました。
流動資産は35,671百万円(前連結会計年度末は36,974百万円)となり、1,303百万円減少いたしました。これは主に現金及び預金の減少などによるものであります。
固定資産は23,737百万円(前連結会計年度末は23,844百万円)となり、106百万円減少いたしました。その主なものは、建設仮勘定の減少などによるものであります。
(負債合計)
当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ1,053百万円減少の28,528百万円(前連結会計年度末は29,581百万円)となりました。
流動負債は、11,206百万円(前連結会計年度末は13,227百万円)となり、2,021百万円減少いたしました。その主なものは、1年内返済予定の長期借入金の減少などによるものであります。
固定負債は、17,322百万円(前連結会計年度末は16,354百万円)となり、968百万円増加いたしました。その主なものは、長期借入金の増加などによるものであります。
(純資産合計)
当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ357百万円減少の30,880百万円(前連結会計年度末は31,237百万円)となりました。
これは主に、利益剰余金の減少などによるものであります。
3)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
b.経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループの経営に影響を与える大きな要因としては、水晶製品事業における価格競争は引き続き厳しいものとなっており、当社グループが属する製品市場における市場価格についても顧客製品の価格動向によっては競争の激化に直面すると思われます。また、為替につきましても、為替相場の変動によっては業績に影響を及ぼす可能性があります。
c.資本の財源及び資金の流動性
資金需要
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品仕入のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。
財務政策
当社グループの事業活動の維持拡大に必要な資金を安定的に確保するため、内部資金の活用及び金融機関からの借入により資金調達を行っております。
なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は21,087百万円となっております。
d.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループは、財務の健全性・資本効率・株主還元の観点からバランスのとれた最適な資本構成のもと、継続的に企業価値を向上させることを基本としております。財務の健全性については「負債資本倍率(DEレシオ)」や「自己資本比率」の改善を図り、資本効率を示す「株主資本利益率(ROE)」の向上を目指してましります。
e.セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
(日本)
日本国内におきましては、産業向けやカーエレクトロニクス向けなどが前年を上回り、売上高は7,378百万円と前年同期と比べ273百万円(3.8%増)の増収となりましたが、国内生産品目の稼働率が低下し、セグメント損失(営業損失)は139百万円と前年同期と比べ1,246百万円(前年同期はセグメント利益1,106百万円)の減益となりました。セグメント資産は、前連結会計年度末に比べ1,265百万円減少の37,752百万円となりました。
(北米)
北米におきましては、産業向けなどの販売が増加し、売上高は1,729百万円と前年同期と比べ76百万円(4.6%増)の増収となり、セグメント利益(営業利益)は24百万円と前年同期と比べ9百万円(61.7%増)の増益となりました。セグメント資産は、前連結会計年度末に比べ6百万円増加の795百万円となりました。
(欧州)
欧州におきましては、カーエレクトロニクス向けなどが前年を上回った結果、売上高は2,946百万円と前年同期と比べ374百万円(14.5%増)の増収となりましたが、固定費の増加などにより、セグメント利益(営業利益)は44百万円と前年同期と比べ31百万円(41.4%減)の減益となりました。セグメント資産は、前連結会計年度末に比べ2百万円増加の888百万円となりました。
(中国)
中国におきましては、通信機向けなどが前年を下回り、売上高は9,159百万円と前年同期と比べ1,067百万円(10.4%減)の減収となり、セグメント損失(営業損失)は476百万円と前年同期と比べ97百万円(前年同期はセグメント損失378百万円)の悪化となりました。セグメント資産は、前連結会計年度末に比べ548百万円減少の6,713百万円となりました。
(台湾)
台湾におきましては、通信機器向けなどの販売が減少し、売上高は6,890百万円と前年同期と比べ404百万円(5.5%減)の減収となりましたが、セグメント利益(営業利益)は677百万円と前年同期と比べ4百万円(0.7%増)の増益となりました。セグメント資産は、前連結会計年度末に比べ358百万円減少の14,758百万円となりました。
(アジア)
その他アジアにおきましては、通信機向けやカーエレクトロニクス向けなどの販売が増加し、売上高は2,193百万円と前年同期と比べ86百万円(4.1%増)の増収となり、セグメント利益(営業利益)は115百万円と前年同期と比べ8百万円(8.3%増)の増益となりました。セグメント資産は、前連結会計年度末に比べ201百万円減少の6,422百万円となりました。
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益は底堅く、個人消費に持ち直しの動きが見られるなど緩やかな回復傾向で推移しました。世界経済におきましては、米国は雇用環境の改善や個人消費が底堅く推移するなど拡大基調が続き、欧州におきましても雇用環境の改善など緩やかな回復となりました。また、中国では輸出や個人消費に拡大の動きが見られ、緩やかな回復基調で推移しました。
ICT(情報通信技術)や自動車を含むエレクトロニクス市場におきましては、スマートフォンの成長は鈍化しましたが、産業用ロボットなど産業機器市場が堅調に推移し、自動車ではADAS(先進運転支援システム)の普及や電装化が進展しました。
このような状況下におきまして、当社グループは2016サイズ(2.0ミリメートル×1.6ミリメートル)以下の水晶デバイス群「"Slim×Small×Smart" Crystal(トリプルエスクリスタル)」をはじめとする小型製品の生産設備を増強するとともに、販売体制を強化いたしました。
新製品では、従来品比約2分の1の製品厚みを実現した1008サイズ(1.0ミリメートル×0.8ミリメートル)で世界最薄となる「Arkh.3G(アークスリージー)シリーズ」を発表しました。水晶加工技術と水晶デバイスに最適化されたウェハレベル工法を融合し、従来製品とは異なる新しい構造とすることで、MHz帯水晶振動子で0.15ミリメートル、一般水晶発振器/温度補償水晶発振器で0.26ミリメートルの製品厚みを実現しました。これらの製品は、東京で開催された「CEATEC JAPAN 2017」や「第19回電子部品・材料EXPO」などの国際見本市でも展示し、多方面から注目を集めました。
これらの結果、当連結会計年度におきまして、当社グループではカーエレクトロニクス向けや産業機器向けの販売は堅調に推移しました。しかしながら、スマートフォン市場における水晶デバイスの小型化進展の遅れや、中国スマートフォンにおける生産調整の影響などにより通信機器向けが低調に推移しました。
この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
a.財政状態
当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,410百万円減少し、59,408百万円となりました。
当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ1,053百万円減少し、28,528百万円となりました。
当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ357百万円減少し、30,880百万円となりました。
b.経営成績
当連結会計年度の経営成績は、売上高は30,298百万円(前年同期比2.1%減)、営業利益は300百万円(前年同期比78.4%減)、経常利益は216百万円(前年同期比86.0%減)、親会社株主に帰属する当期純損失は298百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益691百万円)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
日本は、売上高は7,378百万円(前年同期比3.8%増)、セグメント損失は139百万円(前年同期はセグメント利益1,106百万円)となりました。
北米は、売上高は1,729百万円(前年同期比4.6%増)、セグメント利益は24百万円(前年同期比61.7%増)となりました。
欧州は、売上高は2,946百万円(前年同期比14.5%増)、セグメント利益は44百万円(前年同期比41.4%減)となりました。
中国は、売上高は9,159百万円(前年同期比10.4%減)、セグメント損失は476百万円(前年同期はセグメント損失378百万円)となりました。
台湾は、売上高は6,890百万円(前年同期比5.5%減)、セグメント利益は677百万円(前年同期比0.7%増)となりました。
アジアは、売上高は2,193百万円(前年同期比4.1%増)、セグメント利益は115百万円(前年同期比8.3%増)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、減価償却費の計上などがあったものの、有形固定資産の取得による支出などにより、前連結会計年度末に比べ1,743百万円減少し、当連結会計年度末には15,559百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の営業活動の結果得られた資金は849百万円(前期比1,735百万円減少)となりました。これは主に減価償却費2,860百万円などによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の投資活動の結果使用した資金は2,925百万円(前期比2,145百万円減少)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出3,390百万円などによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の財務活動の結果得られた資金は501百万円(前期比819百万円増加)となりました。これは主に長期借入れによる収入6,310百万円などによるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 平成29年4月1日 至 平成30年3月31日) | 前年同期比(%) |
| 日本(千円) | 15,570,636 | △16.1 |
| 中国(千円) | 3,061,942 | 14.3 |
| 台湾(千円) | 9,080,610 | 27.5 |
| アジア(千円) | 7,315,400 | 18.8 |
| 合計(千円) | 35,028,588 | 1.5 |
(注)1.金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b.受注実績
当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 受注高 (千円) | 前年同期比 (%) | 受注残高 (千円) | 前年同期比 (%) |
| 日本 | 7,152,481 | 0.2 | 813,926 | △10.5 |
| 北米 | 1,775,266 | 6.4 | 243,867 | 26.5 |
| 欧州 | 2,885,298 | 10.1 | 334,225 | △7.6 |
| 中国 | 8,947,719 | △9.9 | 881,085 | △17.9 |
| 台湾 | 6,838,752 | △8.6 | 713,459 | △6.7 |
| アジア | 2,111,059 | 7.0 | 72,088 | △46.4 |
| 合計 | 29,710,577 | △3.6 | 3,058,652 | △11.0 |
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 平成29年4月1日 至 平成30年3月31日) | 前年同期比(%) |
| 日本(千円) | 7,378,137 | 3.8 |
| 北米(千円) | 1,729,746 | 4.6 |
| 欧州(千円) | 2,946,099 | 14.5 |
| 中国(千円) | 9,159,856 | △10.4 |
| 台湾(千円) | 6,890,922 | △5.5 |
| アジア(千円) | 2,193,983 | 4.1 |
| 合計(千円) | 30,298,745 | △2.1 |
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
この連結財務諸表の作成にあたりまして、決算日における資産・負債の報告数値、報告期間における収入・費用の報告数値に影響を与える見積りは、主に貸倒引当金、賞与引当金及び法人税等であり、継続して評価を行っております。
なお、見積り及び判断・評価につきましては、当連結会計年度末現在において過去の実績や状況に応じて合理的と考えられる要因等に基づき行っておりますが、見積りの場合は特有の不確実性があり、実際の結果が異なる場合もあります。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.経営成績等
1)経営成績
(売上高)
売上高は、スマートフォン市場における水晶デバイスの小型化進展の遅れや、中国スマートフォンにおける生産調整の影響などにより通信機器向けが低調に推移したことなどにより、前連結会計年度に比べ2.1%減少の30,298百万円となりました。そのうち、国内売上高は5,782百万円、海外売上高は24,516百万円となりました。
(売上原価、販売費及び一般管理費)
売上原価は、売上高が減少したことや設備稼働率の低下などの影響により、前連結会計年度に比べ0.5%増加の23,570百万円となりました。
販売費及び一般管理費は、研究開発費の増加などにより前連結会計年度に比べ5.1%増加の6,427百万円となりました。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
親会社株主に帰属する当期純損失は、当社グループが販売した製品不具合を起因とした製品補償費用234百万円を特別損失に計上したことなどにより298百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益691百万円)となりました。
2)財政状態
(資産合計)
当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,410百万円減少の59,408百万円(前連結会計年度末は60,819百万円)となりました。
流動資産は35,671百万円(前連結会計年度末は36,974百万円)となり、1,303百万円減少いたしました。これは主に現金及び預金の減少などによるものであります。
固定資産は23,737百万円(前連結会計年度末は23,844百万円)となり、106百万円減少いたしました。その主なものは、建設仮勘定の減少などによるものであります。
(負債合計)
当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ1,053百万円減少の28,528百万円(前連結会計年度末は29,581百万円)となりました。
流動負債は、11,206百万円(前連結会計年度末は13,227百万円)となり、2,021百万円減少いたしました。その主なものは、1年内返済予定の長期借入金の減少などによるものであります。
固定負債は、17,322百万円(前連結会計年度末は16,354百万円)となり、968百万円増加いたしました。その主なものは、長期借入金の増加などによるものであります。
(純資産合計)
当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ357百万円減少の30,880百万円(前連結会計年度末は31,237百万円)となりました。
これは主に、利益剰余金の減少などによるものであります。
3)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
b.経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループの経営に影響を与える大きな要因としては、水晶製品事業における価格競争は引き続き厳しいものとなっており、当社グループが属する製品市場における市場価格についても顧客製品の価格動向によっては競争の激化に直面すると思われます。また、為替につきましても、為替相場の変動によっては業績に影響を及ぼす可能性があります。
c.資本の財源及び資金の流動性
資金需要
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品仕入のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。
財務政策
当社グループの事業活動の維持拡大に必要な資金を安定的に確保するため、内部資金の活用及び金融機関からの借入により資金調達を行っております。
なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は21,087百万円となっております。
d.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループは、財務の健全性・資本効率・株主還元の観点からバランスのとれた最適な資本構成のもと、継続的に企業価値を向上させることを基本としております。財務の健全性については「負債資本倍率(DEレシオ)」や「自己資本比率」の改善を図り、資本効率を示す「株主資本利益率(ROE)」の向上を目指してましります。
e.セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
(日本)
日本国内におきましては、産業向けやカーエレクトロニクス向けなどが前年を上回り、売上高は7,378百万円と前年同期と比べ273百万円(3.8%増)の増収となりましたが、国内生産品目の稼働率が低下し、セグメント損失(営業損失)は139百万円と前年同期と比べ1,246百万円(前年同期はセグメント利益1,106百万円)の減益となりました。セグメント資産は、前連結会計年度末に比べ1,265百万円減少の37,752百万円となりました。
(北米)
北米におきましては、産業向けなどの販売が増加し、売上高は1,729百万円と前年同期と比べ76百万円(4.6%増)の増収となり、セグメント利益(営業利益)は24百万円と前年同期と比べ9百万円(61.7%増)の増益となりました。セグメント資産は、前連結会計年度末に比べ6百万円増加の795百万円となりました。
(欧州)
欧州におきましては、カーエレクトロニクス向けなどが前年を上回った結果、売上高は2,946百万円と前年同期と比べ374百万円(14.5%増)の増収となりましたが、固定費の増加などにより、セグメント利益(営業利益)は44百万円と前年同期と比べ31百万円(41.4%減)の減益となりました。セグメント資産は、前連結会計年度末に比べ2百万円増加の888百万円となりました。
(中国)
中国におきましては、通信機向けなどが前年を下回り、売上高は9,159百万円と前年同期と比べ1,067百万円(10.4%減)の減収となり、セグメント損失(営業損失)は476百万円と前年同期と比べ97百万円(前年同期はセグメント損失378百万円)の悪化となりました。セグメント資産は、前連結会計年度末に比べ548百万円減少の6,713百万円となりました。
(台湾)
台湾におきましては、通信機器向けなどの販売が減少し、売上高は6,890百万円と前年同期と比べ404百万円(5.5%減)の減収となりましたが、セグメント利益(営業利益)は677百万円と前年同期と比べ4百万円(0.7%増)の増益となりました。セグメント資産は、前連結会計年度末に比べ358百万円減少の14,758百万円となりました。
(アジア)
その他アジアにおきましては、通信機向けやカーエレクトロニクス向けなどの販売が増加し、売上高は2,193百万円と前年同期と比べ86百万円(4.1%増)の増収となり、セグメント利益(営業利益)は115百万円と前年同期と比べ8百万円(8.3%増)の増益となりました。セグメント資産は、前連結会計年度末に比べ201百万円減少の6,422百万円となりました。