四半期報告書-第57期第2四半期(令和1年7月1日-令和1年9月30日)

【提出】
2019/11/14 11:23
【資料】
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【項目】
35項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間(2019年4月1日~2019年9月30日)におけるわが国経済は、海外情勢の不透明さから停滞感が強まったものの、企業の設備投資は底堅く、個人消費も堅調に推移しました。世界経済におきましては、米国は雇用環境の改善や個人消費の増加など拡大基調が続き、欧州におきましては英国のEU離脱問題など政治不安が継続しました。また、中国を中心としたアジアでは米中貿易摩擦の影響を受けるなど減速傾向で推移しました。
このような環境の中、当社グループでは通信向けの販売が増加しましたが、カーエレクトロニクス向けや産業向けなどの販売が減少し、売上高は14,449百万円(前年同期比4.2%減)となりました。利益面につきましては、価格変動による売上減少の影響などにより、営業損失は264百万円(前年同期は営業利益153百万円)、営業外費用に為替差損262百万円などを計上し経常損失は452百万円(前年同期は経常利益585百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は615百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益69百万円)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
① 日本
日本国内におきましては、産業向けなどが前年を下回り、売上高は3,031百万円と前年同期と比べ587百万円(16.2%減)の減収となり、セグメント損失(営業損失)は458百万円と前年同期と比べ49百万円(前年同期はセグメント損失408百万円)の悪化となりました。
② 北米
北米におきましては、カーエレクトロニクス向けなどの販売が減少し、売上高は788百万円と前年同期と比べ139百万円(15.0%減)の減収となり、セグメント損失(営業損失)は18百万円と前年同期と比べ41百万円(前年同期はセグメント利益22百万円)の減益となりました。
③ 欧州
欧州におきましては、カーエレクトロニクス向けなどが前年を下回った結果、売上高は1,292百万円と前年同期と比べ101百万円(7.3%減)の減収となり、セグメント利益(営業利益)は22百万円と前年同期と比べ9百万円(29.8%減)の減益となりました。
④ 中国
中国におきましては、通信向けなどが前年を上回り、売上高は5,127百万円と前年同期と比べ753百万円(17.2%増)の増収となりましたが、セグメント利益(営業利益)は18百万円と前年同期と比べ18百万円(50.0%減)の減益となりました。
⑤ 台湾
台湾におきましては、産業向けなどの販売が減少し、売上高は3,314百万円と前年同期と比べ331百万円(9.1%減)の減収となり、セグメント利益(営業利益)は296百万円と前年同期と比べ181百万円(37.9%減)の減益となりました。
⑥ アジア
その他アジアにおきましては、カーエレクトロニクス向けなどの販売が減少し、売上高は894百万円と前年同期と比べ222百万円(19.9%減)の減収となり、セグメント損失(営業損失)は189百万円と前年同期と比べ63百万円(前年同期はセグメント損失126百万円)の悪化となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1,343百万円減少し、12,597百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間の営業活動の結果使用した資金は414百万円(前年同四半期は712百万円の獲得)となりました。これは主に売上債権の増加などにより資金が減少したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間の投資活動の結果使用した資金は1,447百万円(前年同四半期は526百万円の使用)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出などによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間の財務活動の結果獲得した資金は908百万円(前年同四半期は1,030百万円の獲得)となりました。これは主に長期借入れによる収入及び長期借入金の返済による支出などによるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、933百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。