四半期報告書-第46期第2四半期(令和2年7月1日-令和2年9月30日)

【提出】
2020/11/09 10:00
【資料】
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【項目】
29項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績
当第2四半期連結累計期間(2020年4月1日~2020年9月30日)における世界経済は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響に伴い景況感が急速に悪化し、非常に厳しい状況で推移いたしました。
このような状況の中、日本市場におきましては、企業の設備投資が慎重となっていることから、産業用コンピュータやIoT機器製品の売上が減少する一方で、半導体関連業界では積極的な設備投資が行われており、制御機器製品の売上が増加いたしました。
米国市場におきましては、空港セキュリティ関連や製造業における設備投資は鈍化しており、先行きの不透明感が高まっておりますが、医療機器業界向けに産業用コンピュータの販売が底堅く推移いたしました。
この結果、当社グループの売上高は13,697百万円(前年同期比13.5%増)となりました。利益面につきましては、売上の増加及びコストダウンの効果もあり、営業利益は833百万円(同73.5%増)、経常利益は831百万円(同69.7%増)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、前期に計上した投資有価証券の売却益がないことから572百万円(同18.9%減)となりました。
なお、当社グループは単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
② 財政状態
当第2四半期連結会計期間末における資産の残高は22,486百万円となり、前連結会計年度末に比べ901百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金の増加870百万円、たな卸資産の増加249百万円、売上債権の減少157百万円によるものであります。
当第2四半期連結会計期間末における負債の残高は10,662百万円となり、前連結会計年度末に比べ469百万円増加いたしました。これは主に仕入債務の増加823百万円、その他流動負債の減少348百万円によるものであります。
当第2四半期連結会計期間末における純資産の残高は11,824百万円となり、前連結会計年度末に比べ431百万円増加いたしました。これは主に利益剰余金の増加440百万円、退職給付に係る調整累計額の増加26百万円、為替換算調整勘定の減少56百万円によるものであります。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、5,264百万円となり、前年同四半期連結会計期間末に比べ2,402百万円増加いたしました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により増加した資金は1,399百万円となりました。主な内訳は、税金等調整前四半期純利益826百万円、仕入債務の増加による834百万円の収入、たな卸資産の増加による264百万円の支出であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により減少した資金は253百万円となりました。主な内訳は、固定資産取得による249百万円の支出であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により減少した資金は258百万円となりました。主な内訳は、配当金の支払による132百万円の支出、借入金の返済による100百万円の支出であります。
(3) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における研究開発費の総額は627百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。