有価証券報告書

【提出】
2016/06/23 14:12
【資料】
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【項目】
145項目
(企業結合等関係)
1.取得による企業結合
(1)企業結合の概要
①被取得企業の名称及びその事業の内容
被取得企業の名称 ユニキャリアホールディングス株式会社
事業の内容 フォークリフト、コンテナキャリア、トランスファークレーン等各種運搬機械の開発・製造及び販売
②企業結合を行った主な理由
フォークリフト業界では、グローバル競争の激化を背景として、収益性確保のためには事業規模の拡大がより一層重要性を増している。また、世界的な環境問題への対応に伴い、新技術を含めた研究開発においても規模の拡大が不可欠な状況となっている。
本株式取得を通じて、フルラインナップ化によりお客様の多様なニーズへの対応力を向上すると共に開発力を強化することで、製品競争力を向上させることを目指す。さらに、販売ネットワークの補完によりグローバル展開力を増強することで事業基盤を強化し、事業規模の拡大を図っていく。加えて、当社グループが有する先進・革新的な技術を結集し、従来の物流機器業界の枠を超えた高付加価値製品及びビジネスモデルの創出を目指す。
③企業結合日
平成28年3月31日
④企業結合の法的形式
現金を対価とする株式取得
⑤結合後企業の名称
変更なし。
⑥取得した議決権比率
100%
(株式取得割合)
三菱重工フォークリフト&エンジン・ターボホールディングス㈱ 65%
ニチユ三菱フォークリフト㈱ 35%
⑦取得企業を決定するに至った主な根拠
現金を対価として株式を取得したため。
(2)連結財務諸表に含まれている被取得企業の業績の期間
企業結合日が平成28年3月31日であるため、当連結会計年度においては、被取得企業の業績は含まれていない。
(3)被取得企業の取得対価
現金 115,672百万円
(4)主要な取得関連費用の内容及び金額
外部のアドバイザー等に対する報酬・手数料等 819百万円
(5)発生したのれんの金額、発生原因、償却方法及び償却期間
①発生したのれんの金額
63,147百万円
なお、のれんの金額は取得原価の配分が完了していないため、暫定的に算定した金額である。
②発生原因
対象事業の今後の事業展開により期待される将来の超過収益力から生じたものである。
③償却方法および償却期間
投資効果の発現する期間を見積り、合理的な期間で均等償却する予定である。
(6)企業結合日に受け入れた資産及び引き受けた負債の額並びにその主な内訳
流動資産 73,651百万円 流動負債 94,771百万円
固定資産 73,572百万円 固定負債 11,951百万円
資産合計 147,224百万円 負債合計 106,722百万円
(7)取得原価の配分
当連結会計年度末において、取得対価の調整、及び企業結合日における識別可能な資産及び負債の時価の算定が未了であり、取得原価の配分が完了していないため、当連結会計年度末で入手可能な合理的情報に基づき、暫定的な会計処理を行っている。
(8)企業結合が連結会計年度の開始の日に完了したと仮定した場合の当連結会計年度の連結損益計算書に及ぼす影響の概算額及びその算定方法
売上高 196,210百万円
営業利益 5,993百万円
本企業結合が連結会計年度開始の日に完了したと仮定して算定された売上高及び損益情報を影響の概算額としている。
なお、当該注記は監査証明を受けていない。
2.事業分離
(1)事業分離の概要
当社の連結子会社であった三菱農機㈱は、国内及びグローバルでの競争力を強化するため、平成27年10月1日に第三者割当増資によりMahindra & Mahindra Limitedとの資本提携を行い、同日付で社名を三菱マヒンドラ農機㈱に変更した。
これに伴い、当連結会計年度の第3四半期連結会計期間より、連結子会社から持分法適用の関連会社に変更している。
(2)実施した会計処理の概要
第三者割当増資により当社持分が減少した部分については、株式売却に準じて損益を認識しており、事業構造改善費用に含めている。
(3)分離した事業が含まれていた報告セグメントの名称
機械・設備システム
(4)当連結会計年度の連結損益計算書に計上されている分離した事業に係る売上高及び損益の額
売上高 26,888百万円
営業利益 1,062百万円
(5)継続的関与の概要
当社は平成28年3月31日現在、同社に対して3,095百万円の貸付を行っている。