訂正四半期報告書-第73期第1四半期(平成28年4月1日-平成28年6月30日)

【提出】
2016/08/19 15:20
【資料】
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【項目】
27項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)業績の状況
当第1四半期連結累計期間における経済状況は、中国経済の減速に加えて英国のEU離脱懸念等により先行き不透明感が強まりました。
このような状況のもと、当社グループにおいては、主要顧客である半導体関連市場からの受注低迷により受注高は3,333百万円(前年同期比△168百万円、4.8%減)、売上高に関しては3,060百万円(前年同期比△61百万円、2.0%減)と前年同期に対して減少結果となりました。
利益面に関しては、売上高が減少したものの収益改善諸施策や海外連結子会社の構造改革の推進により経常損失40百万円(前年同期は経常損失53百万円)親会社株主に帰属する四半期純損失31百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失81百万円)と損失の圧縮に努めました。
セグメントの業績は以下のとおりです。
〇駆動システム
当セグメントでは、スマートフォン関連事業を中心とした半導体関連市場の減速や円高反転による海外販売会社の利幅圧迫により、受注高は1,508百万円(前年同期比△140百万円、8.5%減)と減少し、売上高1,446百万円(前年同期比232百万円、13.9%減)、営業利益65百万円(前年同期比△62百万円、48.8%減)と減益結果となりました。
〇金型システム
当セグメントに関しては、車載モーター、産業機械関連からの受注が比較的順調に推移し、受注787百万円(前年同期比34百万円、4.7%増)、売上高は759百万円(前年同期比124百万円、19.6%増)となりました。売上の増加に加えて、低迷する海外子会社で取り組んでいる構造改革の推進により営業損失49百万円(前年同期は営業損失148百万円)と一時の大幅な損失は着実に改善が進みつつあります。
〇機工・計測システム
当セグメントでは、主力の工作機械が、近年顕著な年度末集中売上の反動から受注額が一時的に落ち込み、受注高は1,074百万円(前年同期比△50百万円、4.5%減)となりました。季節要因により当第1四半期の売上高は低い水準であったものの、888百万円(前年同期比58百万円、7.1%増)と前年同期に比べ落ち込みが軽微であったことから、営業損失21百万円(前年同期は営業損失59百万円)と損失が縮小する結果となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は53,149千円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。