四半期報告書-第153期第2四半期(令和2年7月1日-令和2年9月30日)
当第2四半期連結会計期間において、当社は、日本産業パートナーズ株式会社(以下、「JIP」)が設立した特別目的会社であるOJホールディングス株式会社との間に映像事業の譲渡に関する株式譲渡契約を締結いたしました。これに伴い、当第2四半期連結会計期間より、映像事業を非継続事業に分類しております。詳細については、「第4 経理の状況 1 要約四半期連結財務諸表 要約四半期連結財務諸表注記 17.非継続事業」をご参照ください。
これにより、非継続事業からの利益は、要約四半期連結損益計算書上、継続事業と区分して表示しております。これに伴い、売上高、営業損益は、非継続事業を除いた継続事業の金額を表示し、四半期損益及び親会社の所有者に帰属する四半期損益は、継続事業及び非継続事業の合算を表示しております。なお、対応する前第2四半期連結累計期間についても同様に組替えて比較分析を行っております。
また、当社グループは、「内視鏡事業」、「治療機器事業」、「科学事業」、「映像事業」、「その他事業」の5事業を報告セグメントとしておりましたが、本株式譲渡契約の締結に伴い「映像事業」を非継続事業に分類したため、当第2四半期連結累計期間より、当社グループの報告セグメントは「内視鏡事業」、「治療機器事業」、「科学事業」、「その他事業」の4事業を報告セグメントとして変更しております。
(1)業績の状況
[全般]
(単位:百万円)
当第2四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルス感染症の大流行の影響により、経済活動の再開は段階的に進められているものの、依然として厳しい状況となりました。わが国経済においても、輸出や個人消費において持ち直しの動きがみられているものの、新型コロナウイルス感染症の影響により、世界経済と同様に厳しい状況となりました。
こうした環境下ですが、当社グループは、2019年に真のグローバル・メドテックカンパニーへの飛躍を目指した企業変革プラン「Transform Olympus」と、それに基づいた中長期の経営戦略を発表しており、当経営戦略に沿って、持続的な成長に向けた取り組みを推し進めております。
その中で、当社は「事業ポートフォリオの選択と集中」を、当経営戦略の事業の成長・収益性向上のためのコア要素のひとつに位置付けており、2020年9月30日には、当社が新たに設立する当社の完全子会社(以下、「映像新会社」)に対して、吸収分割により当社の映像事業を承継させたうえで、映像新会社の株式の95%を日本産業パートナーズ株式会社(以下、「JIP」)が設立した特別目的会社であるOJホールディングス株式会社に譲渡することに係る最終契約を、2020年9月30日付で同社と締結しました。
当社グループの当第2四半期連結累計期間における継続事業の売上高は、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、販促活動に制約が生じたこと等によって、全事業で減収となり、3,165億円(前年同期比14.1%減)となりました。継続事業の営業損益については、販売費及び一般管理費は減少したものの、全事業で減収となったことにより、302億92百万円(前年同期比45.7%減)となりました。継続事業及び非継続事業の合算からなる親会社の所有者に帰属する四半期損益は、営業利益の減少に加え、映像事業の譲渡契約締結に伴う損失及び関連する事業構造改革費用を約470億円計上したことで、227億2百万円(前年同期は、360億63百万円の親会社の所有者に帰属する四半期利益)の損失となりました。
なお、新型コロナウイルス感染症による当第2四半期連結累計期間における当社連結業績への影響は、継続事業の売上高で約460億円、継続事業の営業利益で約130億円程度と認識しております。
為替相場は前年同期と比べ、対米ドル、ユーロ及び人民元は円高で推移しました。期中の平均為替レートは、1米ドル=106.92円(前年同期は、108.63円)、1ユーロ=121.30円(前年同期は、121.42円)、1人民元=15.26円(前年同期は、15.68円)となり、売上高では、前年同期比54億57百万円の減収要因、営業利益では、前年同期比47億円の減益要因となりました。
[内視鏡事業]
(単位:百万円)
内視鏡事業の連結売上高は、1,820億44百万円(前年同期比12.0%減)、営業利益は、420億54百万円(前年同期比29.7%減)となりました。
2020年4月に欧州と一部アジア地域、7月に日本において、主力の内視鏡システム新製品「EVIS X1(イーヴィス・エックスワン)」を導入したものの、新型コロナウイルス感染症の影響により、医療機関など顧客先への訪問の制限や商談の延期・中止など、販促活動に制約が生じたことや、各学会から消化器内視鏡検査の延期、中止が推奨され症例数が減少したことで、内視鏡事業の売上は減収となりました。
内視鏡事業の営業損益は、費用の効率化を進めたものの、減収及び当第2四半期累計期間に内視鏡製品の自主回収に関する費用を、売上原価に計上したこと等により、減益となりました。
[治療機器事業]
(単位:百万円)
治療機器事業の連結売上高は、909億13百万円(前年同期比15.8%減)、営業利益は、102億8百万円(前年同期比32.9%減)となりました。
新型コロナウイルス感染症の影響により、各学会から手術の延期、中止が推奨され症例数が減少したことや、医療機関など顧客先への訪問の制限や商談の延期・中止など、販促活動に制約が生じたことで、治療機器事業の売上は減収となりました。
治療機器事業の営業損益は、費用の効率化を進めたものの、減収及び生産拠点における操業度低下等により、減益となりました。
[科学事業]
(単位:百万円)
科学事業の連結売上高は、403億12百万円(前年同期比19.0%減)、営業利益は、2億23百万円(前年同期比95.9%減)となりました。
中国における電子部品及び半導体市場については、回復基調となりましたが、全体としては、新型コロナウイルス感染症の影響により、航空機産業等で設備投資意欲の減退が見られたことに加え、顧客先への訪問の制限や商談の延期・中止など、販促活動に制約が生じたことで、科学事業の売上は、減収となりました。
科学事業の営業損益は、費用の効率化を進めたものの、減収及び生産拠点における操業度低下等により、減益となりました。
[その他事業]
(単位:百万円)
その他事業の連結売上高は、32億31百万円(前年同期比15.9%減)、営業損失は、9億61百万円(前年同期は、13億46百万円の営業損失)となりました。
新型コロナウイルス感染症の影響により、販促活動等に制約が生じたことで、動物関連及び映像コンポーネントの事業で減収となりました。
その他事業の営業損益は、映像関連の一部開発テーマが終了したことに伴い費用が減少し、損益が改善しました。
(2)財政状態の状況
当第2四半期連結会計期間末は、資産合計が、前連結会計年度末に比べ578億79百万円増加し、1兆735億42百万円となりました。現金及び現金同等物が231億24百万円増加、預け入れ期間が3ヶ月超の定期預金の預け入れ等により流動資産のその他の金融資産が393億43百万円増加したことが主な要因です。一方で、売上債権の減少等により流動資産の営業債権及びその他の債権が188億18百万円減少、また第1四半期連結会計期間において、当社グループの英国所在の主要な年金制度にて年金バイイン(Buy-in)を実施した影響等により退職給付に係る資産が147億87百万円減少しております。なお、年金バイインにより、保有していた制度資産の一部を保険会社に対して拠出し、保険会社との間で、将来にわたって年金受給者への年金給付に相当する金額の受領を保証する保険契約を締結しております。
負債合計は、前連結会計年度末に比べ1,022億51百万円増加し、7,459億56百万円となりました。新型コロナウイルス感染症による業績への影響を鑑み、手元流動性を確保するために長期借入金及び社債による資金調達を行った影響等により非流動負債の社債及び借入金が1,335億97百万円増加したことが主な要因です。一方、仕入債務が減少した影響等により営業債務及びその他の債務が151億86百万円減少、コマーシャル・ペーパーの償還を行った影響等により流動負債の社債及び借入金が317億80百万円減少、未払費用の減少等によりその他の流動負債が128億26百万円減少しております。
資本合計は、前連結会計年度末に比べ443億72百万円減少し、3,275億86百万円となりました。親会社の所有者に帰属する四半期損失の計上及び剰余金の配当に加えて、第1四半期連結会計期間において、当社グループの英国所在の主要な年金制度にて年金バイイン(Buy-in)を実施した影響等により、利益剰余金が448億94百万円減少したことが主な要因です。
以上の結果、親会社所有者帰属持分比率は前連結会計年度末の36.5%から30.4%となりました。
なお、当社は、当第2四半期連結会計期間において、日本産業パートナーズ株式会社が設立した特別目的会社であるOJホールディングス株式会社との間に映像事業の譲渡に関する株式譲渡契約を締結いたしました。これにより、当四半期連結会計期間より当社の映像事業に関する資産および負債を売却目的保有に分類される処分グループに分類しております。本影響等により、売却目的で保有する資産が263億64百万円増加、売却目的で保有する資産に直接関連する負債が247億75百万円増加しております。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比較して478億23百万円増加し、2,105億40百万円となりました。当第2四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローの状況は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において営業活動により増加した資金は、374億49百万円(前第2四半期連結累計期間は672億70百万円の増加)となりました。非継続事業からの損失484億98百万円や法人所得税の支払131億65百万円等の減少要因がある一方で、税引前四半期利益の計上283億31百万円、減価償却費及び償却費291億51百万円や映像事業譲渡関連損失436億77百万円等の非支出項目の調整、営業債権及びその他の債権の減少192億90百万円等により増加しております。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において投資活動により減少した資金は、702億15百万円(前第2四半期連結累計期間は314億13百万円の減少)となりました。主な要因は、有形固定資産の取得による支出175億85百万円、無形資産の取得による支出86億24百万円、定期預金の預入による支出400億1百万円、子会社(Arc Medical Design Limited)の取得による支出32億66百万円になります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において財務活動により増加した資金は、812億27百万円(前第2四半期連結累計期間は105億27百万円の減少)となりました。主な要因は、長期借入れによる収入991億80百万円、社債の発行による収入497億57百万円等になります。一方で減少要因として、コマーシャル・ペーパーの償還を行った影響等による短期借入金及びコマーシャル・ペーパーの減少461億54百万円、配当金の支払128億56百万円等があります。なお、長期借入れによる収入及び社債発行による収入は、新型コロナウイルス感染症による業績への影響を鑑み、手元流動性を確保するために資金調達を行ったことによるものです。
(4)事業上および財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、前連結会計年度の有価証券報告書に記載した当社グループが対処すべき課題について、重要な変更はありません。なお、当第2四半期連結累計期間において、財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について、変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間において、非継続事業を除いた継続事業の研究開発活動の金額は、390億17百万円です。なお、第2四半期連結累計期間において、その他事業で、映像関連の一部開発テーマを終了しておりますが、継続事業に係るその他の研究開発活動の状況について、前連結会計年度の有価証券報告書に記載した内容から、重要な変更はありません。
これにより、非継続事業からの利益は、要約四半期連結損益計算書上、継続事業と区分して表示しております。これに伴い、売上高、営業損益は、非継続事業を除いた継続事業の金額を表示し、四半期損益及び親会社の所有者に帰属する四半期損益は、継続事業及び非継続事業の合算を表示しております。なお、対応する前第2四半期連結累計期間についても同様に組替えて比較分析を行っております。
また、当社グループは、「内視鏡事業」、「治療機器事業」、「科学事業」、「映像事業」、「その他事業」の5事業を報告セグメントとしておりましたが、本株式譲渡契約の締結に伴い「映像事業」を非継続事業に分類したため、当第2四半期連結累計期間より、当社グループの報告セグメントは「内視鏡事業」、「治療機器事業」、「科学事業」、「その他事業」の4事業を報告セグメントとして変更しております。
(1)業績の状況
[全般]
(単位:百万円)
| 前第2四半期累計 | 当第2四半期累計 | 増減額 | 前年同期比 | |
| 売上高 | 368,395 | 316,500 | △51,895 | △14.1% |
| 営業損益 | 55,818 | 30,292 | △25,526 | △45.7% |
| 継続事業からの四半期損益 | 41,021 | 25,877 | △15,144 | △36.9% |
| 非継続事業からの四半期損益 | △4,957 | △48,554 | △43,597 | - |
| 四半期損益 | 36,064 | △22,677 | △58,741 | - |
| 親会社の所有者に 帰属する四半期損益 | 36,063 | △22,702 | △58,765 | - |
| 為替レート(円/米ドル) | 108.63 | 106.92 | △1.71 | - |
| 為替レート(円/ユーロ) | 121.42 | 121.30 | △0.12 | - |
| 為替レート(円/人民元) | 15.68 | 15.26 | △0.42 | - |
当第2四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルス感染症の大流行の影響により、経済活動の再開は段階的に進められているものの、依然として厳しい状況となりました。わが国経済においても、輸出や個人消費において持ち直しの動きがみられているものの、新型コロナウイルス感染症の影響により、世界経済と同様に厳しい状況となりました。
こうした環境下ですが、当社グループは、2019年に真のグローバル・メドテックカンパニーへの飛躍を目指した企業変革プラン「Transform Olympus」と、それに基づいた中長期の経営戦略を発表しており、当経営戦略に沿って、持続的な成長に向けた取り組みを推し進めております。
その中で、当社は「事業ポートフォリオの選択と集中」を、当経営戦略の事業の成長・収益性向上のためのコア要素のひとつに位置付けており、2020年9月30日には、当社が新たに設立する当社の完全子会社(以下、「映像新会社」)に対して、吸収分割により当社の映像事業を承継させたうえで、映像新会社の株式の95%を日本産業パートナーズ株式会社(以下、「JIP」)が設立した特別目的会社であるOJホールディングス株式会社に譲渡することに係る最終契約を、2020年9月30日付で同社と締結しました。
当社グループの当第2四半期連結累計期間における継続事業の売上高は、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、販促活動に制約が生じたこと等によって、全事業で減収となり、3,165億円(前年同期比14.1%減)となりました。継続事業の営業損益については、販売費及び一般管理費は減少したものの、全事業で減収となったことにより、302億92百万円(前年同期比45.7%減)となりました。継続事業及び非継続事業の合算からなる親会社の所有者に帰属する四半期損益は、営業利益の減少に加え、映像事業の譲渡契約締結に伴う損失及び関連する事業構造改革費用を約470億円計上したことで、227億2百万円(前年同期は、360億63百万円の親会社の所有者に帰属する四半期利益)の損失となりました。
なお、新型コロナウイルス感染症による当第2四半期連結累計期間における当社連結業績への影響は、継続事業の売上高で約460億円、継続事業の営業利益で約130億円程度と認識しております。
為替相場は前年同期と比べ、対米ドル、ユーロ及び人民元は円高で推移しました。期中の平均為替レートは、1米ドル=106.92円(前年同期は、108.63円)、1ユーロ=121.30円(前年同期は、121.42円)、1人民元=15.26円(前年同期は、15.68円)となり、売上高では、前年同期比54億57百万円の減収要因、営業利益では、前年同期比47億円の減益要因となりました。
[内視鏡事業]
(単位:百万円)
| 前第2四半期累計 | 当第2四半期累計 | 増減額 | 前年同期比 | |
| 売上高 | 206,789 | 182,044 | △24,745 | △12.0% |
| 営業損益 | 59,816 | 42,054 | △17,762 | △29.7% |
内視鏡事業の連結売上高は、1,820億44百万円(前年同期比12.0%減)、営業利益は、420億54百万円(前年同期比29.7%減)となりました。
2020年4月に欧州と一部アジア地域、7月に日本において、主力の内視鏡システム新製品「EVIS X1(イーヴィス・エックスワン)」を導入したものの、新型コロナウイルス感染症の影響により、医療機関など顧客先への訪問の制限や商談の延期・中止など、販促活動に制約が生じたことや、各学会から消化器内視鏡検査の延期、中止が推奨され症例数が減少したことで、内視鏡事業の売上は減収となりました。
内視鏡事業の営業損益は、費用の効率化を進めたものの、減収及び当第2四半期累計期間に内視鏡製品の自主回収に関する費用を、売上原価に計上したこと等により、減益となりました。
[治療機器事業]
(単位:百万円)
| 前第2四半期累計 | 当第2四半期累計 | 増減額 | 前年同期比 | |
| 売上高 | 108,025 | 90,913 | △17,112 | △15.8% |
| 営業損益 | 15,223 | 10,208 | △5,015 | △32.9% |
治療機器事業の連結売上高は、909億13百万円(前年同期比15.8%減)、営業利益は、102億8百万円(前年同期比32.9%減)となりました。
新型コロナウイルス感染症の影響により、各学会から手術の延期、中止が推奨され症例数が減少したことや、医療機関など顧客先への訪問の制限や商談の延期・中止など、販促活動に制約が生じたことで、治療機器事業の売上は減収となりました。
治療機器事業の営業損益は、費用の効率化を進めたものの、減収及び生産拠点における操業度低下等により、減益となりました。
[科学事業]
(単位:百万円)
| 前第2四半期累計 | 当第2四半期累計 | 増減額 | 前年同期比 | |
| 売上高 | 49,739 | 40,312 | △9,427 | △19.0% |
| 営業損益 | 5,380 | 223 | △5,157 | △95.9% |
科学事業の連結売上高は、403億12百万円(前年同期比19.0%減)、営業利益は、2億23百万円(前年同期比95.9%減)となりました。
中国における電子部品及び半導体市場については、回復基調となりましたが、全体としては、新型コロナウイルス感染症の影響により、航空機産業等で設備投資意欲の減退が見られたことに加え、顧客先への訪問の制限や商談の延期・中止など、販促活動に制約が生じたことで、科学事業の売上は、減収となりました。
科学事業の営業損益は、費用の効率化を進めたものの、減収及び生産拠点における操業度低下等により、減益となりました。
[その他事業]
(単位:百万円)
| 前第2四半期累計 | 当第2四半期累計 | 増減額 | 前年同期比 | |
| 売上高 | 3,842 | 3,231 | △611 | △15.9% |
| 営業損益 | △1,346 | △961 | 385 | - |
その他事業の連結売上高は、32億31百万円(前年同期比15.9%減)、営業損失は、9億61百万円(前年同期は、13億46百万円の営業損失)となりました。
新型コロナウイルス感染症の影響により、販促活動等に制約が生じたことで、動物関連及び映像コンポーネントの事業で減収となりました。
その他事業の営業損益は、映像関連の一部開発テーマが終了したことに伴い費用が減少し、損益が改善しました。
(2)財政状態の状況
当第2四半期連結会計期間末は、資産合計が、前連結会計年度末に比べ578億79百万円増加し、1兆735億42百万円となりました。現金及び現金同等物が231億24百万円増加、預け入れ期間が3ヶ月超の定期預金の預け入れ等により流動資産のその他の金融資産が393億43百万円増加したことが主な要因です。一方で、売上債権の減少等により流動資産の営業債権及びその他の債権が188億18百万円減少、また第1四半期連結会計期間において、当社グループの英国所在の主要な年金制度にて年金バイイン(Buy-in)を実施した影響等により退職給付に係る資産が147億87百万円減少しております。なお、年金バイインにより、保有していた制度資産の一部を保険会社に対して拠出し、保険会社との間で、将来にわたって年金受給者への年金給付に相当する金額の受領を保証する保険契約を締結しております。
負債合計は、前連結会計年度末に比べ1,022億51百万円増加し、7,459億56百万円となりました。新型コロナウイルス感染症による業績への影響を鑑み、手元流動性を確保するために長期借入金及び社債による資金調達を行った影響等により非流動負債の社債及び借入金が1,335億97百万円増加したことが主な要因です。一方、仕入債務が減少した影響等により営業債務及びその他の債務が151億86百万円減少、コマーシャル・ペーパーの償還を行った影響等により流動負債の社債及び借入金が317億80百万円減少、未払費用の減少等によりその他の流動負債が128億26百万円減少しております。
資本合計は、前連結会計年度末に比べ443億72百万円減少し、3,275億86百万円となりました。親会社の所有者に帰属する四半期損失の計上及び剰余金の配当に加えて、第1四半期連結会計期間において、当社グループの英国所在の主要な年金制度にて年金バイイン(Buy-in)を実施した影響等により、利益剰余金が448億94百万円減少したことが主な要因です。
以上の結果、親会社所有者帰属持分比率は前連結会計年度末の36.5%から30.4%となりました。
なお、当社は、当第2四半期連結会計期間において、日本産業パートナーズ株式会社が設立した特別目的会社であるOJホールディングス株式会社との間に映像事業の譲渡に関する株式譲渡契約を締結いたしました。これにより、当四半期連結会計期間より当社の映像事業に関する資産および負債を売却目的保有に分類される処分グループに分類しております。本影響等により、売却目的で保有する資産が263億64百万円増加、売却目的で保有する資産に直接関連する負債が247億75百万円増加しております。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比較して478億23百万円増加し、2,105億40百万円となりました。当第2四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローの状況は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において営業活動により増加した資金は、374億49百万円(前第2四半期連結累計期間は672億70百万円の増加)となりました。非継続事業からの損失484億98百万円や法人所得税の支払131億65百万円等の減少要因がある一方で、税引前四半期利益の計上283億31百万円、減価償却費及び償却費291億51百万円や映像事業譲渡関連損失436億77百万円等の非支出項目の調整、営業債権及びその他の債権の減少192億90百万円等により増加しております。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において投資活動により減少した資金は、702億15百万円(前第2四半期連結累計期間は314億13百万円の減少)となりました。主な要因は、有形固定資産の取得による支出175億85百万円、無形資産の取得による支出86億24百万円、定期預金の預入による支出400億1百万円、子会社(Arc Medical Design Limited)の取得による支出32億66百万円になります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において財務活動により増加した資金は、812億27百万円(前第2四半期連結累計期間は105億27百万円の減少)となりました。主な要因は、長期借入れによる収入991億80百万円、社債の発行による収入497億57百万円等になります。一方で減少要因として、コマーシャル・ペーパーの償還を行った影響等による短期借入金及びコマーシャル・ペーパーの減少461億54百万円、配当金の支払128億56百万円等があります。なお、長期借入れによる収入及び社債発行による収入は、新型コロナウイルス感染症による業績への影響を鑑み、手元流動性を確保するために資金調達を行ったことによるものです。
(4)事業上および財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、前連結会計年度の有価証券報告書に記載した当社グループが対処すべき課題について、重要な変更はありません。なお、当第2四半期連結累計期間において、財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について、変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間において、非継続事業を除いた継続事業の研究開発活動の金額は、390億17百万円です。なお、第2四半期連結累計期間において、その他事業で、映像関連の一部開発テーマを終了しておりますが、継続事業に係るその他の研究開発活動の状況について、前連結会計年度の有価証券報告書に記載した内容から、重要な変更はありません。