有価証券報告書-第36期(令和2年3月1日-令和3年2月28日)
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」)の状況の概要は次のとおりであります。
①経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルスの流行による世界的な経済悪化の影響を受け、依然として先行き不透明な状況が続いています。
当業界におきましては、世界経済の低迷および米中貿易摩擦の影響が懸念される一方、テレワークやオンライン授業の導入といった新しい生活様式の定着による設備需要に加え、次世代通信規格5Gの本格的な普及、自動車の高機能化などを背景に、各種プロセッサーやメモリー、通信デバイス向け製造設備投資の拡大が期待されております。
このような状況の中、当社グループはEFEM、ソータなどの半導体関連装置の販売が引き続き好調に推移したことに加え、前期末に受注しました韓国子会社におけるFPD関連装置の大口の販売により、連結売上高は増収となりました。
損益面につきましては、売上増加があったものの、利益率の高い半導体装置の販売が相対的に減少したことや為替変動の影響を受け、前期比で増益ではありましたが、利益率の増加は売上増加と比べて低調に推移しました。
この結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高50,803百万円(前期比36.9%増)、営業利益9,314百万円(前期比20.3%増)、経常利益8,487百万円(前期比12.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益6,470百万円(前期比18.3%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
半導体・FPD関連装置事業の売上高は50,116百万円(前期比38.1%増)、セグメント利益は9,677百万円(前期比19.0%増)となりました。
ライフサイエンス事業におきましては、新型コロナウイルスの影響により出荷の延期が発生しました。この結果、売上高は686百万円(前期比16.1%減)、セグメント損失は0百万円(前期はセグメント利益51百万円)となりました。
②財政状態の状況
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産の残高は、39,943百万円となり前連結会計年度末に比べ3,647百万円増加いたしました。主な要因といたしましては、現金及び預金の増加によるものであります。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産の残高は、19,587百万円となり前連結会計年度末に比べ1,106百万円増加いたしました。主な要因といたしましては、建物及び構築物の増加及び投資有価証券の増加によるものであります。
(流動負債)
当連結会計年度末における流動負債の残高は、18,854百万円となり前連結会計年度末に比べ1,136百万円増加いたしました。主な要因といたしましては、短期借入金の増加によるものであります。
(固定負債)
当連結会計年度末における固定負債の残高は、6,070百万円となり前連結会計年度末に比べ2,417百万円減少いたしました。主な要因といたしましては、長期借入金の減少によるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産の残高は、34,605百万円となり前連結会計年度末に比べ6,034百万円増加いたしました。主な要因といたしましては、利益剰余金の増加によるものであります。
以上の結果、総資産は59,531百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,753百万円増加し、自己資本比率は前連結会計年度末の46.2%から51.8%に増加しております。
③キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、期首残高より3,987百万円増加となり、当連結会計年度末には16,825百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、得られた資金は8,157百万円(前期は6,659百万円の収入)となりました。収入の主な内訳は、税金等調整前当期純利益8,943百万円であり、支出の主な内訳は、法人税等の支払額2,043百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、支出した資金は2,658百万円(前期は5,703百万円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出2,320百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、支出した資金は1,449百万円(前期は434百万円の収入)となりました。これは主に、長期借入れによる収入3,000百万円、長期借入金の返済による支出3,484百万円及び短期借入金の純減少額443百万円によるものであります。
④生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごと及び品目別に示すと、次のとおりであります。
(注)1.金額は、製造原価によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b.受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごと及び品目別に示すと、次のとおりであります。
(注)1.金額は、販売価格によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
c.販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごと及び品目別に示すと、次のとおりであります。
(注)1.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
(注)1.Samsung Display Co.,Ltd. に対する前連結会計年度の売上高は、2,064,513千円(総販売実績に対する割合5.6%)であります。
2.Samsung Display Vietnam Co.,Ltd. に対する前連結会計年度の売上高は、649,556千円(総販売実績に対する割合1.8%)であります。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたり、必要となる見積りに関しては、過去の実績等を勘案し、合理的と判断される基準に基づいて行っております。重要な会計方針及び見積りの詳細については、「第5 経理の状況
1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。
②当連結会計年度の経営成績等に関する認識及び分析・検討内容
当連結会計年度における経営成績に関する認識及び分析・検討内容につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。
③資本の財源及び資金の流動性
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、製造費用、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、建物及び機械装置等の設備投資によるものであります。
当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。
当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は16,769百万円、ならびに当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は16,825百万円であります。
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」)の状況の概要は次のとおりであります。
①経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルスの流行による世界的な経済悪化の影響を受け、依然として先行き不透明な状況が続いています。
当業界におきましては、世界経済の低迷および米中貿易摩擦の影響が懸念される一方、テレワークやオンライン授業の導入といった新しい生活様式の定着による設備需要に加え、次世代通信規格5Gの本格的な普及、自動車の高機能化などを背景に、各種プロセッサーやメモリー、通信デバイス向け製造設備投資の拡大が期待されております。
このような状況の中、当社グループはEFEM、ソータなどの半導体関連装置の販売が引き続き好調に推移したことに加え、前期末に受注しました韓国子会社におけるFPD関連装置の大口の販売により、連結売上高は増収となりました。
損益面につきましては、売上増加があったものの、利益率の高い半導体装置の販売が相対的に減少したことや為替変動の影響を受け、前期比で増益ではありましたが、利益率の増加は売上増加と比べて低調に推移しました。
この結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高50,803百万円(前期比36.9%増)、営業利益9,314百万円(前期比20.3%増)、経常利益8,487百万円(前期比12.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益6,470百万円(前期比18.3%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
半導体・FPD関連装置事業の売上高は50,116百万円(前期比38.1%増)、セグメント利益は9,677百万円(前期比19.0%増)となりました。
ライフサイエンス事業におきましては、新型コロナウイルスの影響により出荷の延期が発生しました。この結果、売上高は686百万円(前期比16.1%減)、セグメント損失は0百万円(前期はセグメント利益51百万円)となりました。
②財政状態の状況
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産の残高は、39,943百万円となり前連結会計年度末に比べ3,647百万円増加いたしました。主な要因といたしましては、現金及び預金の増加によるものであります。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産の残高は、19,587百万円となり前連結会計年度末に比べ1,106百万円増加いたしました。主な要因といたしましては、建物及び構築物の増加及び投資有価証券の増加によるものであります。
(流動負債)
当連結会計年度末における流動負債の残高は、18,854百万円となり前連結会計年度末に比べ1,136百万円増加いたしました。主な要因といたしましては、短期借入金の増加によるものであります。
(固定負債)
当連結会計年度末における固定負債の残高は、6,070百万円となり前連結会計年度末に比べ2,417百万円減少いたしました。主な要因といたしましては、長期借入金の減少によるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産の残高は、34,605百万円となり前連結会計年度末に比べ6,034百万円増加いたしました。主な要因といたしましては、利益剰余金の増加によるものであります。
以上の結果、総資産は59,531百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,753百万円増加し、自己資本比率は前連結会計年度末の46.2%から51.8%に増加しております。
③キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、期首残高より3,987百万円増加となり、当連結会計年度末には16,825百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、得られた資金は8,157百万円(前期は6,659百万円の収入)となりました。収入の主な内訳は、税金等調整前当期純利益8,943百万円であり、支出の主な内訳は、法人税等の支払額2,043百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、支出した資金は2,658百万円(前期は5,703百万円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出2,320百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、支出した資金は1,449百万円(前期は434百万円の収入)となりました。これは主に、長期借入れによる収入3,000百万円、長期借入金の返済による支出3,484百万円及び短期借入金の純減少額443百万円によるものであります。
④生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごと及び品目別に示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2020年3月1日 至 2021年2月28日) | ||
| 品目 | 生産高(千円) | 前年同期比(%) | |
| 半導体・FPD関連装置事業 | |||
| 半導体関連装置 | 23,176,053 | 122.4 | |
| FPD関連装置 | 12,821,154 | 335.3 | |
| モータ制御機器 | 61,577 | 119.3 | |
| 計 | 36,058,784 | 158.0 | |
| ライフサイエンス事業 | 492,951 | 115.2 | |
| 合計 | 36,551,736 | 157.2 | |
(注)1.金額は、製造原価によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b.受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごと及び品目別に示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2020年3月1日 至 2021年2月28日) | ||||
| 品目 | 受注高(千円) | 前年同期比(%) | 受注残高(千円) | 前年同期比(%) | |
| 半導体・FPD関連装置事業 | |||||
| 半導体関連装置 | 40,957,948 | 143.5 | 17,773,767 | 170.1 | |
| FPD関連装置 | 8,092,167 | 114.7 | 555,983 | 11.4 | |
| 計 | 49,050,116 | 137.8 | 18,329,751 | 119.5 | |
| ライフサイエンス事業 | 393,099 | 51.5 | 119,558 | 56.3 | |
| 合計 | 49,443,216 | 136.0 | 18,449,310 | 118.7 | |
(注)1.金額は、販売価格によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
c.販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごと及び品目別に示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2020年3月1日 至 2021年2月28日) | ||
| 品目 | 販売高(千円) | 前年同期比(%) | |
| 半導体・FPD関連装置事業 | |||
| 半導体関連装置 | 33,702,484 | 116.6 | |
| FPD関連装置 | 12,425,490 | 302.5 | |
| モータ制御機器 | 96,997 | 109.9 | |
| 部品・修理 他 | 3,891,932 | 121.8 | |
| 計 | 50,116,905 | 138.1 | |
| ライフサイエンス事業 | 686,302 | 83.9 | |
| 合計 | 50,803,208 | 136.9 | |
(注)1.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
| 相手先 | 前連結会計年度 (自 2019年3月1日 至 2020年2月29日) | 当連結会計年度 (自 2020年3月1日 至 2021年2月28日) | ||
| 販売高(千円) | 割合(%) | 販売高(千円) | 割合(%) | |
| Applied Materials,Inc. | 5,440,302 | 14.7 | 8,531,505 | 16.8 |
| Samsung Display Co., Ltd. | - | - | 6,352,275 | 12.5 |
| Taiwan Semiconductor Manufacturing Company,Ltd. | 5,503,793 | 14.8 | 5,684,108 | 11.2 |
| Samsung Display Vietnam Co.,Ltd. | - | - | 5,453,141 | 10.7 |
(注)1.Samsung Display Co.,Ltd. に対する前連結会計年度の売上高は、2,064,513千円(総販売実績に対する割合5.6%)であります。
2.Samsung Display Vietnam Co.,Ltd. に対する前連結会計年度の売上高は、649,556千円(総販売実績に対する割合1.8%)であります。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたり、必要となる見積りに関しては、過去の実績等を勘案し、合理的と判断される基準に基づいて行っております。重要な会計方針及び見積りの詳細については、「第5 経理の状況
1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。
②当連結会計年度の経営成績等に関する認識及び分析・検討内容
当連結会計年度における経営成績に関する認識及び分析・検討内容につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。
③資本の財源及び資金の流動性
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、製造費用、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、建物及び機械装置等の設備投資によるものであります。
当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。
当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は16,769百万円、ならびに当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は16,825百万円であります。