半期報告書-第71期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)
(1)経営成績等の状況の概要
当中間連結会計期間におけるわが国経済は、企業収益の回復や雇用情勢・所得環境の改善が見られたものの、金融資本市場の変動の影響及び中国をはじめとするアジア諸国の経済動向や政策に関する不確実性などの懸念もあり、依然として不透明な状況が続いております。
当社グループが取り扱う出版物につきましても雑誌の売上減少は止まらず、輸配送効率はより悪化しており、出版流通業界は依然として厳しい状況が続いております。
当中間連結会計期間における売上高は雑誌、レンタル、ゲームを中心に減収し2,640億円(前年同期比6.6%減)となりました。
出版取次事業は、書籍は物流拠点統合や返品荷造費の削減に努め赤字幅を圧縮したものの、雑誌の減収に加えて、運賃単価の値上げやCVSルートの輸配送効率悪化が影響しました。また、グループ書店も粗利率の高い商材の拡大、本部機能の効率化を推し進めましたが、市場のダウントレンドが止まらず、加えて店舗改装費用や改装のための一時閉店などの影響により減益となりました。
以上の結果から、営業利益は5億円(前年同期比58.5%減)、経常利益は6億円(前年同期比56.5%減)となりました。なお、特別損益を加減した税金等調整前中間純利益は9億円、対前年2億円の減益、法人税等を加減した親会社株主に帰属する中間純利益は3億円、対前年4億円の減益となりました。
セグメント別の経営成績を示すと、次のとおりであります。
なお「第5 経理の状況 1 中間連結財務諸表等 (1)中間連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおり、当中間連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しております。前年同期比については、前中間連結会計期間の数値を変更後のセグメントに組み替えた数値で比較しております。
①出版物等販売事業
当セグメントにおきましては、「本業の復活」を目指し各種施策に取り組みました。書籍は物流拠点統合や返品荷造費の削減に努め赤字幅を圧縮したものの、雑誌の売上減少は止まらず、輸配送効率はより悪化しています。出版物の安定配送・安定供給のためには、雑誌流通に頼らずとも書籍で成り立つ出版流通基盤の構築が喫緊の課題となっています。
書店事業部門においては、本部機能の効率化による損益構造の改善に加えて、前年度に売場の全面改装を行った店舗、文具・雑貨を大幅に拡大した店舗が利益に貢献しました。一方で、市場のダウントレンドにより既存店は大きく減益となり、また、今年度に改装を行った店舗の投資費用、改装のための一時閉店も影響しました。
これらの結果、当セグメントの売上高は2,618億円(前年同期比6.7%減)、営業損失は3億円となりました。
②不動産事業
当セグメントにおきましては、新お茶の水ビルディングはテナント誘致により賃貸事業を拡大、また、仙台市ピースビルは経常黒字となり、不動産事業は引き続き堅調な成長を続けております。この結果、当セグメントの売上高は12億円(前年同期比0.9%増)、営業利益は5億円(前年同期比7.0%増)となりました。
また出版物等販売事業に含めておりました㈱蓮田ロジスティクスは業態転換したため、当中間連結会計期間よ
り不動産事業に含めて表示する方法に変更しております。
③コンテンツ事業
当セグメントにおきましては、電子コンテンツの制作事業を営んでおり、売上高は6億円(前年同期比37.1%増)、営業利益は2億円(前年同期比2.0%減)となりました。
④その他事業
その他事業では、情報システム事業部門、宿泊施設運営事業部門等により売上高は20億円(前年同期比6.6%減)、営業利益は30百万円(前年同期比42.2%減)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という)は467億円と前連結会計年度末に比べ26億円減少しました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、使用した資金は11億円(前年同期は147億円の獲得)となりました。
これは主に税金等調整前中間純利益9億円に売上債権の減少による資金の増加分と仕入債務の減少による資金の減少分を加減した結果であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は13億円(前年同期は2億円の獲得)となりました。
これは主に、有形固定資産の取得による支出によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、使用した資金は1億円(前年同期は3億円の使用)となりました。
これは主に、長期借入金の返済による支出が長期借入れによる収入を上回ったことによるものです。
(3)生産、受注及び販売の実績
当中間連結会計期間の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当中間連結会計期間 (自 2018年4月1日 至 2018年9月30日) | 前年同期比(%) |
| 出版物等販売事業(百万円) | 261,823 | 93.3 |
| 不動産事業(百万円) | 1,044 | 108.0 |
| コンテンツ事業(百万円) | 636 | 137.3 |
| 報告セグメント計(百万円) | 263,503 | 93.4 |
| その他事業(百万円) | 552 | 112.7 |
| 調整額(百万円) | 1 | △17.0 |
| 合計(百万円) | 264,058 | 93.4 |
(注)1 セグメント間の取引については相殺消去しております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3 「第5 経理の状況 1 中間連結財務諸表等 (1)中間連結財務諸表 注記事項(セグメント情報
等)」に記載のとおり、当中間連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しております。
前年同期比については、前中間連結会計期間の数値を変更後のセグメントに組み替えた数値で比較し
ております。