四半期報告書-第65期第3四半期(平成29年10月1日-平成29年12月31日)

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2018/02/14 10:48
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有報資料

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社および連結子会社)が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間のわが国経済におきましては、引き続きゆるやかな回復基調が継続し、企業収益も堅調に推移いたしました。一方、世界経済は総じて改善方向に進んでおりますが、地政学的リスクの高まりもあり、先行き不透明感は高まっております。このような状況下においても当社グループは引き続き売上の拡大と生産コストの低減に取り組み、ユーザーの願いをいち早く実現することを目標に業績の向上に努めてまいりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、前年同期比8.8%増加の2,938億69百万円となりました。利益面におきましては、営業利益は売上原価の増加等により、前年同期比20.5%減少の207億75百万円となり、経常利益は前年同期比15.1%減少の201億18百万円となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は法人税等が減少したものの、前年同期比1.8%減少の138億24百万円となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
<医療関連事業>国内販売におきましては、メディカル営業部門では、注射・輸液関連製品、経腸栄養関連製品、検査関連製品、透析関連製品、バスキュラー関連製品、心臓外科(CVS)関連製品の全分野において堅調に推移し、特に透析関連製品のHDFフィルター、次いで、バスキュラー関連製品の薬剤溶出型バルーンカテーテル「SeQuent® Please ドラッグ イルーティング バルーンカテーテル」、心臓外科(CVS)関連製品の「植込み型補助人工心臓HeartMateⅡ」の売上が大きく伸長しました。他方、医薬営業部門では、地域医療連携、地域包括ケアを視野に入れた当社医療研修施設も活用した在宅医療関連の勉強会など地道な活動がニプロブランドの向上につながり、既存品ならびに6月、12月の追補収載品の売上増につながりました。医療機器、医薬品の複合型企業である当社の特長を活かし、調剤薬局、DPC病院への販促活動を一層強化し、医薬品卸とのさらなる連携を通じシェア拡大を図ってまいりました。
一方、海外販売におきましては、ダイアライザをはじめとする主力の透析関連製品およびホスピタル関連製品の販売拡大に加え、円安効果もあり、好調に推移いたしました。最重要市場と位置付ける米国・中国・インドにつきまして、アメリカでは大手透析プロバイダーとの提携強化を図り、売上げを順調に伸ばし、中国では、引き続き販売好調なダイアライザに加え透析装置の販売も拡大しております。インドでも、ダイアライザ、透析装置の販売は順調で、さらに、インド自社工場で生産する、注射・輸液関連商品の販売も好調に推移し売上の拡大に寄与しております。また、他市場につきましても、当期はブラジルに新規拠点を開設し、直販体制の強化を継続しております。今後も直販体制の充実により、医療現場のニーズに迅速に対応し、顧客満足の向上に努め、販売の拡大に繋げてまいります。
海外新工場(インド・インドネシア・バングラデシュ・中国合肥)に関しましては、インド工場および中国合肥工場におきましてダイアライザの生産設備の増設を行い、中国合肥では10月より新ラインの稼働を開始しております。
この結果、当事業の売上高は2,213億78百万円(前年同期比13.1%増)、セグメント利益(営業利益)は277億35百万円(前年同期比14.6%増)となりました。
<医薬関連事業>医薬関連事業におきましては、従来の経口剤、注射剤、外用剤の全剤形の受託製造に加え、それぞれの剤形における製剤設計からの開発受託の提案、特に全剤形が製造可能なグループ会社を保有しているという特色を生かした様々な剤形での開発提案、また、注射剤においてはバイアル、シリンジ、バッグといった包装容器から開発・供給できる特長を活かした開発提案を通して、付加価値の向上および差別化を目指したライフサイクルマネジメントの支援など、多様できめ細かな幅広い受託営業に努めてまいりました。また、プレフィルドシリンジの受託製造および、高生理活性医薬品製造棟といった専用ラインでの受託製造ならびに海外生産拠点での受託製造に注力してまいりました。
また、医薬品包装容器・医薬品調製・投与デバイスに関しましては、ワクチン用ゴム栓、キット製剤用容器はもとより、小容量バッグ、プレフィルドシリンジ(プラスチック・ガラス)等、医療現場における多岐にわたるニーズに対して、当社独自もしくは各製薬メーカーとの共同開発により各々の医薬品に適した容器、投与システムを提供することで順調に推移しました。さらに医療費抑制政策のもと、国内外の製薬メーカーとともに、将来のコンビネーション製品化(当社独自の医薬品と医療機器のコラボレーション)、自己注射システム化、剤形・投与経路変更を視野に入れた総合的な医薬品のライフサイクルマネジメントによる協力を行ってまいりました。
この結果、当事業の売上高は514億96百万円(前年同期比2.7%減)、セグメント利益(営業利益)は95億88百万円(前年同期比24.7%減)となりました。
<ファーマパッケージング事業>ファーマパッケージング事業におきましては、従来の商材のほか、高機能・高品質な医薬用包装商材を産学連携のもと商品開発し、新規需要の獲得に向け製薬メーカー研究部門へ積極的な技術営業を行いました。また各部署が一体となり、新技術・新商品の開発をすすめ、商品開発のスピードアップ、学会での拡販活動に取り組み商品競争力の向上に努めております。さらに製造面において注射製剤と充填工程に対応した安定した高品質商品と高付加価値商品、技術開発を国内外において推し進めてまいりました。
海外部門につきましては、欧米では製薬会社における在庫圧縮により苦戦しましたが、欧州ではシリンジ、米国ではバイアルの販売を中心に回復いたしました。中国では高品質市場化が進む中、高品質ガラス管を使用した高付加価値バイアル・アンプルの販売が伸長しました。インドにおいても販売強化と品質向上の結果、高品質ガラス管やバイアルの販売が堅調に推移しました。今後、各国製造ラインのオートメーション化および生産効率化による品質向上を進めてまいります。
国内部門につきましては、シリンジ・アンプルの販売を中心に堅調に推移いたしました。ガラス管は前期ワクチン特需の反動により上期は苦戦しましたが、下期は回復基調にあります。魔法瓶用ガラスバルブでは加工メーカーでの生産調整の影響も落ち着きつつあり、品質の安定した材料の供給を潤沢に行っております。また、グローバルスタンダードのマザー工場であるびわこ工場は、管理体制の強化、医薬容器としての生産体制を確立し収益体質へ改善しつつあります。また、7月に竣工いたしました医療用ゴム栓棟のバリデーションも順調に進み、2018年の商品提供を目指して動き出しております。
今後は市場の成熟化とともに、より一層高品質品の需要が高まるアジア・インド市場への高付加価値商品の導入を戦略的に推進し売上拡大に努めてまいります。一方、製造につきましては、引き続き最新設備の導入とオートメーション化により生産の効率化を図り、さらなる商品の品質安定および向上を進め、収益率の向上を達成し事業の拡大を図ってまいります。
この結果、当事業の売上高は209億72百万円(前年同期比2.9%減)、セグメント損失(営業損失)は9億38百万円(前年同期は7億60百万円のセグメント損失(営業損失))となりました。
<その他事業>その他事業におきましては、不動産賃貸による売上高が22百万円(前年同期比2.7%減)、セグメント利益(営業利益)は42百万円(前年同期比34.8%減)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は8,466億28百万円で、前連結会計年度末に比べ937億88百万円の増加となりました。このうち流動資産は522億58百万円の増加、固定資産は415億30百万円の増加となりました。流動資産の増加の主な要因は、現金及び預金が234億90百万円、受取手形及び売掛金が193億68百万円それぞれ増加したことによるものであり、固定資産の増加の主な要因は、建設仮勘定が118億23百万円、投資有価証券が101億20百万円それぞれ増加したことによるものであります。
一方、負債合計は6,517億12百万円で、前連結会計年度末に比べ752億81百万円の増加となりました。このうち流動負債は169億89百万円の増加、固定負債は582億91百万円の増加となりました。流動負債の増加の主な要因は、短期借入金が79億39百万円増加したことによるものであり、固定負債の増加の主な要因は、長期借入金が554億67百万円増加したことによるものであります。
純資産合計は1,949億15百万円で、前連結会計年度末に比べ185億7百万円の増加となりました。このうち株主資本は73億88百万円の増加、その他の包括利益累計額は107億49百万円の増加となりました。この結果、自己資本比率は前連結会計年度末と比べ0.3%減少し、21.8%となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更および新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における研究開発費の総額は113億50百万円であります。

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