有価証券報告書-第47期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用関連会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止策や緊急経済対策等の効果により一時持ち直しの動きが見られたものの、直近では3度目の緊急事態宣言が発令されるなど感染の再拡大が深刻化しており、先行きは極めて不透明な状況となっております。
また、当養殖業界におきましても、新型コロナウイルス感染症拡大、長期化などの影響から外食産業の不振が続き、その結果、出荷が停滞し、各産地では過剰在庫を抱え魚価が低下するなど、経営環境は厳しい状況が続いております。
こうした状況の中、当社グループでは過剰在庫を抱える生産者への支援強化や養殖魚の拡販を全国に推進し、消費拡大に取り組んだ結果、「鮮魚の販売事業」は、販売数量は増加したものの魚価の低下要因により減収となりました。また、「餌料・飼料の販売事業」におきましても、餌料・飼料の価格低下及び販売数量の減少により減収となりました。
利益面では、量販店などへの販売促進により養殖魚の消費拡大を図ったことで販売数量が増え、各利益は前年実績を上回るものとなりました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は363億91百万円(前年同期比10.1%減)、営業利益は19億43百万円(前年同期比38.2%増)、経常利益は22億86百万円(前年同期比36.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は12億11百万円(前年同期比74.5%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は以下のとおりであります。
(注) セグメント間の取引については、相殺消去しております。
「鮮魚の販売事業」は、売上高は230億52百万円(前年同期比9.5%減)、セグメント利益は2億40百万円(前連結会計年度はセグメント損失67百万円)となりました。
「餌料・飼料の販売事業」は、売上高は133億15百万円(前年同期比11.0%減)、セグメント利益は16億70百万円(前年同期比12.8%増)となりました。
「その他の事業」は、売上高は22百万円(前年同期比24.3%減)、セグメント利益は14百万円(前年同期比80.8%増)となりました。
なお、セグメント間の取引については相殺消去しております。
当社グループの財政状態は、当連結会計年度末の資産合計は389億9百万円で前連結会計年度末に比べ39億76百万円(11.4%)増加し、負債合計は92億19百万円で前連結会計年度末に比べ14億99百万円(19.4%)増加し、純資産合計は296億90百万円で前連結会計年度末に比べ24億76百万円(9.1%)増加いたしました。
この結果、自己資本比率は76.3%(前連結会計年度末は77.9%)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は142億74百万円となり、前連結会計年度末に比べ44億57百万円(45.4%)増加いたしました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は42億92百万円(前年同期比433.0%増)となりました。
これは主に税金等調整前当期純利益の計上(19億円)、たな卸資産の減少(16億9百万円)、売上債権の減少(14億5百万円)等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は10億16百万円(前連結会計年度は56百万円の収入)となりました。
これは主に、投資有価証券の取得による支出(7億29百万円)、有形固定資産の取得による支出(3億11百万円)等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた収入は11億81百万円(前年同期比239.7%増)となり、これは主に長期借入れによる収入(10億円)、配当金の支払い(1億46百万円)等によるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.「鮮魚の販売事業」は加工品、人工ふ化、マグロ養殖事業及びウナギ養殖事業の生産実績、「餌料・飼料の販売事業」はモイストペレットの生産実績であります。
2.金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値で記載しております。
3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b.受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.「鮮魚の販売事業」は加工品、人工ふ化、マグロ養殖事業及びウナギ養殖事業の受注実績、「餌料・飼料の販売事業」はモイストペレットの受注実績であります。
2.金額は販売価格によっており、消費税等は含まれておりません。
c.商品仕入実績
当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.セグメント間の取引については、相殺消去しております。
d.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.相手先別販売実績において、総販売実績に対する当該割合が10%を超える相手先はありません。
3.セグメント間の取引については、相殺消去しております。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止策や緊急経済対策等の効果により一時持ち直しの動きが見られたものの、直近では3度目の緊急事態宣言が発令されるなど感染の再拡大が深刻化しており、先行きは極めて不透明な状況となっております。また、当養殖業界におきましても、新型コロナウイルス感染症拡大、長期化などの影響から外食産業の不振が続き、その結果、出荷が停滞し、各産地では過剰在庫を抱え魚価が低下するなど、経営環境は厳しい状況が続いております。
当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績ですが、売上高は363億91百万円(前年同期比10.1%減)、営業利益は19億43百万円(前年同期比38.2%増)、経常利益は22億86百万円(前年同期比36.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は12億11百万円(前年同期比74.5%増)であります。
まず、減収の主たる要因は、「鮮魚の販売事業」での魚価低下、「餌料・飼料の販売事業」での価格低下及び販売数量の減少によるものであります。また、各利益が増益となった要因につきましては、量販店などへの販売促進により養殖魚の消費拡大を図ったことで販売数量が増えたことなどによるものであります。
次に、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載しておりますが、当連結会計年度において災害による損失を計上しており、その詳細につきましては、「1連結財務諸表等 注記事項 (連結損益計算書関係)」に記載のとおりであります。
次に経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」にも記載しておりますが、当社グループを取り巻く水産業界の動向や市場の価格動向などにより、当社グループの経営成績が大きく変動することから、中長期的な目標数値は設定しておりません。
次にセグメントごとの経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
(売上高)
当連結会計年度における売上高は363億91百万円となり、前連結会計年度に比べ40億69百万円(10.1%)減少しており、セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(注)1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(販売費及び一般管理費)
当連結会計年度における販売費及び一般管理費は39億16百万円となり、前連結会計年度に比べ2億83百万円(6.7%)費用が減少しております。これは主に貸倒引当金繰入額の減少(3億円減)などによるものであります。
(営業利益)
当連結会計年度における営業利益は19億43百万円となり、前連結会計年度に比べ5億37百万円(38.2%)増加しており、セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(注)「その他の事業」のそれぞれの金額には、連結上の消去又は全社の利益が含まれております。
(経常利益)
当連結会計年度における経常利益は22億86百万円となり、前連結会計年度に比べ6億12百万円(36.6%)増加しております。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
以上の結果、当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は12億11百万円となり、前連結会計年度に比べ5億17百万円(74.5%)増加しております。
次に当社グループの財政状態ですが、当連結会計年度末の資産合計は389億9百万円で前連結会計年度末に比べ39億76百万円(11.4%)増加し、純資産合計は296億90百万円で前連結会計年度末に比べ24億76百万円(9.1%)増加いたしました。
この結果、自己資本比率は76.3%(前連結会計年度末は77.9%)となりました。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に関する情報
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況は、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載しており、また、当連結会計年度における金融機関からの借入状況は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 ⑤ 連結附属明細表 借入金等明細表」に記載しております。
次に当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、まず、当社グループの運転資金及び設備資金は、内部資金または増資や借入れにより資金調達することにしております。
また、短期運転資金は、自己資金及び金融機関からの短期借入れを基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入れを基本としております。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成に当たって採用している重要な会計方針は「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しているとおりであります。
また、当該見積りに用いた仮定において、新型コロナウイルス感染症拡大による営業収益等への影響は、2021年9月~10月にかけて収束することを前提としております。
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用関連会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止策や緊急経済対策等の効果により一時持ち直しの動きが見られたものの、直近では3度目の緊急事態宣言が発令されるなど感染の再拡大が深刻化しており、先行きは極めて不透明な状況となっております。
また、当養殖業界におきましても、新型コロナウイルス感染症拡大、長期化などの影響から外食産業の不振が続き、その結果、出荷が停滞し、各産地では過剰在庫を抱え魚価が低下するなど、経営環境は厳しい状況が続いております。
こうした状況の中、当社グループでは過剰在庫を抱える生産者への支援強化や養殖魚の拡販を全国に推進し、消費拡大に取り組んだ結果、「鮮魚の販売事業」は、販売数量は増加したものの魚価の低下要因により減収となりました。また、「餌料・飼料の販売事業」におきましても、餌料・飼料の価格低下及び販売数量の減少により減収となりました。
利益面では、量販店などへの販売促進により養殖魚の消費拡大を図ったことで販売数量が増え、各利益は前年実績を上回るものとなりました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は363億91百万円(前年同期比10.1%減)、営業利益は19億43百万円(前年同期比38.2%増)、経常利益は22億86百万円(前年同期比36.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は12億11百万円(前年同期比74.5%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は以下のとおりであります。
| セグメントの名称 | 2020年3月期 連結会計年度 売上高 (百万円) | 2021年3月期 連結会計年度 売上高 (百万円) | 対前年同期比較 | |
| 金額差異 (百万円) | 増減率 (%) | |||
| 鮮魚の販売事業 | 25,470 | 23,052 | △2,417 | △9.5 |
| 餌料・飼料の販売事業 | 14,960 | 13,315 | △1,644 | △11.0 |
| その他の事業 | 30 | 22 | △7 | △24.3 |
| 合 計 | 40,461 | 36,391 | △4,069 | △10.1 |
(注) セグメント間の取引については、相殺消去しております。
「鮮魚の販売事業」は、売上高は230億52百万円(前年同期比9.5%減)、セグメント利益は2億40百万円(前連結会計年度はセグメント損失67百万円)となりました。
「餌料・飼料の販売事業」は、売上高は133億15百万円(前年同期比11.0%減)、セグメント利益は16億70百万円(前年同期比12.8%増)となりました。
「その他の事業」は、売上高は22百万円(前年同期比24.3%減)、セグメント利益は14百万円(前年同期比80.8%増)となりました。
なお、セグメント間の取引については相殺消去しております。
当社グループの財政状態は、当連結会計年度末の資産合計は389億9百万円で前連結会計年度末に比べ39億76百万円(11.4%)増加し、負債合計は92億19百万円で前連結会計年度末に比べ14億99百万円(19.4%)増加し、純資産合計は296億90百万円で前連結会計年度末に比べ24億76百万円(9.1%)増加いたしました。
この結果、自己資本比率は76.3%(前連結会計年度末は77.9%)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は142億74百万円となり、前連結会計年度末に比べ44億57百万円(45.4%)増加いたしました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は42億92百万円(前年同期比433.0%増)となりました。
これは主に税金等調整前当期純利益の計上(19億円)、たな卸資産の減少(16億9百万円)、売上債権の減少(14億5百万円)等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は10億16百万円(前連結会計年度は56百万円の収入)となりました。
これは主に、投資有価証券の取得による支出(7億29百万円)、有形固定資産の取得による支出(3億11百万円)等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた収入は11億81百万円(前年同期比239.7%増)となり、これは主に長期借入れによる収入(10億円)、配当金の支払い(1億46百万円)等によるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | 前年同期比(%) |
| 鮮魚の販売事業(千円) | 9,496,293 | 18.2 |
| 餌料・飼料の販売事業(千円) | 419,609 | △5.4 |
| 報告セグメント計(千円) | 9,915,903 | 16.9 |
| その他(千円) | - | - |
| 合計(千円) | 9,915,903 | 16.9 |
(注)1.「鮮魚の販売事業」は加工品、人工ふ化、マグロ養殖事業及びウナギ養殖事業の生産実績、「餌料・飼料の販売事業」はモイストペレットの生産実績であります。
2.金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値で記載しております。
3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b.受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 受注高(千円) | 前年同期比(%) | 受注残高(千円) | 前年同期比(%) |
| 鮮魚の販売事業 | 9,611,951 | 21.0 | 35,104 | 1.4 |
| 餌料・飼料の販売事業 | 421,800 | △4.8 | 3,233 | 210.0 |
| 報告セグメント計 | 10,033,752 | 19.7 | 38,338 | 7.5 |
| その他 | - | - | - | - |
| 合計 | 10,033,752 | 19.7 | 38,338 | 7.5 |
(注)1.「鮮魚の販売事業」は加工品、人工ふ化、マグロ養殖事業及びウナギ養殖事業の受注実績、「餌料・飼料の販売事業」はモイストペレットの受注実績であります。
2.金額は販売価格によっており、消費税等は含まれておりません。
c.商品仕入実績
当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | 前年同期比(%) |
| 鮮魚の販売事業(千円) | 16,162,853 | △17.9 |
| 餌料・飼料の販売事業(千円) | 10,712,495 | △15.9 |
| 報告セグメント計(千円) | 26,875,349 | △17.1 |
| その他(千円) | - | - |
| 合計(千円) | 26,875,349 | △17.1 |
(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.セグメント間の取引については、相殺消去しております。
d.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | 前年同期比(%) |
| 鮮魚の販売事業(千円) | 23,052,665 | △9.5 |
| 餌料・飼料の販売事業(千円) | 13,315,956 | △11.0 |
| 報告セグメント計(千円) | 36,368,621 | △10.0 |
| その他(千円) | 22,813 | △24.3 |
| 合計(千円) | 36,391,435 | △10.1 |
(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.相手先別販売実績において、総販売実績に対する当該割合が10%を超える相手先はありません。
3.セグメント間の取引については、相殺消去しております。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止策や緊急経済対策等の効果により一時持ち直しの動きが見られたものの、直近では3度目の緊急事態宣言が発令されるなど感染の再拡大が深刻化しており、先行きは極めて不透明な状況となっております。また、当養殖業界におきましても、新型コロナウイルス感染症拡大、長期化などの影響から外食産業の不振が続き、その結果、出荷が停滞し、各産地では過剰在庫を抱え魚価が低下するなど、経営環境は厳しい状況が続いております。
当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績ですが、売上高は363億91百万円(前年同期比10.1%減)、営業利益は19億43百万円(前年同期比38.2%増)、経常利益は22億86百万円(前年同期比36.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は12億11百万円(前年同期比74.5%増)であります。
まず、減収の主たる要因は、「鮮魚の販売事業」での魚価低下、「餌料・飼料の販売事業」での価格低下及び販売数量の減少によるものであります。また、各利益が増益となった要因につきましては、量販店などへの販売促進により養殖魚の消費拡大を図ったことで販売数量が増えたことなどによるものであります。
次に、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載しておりますが、当連結会計年度において災害による損失を計上しており、その詳細につきましては、「1連結財務諸表等 注記事項 (連結損益計算書関係)」に記載のとおりであります。
次に経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」にも記載しておりますが、当社グループを取り巻く水産業界の動向や市場の価格動向などにより、当社グループの経営成績が大きく変動することから、中長期的な目標数値は設定しておりません。
次にセグメントごとの経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
(売上高)
当連結会計年度における売上高は363億91百万円となり、前連結会計年度に比べ40億69百万円(10.1%)減少しており、セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 2020年3月期 連結会計年度 金 額 (百万円) | 2021年3月期 連結会計年度 金 額 (百万円) | 対前年同期比較 | 差異分析 | ||
| 金額差異 (百万円) | 増減率 (%) | 数量要因 (百万円) | 価格要因 (百万円) | |||
| 鮮魚の販売事業 | 25,470 | 23,052 | △2,417 | △9.5 | 4,559 | △6,976 |
| 餌料・飼料の販売事業 | 14,960 | 13,315 | △1,644 | △11.0 | △425 | △1,219 |
| その他の事業 | 30 | 22 | △7 | △24.3 | - | - |
| 合計 | 40,461 | 36,391 | △4,069 | △10.1 | - | - |
(注)1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(販売費及び一般管理費)
当連結会計年度における販売費及び一般管理費は39億16百万円となり、前連結会計年度に比べ2億83百万円(6.7%)費用が減少しております。これは主に貸倒引当金繰入額の減少(3億円減)などによるものであります。
(営業利益)
当連結会計年度における営業利益は19億43百万円となり、前連結会計年度に比べ5億37百万円(38.2%)増加しており、セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 2020年3月期 連結会計年度 金 額 (百万円) | 2021年3月期 連結会計年度 金 額 (百万円) | 対前年同期比較 | |
| 金額差異 (百万円) | 増減率 (%) | |||
| 鮮魚の販売事業 | △67 | 240 | 307 | - |
| 餌料・飼料の販売事業 | 1,480 | 1,670 | 189 | 12.8 |
| その他の事業 | △7 | 33 | 40 | - |
| 合計 | 1,405 | 1,943 | 537 | 38.2 |
(注)「その他の事業」のそれぞれの金額には、連結上の消去又は全社の利益が含まれております。
(経常利益)
当連結会計年度における経常利益は22億86百万円となり、前連結会計年度に比べ6億12百万円(36.6%)増加しております。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
以上の結果、当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は12億11百万円となり、前連結会計年度に比べ5億17百万円(74.5%)増加しております。
次に当社グループの財政状態ですが、当連結会計年度末の資産合計は389億9百万円で前連結会計年度末に比べ39億76百万円(11.4%)増加し、純資産合計は296億90百万円で前連結会計年度末に比べ24億76百万円(9.1%)増加いたしました。
この結果、自己資本比率は76.3%(前連結会計年度末は77.9%)となりました。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に関する情報
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況は、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載しており、また、当連結会計年度における金融機関からの借入状況は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 ⑤ 連結附属明細表 借入金等明細表」に記載しております。
次に当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、まず、当社グループの運転資金及び設備資金は、内部資金または増資や借入れにより資金調達することにしております。
また、短期運転資金は、自己資金及び金融機関からの短期借入れを基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入れを基本としております。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成に当たって採用している重要な会計方針は「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しているとおりであります。
また、当該見積りに用いた仮定において、新型コロナウイルス感染症拡大による営業収益等への影響は、2021年9月~10月にかけて収束することを前提としております。