四半期報告書-第40期第1四半期(令和3年4月1日-令和3年6月30日)

【提出】
2021/08/13 15:02
【資料】
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【項目】
38項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間(2021年4月1日から2021年6月30日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響による経済活動の停滞が続き、依然として厳しい状況となりました。
外食産業におきましても、都市部を中心とした緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置の実施に伴う営業時間短縮要請等により、厳しい経営環境が続いております。
このような状況の中、「すき家」をはじめとする牛丼カテゴリーの既存店売上高前年比は114.0%、「ココス」、「ジョリーパスタ」をはじめとするレストランカテゴリーの既存店売上高前年比は124.4%、「はま寿司」をはじめとするファストフードカテゴリーの既存店売上高前年比は118.5%となりました。
当第1四半期連結会計期間末の店舗数につきましては、101店舗出店、103店舗退店した結果、9,944店舗(FC4,409店舗含む)となりました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高1,526億7百万円(前年同期比18.9%増)、営業利益28億75百万円(前年同期は営業損失46億81百万円)、経常利益51億42百万円(前年同期は経常損失48億46百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益12億32百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失63億82百万円)となりました。
なお、会計方針の変更として、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用しております。詳細については、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項 (会計方針の変更)」をご参照ください。
また、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項 (追加情報) (表示方法の変更)」に記載のとおり、当第1四半期連結会計期間より表示方法の変更を行っており、経営成績については当該表示方法の変更を反映した組替え後の前第1四半期連結会計期間の四半期連結財務諸表の数値を用いて比較しています。
セグメント別の概況につきましては、以下の通りであります。
① 外食事業
外食事業の当第1四半期連結累計期間の業績につきましては、新型コロナウイルス感染症の流行の影響を受け、売上高は1,329億25百万円(前年同期比26.7%増)、営業利益は28億39百万円(前年同期は営業損失55億21百万円)となりました。
新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中、当社グループは、引き続きお客様のライフスタイルの変化に対応した商品開発や販売体制の強化を行ってまいりました。
外食事業における主要カテゴリーの状況は、以下の通りであります。
(牛丼カテゴリー)
牛丼カテゴリーの当第1四半期連結累計期間の売上高は、540億91百万円(前年同期比16.5%増)となりました。
株式会社すき家が経営する牛丼チェーンの「すき家」につきましては、「やきそば牛丼」(並盛500円)、「やきそば牛丼オムカレーMIX」(同690円)、「シーザーレタス牛丼」(同500円)、「シーザーレタス牛丼スーパーフードMIX」(同630円)等の新商品を導入し、商品力の強化に努めてまいりました。
また、「家でもおいしい」をテーマに、牛丼とおかずをスプーンで混ぜて食べる新感覚の牛丼弁当「SUKIMIX」(同580円)を導入し、お客様の新しい生活スタイルへの対応にも積極的に取り組んでまいりました。
今後ともお客様に愛される店舗づくりを目指すとともに、安全でおいしい商品を安心して召し上がっていただけるよう、さらなる品質管理の徹底と店舗水準の向上に努めてまいります。
株式会社なか卯が経営する丼ぶり・京風うどんの「なか卯」につきましては、新商品・季節限定商品の投入、既存商品のブラッシュアップによる商品力の強化、テイクアウト商品の充実、効果的な店舗販促を行い、業績の向上に努めてまいりました。
なお、牛丼カテゴリーの当第1四半期連結会計期間末の店舗数につきましては、21店舗出店、14店舗退店した結果、3,071店舗(FC9店舗含む)となりました。
(レストランカテゴリー)
レストランカテゴリーの当第1四半期連結累計期間の売上高は、204億24百万円(前年同期比15.2%増)となりました。
株式会社ココスジャパンが経営するファミリーレストランの「ココス」につきましては、メニューのラインアップ強化、ごちそう感あふれるフェアメニューの投入、サービス水準の向上、テイクアウト商品のさらなる充実を図り、業績の向上に努めてまいりました。
株式会社ビッグボーイジャパンが経営するハンバーグ&ステーキレストランの「ビッグボーイ」等につきましては、メイン商品のブラッシュアップを図るとともに、お客様からご支持の高いサラダバー・スープバーをさらに充実させ、テイクアウト商品の強化を行うなど、業績の向上に努めてまいりました。
株式会社ジョリーパスタが経営するパスタ専門店の「ジョリーパスタ」につきましては、「おいしさと楽しさを追求するパスタ専門店」として、メニューのラインアップ拡充、安全でおいしい旬の食材を活かした新商品の投入を行い、一層のおいしさと楽しさを追求してまいりました。
株式会社TAG-1が経営する焼肉レストランの「熟成焼肉いちばん」、「宝島」、「牛庵」、「いちばん」等につきましては、業態コンセプトのブラッシュアップを図るとともに、肉の専門レストランとして厳選された牛肉と旬の食材を活かした品質の高い商品の提供、店舗サービス水準の向上に努めてまいりました。
株式会社華屋与兵衛が経営する和食レストランの「華屋与兵衛」につきましては、お客様の満足度向上を図るため、旬の食材を活かした和の魅力あふれる商品の開発、店舗従業員のサービス水準向上、労働生産性の改善等に努めてまいりました。
なお、レストランカテゴリーの当第1四半期連結会計期間末の店舗数につきましては、9店舗出店、24店舗退店した結果、1,249店舗(FC79店舗含む)となりました。
(ファストフードカテゴリー)
ファストフードカテゴリーの当第1四半期連結累計期間の売上高は、340億11百万円(前年同期比22.5%増)となりました。
株式会社はま寿司が経営する100円寿司チェーンの「はま寿司」につきましては、積極的な出店による業容の拡大を図るとともに、旬の食材を活かしたフェアメニューの投入及び商品品質の向上、店舗サービス・販促の強化、テイクアウト商品の充実等に努めてまいりました。
TCRS Restaurants Sdn.Bhd.が経営するチキンライス専門店「The Chicken Rice Shop」は、ハラル認証を受け、マレーシアで広く展開しており、老若男女問わずファミリー層に支持されています。
なお、ファストフードカテゴリーの当第1四半期連結会計期間末の店舗数につきましては、9店舗出店、4店舗退店した結果、962店舗(FC1店舗含む)となりました。
(その他カテゴリー)
その他カテゴリーの当第1四半期連結累計期間の売上高は、243億98百万円(前年同期比87.4%増)となりました。
当カテゴリーの主な内訳は、米国、カナダ、オーストラリアで寿司のテイクアウト店を展開しているAdvanced Fresh Concepts Corp.、家庭用冷凍食品販売の株式会社トロナジャパン、グループの物流機能を担う株式会社グローバルフレッシュサプライ、備品・ユニフォーム等を調達する株式会社グローバルテーブルサプライ等であります。
なお、その他カテゴリーの当第1四半期連結会計期間末の店舗数につきましては、61店舗出店、61店舗退店した結果、4,533店舗(FC4,320店舗含む)となりました。
② 小売事業
小売事業の当第1四半期連結累計期間の売上高は、196億81百万円(前年同期比16.0%減)、営業利益は35百万円(前年同期は営業利益8億39百万円)となりました。
当事業の内訳は、スーパーマーケット事業を展開する株式会社ジョイマート及び青果販売等の株式会社ユナイテッドベジーズ等であります。
なお、小売事業の当第1四半期連結会計期間末の店舗数につきましては、1店舗出店した結果、129店舗となりました。
当第1四半期連結会計期間末における資産は4,168億5百万円となり、前連結会計年度末から207億81百万円増加いたしました。これは主に、現金及び預金の増加等によるものであります。
当第1四半期連結会計期間末における負債は3,310億31百万円となり、前連結会計年度末から204億38百万円増加いたしました。これは主に、有利子負債の増加等によるものであります。
当第1四半期連結会計期間末における純資産は857億73百万円となり、前連結会計年度末から3億43百万円増加いたしました。これは主に、重要性が増したWorldfood To Go, S.L.他計6社を当第1四半期連結会計期間から連結の範囲に含めたことによる非支配株主持分の増加等によるものであります。
(2) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(3) 研究開発活動
該当事項はありません。