四半期報告書-第41期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)

【提出】
2022/08/10 15:02
【資料】
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【項目】
34項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間(2022年4月1日から2022年6月30日)の連結業績は、売上高1,783億98百万円(前年同期比16.9%増)、営業利益26億61百万円(同7.4%減)、経常利益81億66百万円(同58.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益44億28百万円(同259.2%増)となりました。
当社を取り巻く経営環境は、ウクライナ情勢等の地政学的リスクや供給制約に伴う、世界的なエネルギー価格や原材料の高騰が見られた一方、2022年3月末のまん延防止等重点措置の解除を受け、国内外食事業の売上高が回復傾向となりました。海外外食事業においても、6月に中国のロックダウンが解除されるなど、改善の兆しが見えてまいりました。
このような状況の中、「すき家」をはじめとする牛丼カテゴリーの既存店売上高前年比は107.1%、「ココス」、「ジョリーパスタ」をはじめとするレストランカテゴリーの既存店売上高前年比は130.5%、「はま寿司」をはじめとするファストフードカテゴリーの既存店売上高前年比は121.5%となりました。
当第1四半期連結会計期間末の店舗数は、88店舗出店、64店舗退店した結果、10,101店舗(FC4,529店舗含む)となりました。
セグメント別の概況につきましては、以下の通りであります。
① 外食事業
外食事業の当第1四半期連結累計期間の売上高は、1,591億96百万円(前年同期比19.8%増)、営業利益は、33億41百万円(同17.7%増)となりました。
外食事業における主要カテゴリーの状況は、以下の通りであります。
(牛丼カテゴリー)
牛丼カテゴリーの当第1四半期連結累計期間の売上高は、577億8百万円(前年同期比6.7%増)となりました。
牛丼チェーンの「すき家」は、「スパイシートマチ牛丼(並盛650円)」、「ニンニクの芽牛丼(並盛550円)」等の新商品や季節商品を積極的に導入いたしました。
丼ぶり・京風うどんの「なか卯」は、既存商品のブラッシュアップによる強化などを積極的に行っております。
当カテゴリーの当第1四半期連結会計期間末の店舗数は、17店舗出店、11店舗退店した結果、3,084店舗(FC8店舗含む)となりました。
(レストランカテゴリー)
レストランカテゴリーの当第1四半期連結累計期間の売上高は、264億29百万円(前年同期比29.4%増)となりました。
ファミリーレストランの「ココス」は、フェアメニューの積極的な導入による商品の強化、専門店にも負けない本格的な味の追求、お客様が満足してお食事をしていただけるようサービス水準の向上を図り、業績の向上に努めてまいりました。
パスタ専門店の「ジョリーパスタ」は、「おいしさと楽しさを追求するパスタ専門店」として、おいしい旬の食材を活かしたパスタの新商品投入や手作りピッツァ、サラダ、前菜などパスタ以外の商品拡充を行ってまいりました。
そのほか、ハンバーグ&ステーキレストランの「ビッグボーイ」や、厳選された牛肉を提供する焼肉チェーン店の「熟成焼肉いちばん」、和食レストランの「華屋与兵衛」、本格イタリア料理専門店の「オリーブの丘」等が当カテゴリーに含まれております。
当カテゴリーの当第1四半期連結会計期間末の店舗数は、5店舗出店、13店舗退店した結果、1,216店舗(FC79店舗含む)となりました。
(ファストフードカテゴリー)
ファストフードカテゴリーの当第1四半期連結累計期間の売上高は、438億3百万円(前年同期比28.8%増)となりました。
100円寿司チェーンの「はま寿司」は、積極的なフェアメニューの導入や商品クオリティーの強化と生産性の向上に努めてまいりました。
そのほか、武蔵野うどん・天ぷらを提供する「久兵衛屋」やマレーシアを中心に展開し、ハラル認証を取得したチキンライス専門店の「The Chicken Rice Shop」等が当カテゴリーに含まれております。
当カテゴリーの当第1四半期連結会計期間末の店舗数は、6店舗出店、3店舗退店した結果、971店舗(FC1店舗含む)となりました。
(その他カテゴリー)
その他カテゴリーの当第1四半期連結累計期間の売上高は、312億55百万円(前年同期比28.1%増)となりました。
Advanced Fresh Concepts Corp.は、米国・カナダ・オーストラリアで寿司のテイクアウト店を展開しております。そのほかの当カテゴリーの主要業態は、家庭用冷凍食品販売の株式会社トロナジャパン、グループの物流機能を担う株式会社グローバルフレッシュサプライ、備品・ユニフォーム等を調達する株式会社グローバルテーブルサプライ等であります。
当カテゴリーの当第1四半期連結会計期間末の店舗数は、60店舗出店、37店舗退店した結果、4,700店舗(FC4,441店舗含む)となりました。
② 小売事業
小売事業の当第1四半期連結累計期間の売上高は、192億1百万円(前年同期比2.4%減)、営業損失は、6億80百万円(前年同期は営業利益35百万円)となりました。売上高が計画対比で伸び悩んだことやエネルギーコストや配送費等の増加によるものです。
当事業の内訳は、スーパーマーケット事業を展開する株式会社ジョイマート及び青果販売等の株式会社ユナイテッドベジーズ等であります。
当事業の当第1四半期連結会計期間末の店舗数は、130店舗となりました。
当第1四半期連結会計期間末における資産は4,433億77百万円となり、前連結会計年度末から162億4百万円増加いたしました。これは主に、未収入金の回収による現金及び預金の増加、商品及び製品の増加、有形固定資産の増加等によるものであります。
当第1四半期連結会計期間末における負債は3,283億87百万円となり、前連結会計年度末から57億円増加いたしました。これは主に、有利子負債の増加等によるものであります。
当第1四半期連結会計期間末における純資産は1,149億89百万円となり、前連結会計年度末から105億3百万円増加いたしました。これは主に、利益剰余金及び為替換算調整勘定の増加等によるものであります。
(2) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(3) 研究開発活動
該当事項はありません。