有価証券報告書-第36期(2025/03/01-2026/02/28)
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において当社グループ(当社及び当社の関係会社)が判断したものであります。
経営成績等の概要
(1) 経営成績
当連結会計年度におけるわが国経済は、個人消費の持ち直しやインバウンド需要の継続を背景に、緩やかな回復基調で推移しました。一方で、物価上昇や各種コストの上昇に加え、海外経済・金融動向等の影響もあり、先行きについては引き続き不透明な状況が続いております。
当社が属するリユース業界においては、循環型社会の実現に向けた社会的関心の高まりを背景に市場拡大が続いております。加えて、新品価格上昇の影響等を受けて、リユース品の利用機会は広がっており、市場は堅調に推移しております。
このような状況の中、当社グループは、「リユースで地域と世界をつなぐ」をグループビジョンとして掲げ、2025年4月に公表した「2025年度テイツーグループ成長戦略」に基づき、「リユース店舗領域」、「リユースEC領域」、「リユースBtoB領域」「グローバル領域」「IPビジネス領域」の各領域において成長施策を推進しました。
「リユース店舗領域」においては、ショッピングモールへの出店を継続したほか、2025年7月には地方ロードサイド型店舗として「ふるいち倉吉店」を新規出店しました。ショッピングモール出店店舗数は累計45店舗へ拡大し、店舗ネットワーク全体では175店舗体制となりました。また、商材多様化の取り組みを既存店を含む計15店舗で進めるとともに、全店で買取手続きの電子化を開始し、店舗運営の効率化を推進しました。加えて、トレカ在庫検索機を直営店の約8割に導入し、売り場効率の改善と他商材展開の下地づくりを進めました。
「リユースEC領域」においては、子会社である山徳社では新拠点稼働を通じて、物流オペレーションの効率化と取扱商材拡大を図ると共に、売上を拡大しました。また、当社におきましては、人材活用の最適化、部門間連携による相乗効果を実現するための取り組みを進めました。さらに宅配買取の試験運用を開始するなど、今後のEC成長に向けた商品調達力の強化にも取り組みました。
「リユースBtoB領域」においては、トレーディングカード読取査定機「TAYS(テイズ)」やトレカ自販機の外販を推進するとともに、当社が蓄積してきた商品・店舗運営・システム・物流のノウハウを活用し、フランチャイズ業務委託取引の拡大に向けた営業活動を継続しました。
「グローバル領域」においては、TORICO社との連携による台湾での事業展開として「ふるいち×マンガ展」の共同出店を行うとともに、現実的な課題発掘とその解決に取り組みながら、海外2店舗目以降の展開を視野に入れた取り組みを進めました。
「IPビジネス領域」においては、当社の店舗網や販売チャネルと親和性の高いIP関連商品の取り扱いを継続するとともに、関連企業との連携強化に努めました。
以上の結果、当連結会計年度の業績は、売上高422億3千3百万円(前年同期比15.8%増)、営業利益13億7千7百万円(前年同期比51.1%増)、経常利益13億5千5百万円(前年同期比47.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は8億6千7百万円(前年同期比73.0%増)となりました。
また、当社はマルチパッケージ販売事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(2) キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、29億8千3百万円となりました。
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの原因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動の結果増加した資金は、19億3千6百万円となりました。
主な要因は、税金等調整前当期純利益13億7千6百万円、減価償却費の増加額4億4千5百万円等であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動の結果減少した資金は、6億9千3百万円となりました。
主な要因は、有形固定資産の取得による支出7億8千4百万円に対し、投資有価証券の売却による収入2億7千万円等であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動の結果減少した資金は、10億7千4百万円となりました。
主な要因は、短期借入金の減少額5億円、長期借入金の返済による支出3億5千5百万円、配当金の支払額2億5千4百万円等であります。
販売及び仕入の実績
(1) 販売実績
当連結会計年度の販売実績は、次のとおりであります。
(2) 仕入実績
当連結会計年度の仕入実績は、次のとおりであります。
財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
当社グループの連結財務諸表の作成においては、損益又は資産・負債の状況に影響を与える見積り、判断を必要としております。過去の実績やその時点で入手可能な情報を基に、合理的と考えられる様々な要因を考慮したうえで、継続的に見積り、判断を行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
①貸倒引当金
債権の貸倒による損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。
②ポイント引当金
物品等の買取によって付与したポイントに関し、将来のポイントサービスの利用による売上値引に備えるため、過去の使用実績に基づき将来使用されると見込まれる金額を計上しております。
③株主優待引当金
株主優待制度に基づく発生に備えるため、翌連結会計年度において発生すると見込まれる額を計上しております。
④退職給付に係る負債
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当連結会計年度末までの期間に帰属させる方法については、給付算定式基準によっております。
数理計算上の差異は、その発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(5年)による定額法により翌連結会計年度から費用処理しております。また、過去勤務費用については、その発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(8年)により発生時から費用処理しております。
⑤減損会計の適用
当社グループは、独立採算管理が可能である店舗ごとに資産をグループ化しております。
収益性の低下等により減損の兆候が認められる店舗については、将来キャッシュ・フローを見積り、割引前将来キャッシュ・フローと帳簿価額を比較し、帳簿価額を下回った場合、固定資産の帳簿価額を減額し、当該減少額を減損損失として、特別損失に計上しております。
⑥商品の滞留評価
当社グループの商品の滞留評価について、営業循環過程から外れた滞留の商品として、帳簿価額を処分可能見込額まで切り下げることにより、収益性の低下を反映しております。営業循環過程から外れた滞留の商品は、商品のカテゴリーごとに、営業循環過程にある期間(正常期間)における販売見込数量を超過する在庫としております。
⑦繰延税金資産の回収可能性
当社グループの繰延税金資産について、将来減算一時差異が将来の税金負担額を軽減することができると認められる範囲内で計上しております。繰延税金資産の回収可能性については、将来の事業計画、過去の課税所得の発生状況及びタックス・プランニング等により評価を行っております。
⑧契約負債
当社グループは、商品の販売時に付与したポイントを履行義務として認識し、将来の失効見込み等を考慮して履行義務に配分した取引価格を契約負債として収益から控除して繰り延べ、顧客のポイント利用に従い収益を認識しております。
⑨資産除去債務
当社グループは、店舗等の不動産賃貸借契約に伴う原状回復義務等につき、有形固定資産の除去に要する将来キャッシュ・フローを見積った金額に基づいて資産除去債務として計上しております。有形固定資産の除去に要する将来キャッシュ・フローは、除去サービスを行う業者からの見積額や類似の特性を有する店舗の過去実績等を勘案して算定しております。
(2) 当連結会計年度の経営成績の分析
当連結会計年度における当社グループの経営成績について、売上高422億3千3百万円、売上総利益140億7百万円、営業利益13億7千7百万円、経常利益13億5千5百万円、親会社株主に帰属する当期純利益8億6千7百万円となりました。
①売上高
当社事業におきましては、新規出店の継続に加え、新型ゲームハード発売の影響を受けたこと等により、連結決算移行後5期連続で増収となり、当連結会計年度の売上高は422億3千3百万円となりました。
②営業利益
当連結会計年度の営業利益は13億7千7百万円となりました。諸費用高騰により販管費が増加しておりますが、中古トレカの粗利益の改善等により、前年同期を上回る成績となりました。
③経常利益
当連結会計年度は13億5千5百万円の経常利益となりました。営業外収益の主なものは、受取賃貸料4千9百万円であり、営業外費用の主なものは、支払利息4千4百万円、不動産賃貸費用4千万円であります。
④親会社株主に帰属する当期純利益
当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は8億6千7百万円となりました。投資有価証券売却益9千8百万円を特別利益として計上しており、減損損失1億3千7百万円を特別損失として計上しております。
(3) 経営成績に重要な影響を与える要因について
「第2[事業の状況]の3[事業等のリスク]」をご参照ください。
(4) 経営戦略の現状と見通し
「第2[事業の状況]の1[経営方針、経営環境及び対処すべき課題等]」をご参照ください。
(5) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループでは、経営環境の変化に対応するための資金の流動性を確保することで安定した財務基盤を維持することに努めております。
主な資金需要は、仕入資金、人件費、販売費及び一般管理費等の営業経費に加えて、新規出店や既存店舗改装費用、システム改修等に係る投資であります。
当社グループの事業活動の維持拡大に必要な資金は、主に営業活動により得られた資金のほか、増資、金融機関からの借入及び社債により調達しております。
①連結貸借対照表
(資産の部)
当連結会計年度末の流動資産は前連結会計年度末と比較して4億円増加し、96億9千2百万円となりました。これは主に商品が減少した一方で現金及び預金、売掛金、その他流動資産の増加によるものであります。
当連結会計年度末の固定資産は前連結会計年度末と比較して5億2千5百万円増加し、46億1千4百万円となりました。これは主に建設仮勘定が減少した一方で建物及び構築物の増加によるものであります。
この結果、当連結会計年度末の総資産額は143億6百万円となり、前連結会計年度末と比較して9億2千5百万円増加いたしました。
(負債の部)
当連結会計年度末の流動負債は前連結会計年度末と比較して9億5千4百万円増加し、56億8千5百万円となりました。これは主に1年内返済予定の長期借入金及び未払法人税等が増加したことによるものであります。
当連結会計年度末の固定負債は前連結会計年度末と比較して8億5千7百万円減少し、16億4千4百万円となりました。これは主に資産除去債務が増加した一方で長期借入金及び社債が減少したことによるものであります。
この結果、当連結会計年度末の負債総額は73億3千万円となり、前連結会計年度末と比較して9千7百万円増加いたしました。
(純資産の部)
当連結会計年度末の純資産は前連結会計年度末と比較して8億2千8百万円増加し、69億7千5百万円となりました。これは主に親会社株主に帰属する当期純利益の計上によるものであります。
この結果、当連結会計年度末の自己資本比率は48.8%となりました。
②連結キャッシュ・フロー計算書
「第2[事業の状況] 4[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析](2) キャッシュ・フロー」をご参照ください。
(6) 経営者の問題意識と今後の方針について
「第2[事業の状況] 1[経営方針、経営環境及び対処すべき課題等]」をご参照ください。
経営成績等の概要
(1) 経営成績
当連結会計年度におけるわが国経済は、個人消費の持ち直しやインバウンド需要の継続を背景に、緩やかな回復基調で推移しました。一方で、物価上昇や各種コストの上昇に加え、海外経済・金融動向等の影響もあり、先行きについては引き続き不透明な状況が続いております。
当社が属するリユース業界においては、循環型社会の実現に向けた社会的関心の高まりを背景に市場拡大が続いております。加えて、新品価格上昇の影響等を受けて、リユース品の利用機会は広がっており、市場は堅調に推移しております。
このような状況の中、当社グループは、「リユースで地域と世界をつなぐ」をグループビジョンとして掲げ、2025年4月に公表した「2025年度テイツーグループ成長戦略」に基づき、「リユース店舗領域」、「リユースEC領域」、「リユースBtoB領域」「グローバル領域」「IPビジネス領域」の各領域において成長施策を推進しました。
「リユース店舗領域」においては、ショッピングモールへの出店を継続したほか、2025年7月には地方ロードサイド型店舗として「ふるいち倉吉店」を新規出店しました。ショッピングモール出店店舗数は累計45店舗へ拡大し、店舗ネットワーク全体では175店舗体制となりました。また、商材多様化の取り組みを既存店を含む計15店舗で進めるとともに、全店で買取手続きの電子化を開始し、店舗運営の効率化を推進しました。加えて、トレカ在庫検索機を直営店の約8割に導入し、売り場効率の改善と他商材展開の下地づくりを進めました。
「リユースEC領域」においては、子会社である山徳社では新拠点稼働を通じて、物流オペレーションの効率化と取扱商材拡大を図ると共に、売上を拡大しました。また、当社におきましては、人材活用の最適化、部門間連携による相乗効果を実現するための取り組みを進めました。さらに宅配買取の試験運用を開始するなど、今後のEC成長に向けた商品調達力の強化にも取り組みました。
「リユースBtoB領域」においては、トレーディングカード読取査定機「TAYS(テイズ)」やトレカ自販機の外販を推進するとともに、当社が蓄積してきた商品・店舗運営・システム・物流のノウハウを活用し、フランチャイズ業務委託取引の拡大に向けた営業活動を継続しました。
「グローバル領域」においては、TORICO社との連携による台湾での事業展開として「ふるいち×マンガ展」の共同出店を行うとともに、現実的な課題発掘とその解決に取り組みながら、海外2店舗目以降の展開を視野に入れた取り組みを進めました。
「IPビジネス領域」においては、当社の店舗網や販売チャネルと親和性の高いIP関連商品の取り扱いを継続するとともに、関連企業との連携強化に努めました。
以上の結果、当連結会計年度の業績は、売上高422億3千3百万円(前年同期比15.8%増)、営業利益13億7千7百万円(前年同期比51.1%増)、経常利益13億5千5百万円(前年同期比47.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は8億6千7百万円(前年同期比73.0%増)となりました。
また、当社はマルチパッケージ販売事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(2) キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、29億8千3百万円となりました。
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの原因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動の結果増加した資金は、19億3千6百万円となりました。
主な要因は、税金等調整前当期純利益13億7千6百万円、減価償却費の増加額4億4千5百万円等であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動の結果減少した資金は、6億9千3百万円となりました。
主な要因は、有形固定資産の取得による支出7億8千4百万円に対し、投資有価証券の売却による収入2億7千万円等であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動の結果減少した資金は、10億7千4百万円となりました。
主な要因は、短期借入金の減少額5億円、長期借入金の返済による支出3億5千5百万円、配当金の支払額2億5千4百万円等であります。
販売及び仕入の実績
(1) 販売実績
当連結会計年度の販売実績は、次のとおりであります。
| 区分 | 当連結会計年度 (自 2025年3月1日 至 2026年2月28日) | 前年同期比 (%) | |
| 金額(千円) | 構成比(%) | ||
| 中古品 | |||
| 本 | 2,491,837 | 5.9 | △3.2 |
| ゲーム | 6,517,358 | 15.4 | 1.7 |
| トレカ | 8,100,927 | 19.2 | 19.5 |
| ホビー | 1,596,675 | 3.8 | 27.9 |
| その他 | 1,991,052 | 4.7 | △3.2 |
| 中古品計 | 20,697,851 | 49.0 | 8.5 |
| 新品 | |||
| 本 | 18,804 | 0.0 | △11.8 |
| ゲーム | 10,014,146 | 23.7 | 49.0 |
| トレカ | 8,740,329 | 20.7 | 6.6 |
| ホビー | 2,105,225 | 5.0 | 14.5 |
| その他 | 189,727 | 0.4 | 1.2 |
| 新品計 | 21,068,234 | 49.9 | 24.2 |
| その他 | 426,323 | 1.0 | 15.4 |
| レンタル | 40,807 | 0.1 | △43.1 |
| 合計 | 42,233,216 | 100.0 | 15.8 |
(2) 仕入実績
当連結会計年度の仕入実績は、次のとおりであります。
| 区分 | 当連結会計年度 (自 2025年3月1日 至 2026年2月28日) | 前年同期比 (%) | |
| 金額(千円) | 構成比(%) | ||
| 中古品 | |||
| 本 | 847,623 | 3.0 | △7.3 |
| ゲーム | 3,760,914 | 13.3 | 3.6 |
| トレカ | 4,134,082 | 14.7 | 14.6 |
| ホビー | 728,378 | 2.6 | 15.5 |
| その他 | 910,343 | 3.2 | 8.7 |
| 中古計 | 10,381,342 | 36.8 | 7.9 |
| 新品 | |||
| 本 | 2,991 | 0.0 | 17.9 |
| ゲーム | 9,178,953 | 32.6 | 46.0 |
| トレカ | 6,736,495 | 23.9 | 4.4 |
| ホビー | 1,771,253 | 6.3 | 11.0 |
| その他 | 100,692 | 0.4 | △27.3 |
| 新品計 | 17,790,387 | 63.2 | 22.9 |
| その他 | ― | ― | ― |
| レンタル | 4,457 | 0.0 | △39.9 |
| 合計 | 28,176,187 | 100.0 | 16.9 |
財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
当社グループの連結財務諸表の作成においては、損益又は資産・負債の状況に影響を与える見積り、判断を必要としております。過去の実績やその時点で入手可能な情報を基に、合理的と考えられる様々な要因を考慮したうえで、継続的に見積り、判断を行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
①貸倒引当金
債権の貸倒による損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。
②ポイント引当金
物品等の買取によって付与したポイントに関し、将来のポイントサービスの利用による売上値引に備えるため、過去の使用実績に基づき将来使用されると見込まれる金額を計上しております。
③株主優待引当金
株主優待制度に基づく発生に備えるため、翌連結会計年度において発生すると見込まれる額を計上しております。
④退職給付に係る負債
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当連結会計年度末までの期間に帰属させる方法については、給付算定式基準によっております。
数理計算上の差異は、その発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(5年)による定額法により翌連結会計年度から費用処理しております。また、過去勤務費用については、その発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(8年)により発生時から費用処理しております。
⑤減損会計の適用
当社グループは、独立採算管理が可能である店舗ごとに資産をグループ化しております。
収益性の低下等により減損の兆候が認められる店舗については、将来キャッシュ・フローを見積り、割引前将来キャッシュ・フローと帳簿価額を比較し、帳簿価額を下回った場合、固定資産の帳簿価額を減額し、当該減少額を減損損失として、特別損失に計上しております。
⑥商品の滞留評価
当社グループの商品の滞留評価について、営業循環過程から外れた滞留の商品として、帳簿価額を処分可能見込額まで切り下げることにより、収益性の低下を反映しております。営業循環過程から外れた滞留の商品は、商品のカテゴリーごとに、営業循環過程にある期間(正常期間)における販売見込数量を超過する在庫としております。
⑦繰延税金資産の回収可能性
当社グループの繰延税金資産について、将来減算一時差異が将来の税金負担額を軽減することができると認められる範囲内で計上しております。繰延税金資産の回収可能性については、将来の事業計画、過去の課税所得の発生状況及びタックス・プランニング等により評価を行っております。
⑧契約負債
当社グループは、商品の販売時に付与したポイントを履行義務として認識し、将来の失効見込み等を考慮して履行義務に配分した取引価格を契約負債として収益から控除して繰り延べ、顧客のポイント利用に従い収益を認識しております。
⑨資産除去債務
当社グループは、店舗等の不動産賃貸借契約に伴う原状回復義務等につき、有形固定資産の除去に要する将来キャッシュ・フローを見積った金額に基づいて資産除去債務として計上しております。有形固定資産の除去に要する将来キャッシュ・フローは、除去サービスを行う業者からの見積額や類似の特性を有する店舗の過去実績等を勘案して算定しております。
(2) 当連結会計年度の経営成績の分析
当連結会計年度における当社グループの経営成績について、売上高422億3千3百万円、売上総利益140億7百万円、営業利益13億7千7百万円、経常利益13億5千5百万円、親会社株主に帰属する当期純利益8億6千7百万円となりました。
①売上高
当社事業におきましては、新規出店の継続に加え、新型ゲームハード発売の影響を受けたこと等により、連結決算移行後5期連続で増収となり、当連結会計年度の売上高は422億3千3百万円となりました。
②営業利益
当連結会計年度の営業利益は13億7千7百万円となりました。諸費用高騰により販管費が増加しておりますが、中古トレカの粗利益の改善等により、前年同期を上回る成績となりました。
③経常利益
当連結会計年度は13億5千5百万円の経常利益となりました。営業外収益の主なものは、受取賃貸料4千9百万円であり、営業外費用の主なものは、支払利息4千4百万円、不動産賃貸費用4千万円であります。
④親会社株主に帰属する当期純利益
当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は8億6千7百万円となりました。投資有価証券売却益9千8百万円を特別利益として計上しており、減損損失1億3千7百万円を特別損失として計上しております。
(3) 経営成績に重要な影響を与える要因について
「第2[事業の状況]の3[事業等のリスク]」をご参照ください。
(4) 経営戦略の現状と見通し
「第2[事業の状況]の1[経営方針、経営環境及び対処すべき課題等]」をご参照ください。
(5) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループでは、経営環境の変化に対応するための資金の流動性を確保することで安定した財務基盤を維持することに努めております。
主な資金需要は、仕入資金、人件費、販売費及び一般管理費等の営業経費に加えて、新規出店や既存店舗改装費用、システム改修等に係る投資であります。
当社グループの事業活動の維持拡大に必要な資金は、主に営業活動により得られた資金のほか、増資、金融機関からの借入及び社債により調達しております。
①連結貸借対照表
(資産の部)
当連結会計年度末の流動資産は前連結会計年度末と比較して4億円増加し、96億9千2百万円となりました。これは主に商品が減少した一方で現金及び預金、売掛金、その他流動資産の増加によるものであります。
当連結会計年度末の固定資産は前連結会計年度末と比較して5億2千5百万円増加し、46億1千4百万円となりました。これは主に建設仮勘定が減少した一方で建物及び構築物の増加によるものであります。
この結果、当連結会計年度末の総資産額は143億6百万円となり、前連結会計年度末と比較して9億2千5百万円増加いたしました。
(負債の部)
当連結会計年度末の流動負債は前連結会計年度末と比較して9億5千4百万円増加し、56億8千5百万円となりました。これは主に1年内返済予定の長期借入金及び未払法人税等が増加したことによるものであります。
当連結会計年度末の固定負債は前連結会計年度末と比較して8億5千7百万円減少し、16億4千4百万円となりました。これは主に資産除去債務が増加した一方で長期借入金及び社債が減少したことによるものであります。
この結果、当連結会計年度末の負債総額は73億3千万円となり、前連結会計年度末と比較して9千7百万円増加いたしました。
(純資産の部)
当連結会計年度末の純資産は前連結会計年度末と比較して8億2千8百万円増加し、69億7千5百万円となりました。これは主に親会社株主に帰属する当期純利益の計上によるものであります。
この結果、当連結会計年度末の自己資本比率は48.8%となりました。
②連結キャッシュ・フロー計算書
「第2[事業の状況] 4[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析](2) キャッシュ・フロー」をご参照ください。
(6) 経営者の問題意識と今後の方針について
「第2[事業の状況] 1[経営方針、経営環境及び対処すべき課題等]」をご参照ください。