四半期報告書-第28期第1四半期(平成27年3月1日-平成27年5月31日)

【提出】
2015/07/15 14:43
【資料】
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【項目】
27項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)経営成績の分析
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、株式市場が好調に推移し企業収益の向上や雇用情勢の改善等による緩やかな回復の動きがみられたものの、円安による原材料価格の上昇や物価高の影響を受け、個人消費及び景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。
このような状況の中、当社グループはコストの削減や業務効率の向上を目的に、グループ間の人員配置の適正化を積極的に推進いたしました。また、分散していた商品部をつくば本社へ統合し、本部機能の生産性向上を図ってまいりました。
WonderGOO事業におきましては、新たな収益の柱を構築するための改装として、既存店の音楽・映像ソフト、ゲームソフト売場を縮小し、マーケティングに基づいた大型の文具売場やカフェ併設のベーカリーショップを導入いたしました。今後も店舗収益の向上に向け、既存店の改装を引き続き行ってまいります。
WonderREX事業におきましては、WonderREXつくば店の改装を実施いたしました。同店では業務効率改善を目的に、カウンター内後方をリニューアルし、買取商品をいち早く店頭陳列できる体制を整えました。また、増加する海外からのお客様に対し、消費税免税の告知強化を行いました。今後も、日本を訪れる海外のお客様にとっても、ご利用しやすい店舗環境を整えてまいります。
TSUTAYA事業におきましては、独自セレクト商品の提案強化や、好調なトレカ売場の拡大や導入、こだわりの食材を中心としたマルシェの品揃えを充実してまいりました。今後も、従来のTSUTAYAにない新たな魅力の創造に努めることで、「お客様の生活をより楽しく豊かにする」というコンセプトの実現にチャレンジしてまいります。
新星堂事業におきましては、店舗運営経費を圧縮するため、グループ各社への店舗人員を中心とした出向や、不採算店舗の売場坪数の適正化および、スクラップ&ビルドを積極的に行ってまいりました。一方、商業施設内においてアーティストのライブ等が行えるイベント連動型店舗を3店舗出店いたしました。さらに、イベント運営体制を見直し効率的に運営することで、安定した収益構造の構築を目指してまいります。
店舗面におきましては、当第1四半期連結会計期間末の店舗数はWonderGOO事業90店舗(内、FC16店舗)、WonderREX事業20店舗(内、FC2店舗)、TSUTAYA事業84店舗、新星堂事業131店舗、合計325店舗となりました。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は19,606百万円(前年同期比6.9%減)、営業利益50百万円(前年同期比62.2%減)、経常利益86百万円(前年同期比49.2%減)、四半期純損失69百万円(前年同期は81百万円の四半期純利益)となりました。
なお、セグメントの業績は、WonderGOO事業の売上高は10,684百万円(前年同期比8.4%減)、営業利益は81百万円(前年同期比45.1%減)、WonderREX事業の売上高は1,585百万円(前年同期比15.1%増)、営業利益は45百万円(前年同期比9.7%減)、TSUTAYA事業の売上高は3,766百万円(前年同期比1.5%増)、営業利益82百万円(前年同期は70百万円の営業損失)、新星堂事業の売上高は3,753百万円(前年同期比15.4%減)、営業損失158百万円(前年同期は13百万円の営業損失)、その他事業の売上高は90百万円(前年同期比18.4%減)、営業利益は3百万円(前年同期比40.4%減)となりました。
(2)財政状態の分析
資産、負債及び純資産の状況
(流動資産)
当第1四半期連結会計期間末における流動資産の残高は、23,506百万円となり、前連結会計年度末に比べ191百万円減少いたしました。これは主に現金及び預金が426百万円増加したものの、売掛金が240百万円、商品が260百万円減少したことによるものです。
(固定資産)
当第1四半期連結会計期間末における固定資産の残高は、17,031百万円となり、前連結会計年度末に比べ76百万円減少いたしました。これは主に有形固定資産が62百万円増加したものの、投資その他の資産が93百万円、無形固定資産が45百万円減少したことによるものです。
(流動負債)
当第1四半期連結会計期間末における流動負債の残高は、19,286百万円となり、前連結会計年度末に比べ195百万円減少いたしました。これは主に短期借入金が619百万円増加したものの、買掛金が792百万円減少したことによるものです。
(固定負債)
当第1四半期連結会計期間末における固定負債の残高は、7,850百万円となり、前連結会計年度末に比べ175百万円増加いたしました。これは主に長期借入金が214百万円増加したことによるものです。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産の残高は、13,399百万円となり、前連結会計年度末に比べ249百万円減少いたしました。これは主に四半期純損失69百万円と、剰余金の配当134百万円の支払い、少数株主持分の減少67百万円によるものです。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。