有価証券報告書-第39期(令和2年6月1日-令和3年5月31日)

【提出】
2021/08/30 17:04
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【項目】
126項目
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関る事項は、当連結会計年度末において判断したものであります。
(1) 経営成績等の状況の概要
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国の経済は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い政府や各地方自治体が外出自粛要請等を発信したことにより、企業活動や個人消費が大きく収縮する事態が生じました。また、2021年に入ってからも一部地域で緊急事態宣言が再度発出されるなど、経済の先行きにつきましては今後も不透明な状況が続くと予想されます。
このような状況だからこそ、当社グループはローコストオペレーションの更なる推進によって価格競争力を高め、消費者にとって「安くて、近くて、便利なドラッグストア」となれるよう力を注いでまいりました。
出店戦略につきましては、自社競合による一時的な収益性の低下も厭わず、次々と新規出店を行いました。同時に、新商勢圏への店舗網拡大を図ってまいりました。これにより、関東地区に18店舗、中部地区に25店舗、関西地区に13店舗、中国地区に8店舗、四国地区に4店舗、九州地区に10店舗の合計78店舗を新たに開店いたしました。また、インバウンド需要の比率が高かった2店舗とスクラップ&ビルドによる4店舗の合計6店舗を閉鎖しました。その結果、当連結会計年度末の店舗数は1,130店舗となりました。
以上の結果、当連結会計年度業績は、連結売上高726,424百万円(前年同期比6.1%増)、連結営業利益33,147百万円(前年同期比13.9%増)、連結経常利益35,835百万円(前年同期比13.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益27,156百万円(前年同期比26.7%増)となりました。
なお、当社グループは事業区分が単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
当連結会計年度末の流動資産は、前連結会計年度末に比べて9.6%増加し、125,125百万円となりました。これは主に、現金及び預金、商品、未収入金等の増加によるものであります。
固定資産は、建物及び構築物、土地等の有形固定資産の取得等により、前連結会計年度末に比べて4.9%増加し、216,192百万円となりました。
この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べて6.6%増加し、341,318百万円となりました。
当連結会計年度末の流動負債は、前連結会計年度末に比べて1.5%減少し、159,537百万円となりました。これは主に、未払法人税等の増加、買掛金、未払消費税等の減少によるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて11.5%減少し、11,203百万円となりました。これは主に、長期借入金の減少によるものであります。
この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて2.2%減少し、170,740百万円となりました。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べて17.1%増加し、170,578百万円となりました。これは主に、利益剰余金が24,879百万円増加したこと等によるものであります。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、前連結会計年度末に比べて2,985百万円増加し、当連結会計年度末には55,108百万円(前年同期比5.7%増)となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況と、それらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、得られた資金は27,875百万円(前年同期比57.4%減)となりました。
これは主に、税金等調整前当期純利益38,596百万円、減価償却費13,785百万円等の増加要因、固定資産売却益4,190百万円、たな卸資産の増加額7,006百万円、仕入債務の減少3,491百万円、法人税等の支払額9,103百万円等の減少要因によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は19,381百万円(前年同期比28.1%減)となりました。
これは主に、有形固定資産売却による収入8,677百万円、有形固定資産の取得による支出26,064百万円、敷金及び保証金の差入による支出1,248百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、支出した資金は5,507百万円(前年同期比1.9%増)となりました。
これは、長期借入金の返済による支出1,486百万円、配当金の支払額2,277百万円、ファイナンス・リース債務の返済による支出1,742百万円等によるものであります。
③ 仕入、販売の状況
当社グループは単一セグメントであるため、仕入及び販売の実績は商品区分別により記載しております。
a.仕入実績
当連結会計年度における商品区分別仕入実績の状況は、次のとおりであります。
区 分金額(百万円)前年同期比(%)
医 薬 品76,510113.8
化 粧 品52,605103.3
雑 貨91,301107.0
一 般 食 品361,846106.5
そ の 他7,147101.6
合 計589,412107.1

(注) 1.金額は仕入価格によっております。
2.上記金額には、消費税等は含まれておりません。
b.販売実績
商品区分別販売実績
当連結会計年度における商品区分別販売実績の状況は、次のとおりであります。
区 分金額(百万円)前年同期比(%)
医 薬 品112,509107.0
化 粧 品70,711101.6
雑 貨114,896105.3
一 般 食 品420,352107.1
そ の 他7,954100.2
合 計726,424106.1

(注) 上記金額には、消費税等は含まれておりません。
地域別販売実績
当連結会計年度における地域別販売実績の状況は、次のとおりであります。
地 域期末店舗数(店)売上高(百万円)前年同期比(%)
関 東 地 区25(18)7,496478.5
中 部 地 区73(25)32,283140.3
関 西 地 区171(12)101,433107.8
中 国 地 区183(8)112,333105.6
四 国 地 区118(4)76,963100.8
九 州 地 区560(5)395,913103.4
合 計1,130(72)726,424106.1

(注)1.上記金額には、消費税等は含まれておりません。
2.期末店舗数欄の( )内の数値は、前連結会計年度末に対する増減数であります。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。「店舗閉鎖損失引当金」、「退職給付に係る負債」等の見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、見積りには不確実性が伴い、実際の結果と異なる場合があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)に記載しております。
なお、新型コロナウイルス感染症の影響により、当社グループの取引や新規出店に一定の影響を及ぼすと見込んでおります。当社グループでは、新型コロナウイルス感染症の影響は2022年5月期まで継続すると仮定しておりますが、固定資産の減損会計等の会計上の見積りにおいて重要な影響を与えるものではないと判断しております。
② 当連結会計年度の経営成績の分析
売上高は、積極的な新規出店に加えて「毎日安い(エブリデイ・ロー・プライス)」政策を忠実に実行することで伸張を図りました。その結果、医薬品部門で前年同期比7.0%増加し112,509百万円、化粧品部門で前年同期比1.6%増加し70,711百万円、雑貨部門で前年同期比5.3%増加し114,896百万円、一般食品部門で前年同期比7.1%増加し420,352百万円、その他部門で前年同期比0.2%増加し7,954百万円となり、全体で前年同期比6.1%増加し726,424百万円となりました。
売上総利益率は、付加価値商品の継続的な取り組み強化や、仕入原価低減の交渉などを継続的に取り組んだこと等により、前連結会計年度より0.3ポイント増加し20.0%となりました。売上総利益は、売上高の伸張に伴い前年同期比7.5%増加し145,111百万円となりました。
販売費及び一般管理費は、新規出店による店舗数の増加に加え、積極的な人員増強や継続的な処遇改善等により人件費が増加したこと等の要因により、前年同期比5.7%増加し111,964百万円となりました。この結果、営業利益は前年同期比13.9%増加し33,147百万円、経常利益は前年同期比13.5%増加し35,835百万円となりました。
その結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、兵庫常温物流センター売却に伴う固定資産売却益の計上等により、前年同期比26.7%増加し27,156百万円となりました。
なお、総資産経常利益率につきましては10.8%となりました。
③ 経営成績に重要な影響を与える要因について
詳細は、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載しております。
④ 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当連結会計年度末の流動資産は、現金及び預金が増加した他、商品、未収入金等の増加もあり、前連結会計年度から10,975百万円増加し、125,125百万円となりました。固定資産は、建物及び構築物、土地等の有形固定資産の取得等により前連結会計年度から10,060百万円増加し、216,192百万円となりました。
流動負債は、買掛金、未払消費税等の減少等により前連結会計年度から2,412百万円減少し、159,537百万円となりました。固定負債は、長期借入金の減少等により前連結会計年度から1,454百万円減少し、11,203百万円となりました。
純資産合計は、利益剰余金が24,879百万円増加したこと等により170,578百万円となりました。
以上の結果、自己資本比率は前連結会計年度から4.5ポイント上昇し、50.0%となりました。
なお、キャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
資本の財源または資金の流動性については、主に営業活動により得られた資金を新規出店に係る設備投資に充当しております。資金調達を行う場合には、銀行からの借入及びリースを基本とし、経済情勢や金融環境を踏まえ、あらゆる選択肢の中から最良の方法で行いたいと考えております。
⑤ 経営者の問題意識と今後の方針について
ドラッグストア業界におきましては、激しい企業間競争の中で、上位企業を中心とした大量出店や合併・提携等が顕著であることから、今後は寡占化を伴いながら市場の拡大が続くものと思われます。
そのような中で成長を続けるためには、他社と明確な差別化を行い消費者の支持を得ることが重要であると認識しております。当社グループは「小商圏型メガドラッグストア」という独自戦略で店舗網の拡大を図り、更なる飛躍を目指してまいります。それを実現するための課題は、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載しております。

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