四半期報告書-第35期第3四半期(平成28年10月1日-平成28年12月31日)

【提出】
2017/02/14 10:13
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【項目】
24項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中における将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において、当社が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、英国のEU離脱決定や米国の新政権に対する期待と不安の影響により為替や株価が乱高下するなど、先行き不透明な状況で推移いたしました。一方、個人消費については節約志向の高まりによる買い控えや低価格化が進み、依然として停滞しております。
パソコン業界においては、電子情報技術産業協会(JEITA)の発表によると、当第3四半期累計期間のパソコン国内出荷台数、出荷金額ともに前年同期比0.3%の減少となっているものの、徐々に回復傾向にあります。
バイク業界においては、二輪車の国内出荷台数の減少が続いており、バイク市場は低迷が続いている状況であります。
このような状況下で当社は、パソコン事業においては10月8日にOAナガシマ志太店を移転オープンし、11月19日にはOAナガシマ浜松高塚店を新規出店することで売上の拡大を目指してまいりました。商品的にはパソコン本体の販売が回復傾向にあり、特に高性能なCPUとグラフィックボードを搭載したゲーミングPCや、価格競争力のある国内メーカー製ノートPC等に高い人気が集まりました。ゲーミングユーザーのさらなる囲い込みを目指し、専用のマウスやキーボード、ディスプレイ等の関連アイテムの品揃え強化を推進しております。
また、サポートサービスの更なる強化に取り組むべく、リスティング広告の活用やSNSによる告知活動に力を入れることでホームページからのネット受付による修理依頼も増加しております。
しかし、HDDや無線ルーターなど周辺機器の売上が低迷しており、パソコン事業全体の売上高は前年同期比5.0%の減少となりました。
バイク事業においては、ヘルメットやジャケットの処分を推進したことで売上の低迷が続いていましたが、在庫処分も一段落したことで売上には底打ち感が出てきましたので、春の最需要期に向けて品揃えの刷新を図ることで売上拡大に取り組んでまいります。バイク事業全体の売上高は前年同期比12.0%の減少となりました。
インターネット通信販売事業においては、当社の自社サイト「e-zoa.com」のリニューアルを行うなど集客増加を狙った対策を実施したものの、売上の向上にはなかなか結びついておらず、Amazonをはじめとする大手通販サイトにお客様が流れている傾向が強く、結果を出すまでにもう少し時間がかかりそうな状況が続いております。インターネット通信販売事業の売上高は前年同期比19.2%の減少となりました。
店舗の新規出店や移転により経費は増加傾向にあるものの、早期に収益化を図ることで今後の収益拡大に取り組んでまいります。
以上の結果、当第3四半期累計期間の業績については、売上高5,645,486千円(前年同期比8.2%減)、経常利益138,347千円(前年同期比11.5%減)、四半期純利益93,140千円(前年同期比7.9%減)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期会計期間末における総資産は、前事業年度末に比べて663,204千円減少し、4,445,481千円となりました。その主たる要因は、現金及び預金が697,491千円、売掛金が65,981千円それぞれ減少し、有形固定資産が71,656千円増加したこと等によるものであります。
負債については、前事業年度末に比べて500,804千円減少し、2,411,873千円となりました。その主たる要因は、買掛金が318,361千円、未払法人税等が47,762千円、長期借入金が557,505千円、社債が30,000千円それぞれ減少し、短期借入金が450,000千円増加したこと等によるものであります。
純資産については、前事業年度末に比べて162,399千円減少し、2,033,607千円となりました。この結果、当第3四半期会計期間末における自己資本比率は45.7%となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。