有価証券報告書-第91期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/27 15:05
【資料】
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【項目】
145項目

対処すべき課題

金融機関におきましては、法令遵守、内部統制、社会的責任など「企業経営の質」や「経営の透明性」が厳しく問われるとともに、成長性や収益性の継続的な向上、財務体質の一段の強化が求められております。
当行といたしましても、お客さまの高度化・多様化するニーズに的確にお応えするため、人材育成に注力するとともに、付加価値の高い商品、サービスを継続的に提供することにより、貸出金や預金、預り資産等のボリュームの拡大を図ると同時に、リスク管理態勢を強化し、収益力や財務内容の一層の改善、経営の健全性向上を目指していくことが最大の経営課題と認識しております。
現在、当行では10年後の目指すべき姿として「埼玉に新たな価値を創造する『地域No.1銀行』を標榜した長期ビジョン(名称:MVP ~ Musashino Value-making Plan)」を策定し、その実現へ向け中期経営計画「MVP1/3(ワンサード)」を平成25年4月よりスタートさせ、様々な経営課題へ対処しております。
当行は地元金融機関として、今までにも増してお客さまとの強固なリレーションシップを築き上げ、コンプライアンスの更なる向上を通じてお客さまの信頼感と満足度の向上を目指すとともに、経済環境の劇的な変化にも柔軟かつ適切に対応しつつ、持続的成長を実現するために効率的な営業推進体制を構築し、組織の強化や人材育成にも注力していきたいと考えております。
こうした取り組みを通じて、競争力のある経営体質を確立するとともに、地域金融機関として、お客さま、株主さま、地域社会など全ての方々のご期待にお応えできるよう役職員一同最大限の努力を続けてまいる所存であります。