有価証券報告書-第21期(2022/04/01-2023/03/31)

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2023/06/23 13:57
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185項目

(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は、次のとおりです。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度の世界経済は、前連結会計年度から引き続き回復基調にありましたが、エネルギーの価格高騰や供給制約等の影響から記録的な物価上昇に見舞われ、回復ペースは鈍化しました。わが国経済は、物価上昇の影響がみられましたが、新型コロナウイルスに係る制限が徐々に緩和され経済活動が正常化しつつあること等から、個人消費を中心に緩やかに持ち直しました。
このような情勢のもと損害保険・生命保険を中心に国内外で事業展開を行った結果、当連結会計年度の財政状態および経営成績は、以下のとおりとなりました。
連結総資産は、前連結会計年度末に比べて4,539億円増加し、27兆6,998億円となりました。
保険引受収益5兆6,348億円、資産運用収益8,754億円等を合計した経常収益は、前連結会計年度に比べて7,848億円増加し、6兆6,486億円となりました。一方、保険引受費用4兆6,660億円、資産運用費用2,039億円、営業費及び一般管理費1兆1,356億円等を合計した経常費用は、前連結会計年度に比べて8,483億円増加し、6兆1,446億円となりました。
この結果、経常利益は、前連結会計年度に比べて635億円減少し、5,039億円となりました。
経常利益に特別利益、特別損失、法人税等合計などを加減した親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べて440億円減少し、3,764億円となりました。
また、親会社株主に帰属する当期純利益から保険事業特有の各種準備金の影響や資産の売却・評価損益等の当該年度の特殊要因を控除した修正純利益(グループ全体の業績を示す管理会計上の経営指標)は、前連結会計年度に比べて1,342億円減少し、4,440億円となりました。
報告セグメント別の状況は、以下のとおりです。
[国内損害保険事業]
国内損害保険事業においては、経常収益は、前連結会計年度に比べて1,905億円増加し、3兆406億円となりました。経常利益は、前連結会計年度に比べて180億円減少し、2,845億円となりました。国内損害保険事業における保険引受および資産運用の状況は、以下のとおりです。
a)保険引受業務
イ)元受正味保険料(含む収入積立保険料)
区分前連結会計年度
(自 2021年4月1日
至 2022年3月31日)
当連結会計年度
(自 2022年4月1日
至 2023年3月31日)
金額
(百万円)
構成比
(%)
対前年増減
(△)率(%)
金額
(百万円)
構成比
(%)
対前年増減
(△)率(%)
火災保険495,04117.820.94530,93218.657.25
海上保険80,4312.8918.3595,3803.3518.59
傷害保険240,5268.660.62249,1778.753.60
自動車保険1,242,29844.710.931,233,67043.33△0.69
自動車損害賠償責任保険220,7277.94△7.36223,4007.851.21
その他499,45117.982.27514,27018.062.97
合計2,778,476100.000.852,846,830100.002.46
(うち収入積立保険料)(63,091)(2.27)(△3.12)(50,480)(1.77)(△19.99)

(注)1.諸数値は、セグメント間の内部取引相殺前の金額です。
2.元受正味保険料(含む収入積立保険料)とは、元受保険料から元受解約返戻金および元受その他
返戻金を控除したものです(積立型保険の積立保険料を含みます。)。
ロ)正味収入保険料
区分前連結会計年度
(自 2021年4月1日
至 2022年3月31日)
当連結会計年度
(自 2022年4月1日
至 2023年3月31日)
金額
(百万円)
構成比
(%)
対前年増減
(△)率(%)
金額
(百万円)
構成比
(%)
対前年増減
(△)率(%)
火災保険383,29215.541.78438,56617.1314.42
海上保険73,5652.9819.7585,0193.3215.57
傷害保険173,9327.054.04192,5837.5210.72
自動車保険1,236,39950.110.841,228,97148.01△0.60
自動車損害賠償責任保険232,6579.43△8.14225,2698.80△3.18
その他367,37914.892.76389,61415.226.05
合計2,467,227100.001.032,560,025100.003.76

(注)諸数値は、セグメント間の内部取引相殺前の金額です。
ハ)正味支払保険金
区分前連結会計年度
(自 2021年4月1日
至 2022年3月31日)
当連結会計年度
(自 2022年4月1日
至 2023年3月31日)
金額
(百万円)
構成比
(%)
対前年増減
(△)率(%)
金額
(百万円)
構成比
(%)
対前年増減
(△)率(%)
火災保険223,18617.35△1.45273,74018.8522.65
海上保険39,8473.104.7839,3862.71△1.16
傷害保険81,3426.320.75102,3147.0425.78
自動車保険601,47646.742.16664,93045.7810.55
自動車損害賠償責任保険171,06313.29△8.49157,83210.87△7.73
その他169,82613.208.86214,30714.7526.19
合計1,286,743100.000.771,452,510100.0012.88

(注)諸数値は、セグメント間の内部取引相殺前の金額です。
b)資産運用業務
イ)運用資産
区分前連結会計年度
(2022年3月31日)
当連結会計年度
(2023年3月31日)
金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)
預貯金457,5686.00452,9536.04
買現先勘定3,9990.059990.01
買入金銭債権46,6340.6128,4750.38
金銭の信託--8,0000.11
有価証券5,574,68873.155,297,55070.68
貸付金387,8375.09481,5476.43
土地・建物204,5242.68204,5372.73
運用資産計6,675,25487.596,474,06486.38
総資産7,620,856100.007,494,722100.00

(注)諸数値は、セグメント間の内部取引相殺前の金額です。
ロ)有価証券
区分前連結会計年度
(2022年3月31日)
当連結会計年度
(2023年3月31日)
金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)
国債1,322,22223.721,220,50423.04
地方債79,1391.4261,8761.17
社債571,79710.26520,8679.83
株式2,561,52545.952,438,25146.03
外国証券1,013,32118.181,030,82619.46
その他の証券26,6820.4825,2230.48
合計5,574,688100.005,297,550100.00

(注)諸数値は、セグメント間の内部取引相殺前の金額です。
ハ)利回り
ⅰ)運用資産利回り(インカム利回り)
区分前連結会計年度
(自 2021年4月1日
至 2022年3月31日)
当連結会計年度
(自 2022年4月1日
至 2023年3月31日)
収入金額
(百万円)
平均運用額
(百万円)
年利回り
(%)
収入金額
(百万円)
平均運用額
(百万円)
年利回り
(%)
預貯金78520,2870.02194433,8210.04
コールローン-20.00-20.00
買現先勘定19,0810.0101,9870.02
買入金銭債権4285,0090.052023,2600.09
金銭の信託-5040.00△07,333△0.00
有価証券125,2673,400,8153.68139,6013,391,6744.12
貸付金11,380359,9763.1618,003410,9264.38
土地・建物7,763210,2233.695,693207,7062.74
小計144,5334,585,9013.15163,5134,476,7133.65
その他635--2,531--
合計145,168--166,045--

(注)1.諸数値は、セグメント間の内部取引相殺前の金額です。
2.収入金額は、連結損益計算書における「利息及び配当金収入」に、「金銭の信託運用益」のうち利息及び配当金収入相当額を含めた金額です。
3.平均運用額は、原則として各月末残高(取得原価または償却原価)の平均に基づいて算出しています。ただし、コールローン、買現先勘定および買入金銭債権については、日々の残高(取得原価または償却原価)の平均に基づいて算出しています。
ⅱ)資産運用利回り(実現利回り)
区分前連結会計年度
(自 2021年4月1日
至 2022年3月31日)
当連結会計年度
(自 2022年4月1日
至 2023年3月31日)
資産運用損益
(実現ベース)
(百万円)
平均運用額
(取得原価
ベース)
(百万円)
年利回り
(%)
資産運用損益
(実現ベース)
(百万円)
平均運用額
(取得原価
ベース)
(百万円)
年利回り
(%)
預貯金10,174520,2871.969,847433,8212.27
コールローン-20.00-20.00
買現先勘定19,0810.0101,9870.02
買入金銭債権4285,0090.052023,2600.09
金銭の信託445048.772937,3334.00
有価証券215,4833,400,8156.34244,2083,391,6747.20
貸付金24,365359,9766.7731,242410,9267.60
土地・建物7,763210,2233.695,693207,7062.74
金融派生商品△37,182--△59,617--
その他6,350--2,905--
合計227,0424,585,9014.95234,5944,476,7135.24

(注)1.諸数値は、セグメント間の内部取引相殺前の金額です。
2.資産運用損益(実現ベース)は、連結損益計算書における「資産運用収益」および「積立保険料等運用益」の合計額から「資産運用費用」を控除した金額です。
3.平均運用額(取得原価ベース)は、原則として各月末残高(取得原価または償却原価)の平均に基づいて算出しています。ただし、コールローン、買現先勘定および買入金銭債権については、日々の残高(取得原価または償却原価)の平均に基づいて算出しています。
[国内生命保険事業]
国内生命保険事業においては、経常収益は、前連結会計年度に比べて147億円減少し、6,996億円となりました。経常利益は、前連結会計年度に比べて178億円減少し、517億円となりました。国内生命保険事業における保険引受および資産運用の状況は、以下のとおりです。
a)保険引受業務
イ)保有契約高
区分前連結会計年度
(2022年3月31日)
当連結会計年度
(2023年3月31日)
金額
(百万円)
対前年増減
(△)率(%)
金額
(百万円)
対前年増減
(△)率(%)
個人保険28,711,080△0.9528,386,051△1.13
個人年金保険1,963,806△4.481,878,882△4.32
団体保険1,978,781△6.291,912,540△3.35
団体年金保険3,074△0.732,768△9.96

(注)1.諸数値は、セグメント間の内部取引相殺前の金額です。
2.個人年金保険については、年金支払開始前契約の年金支払開始時における年金原資と年金支払開始後契約の責任準備金を合計したものです。
3.団体年金保険については、責任準備金の金額です。
ロ)新契約高
区分前連結会計年度
(自 2021年4月1日
至 2022年3月31日)
当連結会計年度
(自 2022年4月1日
至 2023年3月31日)
新契約+転換による純増加
(百万円)
新契約
(百万円)
転換による
純増加
(百万円)
新契約+転換による純増加
(百万円)
新契約
(百万円)
転換による
純増加
(百万円)
個人保険2,216,0072,216,007-2,123,2122,123,212-
個人年金保険------
団体保険18,85618,856-25,09225,092-
団体年金保険------

(注)1.諸数値は、セグメント間の内部取引相殺前の金額です。
2.新契約の個人年金保険の金額は、年金支払開始時における年金原資の額です。
3.新契約の団体年金保険の金額は、第1回収入保険料です。
b)資産運用業務
イ)運用資産
区分前連結会計年度
(2022年3月31日)
当連結会計年度
(2023年3月31日)
金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)
預貯金62,7730.6774,5810.85
有価証券8,999,05395.508,238,75494.23
貸付金231,5052.46254,4722.91
土地・建物9120.018330.01
運用資産計9,294,24598.638,568,64198.00
総資産9,423,469100.008,743,102100.00

(注)諸数値は、セグメント間の内部取引相殺前の金額です。
ロ)有価証券
区分前連結会計年度
(2022年3月31日)
当連結会計年度
(2023年3月31日)
金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)
国債7,941,63588.257,130,63586.55
地方債4,8110.055,6100.07
社債502,2265.58528,7766.42
株式1550.001510.00
外国証券382,3934.25385,4544.68
その他の証券167,8321.87188,1252.28
合計8,999,053100.008,238,754100.00

(注)諸数値は、セグメント間の内部取引相殺前の金額です。
ハ)利回り
ⅰ)運用資産利回り(インカム利回り)
区分前連結会計年度
(自 2021年4月1日
至 2022年3月31日)
当連結会計年度
(自 2022年4月1日
至 2023年3月31日)
収入金額
(百万円)
平均運用額
(百万円)
年利回り
(%)
収入金額
(百万円)
平均運用額
(百万円)
年利回り
(%)
預貯金061,5340.00085,0260.00
有価証券105,5778,628,8821.22105,6318,254,4711.28
貸付金10,821219,6984.9313,885243,5585.70
土地・建物-6290.00-1,0250.00
小計116,3988,910,7451.31119,5178,584,0811.39
その他------
合計116,398--119,517--

(注)1.諸数値は、セグメント間の内部取引相殺前の金額です。なお、保険業法第118条に規定する特別勘定に係る収入金額および平均運用額については、除外しています。
2.収入金額は、連結損益計算書における「利息及び配当金収入」です。
3.平均運用額は、原則として各月末残高(取得原価または償却原価)の平均に基づいて算出しています。
ⅱ)資産運用利回り(実現利回り)
区分前連結会計年度
(自 2021年4月1日
至 2022年3月31日)
当連結会計年度
(自 2022年4月1日
至 2023年3月31日)
資産運用損益
(実現ベース)
(百万円)
平均運用額
(取得原価
ベース)
(百万円)
年利回り
(%)
資産運用損益
(実現ベース)
(百万円)
平均運用額
(取得原価
ベース)
(百万円)
年利回り
(%)
預貯金6061,5340.106185,0260.07
有価証券108,0828,628,8821.25140,1388,254,4711.70
貸付金10,816219,6984.9213,822243,5585.68
土地・建物-6290.00-1,0250.00
金融派生商品△3,601--△19,356--
その他------
合計115,3588,910,7451.29134,6658,584,0811.57

(注)1.諸数値は、セグメント間の内部取引相殺前の金額です。なお、保険業法第118条に規定する特別勘定に係る資産運用損益および平均運用額については、除外しています。
2.資産運用損益(実現ベース)は、連結損益計算書における「資産運用収益」から「資産運用費用」を控除した金額です。
3.平均運用額(取得原価ベース)は、原則として各月末残高(取得原価または償却原価)の平均に基づいて算出しています。
[海外保険事業]
海外保険事業においては、経常収益は、前連結会計年度に比べて6,999億円増加し、2兆9,647億円となりました。経常利益は、前連結会計年度に比べて259億円減少し、1,595億円となりました。海外保険事業における保険引受および資産運用の状況は、以下のとおりです。
a)保険引受業務
イ)正味収入保険料
区分前連結会計年度
(自 2021年4月1日
至 2022年3月31日)
当連結会計年度
(自 2022年4月1日
至 2023年3月31日)
金額
(百万円)
構成比
(%)
対前年増減
(△)率(%)
金額
(百万円)
構成比
(%)
対前年増減
(△)率(%)
火災保険268,46218.9019.64379,23919.8641.26
海上保険68,3984.8140.5389,2714.6730.52
傷害保険31,6232.235.9635,3471.8511.78
自動車保険278,29619.5915.37437,38322.9057.16
その他773,86754.4724.74968,77750.7225.19
合計1,420,648100.0021.991,910,019100.0034.45

(注)諸数値は、セグメント間の内部取引相殺前の金額です。
ロ)正味支払保険金
区分前連結会計年度
(自 2021年4月1日
至 2022年3月31日)
当連結会計年度
(自 2022年4月1日
至 2023年3月31日)
金額
(百万円)
構成比
(%)
対前年増減
(△)率(%)
金額
(百万円)
構成比
(%)
対前年増減
(△)率(%)
火災保険149,96622.4229.48153,48618.252.35
海上保険26,3853.9535.2634,1844.0629.56
傷害保険15,0652.2517.5714,7131.75△2.33
自動車保険148,92322.276.76223,40126.5650.01
その他328,44849.119.90415,27249.3826.43
合計668,789100.0014.03841,058100.0025.76

(注)諸数値は、セグメント間の内部取引相殺前の金額です。
b)資産運用業務
イ)運用資産
区分前連結会計年度
(2022年3月31日)
当連結会計年度
(2023年3月31日)
金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)
預貯金290,4142.82307,0352.63
買入金銭債権1,583,88915.381,835,34815.75
有価証券4,712,18845.764,951,14742.48
貸付金1,521,65614.782,011,49817.26
土地・建物74,0620.72121,8751.05
運用資産計8,182,21179.459,226,90679.17
総資産10,298,239100.0011,654,160100.00

(注)諸数値は、セグメント間の内部取引相殺前の金額です。
ロ)利回り
ⅰ)運用資産利回り(インカム利回り)
区分前連結会計年度
(自 2021年4月1日
至 2022年3月31日)
当連結会計年度
(自 2022年4月1日
至 2023年3月31日)
収入金額
(百万円)
平均運用額
(百万円)
年利回り
(%)
収入金額
(百万円)
平均運用額
(百万円)
年利回り
(%)
預貯金1,885299,9320.633,071298,7271.03
買入金銭債権55,2051,395,2723.9690,0301,759,2585.12
有価証券150,5874,005,7513.76174,6584,817,8153.63
貸付金91,9141,354,8236.78140,0781,767,6107.92
土地・建物78768,8001.141,00097,9691.02
小計300,3817,124,5794.22408,8398,741,3824.68
その他1,133--2,088--
合計301,515--410,927--

(注)1.諸数値は、セグメント間の内部取引相殺前の金額です。なお、連結貸借対照表における有価証券には持分法適用会社に対する株式が含まれていますが、平均運用額および年利回りの算定上は同株式を除外しています。
2.収入金額は、連結損益計算書における「利息及び配当金収入」です。
3.平均運用額は、期首・期末残高(取得原価または償却原価)の平均に基づいて算出しています。
ⅱ)資産運用利回り(実現利回り)
区分前連結会計年度
(自 2021年4月1日
至 2022年3月31日)
当連結会計年度
(自 2022年4月1日
至 2023年3月31日)
資産運用損益
(実現ベース)
(百万円)
平均運用額
(取得原価
ベース)
(百万円)
年利回り
(%)
資産運用損益
(実現ベース)
(百万円)
平均運用額
(取得原価
ベース)
(百万円)
年利回り
(%)
預貯金330299,9320.1131298,7270.01
買現先勘定---2,531--
買入金銭債権54,0881,395,2723.8881,7771,759,2584.65
有価証券177,4824,005,7514.43142,0844,817,8152.95
貸付金87,0571,354,8236.43127,1331,767,6107.19
土地・建物78768,8001.141,00097,9691.02
金融派生商品1,683--△13,254--
その他9,944--2,466--
合計331,3737,124,5794.65343,7708,741,3823.93

(注)1.諸数値は、セグメント間の内部取引相殺前の金額です。なお、連結貸借対照表における有価証券には持分法適用会社に対する株式が含まれていますが、平均運用額および年利回りの算定上は同株式を除外しています。
2.資産運用損益(実現ベース)は、連結損益計算書における「資産運用収益」から「資産運用費用」を控除した金額です。
3.平均運用額(取得原価ベース)は、期首・期末残高(取得原価または償却原価)の平均に基づいて算出しています。
(参考)全事業の状況
a)元受正味保険料(含む収入積立保険料)
区分前連結会計年度
(自 2021年4月1日
至 2022年3月31日)
当連結会計年度
(自 2022年4月1日
至 2023年3月31日)
金額
(百万円)
構成比
(%)
対前年増減
(△)率(%)
金額
(百万円)
構成比
(%)
対前年増減
(△)率(%)
火災保険926,36220.3912.231,097,68821.3918.49
海上保険176,2483.8828.54218,3154.2523.87
傷害保険276,1496.082.80288,7375.634.56
自動車保険1,536,05033.813.641,665,80032.468.45
自動車損害賠償責任保険220,7274.86△7.36223,4004.351.21
その他1,407,05930.9715.411,637,83531.9216.40
合計4,542,598100.008.925,131,778100.0012.97
(うち収入積立保険料)(63,091)(1.39)(△3.12)(50,480)(0.98)(△19.99)

(注)1.諸数値は、セグメント間の内部取引相殺後の金額です。
2.元受正味保険料(含む収入積立保険料)とは、元受保険料から元受解約返戻金および元受その他
返戻金を控除したものです(積立型保険の積立保険料を含みます。)。
b)正味収入保険料
区分前連結会計年度
(自 2021年4月1日
至 2022年3月31日)
当連結会計年度
(自 2022年4月1日
至 2023年3月31日)
金額
(百万円)
構成比
(%)
対前年増減
(△)率(%)
金額
(百万円)
構成比
(%)
対前年増減
(△)率(%)
火災保険651,75416.768.45817,80518.3025.48
海上保険141,9643.6528.94174,2913.9022.77
傷害保険205,5485.294.34227,9235.1010.89
自動車保険1,514,69538.963.231,666,35337.2810.01
自動車損害賠償責任保険232,6575.98△8.14225,2695.04△3.18
その他1,141,20129.3516.701,358,34530.3919.03
合計3,887,821100.007.804,469,989100.0014.97

(注)諸数値は、セグメント間の内部取引相殺後の金額です。
c)正味支払保険金
区分前連結会計年度
(自 2021年4月1日
至 2022年3月31日)
当連結会計年度
(自 2022年4月1日
至 2023年3月31日)
金額
(百万円)
構成比
(%)
対前年増減
(△)率(%)
金額
(百万円)
構成比
(%)
対前年増減
(△)率(%)
火災保険373,15319.089.02427,22618.6314.49
海上保険66,1583.3815.1573,4823.2011.07
傷害保険96,2574.923.11116,8045.0921.35
自動車保険750,39938.383.04888,33038.7418.38
自動車損害賠償責任保険171,0638.75△8.49157,8326.88△7.73
その他498,27525.489.55629,57327.4526.35
合計1,955,306100.004.952,293,251100.0017.28

(注)諸数値は、セグメント間の内部取引相殺後の金額です。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況は、以下のとおりです。
営業活動によるキャッシュ・フローは、保険金支払の増加等により、前連結会計年度に比べて946億円収入が減少し、1兆75億円の収入となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の売却・償還による収入の増加等により、前連結会計年度に比べて6,836億円収入が増加し、181億円の収入となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、資金調達目的の債券貸借取引受入担保金の純増減額の減少等により、前連結会計年度に比べて5,045億円支出が増加し、1兆92億円の支出となりました。
これらの結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末より731億円増加し、9,853億円となりました。
③ 生産、受注及び販売の実績
保険持株会社としての業務の特性から、該当する情報がないので記載していません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりです。
なお、本項に含まれる将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。
① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しています。その作成には、経営者による会計方針の選択適用、合理的な見積りを必要としますが、実際には見積りと異なる結果となることもあります。
当社の連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、第5 経理の状況の「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載していますが、特に以下の重要な会計方針および見積りが連結財務諸表に大きな影響を及ぼすと考えています。
a)金融商品の時価の算定方法
有価証券、デリバティブ取引等について、時価の算定は原則として市場価格に基づいていますが、一部の市場価格のない有価証券、デリバティブ取引等については、将来キャッシュ・フローの現在価値や契約期間等の構成要素に基づく合理的な見積りによって算出された価額等を時価としています。
b)有価証券の減損処理
売買目的有価証券以外の有価証券について、時価または実質価額が取得原価に比べて著しく下落した場合、回復する見込みがあると認められるものを除き、減損処理を行っています。なお、その他有価証券(市場価格のない株式等を除く。)については、連結会計年度末の時価が取得原価に比べて30%以上下落した場合に減損処理を行っています。
c)固定資産の減損処理
収益性の低下により投資額の回収が見込めなくなった固定資産については、一定の条件の下で回収可能性を反映させるように、帳簿価額を減額する会計処理を行っています。資産または資産グループの回収可能価額は、正味売却価額(資産または資産グループの時価から処分費用見込額を控除して算定される価額)と使用価値(資産または資産グループの継続的使用と使用後の処分によって生ずると見込まれる将来キャッシュ・フローの現在価値)のいずれか高い方の金額であることから、固定資産の減損損失の金額は合理的な仮定および予測に基づく将来キャッシュ・フローの見積りに依存しています。従って、固定資産の使用方法を変更した場合、不動産取引相場や賃料相場等が変動した場合およびのれんが認識された取引において取得した事業の状況に変動が生じた場合には、新たに減損損失が発生する可能性があります。
d)繰延税金資産
繰延税金資産の回収可能性の判断に際して、将来の課税所得を合理的に見積っています。将来の課税所得は過去の業績等に基づいて見積っているため、将来において当社グループを取り巻く環境に大きな変化があった場合、税制改正によって法定実効税率が変更された場合等においては、繰延税金資産の回収可能額が変動する可能性があります。
e)貸倒引当金
債権の貸倒れによる損失に備えて、回収不能見積額を貸倒引当金として計上していますが、貸付先の財務状況が変化した場合には、貸倒損失や貸倒引当金の計上額が、当初の見積額から変動する可能性があります。
f)支払備金
保険契約に基づいて支払義務が発生したと認められる保険金等のうち、未だ支払っていない金額を見積り、支払備金として積み立てています。このうち既発生未報告の支払備金については、主に統計的見積法により算出しています。各事象の将来における状況変化、為替変動の影響等により、支払備金の計上額が、当初の見積額から変動する可能性があります。
g)責任準備金等
保険契約に基づく将来における債務の履行に備えるため、責任準備金等を積み立てています。当初想定した環境や条件等が大きく変化し、責任準備金等を上回る支払が発生する可能性があります。
h)退職給付債務等
退職給付費用および退職給付債務は、連結会計年度末時点の制度を前提とし、割引率や長期期待運用収益率、将来の退職率および死亡率等、一定の前提条件に基づいて計算しています。実際の結果がこれらの前提条件と異なる場合、また前提条件を変更する必要が生じた場合には、将来の退職給付費用および退職給付債務は変動する可能性があります。
② 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当連結会計年度における当社グループの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容については、以下のとおりです。なお、当社グループの課題認識および経営成績に重要な影響を与えるリスクについては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2) 経営環境及び対処すべき課題」および「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりです。
a)経営成績の分析
当連結会計年度の状況については、以下のとおりです。
連結主要指標
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2021年4月1日
至 2022年3月31日)
当連結会計年度
(自 2022年4月1日
至 2023年3月31日)
増減増減率
経常収益5,863,7706,648,600784,82913.4%
正味収入保険料3,887,8214,469,989582,16715.0%
生命保険料996,2881,071,64575,3577.6%
経常利益567,413503,907△63,506△11.2%
親会社株主に帰属する
当期純利益
420,484376,447△44,036△10.5%
修正純利益578,304444,098△134,206△23.2%

経常収益は、前連結会計年度に比べて7,848億円増加し、6兆6,486億円となりました。
経常利益は、国内損害保険事業において、自然災害や自動車事故の増加等により発生保険金(正味支払保険金と支払備金繰入額の合計。以下同じ。)が増加したことや、海外保険事業において、台湾に所在する持分法適用会社に起因して持分法による投資損失が増加したこと等により、前連結会計年度に比べて635億円減少し、5,039億円となりました。
経常利益に特別利益、特別損失、法人税等合計などを加減した親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べて440億円減少し、3,764億円となりました。
また、親会社株主に帰属する当期純利益から保険事業特有の各種準備金の影響や資産の売却・評価損益等の当該年度の特殊要因を控除した修正純利益(グループ全体の業績を示す管理会計上の経営指標)は、前連結会計年度に比べて1,342億円減少し、4,440億円となりました。
報告セグメント別の状況は、以下のとおりです。
[国内損害保険事業]
国内損害保険事業において、東京海上日動火災保険株式会社は、社会課題の解決を通じた成長を果たすべく、「新たなマーケット創造」、「お客様ニーズに応える商品・サービスの提供」、「損害サービス力のさらなる強化」および「保険本業の収益力強化」に取り組み、積極的に事業を推進しました。
「新たなマーケット創造」および「お客様ニーズに応える商品・サービスの提供」の取組みとして、民間企業による月面探査という新たな挑戦を支援するため、宇宙保険のノウハウを活用し、月面探査専用の保険「月保険」を開発しました。また、地球温暖化や気候変動を背景に再生可能エネルギー事業への期待が高まるなか、洋上風力発電事業の発展を支えるため、発電事業者向けの保険に加え、工事請負業者や部品サプライヤー向けの保険を開発しました。さらに、糖尿病患者が年々増加し今や国民病のひとつともいわれるなか、糖尿病重症化予防を支援するため、日々の健康管理や予防プログラムを提供する保険を開発しました。
「損害サービス力のさらなる強化」に向け、デジタル技術を活用した自然災害対応力の強化に取り組みました。自然災害の被害状況を早期に把握し、お客様に迅速に保険金をお支払いできるよう、衛星の製造や衛星画像解析等を一貫して行う技術を有する海外の企業と提携を開始し、天候や昼夜を問わず高精度かつ高頻度に地球を観測する技術を損害サービスに活用しました。また、本技術から得られた情報を被災地でボランティア活動を行う団体に提供し、その活動を支援しました。
「保険本業の収益力強化」に向け、DX(デジタルトランスフォーメーション)を通じて業務効率化を図るとともに、車両使用年数の長期化等を踏まえ、車両故障に対する補償を新設する等、自動車保険の補償やサービスを拡充しました。また、自然災害が多発・激甚化するなかでも安定的に火災保険制度を運営していくために、同保険の補償内容および料率の見直しを行いました。
上記のとおり事業に取り組んだ結果、正味収入保険料は、前連結会計年度に比べて927億円増加し、2兆5,600億円となりました。経常利益は、自然災害や自動車事故の増加等により発生保険金が増加したことを主因として、前連結会計年度に比べて180億円減少し、2,845億円となりました。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2021年4月1日
至 2022年3月31日)
当連結会計年度
(自 2022年4月1日
至 2023年3月31日)
増減増減率
正味収入保険料2,467,2272,560,02592,7973.8%
経常利益302,684284,594△18,089△6.0%

[国内生命保険事業]
国内生命保険事業において、東京海上日動あんしん生命保険株式会社は、強みである生損一体のビジネスモデルを活かしつつ、就業不能や介護等の分野への保障を提供する「生存保障革命」を推進しています。
「生存保障革命」の一環として2022年2月に発売した「あんしんがん治療保険」がご好評をいただいています。同保険では、高額となる可能性のあるがんの最新治療等に対応できるよう最大1億円の保障を追加することが可能です。また、変額保険「マーケットリンク」の新シリーズ「マーケットリンク プロテクト」を2022年8月に発売しました。同保険では、保障や資産形成の機能はそのままに、重篤な疾病で所定の状態に該当された後の保険料のお支払いを不要とすることで、長寿社会における社会課題である豊かな老後のための計画的な資産形成をより強力にサポートします。
各国における金融政策転換等によって、市場・経済環境の不確実性が増しているなか、資産と負債の総合管理(ALM)を基本とした資産運用に継続的に取り組む等、適切な金利リスクコントロールに努めました。
上記のとおり事業に取り組んだ結果、生命保険料は、「マーケットリンク」等の販売が好調であった一方で、事業保険の解約が増加したこと等により、前連結会計年度に比べて541億円減少し、5,134億円となりました。経常利益は、前連結会計年度に比べて178億円減少し、517億円となりました。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2021年4月1日
至 2022年3月31日)
当連結会計年度
(自 2022年4月1日
至 2023年3月31日)
増減増減率
生命保険料567,545513,442△54,102△9.5%
経常利益69,57951,749△17,830△25.6%

[海外保険事業]
海外保険事業においては、グループ全体のグローバルな成長と分散の効いたポートフォリオの構築を実現すべく、持続的な内部成長と戦略的なM&Aを取組みの両輪としています。また、グループ各社の優れたノウハウを相互に活用し、保険料収入の拡大、資産運用の高度化、業務効率の向上等のシナジー実現にも幅広く取り組みました。
世界中の各拠点が着実な事業の成長実現をめざし、新たな保険商品の拡充や市場環境を踏まえた保険料率の見直し等による保険引受利益の拡大に取り組みました。また、資産運用面でも、金利上昇のタイミングを的確に捉えた運用を行うことで好成績を上げることができました。これらの結果として、北米の主要3社(Philadelphia Consolidated Holding Corp.、Delphi Financial Group, Inc.、およびHCC Insurance Holdings, Inc.)は2年連続で過去最高益を更新しました。
成長戦略の一環として自社の既存事業を強化するために主要な海外グループ会社が実施する「ボルトオンM&A」に加え、規律をもった事業売却にも継続的に取り組んできました。過去からのこうした取組みの積重ねが当連結会計年度の当社の連結業績にも貢献しています。
上記のとおり事業に取り組んだ結果、正味収入保険料は、前連結会計年度に比べて4,893億円増加し、1兆9,100億円となりました。生命保険料は、前連結会計年度に比べて1,294億円増加し、5,582億円となりました。経常利益は、円安により円換算後の海外グループ会社の利益が増加したことや、北米の子会社を中心に保険引受および資産運用がともに好調であった一方で、台湾に所在する持分法適用会社において、新型コロナウイルスの感染拡大による発生保険金の増加により、持分法による投資損失が増加したことを主因として、前連結会計年度に比べて259億円減少し、1,595億円となりました。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2021年4月1日
至 2022年3月31日)
当連結会計年度
(自 2022年4月1日
至 2023年3月31日)
増減増減率
正味収入保険料1,420,6481,910,019489,37134.4%
生命保険料428,748558,209129,46030.2%
経常利益185,526159,545△25,981△14.0%

b)財政状態の分析
イ)連結ソルベンシー・マージン比率
当社は、保険業法施行規則第210条の11の3および第210条の11の4ならびに平成23年金融庁告示第23号の規定に基づき、連結ソルベンシー・マージン比率を算出しています。
当社グループの子会社では、損害保険事業、生命保険事業や少額短期保険業を営んでいます。保険会社グループは、保険金の支払等に備えて準備金を積み立てていますが、巨大災害の発生や資産の大幅な価格下落等、通常の予測を超える危険が発生した場合でも、十分な支払能力を保持しておく必要があります。こうした「通常の予測を超える危険」を示す「連結リスクの合計額」(下表の(B))に対する「保険会社グループが保有している資本金・準備金等の支払余力」(すなわち連結ソルベンシー・マージン総額:下表の(A))の割合を示すために計算された指標が、「連結ソルベンシー・マージン比率」(下表の(C))です。
連結ソルベンシー・マージン比率の計算対象となる範囲は、連結財務諸表の取扱いと同一ですが、保険業法上の子会社(議決権が50%超の子会社)については、計算対象に含めています。
連結ソルベンシー・マージン比率は、行政当局が保険会社グループを監督する際に活用する客観的な判断指標のひとつですが、その数値が200%以上であれば「保険金等の支払能力の充実の状況が適当である」とされています。
当連結会計年度末の連結ソルベンシー・マージン比率は、前連結会計年度末と比べて199.8ポイント低下して627.5%となりました。これは、その他有価証券評価差額金の減少による連結ソルベンシー・マージン総額の減少が主因です。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2022年3月31日)
当連結会計年度
(2023年3月31日)
(A)連結ソルベンシー・マージン総額5,953,6494,947,004
(B)連結リスクの合計額1,439,2721,576,526
(C)連結ソルベンシー・マージン比率
[(A)/{(B)×1/2}]×100
827.3%627.5%

ロ)国内保険会社の単体ソルベンシー・マージン比率
国内保険会社は、保険業法施行規則第86条および第87条ならびに平成8年大蔵省告示第50号の規定に基づき、単体ソルベンシー・マージン比率を算出しています。
保険会社は、保険金の支払等に備えて準備金を積み立てていますが、巨大災害の発生や資産の大幅な価格下落等、通常の予測を超える危険が発生した場合でも、十分な支払能力を保持しておく必要があります。こうした「通常の予測を超える危険」を示す「単体リスクの合計額」(下表の(B))に対する「保険会社が保有している資本金・準備金等の支払余力」(すなわち単体ソルベンシー・マージン総額:下表の(A))の割合を示すために計算された指標が、「単体ソルベンシー・マージン比率」(下表の(C))です。
単体ソルベンシー・マージン比率は、行政当局が保険会社を監督する際に活用する客観的な判断指標のひとつですが、その数値が200%以上であれば「保険金等の支払能力の充実の状況が適当である」とされています。
当事業年度末の国内保険会社の単体ソルベンシー・マージン比率は、以下のとおりとなっています。東京海上日動火災保険株式会社については、前事業年度末と比べて15.6ポイント上昇して858.9%となりました。これは、巨大災害リスク相当額の減少による単体リスクの合計額の減少が主因です。
ⅰ)東京海上日動火災保険株式会社
(単位:百万円)
前事業年度
(2022年3月31日)
当事業年度
(2023年3月31日)
(A) 単体ソルベンシー・マージン総額5,384,5235,287,626
(B) 単体リスクの合計額1,276,9371,231,234
(C) 単体ソルベンシー・マージン比率
[(A)/{(B)×1/2}]×100
843.3%858.9%

ⅱ)日新火災海上保険株式会社
(単位:百万円)
前事業年度
(2022年3月31日)
当事業年度
(2023年3月31日)
(A) 単体ソルベンシー・マージン総額145,459133,868
(B) 単体リスクの合計額23,36122,542
(C) 単体ソルベンシー・マージン比率
[(A)/{(B)×1/2}]×100
1,245.2%1,187.6%

ⅲ)イーデザイン損害保険株式会社
(単位:百万円)
前事業年度
(2022年3月31日)
当事業年度
(2023年3月31日)
(A) 単体ソルベンシー・マージン総額15,48412,988
(B) 単体リスクの合計額4,7844,666
(C) 単体ソルベンシー・マージン比率
[(A)/{(B)×1/2}]×100
647.2%556.6%

ⅳ)東京海上日動あんしん生命保険株式会社
(単位:百万円)
前事業年度
(2022年3月31日)
当事業年度
(2023年3月31日)
(A) 単体ソルベンシー・マージン総額648,429555,469
(B) 単体リスクの合計額114,913106,044
(C) 単体ソルベンシー・マージン比率
[(A)/{(B)×1/2}]×100
1,128.5%1,047.6%

c)資金の流動性に係る情報
当社グループの短期的な資金需要として、主に日々の保険金の支払等がありますが、強固なリスク管理態勢の下で保険事業を運営し、安定的にプラスの営業キャッシュ・フローを確保することにより、十分な流動性を保持しています。また、大規模自然災害による大口の支払や市場の混乱等により資金繰りが悪化する局面に備え、流動性の高い債券を保有すること等により、適切な流動性管理を行っています。
事業投資等の中長期的な資金需要に対しては、グループ内の自己資金を活用するほか、外部からの資金調達を行う等、資金需要の性質に応じて適切な資金源を確保しています。
d)目標とする経営指標の分析
「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (1) 経営方針 ③ 目標とする経営指標等」に記載のとおりです。

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