半期報告書-第157期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)
(1)経営成績等の状況の概要
当中間連結会計期間における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当中間連結会計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大によって景気が厳しい状況で推移したほか、2020年4月から2020年5月にかけて緊急事態宣言が発出され、さまざまな施設の休業や外出の自粛等により、個人消費の減少に加え、輸出、生産、企業収益も減少し雇用も弱含むなど、極めて厳しい状況となりました。
こうした中、当社グループではお客様および従業員の安全を最優先に、経営理念に掲げる「安全・安心・快適のあくなき追求」を体現し、感染拡大防止を徹底した事業運営に努めてまいりました。
この結果、当中間連結会計期間の財政状態及び経営成績は以下のとおりになりました。
a.財政状態
(流動資産)
当中間連結会計期間における流動資産の残高は68,129,699千円となり、前連結会計年度末に比べ1,091,170千円の増加となりました。主な要因は現預金の増加であります。
(固定資産)
当中間連結会計期間における固定資産の残高は101,961,713千円となり、前連結会計年度末に比べ705,776千円の増加となりました。主な要因はレジャー・サービス事業における新店舗開業に伴うリース資産の増加であります。
(負債)
当中間連結会計期間における負債の残高は139,475,147千円となり、前連結会計年度末に比べ5,052,464千円の増加となりました。流動負債は86,271,022千円(前連結会計年度末は80,417,559千円)、固定負債は53,204,125千円(前連結会計年度末は54,005,123千円)となっております。主な要因はレジャー・サービス事業における新店舗開業に伴うリース債務の増加であります。
(純資産)
当中間連結会計期間における純資産の残高は30,616,264千円となり、前連結会計年度末に比べ3,255,517千円の減少となりました。これは親会社株主に帰属する中間純損失の計上によるものであります。
b.経営成績
当中間期の業績につきましては、新型コロナウイルス感染症の広がりに伴う外出控えにより、乗合バス事業など交通事業における輸送人員の減少、ビジネスホテルなどレジャー・サービス事業における利用人員の減少などにより、売上高は70,722,295千円(前年同期比15.8%減)となりました。
利益面においても、売上高が減少する一方で安定輸送、営業継続のための固定費の負担が重く、経常損失は1,892,949千円(前年同期は経常利益1,218,324千円)となりました。親会社株主に帰属する中間純損失におきましては、新型コロナウイルス感染症による特別損失を計上したことなどから、3,265,853千円(前年同期は親会社株主に帰属する中間純利益846,161千円)となりました。
なお、当社グループでは、交通事業、流通事業、自動車販売事業、不動産事業、レジャー・サービス事業、建設事業の6セグメントで構成されています。事業セグメント別の概況は次のとおりであります。
(a)交通事業
鉄道事業では、2020年4月の緊急事態宣言発令により外出自粛が強まり、日中の時間帯を中心に、利用者数が大幅に 減少しました。
索道事業の日本平ロープウェイでは、緊急事態宣言の発令に伴い2020年4月20日~5月8日の間、臨時運休をいたしまし た。なお、利用者数は団体利用のキャンセルが相次いだことから前期に比べ約8割減となりました。
乗合バス事業のしずてつジャストラインでは、緊急事態宣言の発令に伴い2020年4月8日より高速バス全線で臨時運休を実施し、以降は行先の感染状況やお客様のご利用状況に合わせて、運行再開や運休などを実施しております。 また、一般路線においても外出自粛などの影響により利用者数は大幅に減少しました 。
以上の結果、交通事業の売上高は5,209,264千円(前年同期比33.8%減)、セグメント損失は1,141,350千円(前年同期はセグメント利益294,756千円)となりました。
(b)流通事業
スーパーマーケット事業の静鉄ストアでは、2020年5月に茶町店と薮田店を閉店いたしました。また、 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、営業時間の短縮、試食販売の中止、イートインスペースの休止などを実施しました。 なお、外出自粛や休校、テレワークなどで在宅時間が増加したことから内食需要が高まり、既存店売上は増加しました。
食堂売店事業の静鉄リテイリングでは、緊急事態宣言の発令により、富士山静岡空港の売店など各事業所において、臨時休業や時短営業を実施しました。なお、事業所の多くが観光地や交通インフラにあることから、外出 自粛などにより売上が減少いたしました。
以上の結果、流通事業の売上高は24,508,656千円(前年同期比3.8%減)、セグメント利益は451,681千円(前年同期比31.3%増)となりました。
(c)自動車販売事業
自動車販売事業では2020年4月1日にグループ自動車販売会社3社(静岡トヨペット株式会社、トヨタカローラ東海株式会社、ネッツトヨタスルガ株式会社)の持株会社として「静鉄GTホールディングス株式会社」を設立しました。また、3社の新車物流拠点として「牧之原総合・物流センター」を開設し、2020年5月より本格運用を開始しました。
なお、営業店舗においては、「ハリアー」「ヤリスクロス」などを中心に積極的な販売活動を展開いたしましたが、緊急事態宣言の発令に伴うトヨタ自動車の工場の稼働停止や、人気車種の納車長期化により販売台数は減少しました。
以上の結果、自動車販売事業の売上高は33,024,787千円(前年同期比17.4%減)、セグメント損失は149,266千円(前年同期はセグメント利益675,024千円)となりました。
(d)不動産事業
不動産賃貸事業では、2020年9月にコワーキングスペース・シェアオフィス「=ODEN(イコールオデン)」を静岡市葵区鷹匠に開業しました。様々な業種の多くの皆様にご利用いただくことによって、新たな交流やビジネスが生まれる拠点となることをめざしています。
不動産販売事業では、戸建住宅において、2020年6月より静岡市清水区で「エバースクエア青葉町」(4区画)、7月より静岡市葵区で「エバースクエア銭座町」(2区画)、9月より静岡市葵区で「エバースクエア千代田五丁目」(2区画)の販売を開始いたしました。また、昨年より販売していた「エバースクエア瀬名川」が引渡完売となりました。この他、リフォーム事業では新型コロナウイルス感染防止対策の商品として、アクリルスクリーンなどの販売を行いました。
ショッピングセンター事業の静鉄プロパティマネジメントでは、緊急事態宣言の発令により、新静岡セノバにおいて2020年4月18日~5月17日の間に臨時休館を、その前後の期間には時短営業を実施しました。また、同施設休館中の4月に、静岡を応援するプロジェクト「ガンバロウシズオカ!」を立ち上げ、茶産業をはじめ地域の商業者にセノバ内に短期出店していただいたほか、同プロジェクトに賛同してくださった企業や団体の取り組みを情報発信しました。なお、この活動に賛同してくださった多くの商業施設や団体が、プロジェクトのロゴマークを各所に掲出してくださいました。
以上の結果、不動産事業の売上高は3,678,432千円(前年同期比31.9%減)、セグメント損失は236,510千円(前年同期はセグメント利益156,048千円)となりました。
(e)レジャー・サービス事業
ビジネスホテル事業では、県境を越える移動の自粛により、県外の店舗を中心に稼働率が大幅に減少しました。また、緊急事態宣言発令に伴い、2020年4月中旬~5月にかけて一部の店舗で臨時休業を実施いたしました。なお、「静鉄ホテルプレジオ東京田町」を、緊急事態宣言の期間延長に伴い当初予定していた2020年5月30日から2020年7月3日に延期して開業いたしました。
旅行代理店業の静鉄観光サービスでは、1965年の設立以来、事業の発展に努力を重ねてまいりましたが、景気の落ち込みや団体旅行の減少、同業大手との競争のほか、インターネットの普及による旅行手配方法の変化などから、事業継続は難しいと判断し、2021年3月31日をもって営業を終了いたします。
広告事業では、新静岡セノバが立ち上げた「ガンバロウシズオカ!」プロジェクトの一環として、コロナ禍でがんばる企業を応援する企画として無料広告掲出を2020年8月上旬~9月下旬に実施し、156件のお申込みをいただきました。
以上の結果、レジャー・サービス事業の売上高は2,660,172千円(前年同期比32.5%減)となりました。セグメント損失は736,415千円(前年同期はセグメント損失275,389千円)となりました。
(f)建設事業
建設事業の静鉄建設では、静岡市清水区興津東町の道路整備工事や、興津中町浄水場のろ過池改修工事などを施工いたしました。
以上の結果、建設事業の売上高は1,640,980千円(前年同期比30.1%増)、セグメント利益は123,087千円(前年同期はセグメント損失2,552千円)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ2,089,839千円増加し、当中間連結会計期間末の残高は5,225,750千円となりました。当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は3,246,724千円(前中間連結会計期間は1,436,499千円の支出)となりました。これは主に、減価償却費3,900,085千円やその他の負債の増加3,514,772千円等が、仕入債務の減少3,048,754千円や税金等調整前中間純損失2,281,796千円等を上回ったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は3,887,283千円(前中間連結会計期間は4,452,263千円の使用)となりました。これは主に、自動車販売事業におけるレンタル・リース車両の取得や交通事業における事業所の建設など有形固定資産の取得に4,678,734千円支出したことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は2,730,397千円(前中間連結会計期間は5,638,663千円の収入)となりました。これは主に、短期及び長期借入による収入が、長期借入による返済を3,142,054千円上回ったことによるものであります。
③生産、受注及び販売の状況
当社グループにおける生産及び受注実績は、事業の性質上表示が困難なため記載を省略しております。なお、セグメントごとの売上高は次のとおりであります。
(注) 本表の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの中間連結財務諸表は、わが国において一般的に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されています。
②当中間連結会計期間の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
(a)財務状態の分析
前述の「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
(b)経営成績の分析
前述の「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
(c)キャッシュ・フローの分析
前述の「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
当中間連結会計期間における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当中間連結会計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大によって景気が厳しい状況で推移したほか、2020年4月から2020年5月にかけて緊急事態宣言が発出され、さまざまな施設の休業や外出の自粛等により、個人消費の減少に加え、輸出、生産、企業収益も減少し雇用も弱含むなど、極めて厳しい状況となりました。
こうした中、当社グループではお客様および従業員の安全を最優先に、経営理念に掲げる「安全・安心・快適のあくなき追求」を体現し、感染拡大防止を徹底した事業運営に努めてまいりました。
この結果、当中間連結会計期間の財政状態及び経営成績は以下のとおりになりました。
a.財政状態
(流動資産)
当中間連結会計期間における流動資産の残高は68,129,699千円となり、前連結会計年度末に比べ1,091,170千円の増加となりました。主な要因は現預金の増加であります。
(固定資産)
当中間連結会計期間における固定資産の残高は101,961,713千円となり、前連結会計年度末に比べ705,776千円の増加となりました。主な要因はレジャー・サービス事業における新店舗開業に伴うリース資産の増加であります。
(負債)
当中間連結会計期間における負債の残高は139,475,147千円となり、前連結会計年度末に比べ5,052,464千円の増加となりました。流動負債は86,271,022千円(前連結会計年度末は80,417,559千円)、固定負債は53,204,125千円(前連結会計年度末は54,005,123千円)となっております。主な要因はレジャー・サービス事業における新店舗開業に伴うリース債務の増加であります。
(純資産)
当中間連結会計期間における純資産の残高は30,616,264千円となり、前連結会計年度末に比べ3,255,517千円の減少となりました。これは親会社株主に帰属する中間純損失の計上によるものであります。
b.経営成績
当中間期の業績につきましては、新型コロナウイルス感染症の広がりに伴う外出控えにより、乗合バス事業など交通事業における輸送人員の減少、ビジネスホテルなどレジャー・サービス事業における利用人員の減少などにより、売上高は70,722,295千円(前年同期比15.8%減)となりました。
利益面においても、売上高が減少する一方で安定輸送、営業継続のための固定費の負担が重く、経常損失は1,892,949千円(前年同期は経常利益1,218,324千円)となりました。親会社株主に帰属する中間純損失におきましては、新型コロナウイルス感染症による特別損失を計上したことなどから、3,265,853千円(前年同期は親会社株主に帰属する中間純利益846,161千円)となりました。
なお、当社グループでは、交通事業、流通事業、自動車販売事業、不動産事業、レジャー・サービス事業、建設事業の6セグメントで構成されています。事業セグメント別の概況は次のとおりであります。
(a)交通事業
鉄道事業では、2020年4月の緊急事態宣言発令により外出自粛が強まり、日中の時間帯を中心に、利用者数が大幅に 減少しました。
索道事業の日本平ロープウェイでは、緊急事態宣言の発令に伴い2020年4月20日~5月8日の間、臨時運休をいたしまし た。なお、利用者数は団体利用のキャンセルが相次いだことから前期に比べ約8割減となりました。
乗合バス事業のしずてつジャストラインでは、緊急事態宣言の発令に伴い2020年4月8日より高速バス全線で臨時運休を実施し、以降は行先の感染状況やお客様のご利用状況に合わせて、運行再開や運休などを実施しております。 また、一般路線においても外出自粛などの影響により利用者数は大幅に減少しました 。
以上の結果、交通事業の売上高は5,209,264千円(前年同期比33.8%減)、セグメント損失は1,141,350千円(前年同期はセグメント利益294,756千円)となりました。
(b)流通事業
スーパーマーケット事業の静鉄ストアでは、2020年5月に茶町店と薮田店を閉店いたしました。また、 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、営業時間の短縮、試食販売の中止、イートインスペースの休止などを実施しました。 なお、外出自粛や休校、テレワークなどで在宅時間が増加したことから内食需要が高まり、既存店売上は増加しました。
食堂売店事業の静鉄リテイリングでは、緊急事態宣言の発令により、富士山静岡空港の売店など各事業所において、臨時休業や時短営業を実施しました。なお、事業所の多くが観光地や交通インフラにあることから、外出 自粛などにより売上が減少いたしました。
以上の結果、流通事業の売上高は24,508,656千円(前年同期比3.8%減)、セグメント利益は451,681千円(前年同期比31.3%増)となりました。
(c)自動車販売事業
自動車販売事業では2020年4月1日にグループ自動車販売会社3社(静岡トヨペット株式会社、トヨタカローラ東海株式会社、ネッツトヨタスルガ株式会社)の持株会社として「静鉄GTホールディングス株式会社」を設立しました。また、3社の新車物流拠点として「牧之原総合・物流センター」を開設し、2020年5月より本格運用を開始しました。
なお、営業店舗においては、「ハリアー」「ヤリスクロス」などを中心に積極的な販売活動を展開いたしましたが、緊急事態宣言の発令に伴うトヨタ自動車の工場の稼働停止や、人気車種の納車長期化により販売台数は減少しました。
以上の結果、自動車販売事業の売上高は33,024,787千円(前年同期比17.4%減)、セグメント損失は149,266千円(前年同期はセグメント利益675,024千円)となりました。
(d)不動産事業
不動産賃貸事業では、2020年9月にコワーキングスペース・シェアオフィス「=ODEN(イコールオデン)」を静岡市葵区鷹匠に開業しました。様々な業種の多くの皆様にご利用いただくことによって、新たな交流やビジネスが生まれる拠点となることをめざしています。
不動産販売事業では、戸建住宅において、2020年6月より静岡市清水区で「エバースクエア青葉町」(4区画)、7月より静岡市葵区で「エバースクエア銭座町」(2区画)、9月より静岡市葵区で「エバースクエア千代田五丁目」(2区画)の販売を開始いたしました。また、昨年より販売していた「エバースクエア瀬名川」が引渡完売となりました。この他、リフォーム事業では新型コロナウイルス感染防止対策の商品として、アクリルスクリーンなどの販売を行いました。
ショッピングセンター事業の静鉄プロパティマネジメントでは、緊急事態宣言の発令により、新静岡セノバにおいて2020年4月18日~5月17日の間に臨時休館を、その前後の期間には時短営業を実施しました。また、同施設休館中の4月に、静岡を応援するプロジェクト「ガンバロウシズオカ!」を立ち上げ、茶産業をはじめ地域の商業者にセノバ内に短期出店していただいたほか、同プロジェクトに賛同してくださった企業や団体の取り組みを情報発信しました。なお、この活動に賛同してくださった多くの商業施設や団体が、プロジェクトのロゴマークを各所に掲出してくださいました。
以上の結果、不動産事業の売上高は3,678,432千円(前年同期比31.9%減)、セグメント損失は236,510千円(前年同期はセグメント利益156,048千円)となりました。
(e)レジャー・サービス事業
ビジネスホテル事業では、県境を越える移動の自粛により、県外の店舗を中心に稼働率が大幅に減少しました。また、緊急事態宣言発令に伴い、2020年4月中旬~5月にかけて一部の店舗で臨時休業を実施いたしました。なお、「静鉄ホテルプレジオ東京田町」を、緊急事態宣言の期間延長に伴い当初予定していた2020年5月30日から2020年7月3日に延期して開業いたしました。
旅行代理店業の静鉄観光サービスでは、1965年の設立以来、事業の発展に努力を重ねてまいりましたが、景気の落ち込みや団体旅行の減少、同業大手との競争のほか、インターネットの普及による旅行手配方法の変化などから、事業継続は難しいと判断し、2021年3月31日をもって営業を終了いたします。
広告事業では、新静岡セノバが立ち上げた「ガンバロウシズオカ!」プロジェクトの一環として、コロナ禍でがんばる企業を応援する企画として無料広告掲出を2020年8月上旬~9月下旬に実施し、156件のお申込みをいただきました。
以上の結果、レジャー・サービス事業の売上高は2,660,172千円(前年同期比32.5%減)となりました。セグメント損失は736,415千円(前年同期はセグメント損失275,389千円)となりました。
(f)建設事業
建設事業の静鉄建設では、静岡市清水区興津東町の道路整備工事や、興津中町浄水場のろ過池改修工事などを施工いたしました。
以上の結果、建設事業の売上高は1,640,980千円(前年同期比30.1%増)、セグメント利益は123,087千円(前年同期はセグメント損失2,552千円)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ2,089,839千円増加し、当中間連結会計期間末の残高は5,225,750千円となりました。当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は3,246,724千円(前中間連結会計期間は1,436,499千円の支出)となりました。これは主に、減価償却費3,900,085千円やその他の負債の増加3,514,772千円等が、仕入債務の減少3,048,754千円や税金等調整前中間純損失2,281,796千円等を上回ったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は3,887,283千円(前中間連結会計期間は4,452,263千円の使用)となりました。これは主に、自動車販売事業におけるレンタル・リース車両の取得や交通事業における事業所の建設など有形固定資産の取得に4,678,734千円支出したことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は2,730,397千円(前中間連結会計期間は5,638,663千円の収入)となりました。これは主に、短期及び長期借入による収入が、長期借入による返済を3,142,054千円上回ったことによるものであります。
③生産、受注及び販売の状況
当社グループにおける生産及び受注実績は、事業の性質上表示が困難なため記載を省略しております。なお、セグメントごとの売上高は次のとおりであります。
セグメントの名称 | 当中間連結会計期間 (自 2020年4月1日 至 2020年9月30日) (千円) | 前年同期比(%) |
交通事業 | 5,209,264 | △33.8 |
流通事業 | 24,508,656 | △3.8 |
自動車販売事業 | 33,024,787 | △17.4 |
不動産事業 | 3,678,432 | △31.9 |
レジャー・サービス事業 | 2,660,172 | △32.5 |
建設事業 | 1,640,980 | 30.1 |
合計 | 70,722,295 | △15.8 |
(注) 本表の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの中間連結財務諸表は、わが国において一般的に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されています。
②当中間連結会計期間の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
(a)財務状態の分析
前述の「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
(b)経営成績の分析
前述の「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
(c)キャッシュ・フローの分析
前述の「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。