有価証券報告書-第63期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)
(1)経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、アメリカと中国の貿易摩擦やイギリスのEU離脱問題の長期化など、海外に端を発した政治・経済不安を背景に、製造業を中心に輸出が鈍化し、企業業績の不透明感が増加しました。また、国内においては、労働人口減少による人手不足も深刻になるなど、依然として先行き不透明な状況で推移いたしました。
このような情勢のもと、宮島への来島者数につきましては、豪雨災害や台風の影響により、前年同期を212千人下回る4,363千人(前事業年度比4.5%減)となりました。
当社におきましては、旅行雑誌への広告展開を引き続き実施するとともに、3月にはホームページもより見やすいデザインに変更いたしました。また、宮島の魅力を知ってもらう目的で弥山清掃登山やスタンプラリーを実施するなど、積極的な旅客誘致活動に努めました。
お客様に対する快適性向上の施策としましては、獅子岩線ホーム床のタイル貼りや、獅子岩・榧谷両駅の照明設備のLED化、紅葉谷駅の屋根および獅子岩駅外壁の塗装を行いました。
安全輸送確保の施策としましては、各施設の安全点検・整備を確実に行うとともに、紅葉谷線の主電動機と二次抵抗器の更新や、曳索緊張・重錘プーリーの交換、また、各駅の機械設備への雷被害を抑制するための工事や握索機の計画的な交換実施など、安全性の向上に努めました。
当事業年度の営業成績を前事業年度と比較いたしますと、乗車人員は46千人減の790千人(前事業年度比5.6%減)、営業収益は37,241千円減の654,226千円(前事業年度比5.4%減)となりました。経常利益は25,660千円減の157,872千円(前事業年度比14.0%減)、当期純利益は11,392千円減の108,409千円(前事業年度比9.6%減)となり、減収減益となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物は、263,604千円であります。前年同期に比べ73,926千円の減少となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、豪雨災害や台風の影響により当事業年度は減収となり、現金収入が減少しました。減少の主な原因は、法人税等支払額が65,286千円、未払金等支払額が9,546千円、役員賞与引当金が5,300千円、たな卸資産が3,945千円減少しましたが、従業員の退職に備え積み立てている退職給付引当金が4,140千円増加したことなどにより、営業活動によるキャッシュ・フローは186,015千円(前年同期比42,744千円の減少)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、前事業年度に更新した紅葉谷線新型搬器の支払が当事業年度に行われたため、有形固定資産の取得に205,585千円支出したことなどから、投資活動によるキャッシュ・フローは239,942千円(前年同期比117,925千円の増加)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、1株当たりの配当を前事業年度と同額の80円としたため、20,000千円となりました。
③ 輸送、受注及び販売の実績
a. 輸送実績
宮島ロープウエー
(注) 第1区間循環式索道と第2区間交走式索道は乗り継ぎとなっており、第1区間のみ又は第2区間のみ輸送することはありません。
b. 受注実績
該当事項はありません。
c. 販売実績
宮島ロープウエー
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態の分析
流動資産は1,004,034千円で、前年同期と比べ49,584千円の減少となりました。これは主に、前事業年度に更新した紅葉谷線新型搬器の購入代金の支払によるものであります。
固定資産は743,727千円で、前年同期と比べ31,269千円の増加となりました。これは主に、施設を落雷による被害から防ぐための工事や、紅葉谷線の主電動機と二次抵抗器の更新等を行ったことによるものであります。
流動負債は161,613千円で、前年同期と比べ104,701千円の減少となりました。これは主に、前事業年度末に未払計上した紅葉谷線新型搬器購入代金の支払によるものであります。
固定負債は64,699千円で、前年同期と比べ3,644千円の減少となりました。これは、繰延税金負債が表示方法の変更により減少したことによるものであります。
純資産は1,521,449千円で、前年同期と比べ88,116千円の増加となりました。これは、当期純利益108,409千円等を計上したことによるものであります。
② キャッシュ・フローの分析
当事業年度のキャッシュ・フローの状況については、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
③ 経営成績の分析
当事業年度の経営成績の業績については、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
④ 資本の財源及び資金の流動性
当社の資本の財源及び資金の流動性については、運輸収入の殆どが現金であるため、手許資金はほぼ安定しております。一方、資金需要については、索道事業の運営に係る労務費、経費、販売費、一般管理費等、営業に必要な運転資金、次に設備維持のための部品購入や投資資金であります。また、当社の財務状態といたしましては、当事業年度末における自己資本比率は87.05%であり、健全な財務状態であると認識しており、今後も計画的な設備投資が行える状況と認識しております。なお、運転資金及び設備資金につきましては、内部資金により賄うことを基本としております。
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、アメリカと中国の貿易摩擦やイギリスのEU離脱問題の長期化など、海外に端を発した政治・経済不安を背景に、製造業を中心に輸出が鈍化し、企業業績の不透明感が増加しました。また、国内においては、労働人口減少による人手不足も深刻になるなど、依然として先行き不透明な状況で推移いたしました。
このような情勢のもと、宮島への来島者数につきましては、豪雨災害や台風の影響により、前年同期を212千人下回る4,363千人(前事業年度比4.5%減)となりました。
当社におきましては、旅行雑誌への広告展開を引き続き実施するとともに、3月にはホームページもより見やすいデザインに変更いたしました。また、宮島の魅力を知ってもらう目的で弥山清掃登山やスタンプラリーを実施するなど、積極的な旅客誘致活動に努めました。
お客様に対する快適性向上の施策としましては、獅子岩線ホーム床のタイル貼りや、獅子岩・榧谷両駅の照明設備のLED化、紅葉谷駅の屋根および獅子岩駅外壁の塗装を行いました。
安全輸送確保の施策としましては、各施設の安全点検・整備を確実に行うとともに、紅葉谷線の主電動機と二次抵抗器の更新や、曳索緊張・重錘プーリーの交換、また、各駅の機械設備への雷被害を抑制するための工事や握索機の計画的な交換実施など、安全性の向上に努めました。
当事業年度の営業成績を前事業年度と比較いたしますと、乗車人員は46千人減の790千人(前事業年度比5.6%減)、営業収益は37,241千円減の654,226千円(前事業年度比5.4%減)となりました。経常利益は25,660千円減の157,872千円(前事業年度比14.0%減)、当期純利益は11,392千円減の108,409千円(前事業年度比9.6%減)となり、減収減益となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物は、263,604千円であります。前年同期に比べ73,926千円の減少となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、豪雨災害や台風の影響により当事業年度は減収となり、現金収入が減少しました。減少の主な原因は、法人税等支払額が65,286千円、未払金等支払額が9,546千円、役員賞与引当金が5,300千円、たな卸資産が3,945千円減少しましたが、従業員の退職に備え積み立てている退職給付引当金が4,140千円増加したことなどにより、営業活動によるキャッシュ・フローは186,015千円(前年同期比42,744千円の減少)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、前事業年度に更新した紅葉谷線新型搬器の支払が当事業年度に行われたため、有形固定資産の取得に205,585千円支出したことなどから、投資活動によるキャッシュ・フローは239,942千円(前年同期比117,925千円の増加)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、1株当たりの配当を前事業年度と同額の80円としたため、20,000千円となりました。
③ 輸送、受注及び販売の実績
a. 輸送実績
宮島ロープウエー
| 区分 | 第62期 (2017年4月1日~2018年3月31日) | 第63期 (2018年4月1日~2019年3月31日) | ||
| 輸送実績(千人) | 稼働率(%) | 輸送実績(千人) | 稼働率(%) | |
| 第1区間循環式索道 | 837 | 33.1 | 790 | 31.1 |
| 第2区間交走式索道 | 837 | 44.1 | 790 | 41.5 |
(注) 第1区間循環式索道と第2区間交走式索道は乗り継ぎとなっており、第1区間のみ又は第2区間のみ輸送することはありません。
b. 受注実績
該当事項はありません。
c. 販売実績
宮島ロープウエー
| 区分 | 第62期 (2017年4月1日~2018年3月31日) | 第63期 (2018年4月1日~2019年3月31日) |
| 運輸収入 | 658,431千円 | 623,244千円 |
| 売店収入 | 21,614千円 | 20,001千円 |
| 食堂収入 | 9,996千円 | 9,542千円 |
| 望遠鏡収入 | 958千円 | 979千円 |
| 雑収入 | 467千円 | 458千円 |
| 計 | 691,468千円 | 654,226千円 |
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態の分析
流動資産は1,004,034千円で、前年同期と比べ49,584千円の減少となりました。これは主に、前事業年度に更新した紅葉谷線新型搬器の購入代金の支払によるものであります。
固定資産は743,727千円で、前年同期と比べ31,269千円の増加となりました。これは主に、施設を落雷による被害から防ぐための工事や、紅葉谷線の主電動機と二次抵抗器の更新等を行ったことによるものであります。
流動負債は161,613千円で、前年同期と比べ104,701千円の減少となりました。これは主に、前事業年度末に未払計上した紅葉谷線新型搬器購入代金の支払によるものであります。
固定負債は64,699千円で、前年同期と比べ3,644千円の減少となりました。これは、繰延税金負債が表示方法の変更により減少したことによるものであります。
純資産は1,521,449千円で、前年同期と比べ88,116千円の増加となりました。これは、当期純利益108,409千円等を計上したことによるものであります。
② キャッシュ・フローの分析
当事業年度のキャッシュ・フローの状況については、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
③ 経営成績の分析
当事業年度の経営成績の業績については、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
④ 資本の財源及び資金の流動性
当社の資本の財源及び資金の流動性については、運輸収入の殆どが現金であるため、手許資金はほぼ安定しております。一方、資金需要については、索道事業の運営に係る労務費、経費、販売費、一般管理費等、営業に必要な運転資金、次に設備維持のための部品購入や投資資金であります。また、当社の財務状態といたしましては、当事業年度末における自己資本比率は87.05%であり、健全な財務状態であると認識しており、今後も計画的な設備投資が行える状況と認識しております。なお、運転資金及び設備資金につきましては、内部資金により賄うことを基本としております。